歴代ライダー主人公が兄弟だったら20

1 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 15:00:10 ID:OC8lj3nJ0
・今までの仮面ライダー登場人物全員でほのぼの行こう!基本荒らしはスルー
・次スレは980か容量490で宣言して立ててください

・本郷猛(1号)が父
・2号〜RXは叔父、FIRST&NEXTは従兄弟、真・ZO・J・Gは親戚(?)
・平成ライダーは年齢順(翔太郎に関しては展開次第で変更の可能性あり)

 長男 ヒビキ(31)
 次男 雄介(25)
 三男(暫定) 翔太郎(不明)
 四男 真司(23)
 五男 一真(22)
 六男 翔一(21)
 七男 総司(21)
 八男 渡(20)
 九男 士(20)
 十男 巧 (18)
 十一男 良太郎(18)

 長女 雪菜(不明)
 次女 みのり(22)
 三女 愛理(22)
 四女 ひより(18)
 五女 小夜(15)
 六女 樹花(13)

 渡の実父 音也
 渡&太牙の実母 真夜
 渡の兄 太牙
 姪(愛理の娘) ハナ/コハナ
 翔太郎の相棒 フィリップ


2 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 15:00:56 ID:OC8lj3nJ0
【前スレ】
歴代ライダー主人公が兄弟だったら19
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1263296111/

※必読※

【このスレのお約束】
・ともかく兄弟です、細かいことは考えない
・本編で死んだ人も生きています、細かいことは(ry
・呼称、血縁関係等は書き手に任せましょう。兄弟以外の人間関係についても同様です
 例:2号ライダー・ディケイドライダーを兄弟設定にするか他人設定にするか
 フィリップの扱い(兄弟、居候、二号など)
・名字で呼ぶとややこしいため、兄弟達は下の名前で呼ばれることが多いです
・一つ一つのネタは独立しているので他のネタの設定はあまり気にせずにOK

【注意事項】
・兄弟が出ない話も大丈夫だけどあまり続くのはNG
・ライダー以外の作品コラボも同様
・ネタバレはほどほどに
・剣ライダーズをオンドゥル語でキャラ立てするのは止めましょう
・ゼクターやミラーモンスター達の擬人化は駄目(該当スレで)
・小説版、漫画版などの公式他メディア展開、ムック等の出版物で扱われた設定の使用は
 書き手の自由ですが、注意書きをお願いします

【外部サイト】
・過去スレ保管庫
 http://kyoudai.kusakage.com/
・うpろだ
 http://mrbro.from.tv/
・避難所(規制時などはこちらへ)
 http://jbbs.livedoor.jp/movie/9312/


3 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 15:02:54 ID:OC8lj3nJ0
【過去スレ】
【18】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1256013604/
【17】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1252449365/
【16】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1251026035/
【15】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1248544620/
【14】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1246178634/
【13】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1243511423/
【12】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1241190974/
【11】http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1238069538/
【10】http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1234351005/
【9】http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1231599470/
【8】http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1223966109/
【7】http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1215952711/
【6】http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1209913166/
【5】http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1204288838/
【4】http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1197295762/
【3】http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1185289681/
【2】http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1166952481/
【1】http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1157728402/


4 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 17:31:52 ID:fOJ7y/SnO
>>1乙がお前のゴールだ!

5 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 17:41:47 ID:8x9VZQ6W0
ウェイクアップ!運命(さだめ)の>>1乙を解き放て!!

6 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 17:48:56 ID:54tMEMcAO
見てて下さい!俺の>>1乙!!

7 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 17:57:42 ID:bnfmIwI10
通りすがりの>>1乙だ、覚えておけ!

8 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 18:37:49 ID:aS6YN8nRO
さぁ、お前の>>1乙を数えろ!

9 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 19:25:42 ID:vbhtUTi7O
俺の体は>>1乙だ…

10 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 19:50:33 ID:5syqeRcMO
>>1乙って解釈でいいのかなぁ?

11 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 21:16:33 ID:MDh28mxVO
ダグバ「ねぇ皆、>>1乙しようよ」
闇の青年「>>1よ、あなたはとても乙ですね」
神崎「>>1乙れ…」
村上「>>1の乙なスレ立てですね」
烏丸「だが私は>>1乙らない」
洋館の男「>>1を乙しろ。>>4-1000が乙る」
三島「>>1に乙の仕方を見せてやる」
カイ「俺…>>1がすっげー乙って気がするよ」
過去キング「新スレか…>>1乙せよ」
キバットU世「有り難く思え、>>1乙タイムだ」
アポロ「>>1はこのスレにとってとても乙な存在なのだ!」
琉兵衛「新スレが騒がしいなぁ…」カチッ\>>1乙ゥ!!/

12 :名無しより愛をこめて:2010/04/17(土) 23:59:42 ID:UsZz2DEj0
おばあちゃんが言っていた、>>1乙と

13 :1/2:2010/04/18(日) 10:41:56 ID:1J+wnR8h0
人生の、一番最初で多分一番大きな岐路だったのは、中学の時だったんだと思う。
悩み苦しんでいた同級生を助けることもできずに、ただ見ていることしかできなかった。
そんな思いを繰り返したくなくて、自分を鍛えた。

望むチカラを手に入れて、怯え悲しんでいる人たちのために戦えるようになった時、人生で2番目の岐路がやってきた。

いきなりとしか思えないほど突然に現れた家族に、家。
何事ですかね一体、という驚きと、ちょっと面白そうかな、という興味で訪れたその家の玄関を開けた時、
「あ、貴方が兄さんだね!こんにちは!」
「はじめまして仁志兄さん。これからよろしく」
「おー、まってたぜ兄さん!仁志兄でいい?」
「真司兄、名乗る前からいきなりすぎるだろ。……よろしくな、仁志兄」
「はじめまして兄さん。みんな待ってたよ!」
満面の笑顔を迎えてくれた…弟たち。一瞬だけ驚いたけれど、こちらも自然に笑顔で答えていた。
「ヒビキです。よろしく!」

あれから、どんどん弟たちの数は増えていき、この家もどんどん賑やかになってきた。
…たまに、自分にもにーちゃんが出来ないかね、なんて思うこともあるけれど。

14 :2/2:2010/04/18(日) 10:42:42 ID:1J+wnR8h0
戦うチカラを手に入れた弟たちは、皆それぞれに悩み苦しみながら戦ってきた。
望むチカラを手に入れたはずの自分は、助けることもできずに、ただ見ていることしかできなかった。
今も、ね。

焦ってないよ。悩んでもない。これが、俺たちの役割だと思うから。
戦うチカラを得た弟たちを助け、鍛えるのは『仲間』たちにまかせよう。
俺たち『家族』は、彼らがどんな酷い目にあっても、非道い道を選んでも、笑顔でおかえりと迎える場所を作っていよう。
そう思う。

「ヒビキにいさーん、ご飯出来たよー!」
「はーい。今行くねー」

さて。んじゃご飯たべてくるね、アカネタカ。ついでにみどりに電話して、もう一回メンテナンスの仕方教えてもらってくる。
…聞いた通りにやってるつもりなんだけどなあ…うーん。


照井「ん?所長、あれじゃないのか?探し物は」
亜樹子「あ、いたいたー!もーどこいってたのよ、探したのよー!……ん?」

フロッグポッド『戦うチカラを得た弟たちを助け、鍛えるのは『仲間』たちにまかせよう。
        戦うチカラを得た弟たちを助け、鍛えるのは『仲間』たちにまかせよう。』
照井・亜樹子「……へ?」

15 :名無しより愛をこめて:2010/04/18(日) 16:46:41 ID:HpyAIl6YO
>>13-14
ヒビキさんwww

16 :名無しより愛をこめて:2010/04/18(日) 22:20:01 ID:BORiSEOh0
>>1乙ならびに新スレ早々>>13-14乙おつ

いくらヒビキさんでもタカとカエルは見間違えないだろw
それとも傍にこっそりフロッグポッドが居たってこと?

17 :名無しより愛をこめて:2010/04/19(月) 00:41:06 ID:gnhV64Ua0
>>13-14
どうせならみどりさんと一緒に暮らす様になれば
わざわざ電話で聞かなくてもメンテしてもらえるんじゃないか?

ってさっき総司が言ってたw

18 :名無しより愛をこめて:2010/04/19(月) 13:52:59 ID:BcbJlqWKO
>>17
それにかこつけてひよりにプロポーズしようと思うんだ。

ってさっき加賀美が言ってたよw

19 :名無しより愛をこめて:2010/04/19(月) 16:41:38 ID:nIyfWzmw0
>>18
加賀美逃げて超逃げて

20 :13-14:2010/04/19(月) 18:11:34 ID:PZTF31f60
ああああミスったー・・・
本当は、ヒビキさんのモノローグの後に、

 >物陰の????『・・・・・・・』 カチッ

って一文が入るはずでしたorz

ヒビキのモノローグで締めるべきか、今週のWに少しでもかけた(つもりの)終わりにするか
メモ帳で何度もデリートとペーストを繰り返したあげくの、痛恨のコピペミスでした。
しかも書き込んだ後すぐに出かけなければいけなくなり、気がついたのが丸一日たった今という・・・
教訓:コピペは慎重に

自分は大失敗してしまいましたが、このスレは大好きです。
職人の方々、ほのぼの・爆笑・時々ほろりな作品、いつも楽しませてもらってます!

21 :名無しより愛をこめて:2010/04/19(月) 20:37:13 ID:XV9YEwz50
>>20
雅人「>>20がコピペをミスしてしまったのは、乾巧ってヤツの(ry」
巧「ハイハイ草加草加。あと光太郎叔父さんと鳴滝もスタンバイしてんじゃねぇ」


>>19
良太郎『あ、もしもし侑斗、加賀美さんそっちにいない?』(2号ライダー家の電話にかけてる)
侑斗「いや、交番勤務中。けど、夜には家に帰ってくるから、何か用事があるならその時に――」
良太郎『だめだよ! 2,3日でいいから家には近づかないでって、加賀美さんに伝えておいて!』
侑斗「はあ? ……今度はどこが何をやらかしたんだ。ZECTか? スマブレか?」
良太郎『それが……って総司兄さん、なんでライダーベルトを持ち出してるの!?』

当然だ。俺を打ち倒せないような奴がひよりにプロポーズなど、39年早い!!(総司)
39年とは、また中途半端な……あ、父さんの戦いが始まったのが1971年だからか(雄介)
うちの姉妹には、父さんに負けない素敵な人と一緒になってほしいからね!(ヒビキ)
感心してる場合じゃねぇよ! なんだかんだ言って叩き潰す気全開だろ総司!(翔太郎)
総司ー、お隣さんと話し合いに行くなら、夕飯の準備を手伝ってからにしてよー(翔一)
夕飯どころじゃないって! タディアナサンもつまみ食いしてないで止めてください!(一真)
妹の恋愛の自由を守るためにも、俺はこの戦いを止めてみせる……変身ッ!!!(真司)
一真兄と真司兄まで変身すんじゃねぇって家の中でキャストオフするなあああ!!!(巧)

キャストオフ! ターンアップ! ソードベント! スタンディンバーイ!  

渡『良太郎、加賀美さんと連絡取れそう!?』
良太郎『今、侑斗と話してるところなんだけど……もしもし侑斗? 事情は後で話すから、』
侑斗「いや、お前の兄貴じゃないけど事情も原因もだいたいわかった」

士はカメラをかまえて絶賛・高みの見物中。

22 :名乗りノリノリ 1/3:2010/04/19(月) 21:30:41 ID:BF0+5ulH0
前スレの埋め立てにしようとしたネタだけど、
いま確認したらギリギリで溢れそうなサイズだったのでこっちに貼ります。
・戦隊ネタがあります。
・ヒビキさんは放送する頃になってからようやく家に落ち着いた設定です。

〜数日前〜
W(フィリップ)「嵐のメモリックパワー、(二人で)「仮面ライダーW!」」
響鬼「息吹の鬼火ックパワー、仮面ライダー響鬼!」
クウガ「霊石(いし)のリンティックパワー、仮面ライダークウガ!」
アギト「恵みのアギティックパワー、仮面ライダーアギト!」
電王(ライナー)「波涛のジカニックパワー、仮面ライダー電王!」
タロスズ『センス悪っ!?』
W(翔太郎)「風都(まち)を守るは戦士の使命!」
全員『我ら、ライダー兄弟!』

〜現在〜
翔太郎「…ってことがあってな」
士「なるほど、とうとうあんたも“あれ”を経験したわけだ」
翔太郎「いつも思うんだがな、お前らは仮にもお兄様に向かって何て口を…
    …まあいい、俺“も”っつーことはやっぱり前例があるってことだな?」
総司「前例と言うより、もはや様式美だ。機会があればやっている」

〜回想〜
龍騎「熱き龍騎士、仮面ライダー龍騎!」
555「迅き十秒間、仮面ライダーファイズ!」
剣「高き融合値、仮面ライダーブレイド!」
響鬼「強き鬼戦士、仮面ライダー響鬼!」
クウガ「深き侵食度、仮面ライダークウガ!」
アギト「眩き太陽光、仮面ライダーアギト!」
総司「夕食当番、天道総司」

23 :名乗りノリノリ 2/3:2010/04/19(月) 21:34:12 ID:BF0+5ulH0
龍騎「果てなき希望(いのち)のスピリッツ!」
7人『我ら、ライダー兄弟!』

〜現在〜
一真「実際は、その時には俺はもう既にジョーカーになってたんだけど、
   色の分担どころか名乗りやること自体、その場のみんなのノリで決めてやっちゃうからな〜。
   変なこと言ったりしてさらっと格好よく決まらなかったりすると地味に悔しいんだよな」
フィリップ「検索の結果が出たよ翔太郎。雄介さん達が初めてした戦隊の名乗りはハリケンジャーで、
      真司さんがレッド、雄介さんがブルー、翔一さんがイエローを担当している。
      しかし追加戦士を含めた名乗りを初めて完遂できるようになったのは
      いま総司さんが話していたボウケンジャーになってからだ」
     (総司さんは牧野さんでなくズバーン担当で、名乗りに参加していなかったようだが…?)
巧「俺の時はアバレッドからアバレブラックまでの4人版の名乗りやらされてたな」
一真「俺の時も5人バージョンでSPDの名乗りやったなぁ」


24 :名乗りノリノリ 3/3:2010/04/19(月) 21:35:54 ID:BF0+5ulH0
真司「俺達って兄弟とはいえ変身すると皆バラバラな格好になるから、
   皆で名乗ることで『それでも心は一つなんだ』って相手とか俺達自身に示せないかと思ってさ」
  (本当は変な夢見て考えついたんだけど)
雄介「わかりやすく言うと、名乗りはスポーツの試合前の円陣と同じような感じかな?
   やっていくうちにもっとああしたい、こうしたいってなって今も続いてるんだ」
ヒビキ「小津さん一家やSPDの皆さん、さっき出た牧野先生とかの1回限りの名乗りとか、
    VSも考えればまだまだ開拓の余地があるからねぇ」
渡「そのうちライダー全員総出で名乗りとか…まさか、しない…よ、ね?」
総司「おばあちゃんが言っていた…『人が想像できるものは、人が実現できるものである』と。
   可能性はあるかもしれないな」
翔一「みんな総出で戦う相手なんてよっぽどの質と数になるだろうし…。
   なおかつ名乗りもするとなると…なんかもう、ライダー大戦ならぬライダー合戦(かっせん)?
   実際にそんなことになったら物凄いことになるんだろうな〜」

真司の見た夢は龍騎のハイパーバトルビデオ。
兄弟にボウケンジャーの名乗りをやらせてみたかっただけのネタだけど、
密かに憧れてたリズミカルなタイトル
 (過去スレの“トラブルトライアル”“アベコベデアソベ”とか)っぽくもできたので満足している。
…ということで風都の隙間風にでもなってきます。

25 :名無しより愛をこめて:2010/04/19(月) 23:21:11 ID:MmVFZmk5O
GJ!
ノリノリで素敵w
そういや最近黒兄弟見ないなぁ。

26 :名無しより愛をこめて:2010/04/19(月) 23:25:06 ID:5odhTqiQ0
>>13-14
ヒビキさんはどれだけ機械ダメなのさw
なんだかそのフロッグポッド、若干悪用というか有効活用されちゃいそうね

>>21
何気ない会話のフリからネタにつなげられるこのスレって本当にすごいと思う
総司ってば大人げない

>>22-24
ちょっと待て総司www
しかし、こじつけだろうがなんだろうが「一緒なのさ」っていうネタは好きだなぁ
「変身」ネタとか、なんだか「あぁ、一家なんだなぁ」と思うよ

ってことで新スレ乙!みんなGJ!
前スレの残り容量が微妙だね・・・

27 :名無しより愛をこめて:2010/04/21(水) 22:30:06 ID:eXohby7Q0
>>21
侑斗、今すぐ交番にゼロライナー発進だ!
大人げない大人のせいで加賀美が大変なことにwww


>>22-24
総司、ふいてしまったじゃないかww

28 :名無しより愛をこめて:2010/04/22(木) 22:21:15 ID:IgGnHtdOO
一号「娘(愛理)が欲しければ私を倒してからだ
二号以下〜「「「「俺達を倒して(略)」」」」
侑斗「えええ〜」
…と言う過去のネタを>>19を見て思い出したw

そして木の陰でそっと涙ぐむ良太郎…

29 :名無しより愛をこめて:2010/04/23(金) 12:18:55 ID:vJJOMYiX0
前スレが埋まったようなのでこっちで

前スレ>>714
GJ!何度も言われてることだけど、こういう話を読むと兄弟スレ好きだなーと実感するよ
今後もネタが浮かんだら是非投下してほしい!

>>28
蓮「全くだらしないな、お前達仮にもライダーだろう」
啓介「新、侑斗、これも愛の試練だと思って頑張りなさい」
新「兄貴達、自分の恋人がお隣さんじゃないからって・・・」
侑斗「とりあえず新兄はさっさと逃げた方がいいと思うぞ」

30 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 09:22:50 ID:jpjAv2uG0
>>28
というか叔父達全員倒さなきゃだめなら
光太郎の時点でゲームオーバーでしょwww
体力も限界近いだろうしwww
倒しても何度でもよみがえってくるしwwww

31 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 09:49:11 ID:QM0pqeaU0
RX倒すのは不可能に近いよねw
BLACKないけそうだからBLACKでw

32 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 14:04:24 ID:UxCkGWUa0
いや、そこはBLACKとRX両方だろう。間違いなく無理だがw


33 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 14:12:58 ID:Pq8MY4EWO
それじゃあ娘達は全員行き遅れになるなw

34 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 14:24:55 ID:jpjAv2uG0
いや、
どうにかしてBLACKを倒しても(キングストーンを頑張って破壊したりして)
その時!不思議なことが起こった!で・・・RXに強化変身
して相手終了だろwww勝てる相手がもう信彦ぐらいしかいなくなるけどwww

35 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 15:10:16 ID:8GYCFY/60
ということは嫁候補は信彦さんだけ、ということか

36 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 18:00:38 ID:/S2OfIPNO
愛理さんが良太郎の自転車を持ち上げてアップをはじめました。

良太郎「姉さん、それはらめぇぇぇ〜」

37 :名無しより愛をこめて:2010/04/25(日) 23:13:40 ID:oeZ54aRmO
今日のWを見た兄弟達が、翔太郎とフィリップの最終フォーム初変身のお祝いをしています。

雄介「翔太郎、フィリップ、CJXへの初変身おめでとう!」
翔一「遂に2人も最終フォームになったんだね。心も体も一体になるって凄いなぁ!」
翔太郎「あの瞬間、体中に今まで感じた事のない力が漲ったんだ。
    フィリップの力についていきたい、おやっさんの想いに応えたい…その一心だった」
フィリップ「その気持ちが、僕達に究極の力を呼び寄せたんだ。きっと」
真司「弱さは時に進化の鍵になる。自分の弱さを受け入れられるのが真の強さ…。俺達も戦いの中で幾度となく感じてきたな」
良太郎「でも僕、翔太郎兄さんが弱いって思った事ないよ。兄さんは今まで色んな思いを積み重ねて戦ってきたんだから」
総司「Nobady's perfect…か。確かに俺以上に完璧な人間はそういないだろうな」
一真「いや、総司も対外だろー。この前だってひよりと新との事で…ムグッ!」(士に口を塞がれる)
士「そこから先は慎め一真兄、ハイパーカブトで粛清されかねないぞ」
ヒビキ「翔君のおやっさんも歌上手かったんだねぇ。…でも何故か一瞬小暮さんの姿が頭に浮かんじゃったけど」
渡「置物探してる時のガジェット達、ヒビキ兄さんのディスクアニマルみたいで可愛かったなぁ!」
良太郎「CJXもカッコよかったよね!真ん中のキラキラとか盾とか剣とか、あの虹色の光とか最高だよね!」
雄介「あはは!言うと思ったよ良太郎。俺も絶対良太郎が好きそうだと思った」
翔太郎「それ、褒められてんだかけなされてんだか分かんねぇよ…。折角のWの新しい力だってのに」
翔一「まぁまぁ、誰しも必ず通る道だし、気にする事ないよ翔太郎兄さん!」
巧「まぁ、何だ。とにかく俺からも一言言っとくぜ、翔太兄……平成ライダー名物水落ちデビューおめでとうな」

38 :37:2010/04/25(日) 23:17:17 ID:oeZ54aRmO
すまん、巧の台詞の「おめでとうな」を「ご苦労さん」に脳内変換願います…orz

39 :名無しより愛をこめて:2010/04/26(月) 09:17:06 ID:Nrc3AzOX0
巧は水落ち多かったもんなあ。1号ライダーにしては。

40 :名無しより愛をこめて:2010/04/26(月) 22:16:09 ID:UVRJmP9o0
「おめでとう」でいい気がしてしまった自分は謝るべきかもしれないw

41 :名無しより愛をこめて:2010/04/26(月) 23:38:13 ID:ekMauNjT0
翔一「んー!今日はあったかいねー!」
真司「最近寒かったり暑かったりで体調崩しそうだし、気をつけないとなー……」
翔太郎「あぁ、その通り……ブエックショーイ!」
巧「……翔太郎兄、顔赤いぞ」
翔太郎「ハードボイルドな男には寝てる暇は……ブエックショーイ!」
ヒビキ「でも俺は半熟玉子も好きだよー?やわらかくて、やさしい感じがして」
巧「ヒビキ兄、そういう話じゃないから……」
総司「いや、ある意味的を射ていると言えるかもしれないな……」
翔太郎「総司、どういう意味だ……?」
総司「フッ……お粥に堅くゆでた卵は合わないってことだ」
翔一「あ、味付けしてあるから『おじや』かな?体調悪いならやっぱりこれだよねー!」
真司「うん、病気で口の中がまずい時は半熟の卵でやわらかい味になったのがありがたいからな!」
巧「とりあえず、部屋で寝といたほうがいいと思うぞ?飯なら運んでやるから」
翔太郎「お前ら……!」

水オチみてふと思った小ネタ。みんな体調気をつけてくれよな!

42 :名無しより愛をこめて:2010/04/27(火) 01:51:36 ID:peJ2tVx90
>>37
総司の反応と、巧の落ちがGJ!
自分も「おめでとう」でなんの違和感も感じなかった・・・。

そして、こんなのが浮かんだよ。

世界のどこか
荘吉「翔太郎もフィリップも、少しは男になってきたな。思わず歌っちまったが、ま、これくらいの褒美はやってもいいか…」
???「そこの御人!なかなかの歌い手とお見受けした!」
荘吉「俺のことかい?」
小暮「ああ、そうだ。その実力を見込んでお願いしたい、私と共に若い者達に歌の心を教えていかないか?」
荘吉「ふっ、お誘いはありがたいがやめておくよ。歌に限らずなにかの心は、本人がおのずとわかることだしな。俺にはそれを見守ることくらいしかできないさ」
小暮「むぅ……それもまた真理だな。わかった、今のは聞かなかったことにしてくれ。いつか貴殿とは共に歌えるといいのだが」
荘吉「風が向けばそういうこともあるかもな」

43 :名無しより愛をこめて:2010/04/27(火) 14:00:13 ID:TvPu0dY20
そろそろ兄弟達が
シンケンジャー復活祝いに
何かしでかす予感がする

44 :名無しより愛をこめて:2010/04/27(火) 17:38:45 ID:+N2XsRlX0
>>42
このスレの世界じゃおやっさん(荘吉)も生きてるんだよな…と思って
ちょっとしんみりしてしまったw
GJ

45 :名無しより愛をこめて:2010/04/27(火) 18:08:41 ID:NsIAoOFQ0
>>43
そういえばVシネ版が5月に発売だったな

46 :ライダー兄弟呪われる!?1/7:2010/04/28(水) 02:36:20 ID:FPahlGwg0
やたら長い。途中から急に地の文つき。無茶な設定あり。それでもよければお付き合いください

翔一「いっやー、しかし最近の天気はいやだねー」
真司「寒かったり暑かったりしてるし、体調を崩さないようにしないとなー!」
総司「あぁ……まったく……だ……」
巧「っておい総兄!?どうしたんだよ?なんか顔色悪いぞ?」
ヒビキ「総ちゃん、だいじょ……ってあららら?なんだか足元…が…」
良太郎「わっ、ヒビキ兄さん危な……っておよよー!?か、からだが…!?」
一真「ウェッ!?いったいどういうことなんだ?みんな……急……に……?」
翔太郎「なんだこりゃあ!?フィリップに電話して原因を検索……ってうぅっ!?」
士「なるほどだいたいわかった。どうやら奇数順の兄弟が謎の病原菌にやられたってことらしいな」
真司「な、なんだってー!?っておい、士は大丈夫なのか?」
士「あぁ、俺は破壊者だからな、ウイルスだろうと破壊……す……」
巧「っだー!もう!無茶してんのがみえみえなんだよ!
  渡兄!とりあえずみんなをちゃんと布団で寝かせるぞ!」
渡「あっ、うん!」
翔一「俺はとりあえず雄介兄さんや父さんたちに連絡するよ!」

47 :ライダー兄弟呪われる!?2/8:2010/04/28(水) 02:38:24 ID:FPahlGwg0
翔一「父さんたち、飛んで帰ってくるってさ。雄介兄さんも無事で帰ってくるみたい」
真司「でもさぁ、これってどういうことだろ?」
巧「偶然にしてはできすぎだな……とりあえず、洗濯は俺がやっとく」
渡「あ、じゃあ僕はニス用に集めてた薬草があるからそれを……」
巧「渡兄、でも調合できる人のうちヒビキ兄と総司兄は寝込んでるし
  雄介兄はもう少し帰ってくるまで時間かかりそうだぜ?」
翔一「あ、みんなの薬膳料理に入れてみよう!どれがどれに効くってのは聞いたことあるし!」
真司「うーん、俺は……あ、フィリップ君に原因を探ってもらうように言ってくる!」
総司「……すまん」
巧「あー、調子が悪い時はしっかり寝てろって」
一真「ウェー……ううっ……オデハ!シアワセダァー!」
巧「顔も声もぐじゃぐじゃにしながら泣くな!」
翔太郎「やれやれ……ハードボイルドな漢には寝てる暇もないはずなんだがな……」
真司「だったらハーフボイルドでもいいから寝てなって!もー、みんな無理しようとしすぎだぜー?」
フィリップ「ある意味、そういうところも『血筋』なのかもしれないね」
渡「フィリップ君!……検索の結果は?」
フィリップ「残念ながら……手掛かりが少なすぎるんだ。そもそも並みの病原菌に感染するようなメンバーではない」
真司「翔太郎兄はともかく、ほぼ人間以上の耐性持ちのはずだもんなぁ……くそー!手掛かりがあれば……」

48 :ライダー兄弟呪われる!?2/8:2010/04/28(水) 02:39:51 ID:FPahlGwg0
橘「話は聞いたぞ!剣崎がそうなったのはアンデットの仕業とみて間違いない!」
巧「……それ誰から聞いて来たんだ?」
橘「井坂と金井が、3日前教えてくれたんだ。急激に体調を悪くするかもしれないから見張っていろと」
巧「十中八九嘘から出た真って奴だろ……でも、怪人が絡んでる可能性はあるな」
フィリップ「せめて相手の怪人の種類だけでも特定できれば……」
橘「そうそう、そこですれ違った男からこんなものを貰ったんだ!ライダー兄弟へ渡してくれって言われたんだが……」
巧「……見るからに怪しい箱だな」
フィリップ「罠の可能性が非常に高い……が、この木の材質は……?」
真司「ドラマとかこういう箱に入ったものの中身は大抵呪いの人形!とかだよなぁ」
フィリップ「それだ!これは呪いの『仕上げ』の部分を受け持っているに違いない!」
巧「呪い……?」
フィリップ「あぁ、そしてこの箱は特殊な製法で作られている。おそらくどこかの工場で手作りされたものだ」
真司「よし!手分けして探してみよう!」
フィリップ「ありがたい!可能性がある場所は5か所、それぞれ手分けしてみよう」

――ライダー兄弟の半分が、急に倒れた
倒れたのは体を鍛え上げた鬼、不死のアンデッド、世界の破壊者、時の影響を受けない特異点、天道総司
普通の人間の翔太郎はともかく、ただの病気や『ただの』毒や世界の改変、呪いといったものにも抵抗力のあるはず
残ったメンバーも軽い体調不良を感じてはいたが、倒れたメンバーを心配させるようなことはできない
「俺の呪いであいつらもボロボロ……もうトドメを刺すまで一息ってところか……長かったぜェー……」
『ただの』呪いではない。この男は1年もかけてじわりじわりと、兄弟たちを蝕んでいた
残ったメンバーだって、すぐに……そう思うと自然と笑いがこみあげてくる
「ケヒャヒャヒャヒャ!大ショッカーも俺を見捨てやがって!俺が暗いだって!?お前らが対抗できなかったライダー達は俺が倒すんだ!」
彼は元・大ショッカーメンバー。しかし組織の中にあっても彼は異端扱いで、しかもその組織はライダーに全滅させられた
復讐ではない。ただ、『自分の有用性を認めなかった』大ショッカーを見返そうとしているのだ

49 :ライダー兄弟呪われる!?4/8:2010/04/28(水) 02:40:48 ID:FPahlGwg0
しかし……
「残念だったね。あの箱は開けていない」
ライダー兄弟の3男……の相棒、フィリップが男が潜んでいる廃工場の扉を開け放って言う
「なんだと?……だが、貴様は一人では変身できないだろうが!死にに来たのかァー?」
男が怪人の本性を現す。それにひるむことなくフィリップが続ける
「もし開けていれば……おそらく全員寝込んでしまっていただろう」
「ずいぶんと確信を持って言ってくれるな!中身が何かもわからんだろうに」
「いや……それは、もう確信を持てている」
よく見れば、廃工場に乱雑に転がっているものはライダー達に関係のありそうなものが多い
「送りつけてきたもの……おそらくは純銀の銃弾と小型の白木の杭、硫酸ピッチと毛髪」
それぞれのライダー、もしくは『人ではない』部分へと働きかけているのだろう
やたら赤い桃。流れ落ちない砂時計。光を吸い込むような漆黒の石。自らの尾をくわえている蛇の抜け殻。月と太陽が同じ方向へ向いた天体儀
ただの人間で、戦ってきた期間が短いからか、翔太郎に当たるものはないのに倒れてしまった
もしあったのならば、フィリップも倒れていただろう
「ある神話では、硫酸ピッチに髪を混ぜたものを菓子として差し出して龍を殺したというしね」
「あぁー、ものしりだなァー?……だが!貴様一人で何ができる!」
「なにも考えずにただおしゃべりしていたと思ったのかい?すでに他の兄弟は……」
「とぉーちゃく!お前許さないからな!」
壁に立てかけられた鏡の中から真司が飛び出してくる。それを合図にしたように他のライダーも駆け付けた
「僕の兄弟の交響曲……みんなの音楽は守ってみせる」
いつか、『キングになる』と宣言した時のように凄みを利かせた渡が
「みんなの居場所に、みんなが元気でいられるように」
自分の意志で変身して戦おうと決めた時に決めた決意を胸に翔一が
「夢をみんなで見て、そして叶えるためにも……治してもらうぞ」
かつて持ってなかったものを守るために巧が
「俺はもともと誰かを守るために戦うって決めてたんだ!希望を……守るために!」
あらためて、気合いをいれた真司が

高らかに叫んだ
「「「「 変 身 」」」」Complete

50 :ライダー兄弟呪われる!?5/8:2010/04/28(水) 02:42:06 ID:FPahlGwg0
「っしゃあ!いくぞー!」
龍騎が前に飛び出す。しかしそのパンチはあっさりと受け止められてしまう
「俺の呪いが完璧にかかる前に察知したのはいいが……それでも、万全じゃあないよなァ〜?」
「これならどうだ!」
ファイズはベルトのファイズフォンを取り外すと、素早く106と入力する
【BurstMode】
さらに狙いをつけ、連射。ところがこれは腕を掴まれていた龍騎を盾に防がれてしまう
「なら……こうだ!」
頭上から飛びかかると同時にガルルセイバーを繰り出すキバと、低い体勢からストームハルバードでの突きを繰り出すアギト
「甘いわァー!」
しかしこれも龍騎をキバへ向けて投げつけ、ストームハルバードを踏みつけながらアギトを殴り飛ばすことで回避した
「いったたた……こいつ……強い!」
盾に使われながらも、抵抗しようとはしていた龍騎を軽々と投げ飛ばすなどこいつはただの雑魚には思えない
そもそも万全のコンディションではないというのは戦いではかなり大きなディスアドバンテージだ
「くっ……何か手掛かりがつかめれば!翔太郎が倒れていなければファングで参戦できるのに……」
物陰に隠れたフィリップは忌々しげにつぶやく。しかし相手の動きを見ていると何かをかばうような動きをしているような……
ひらめきかけたその時、怪人はフィリップの隠れている方へと向けて銃弾のようなものを撃ちこんだ
「あぶねぇ!」Start up
ファイズがアクセルフォームを使って銃弾よりも速く動きフィリップを助ける
さらに素早く怪人の後ろをとりグランインパクトをたたき込もうとするもこれも避けられてしまう
「おォー危ねェー……お前ら、俺がすばやくて力強いと思ってるだろォー?」
「くっ……どういう意味だ!」
龍騎が噛みつくように聞くと、怪人はニヤリ、と笑って答えた
「呪いは既にかかってんだよォー……てめーらの力は普段の1/10ってとこだ!」
もともとこの呪いは衰弱死を狙ったものだ、と
不死であろうと、衰弱しきってしまえば戦うことはできない

51 :名無しより愛をこめて:2010/04/28(水) 04:37:50 ID:RR/ut3820
規制?

52 :ライダー兄弟呪われる!?6/9:2010/04/28(水) 04:47:39 ID:FPahlGwg0
>>51
いえす。5投稿で制限がかかるのね

確かに理にかなった恐ろしい能力だ
しかし、それを聞いてフィリップの推理は一つの結論へと導かれた
「……なるほど、お前の能力は触媒がいるタイプみたいだな
 それが健在な限り強力な力で対象を蝕んでいられる
 だが、その触媒さえ破壊すれば……おそらく、力はがくりと落ちる
 そしてそれが隠されているのは……そこの影だ」
確信を持った口調でフィリップが言う
確かに戦闘の最中、そちらを気にするような動作はしていたが……龍騎達は驚きを隠せない
すごい観察力だ、とは思うがそれ以上に、翔太郎が寝込んでいる状態では変身もできないだろう
わざわざ相手の目の前に立って宣言する必要はないはず……と、ここでフィリップの腰にベルトが巻かれているのに気がつく
「フィリップくん!変身したとしても体が半分動かないんじゃ無理だ!」
キバが心配そうにいう。確かに翔太郎は寝込んだ状態で、変身したとしても半身を引きずる形になってしまいそうだ
だが、フィリップは不敵に笑っていう
「状況が変わったのさ。あいつは翔太郎個人に向けての呪いをかけてはいない
 そして、あいつの呪いは媒体を使ってのある種の『思い込み』に近いものでの深層心理へ働くものだ
 さらに……家の方へ、『魔除けの馬蹄』を持った雄介さんが駆け付けた」
ニヤニヤと笑っていた怪人の表情が変わる
「つまり……翔太郎は完全にないにしろ回復したのさ。さらに僕に対しての呪いは働いていない
 お前の能力自体は『呪い』へと向けられているためそれほど強力ではない!」
「くっ!だが貴様一人を始末するぐらいの力は……」
が、怪人の反論は何かが割れるような音とともに中断された
「紫色に塗りたくった鏡……か。これで媒体の破壊はできた」
ファングメモリが先ほど宣言した物陰から鏡の欠片をくわえた状態で飛び出てくるとフィリップの手へと飛び乗る
さらに、そこへリボルギャリーがかけつけると中から兄弟たちが飛び出てきた

53 :ライダー兄弟呪われる!?7/9:2010/04/28(水) 04:48:40 ID:FPahlGwg0
「本調子じゃねぇけどよ……『貴様一人を始末するぐらいの力はある』ぜ」
翔太郎が相手の言おうとしていた言葉に続けるように返した
「形成逆転ってやつだな……」
倒れていたメンバーも立ち上がると、リボルギャリーに乗っていたメンバー達も続ける
「やれやれ、鍛え足りないのかなぁ……」
真っ赤な桃はぐずぐずに腐っていき
「絶対に……負けない!罪のない人たちまで巻きこませない!」
自らの尾をくわえた蛇の抜け殻は、風と共にチリになり
「ブラックホールは光すら飲みこむ……しかし、俺の進化は光よりも速い」
真っ黒な、光すら飲みこみそうな石は砕け散って、光に溶け
「破壊者に喧嘩を売るからには……破壊される覚悟はできてるんだろうな」
月と太陽が浮かんだ天体儀は、月も太陽も重力に従って地面へ落ち
「僕だけじゃなく、モモタロスも危なかったなんて……モモタロス、いくよ」
流れない砂時計の砂は崩れ、流れ始めた
「翔太郎、いい相棒を持ったね……よし、いくぞ!」
ニッと、兄弟の次兄は3男の相棒へサムズアップを向けた

「「「「「「「変 身」」」」」」」Turn up HENSHIN Kamen ride decade FANG JOCER Sowd form

54 :ライダー兄弟呪われる!?8/9:2010/04/28(水) 04:50:26 ID:FPahlGwg0
「「「「「「「「「「「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」」」」」」」」」」」
ライダー全員の声が重なり、反撃だと言わんばかりに怪人へと攻撃を開始した
「くっ!まだだ!ここはいったん引いて……」
流石に勝ち目がないと悟ったのか怪人も逃げようとする
しかし鏡から飛び出した龍騎にそれを阻止されると、一瞬の隙をついて電王の剣が飛んだ
「俺の必殺技!幻のパート3!」「たあああ!」
突き刺すと同時に真上に切り上げて宙へ浮かすと、そこへアクセルフォームのファイズが多段クリムゾンスマッシュを決める
「ハアァァァー!」「てりゃああああ!」
複数発撃ちこまれたことでさらに勢いよく浮かび上がる怪人へディケイドとキバがそれぞれダークネスムーンブレイクとディメンションキックをたたき込む
「……ライダーキック」「フウウウウゥゥ!」
落ちてくる体へとカブトが回し蹴りを決め、既に飛び上っているアギトのキックへと向けて蹴り飛ばす
「ウェーイ!」「うおおおおお!」
ライトニングソニックの速度で蹴りあげ気味に空中の怪人を打ち上げ、そこへドラゴンライダーキックが突っ込む
「「ファングストライザー!」」「おりゃああああ!」
体が真っ二つになるほどの勢いでダブルが切り裂く蹴りを打ちこみ、クウガが体の真ん中を撃ち抜くような蹴りを入れ
「音撃打!爆裂強打の型!」
最後に、そのまま突っ込むと同時に響鬼がドドン、と相手の体へ清めの音を撃ちこんだ
怪人は最後のセリフすらなく、その場で爆発してしまった

55 :ライダー兄弟呪われる!?9/9:2010/04/28(水) 04:51:23 ID:FPahlGwg0
翔一「しかし……今回は危なかったねー」
総司「まったく気付かないところから少しずつ蝕まれる……病気もそうだが、気付かないのが一番恐ろしい」
真司「でもまぁなんとかなってよかった!……翔太郎兄さんが呪い受けてたらさぁ」
翔太郎「ハードボイルドな男の天敵……怪人の仮面とかか?」
真司「いやいや、たぶん……」
巧「半熟玉子だったりしてな」
翔太郎「なっ……真司ー!巧ー!おまえら……ゲホッゲホッ」
良太郎「あぁ、翔太郎兄さん、寝てないと……水に落ちたり呪われたりで体壊しちゃったんだよ」
雄介「あ、でもこの馬の蹄鉄、本物だったんだねー。怪しいおじさんにもらったんだけどよかったー」
総司「とにかく、『病は飯から』だ。栄養たっぷりの『半熟玉子入り』おかゆだ、翔太郎兄さん」
翔太郎「……あぁ、ありがとよ」
ライダー兄弟は今日も仲良く無敵です

おまけ
猛「お前たち!大丈夫か!」
渡「と、父さんたちが空から降ってきたー!」
巧「文字通り『飛んで』帰ってきたのかよ……」
猛「あぁ、古い友人に頼んで通りがけでおろしてもらったんだ」
巧「おろしてもらったっていうより落としただしなんかでっかい人影が空に浮かんでたけど俺は突っ込まないからな!」
渡「巧、ほとんど突っ込んでるよそれ……」

56 :ライダー兄弟呪われる!?おまけ+あとがき:2010/04/28(水) 04:53:23 ID:FPahlGwg0
おまけ2
ヒビキ「うーん、呪いに負けるなんて鍛え足りないのかな、もう少し鍛えなきゃ」
橘「剣崎に呪いが効いたということは、逆にいえば科学とは少し違う見解から見れば人間にする方法がわかるかもしれん!」
一真「た、橘さん……その怪しい色をした液体はなんなんですか!」
橘「これはキングと金井にもらった『アンデット化を治す呪い』を凝縮したエキスだ!さぁ飲め剣崎!」
一真「ウソダドンドコドーン!絶対だまされ……ウェー!」
フィリップ「アンデットからもらった謎の液体……いったい正体はなんなんだ?実に興味深い!ゾクゾクするよ!」
ヒビキ「あれ、みんなもランニング?さわやかだねぇ」
一真「ハジメー!ムッキー!タスケ……ウェー!」
橘「なぜ逃げるんだ剣崎!……まさか、何者かに毒を盛られて操られているのか?ならば戦ってでも止める!」
一真「誰か止めてくれええええ!」
真司「ライダー同士の戦いは止めてみせる!っしゃー!」
橘「くっ……邪魔をするならたとえ剣崎の兄でも!」
翔一「橘さん、元気だねー
総司「あぁ、そうだな……それより、このおかゆはこれぐらいの柔らかさでいいと思うか?」

ナンバリングミスったり規制のタイミング把握してなかったりすまなかった
怪人フルボッコがしたかったんだ
改めておやすみなさい

57 :名無しより愛をこめて:2010/04/28(水) 08:35:01 ID:WPI7UuSu0
天道総司w

58 :名無しより愛をこめて:2010/04/28(水) 11:52:20 ID:oqdYyB6BO
鍛えた鬼とか特異点とか紹介されてる中総司w
面白かったよ、GJ

59 :名無しより愛をこめて:2010/04/28(水) 16:52:35 ID:rb4jWsC10
駄目だ…凄い格好良かったのに天道総司で笑ってしまうwwwGJ!!

60 :名無しより愛をこめて:2010/04/28(水) 20:26:28 ID:+Z8dzMQE0
天の道を行き総てを司る男だと思ったら天道総司でくるなんてwwwGJっした!!


以下ネタになるかもしれない話題
こないだ本屋さんに言ったら『ぼく、仮面ライダーになる!』という絵本を発見。
イラストになってる平成ライダーはW・ディケイド・電王・カブトしかいなかったけど
大人の自分が読んでも中々面白い内容でした。

総司「父さんが言っていた…正義のために勇気を出す事はとても大切だ…ってな。」
翔太郎「ヒーローってのは見た目よりも中身。勇気があれば誰だってハードボイルドなヒーローになれるのさ。」

61 :れっつぱーりー!1/3:2010/04/28(水) 21:44:51 ID:FPahlGwg0
正直なところ、『鬼、破壊者、不死者、特異点、天道総司』って並べて書きたかっただけなんだ
だって種族:天道総司だったしいいかなって……
ついでにCMと晩御飯食べつつ思いついたネタ

「ウェーイ!……くそっ、キリがない!」
スペードの2のカード、スラッシュをラウズしつつブレイドが悪態をついた。隣にはシャイニングカリバーを構えたアギトもいる
「こっちだって人手がほしいさ!でも!……クッ!火力が足りないのか!?」
ストライクベントを放ちつつ龍騎がいう。長兄の響鬼も鬼火で援護しているのになお炎が弱すぎるらしい
不死であり、ライダー兄弟の中でももっともタフであるはずのブレイドが疲れ
一撃での威力はかなり大きいはずの龍騎と響鬼が全力で炎の攻撃をくわえても火力が足りない
その、恐ろしい相手は……!

ブレイド「なんでこんなにでっかいジャガイモやニンジンを使って一気に料理なんて考えたんだ!真司ー!」
龍騎「こんなにでっかい野菜がたっぷりあったら!カレーを作りたくなってくるだろ!……でもこんなに手間だったなんて」
アギト「いやー、でもなんでだろーねー?朝起きたら俺達の体よりでっかい野菜ができてるなんて」
総司「……翔一、一真兄さん、真司兄さん、ヒビキ兄さん。豆腐を買ってくる間になにをやってたんだ?」
響鬼「あ、ちゃんと服はたたんでから変身したよ!」
総司「そういうことではない……そもそも、これだけの量、どうやって食べるつもりだ?」
アギト「あ、それなら大丈夫!野良イダーのみなさんも招待したから!」
龍騎「それぞれ、お世話になった人も呼んでカレーパーティ!ってね、どうだ!」

62 :れっつぱーりー!2/3:2010/04/28(水) 21:55:46 ID:FPahlGwg0
総司「……しっかり食べきるなら、まぁいいだろう。加賀見達も呼ぶか……」
ブレイド「ちゃんとみんな招待したさ!他のみんなも帰ってきたら手伝ってもらおう!」
総司「だが……作業の効率が悪いな…・…俺も手伝おう。変身」HENSHIN
巧「ただいm………………俺は何もみてない、みてないからな」
龍騎「あ、ちょうどよかった!たっくんもアクセルフォーム使って手伝ってよ!」
巧「たっくんいうなぁー!あぁ、もう……みんなしてなにやってんだよ」
翔太郎「おいおい……やっと依頼が片付いて帰ってきたらなんじゃこりゃあ!」
フィリップ「なんて巨大な野菜なんだ……!どういう状況でできたんだ?実に興味深い……ゾクゾクするよ」
雄介「ただいまー!今回の冒険ではなんと!幻のスパイスを手に入れれたんだよ!カレーを作るのにピッタリ……あれ?」
士「なるほど、だいたいわかった。カレーを作るのを手伝えばいいんだな?」
良太郎「あれ、降りる日付がずれてたのかな……朝になって……ってうわあジャガイモにつぶされるー!」
渡「すごいいいにおいだから仕事の途中だけど休憩!僕も手伝うよ!」

ライダー兄弟たちは変身すると、その能力を使って巨大な野菜を調理していく
アクセルフォームのファイズとカブト、さらにカメンライドしたディケイドが高速の包丁さばきで野菜の下ごしらえをし
バーニングフォームのアギトと龍騎、響鬼が全力の炎をぶつけて巨大な鍋を熱し
エクストリームフォームになってカレーのブレンドをすべて閲覧したダブルと、ペガサスフォームの超感覚でクウガが素晴らしい味付けを
ガルルフォームのキバとジャックフォームのブレイドは付け合わせのサラダのためにキャベツを大量に千切りにした

63 :れっつぱーりー!2/3:2010/04/28(水) 22:14:57 ID:FPahlGwg0
浅倉「祭りの場所は……ここかぁ?」
影山「兄貴、おいしそうだよ……たべてもいいよね?」
矢車「あぁ、だがあのライスは俺達にはまぶしすぎる……ナンにつけて食べるんだ、相棒」
橘「これくってもいいかな?」
翔一「あ、そのキャベツサラダは海苔に巻いて食べるとまたおいしいですよ!」
草加「ふん……招待してくれるなんて、なにをたくらんでいるのかなぁ?」
巧「真司兄が勝手に招待したんだよ!お前こそカレーに目がくらんでんじゃねーのか?」
北岡「うーん、やっぱり俺はゴローちゃんの料理の方が好きだけど……これも悪くないじゃない」
須藤「ボルキャンサー、カレーは人にかけて楽しむものではありません。きちんとたべなさい」
ボル(ほうじょうにかけたらおいしいかな)
手塚「……間もなく予想もしないようなハプニングが起きる。俺の占いはあたる」
キンタロス「大変や!亀の字がカレー鍋に落ちた!」
キング「アッハッハ!亀のだし汁!最高!」
太牙「うん……おいしい。ライフエナジー以外のものも、悪くない」
加賀見「天道!なんで俺にはサラダだけなんだ!」
ユウスケ「まってください!きっと総司さんは『男は戦士であるだけではだめだ、体をいたわれ』って言おうとしてるんです!」

今日も、ライダー達は元気です

レモンが一晩でめちゃくちゃでかくなるってCMで、『オカルトなパワーが働いたりするライダー家の畑ならありえるんじゃないか』って思って
カレーパーティ、あんまり人数出せなかったけど本当に大人数のつもり

64 :れっつぱーりー!おまけ:2010/04/28(水) 22:41:04 ID:FPahlGwg0
名護「その鶏肉を渡しなさい……渡しなさい!鶏肉をよこせぇー!」
橘「モモ肉は俺のものだぁー!」
翔一「お肉はちゃんとありますからおかわりしてくださいねー」
フィリップ「なるほど、カレーはそもそもルーの概念が存在しないはずで……」
リュウタロス「わー、お兄ちゃん物知りだね!」
日下部「えー、なになにー?」
フィリップ「君たち、カレーというものを真に理解しているかい!?そもそもの起源は……」
デネブ「おいしいなぁ……これ、作り方教わってもいいですか?」
侑斗「……しいたけいれるなよ」

番号間違えた^p^

65 :名無しより愛をこめて:2010/04/28(水) 22:41:36 ID:x7GPpRAc0
>>61
GJ!カレーじゃないけど、ぐりとぐらのでっかいオムレツ作る絵本思い出した!
所で、真司の方が一真より年上だ。

66 :名無しより愛をこめて:2010/04/28(水) 22:46:50 ID:FPahlGwg0
>>65
げっ。ごめんなさい
なぜかこの2人の年齢があやしくなっちゃうんだ……
基本設定ミスはすまんかった

>>60
こんど絵本コーナー覗いてみようと思う
なんか気になるけど……あれ?キバは……?

67 :名無しより愛をこめて:2010/04/29(木) 00:18:42 ID:N6B5P5SW0
>>46>>61
GJ!どちらのネタも面白かった!
兄弟全員の「お前の罪を数えろ」とか、怪人フルボッコとか、読んでて熱くなった。
呪いのネタにもこだわりが見えたし、名前=肩書きな総司のお約束ネタにも吹いたww

そして全員変身してカレー作ってる絵を想像したら物凄くシュールだったwww
…ちょっと思ったけど、井坂先生ならこれだけの量の料理も一人で一気に平らげるんじゃないかな?ww

>>60
渡「ぼ、僕だけ抜かされた…。どうせ僕なんて…」
矢車「お前、俺の弟に(ry」
巧「余計な勧誘すんな!渡兄も、それくらいでくよくよすんな!」

68 :名無しより愛をこめて:2010/04/29(木) 00:43:00 ID:jcuBkvsK0
>>62
よく見たら電王が料理に参加してなかった
正直すまんかった!

良太郎「あ、そういえばカレーに入れるものって地域によってちょっと違ったりもするんだよね」
総司「我が家は玉ねぎ・ニンジン・じゃがいも・肉だが、じゃがいもが入っていない場合も意外とある」
真司「でも、カレーはすごいよな!うん、何入れても合うんだもんなぁ」
渡「だからって、こんにゃくは……」
士「ナマコ……!? 海東!お前どこに隠れてるんだ!カレーが死んじまう!」
翔一「カレーはその程度じゃ死なないよ!強いから!」
巧「……辛い物って冷め具合が意外とわかりづらいんだよな」

69 :名無しより愛をこめて:2010/04/29(木) 03:30:48 ID:THwRx5qF0
>>61
乙だぜ!

翔一「あ、そのキャベツサラダは海苔に巻いて食べるとまたおいしいですよ!」

ボル(ほうじょうにかけたらおいしいかな)

大人数を出演させるかどうかより、北条さんを呼ばなかったのは大正解だ

70 :名無しより愛をこめて:2010/04/29(木) 07:48:46 ID:GYjskJWA0
良太郎「もうすぐこどもの日、だね。三浦さんの家に鯉幟でてたよ。」
総司「そんな季節か。ちまきは俺が作るとしよう。」
翔一「巻物つながりで、巻き寿司は任せて!」
響鬼「鍛えついでに菖蒲を採りに行きますか。」
渡「響鬼兄さんに同行します。ニスの材料集めもしたいし。」

こうして、こどもの日の準備が始まった。

71 :名無しより愛をこめて:2010/04/29(木) 17:46:56 ID:Jcy0vfjd0
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ganbaride/

72 :名無しより愛をこめて:2010/05/01(土) 20:54:34 ID:KHmApBq10
>>71
ガンバライドはやってないのに、欲しくなってきやがった・・・
やりはじめたらキリがなさそうだよなぁ

73 :名無しより愛をこめて:2010/05/01(土) 21:36:03 ID:Q/a393ui0
ガンバライドといえば、第10弾のPVが余りにも凄すぎる
兄弟+父さん&叔父さんズ+ネガライダーの皆さんで撮影したと思うと…

雄介「皆!頑張って最高のPVを作ろう!!」

74 :名無しより愛をこめて:2010/05/04(火) 20:12:55 ID:Jd/GviCq0
ギルスレイダー発売と聞いた
涼さんオメデト

75 :兄弟たちのもしもGW:2010/05/07(金) 01:45:31 ID:hnh8hA0V0
保守ageがてら、GWでお出かけしてたら浮かんだ小ネタ

〈海外旅行〉
真司「おーいキット!遊びに来たぞー!」
キット「皆さん、ようこそアメリカに!この二人はレンとマヤです」
レン「君たちが日本のライダーたちか。レンだ、よろしく」
マヤ「マヤ・ヤングです。よろしくね」
渡「なんだかこの二人の声…」
巧「すごく聞き覚えがあるな」
総司「There is not the person of the inside!」
ヒビキ「ん?なんて言ったの、総ちゃん」

〈ヒーローショー〉
黒総司「今日のショーは誰がでるのー?」
太一「オールライダー&ゴセイジャーVSウォースターだよ!すっげー楽しみだなー」
翔一「なんだか盛り沢山だね」
リュウタロス「僕もでるよねっ、答えは聞いてない!」
トライアル「電王は……いるけど……リュウタはどうかな?」
リュウガ(手鏡のなかから)「ほら、お前ら。列が動いてるぞ」
一同「はーい!」

ショースタッフ「せ、先輩!!次の回にライダー兄弟の皆さんが来てます!」
チーフ「なにー!?で、誰がきてた?」
スタッフ「確かアギトさん、ブレイドさん、ダークカブトさん、あとリュウタロスさんもいました」
チーフ「おい、演出少し変えるぞ!リュウタロスとダークカブトのガワ用意しろ!カブトは俺が入る、お前リュウタロスいけるな?」スタッフA「はい!」
チーフ「皆聞けー!次はいつも以上に気合いいれてけ。俺らの戦いを見てもらうぞ!」
一同「おーっ!!」

76 :名無しより愛をこめて:2010/05/07(金) 16:29:51 ID:vLdZaAsTO
ガンフォームじゃなくてリュウタロスのガワがあるのかよw
てかそのチーフ何者ww

77 :名無しより愛をこめて:2010/05/07(金) 19:03:54 ID:DQxBTuWD0
トリロジーまであと半月ということで

良太郎「えっと……」
巧「また縮んでやがる……だと……?(脱力)」

78 :名無しより愛をこめて:2010/05/07(金) 20:35:08 ID:zkMzzvAU0
※タイミングずれ込み過ぎのトリロジー小ネタ。スピンオフネタあり。バレはありません。

デネブ「ありがとーありがとー!のがみー!のお兄さん!」
翔太郎「なんだ?なんの騒ぎだ?」
渡「士にお礼だって。ほら、飴もこんなに」
良太郎「今度またぼくらの映画をやるでしょ?その前売に限定特典でデネブのフィギュアが付いたんだ」
翔太郎「なんだ、いままでなってなかったのか?」
フィリップ「ふむ…イマジンのデザインは韮沢氏、ただしデネブのみPLEX…これはデネブがゼロノスと合体することが決められていたためだね。
これまでフィギュアにならなかったのはその辺のせいか。興味深いねえ」
デネブ「野上のお兄さんが陳情してくれたおかげだ!ありがとう!侑斗も喜んでる(たぶん)!」
良太郎「スピンオフのアレ…?それはさすがに…」
士「ふっ…まあな。俺は世界の破壊者…権利の壁も破壊する!」
翔太郎「めちゃくちゃ言ってんな、オイ」


79 :名無しより愛をこめて:2010/05/08(土) 08:31:07 ID:r/FoOWpe0
バレになると思うので一応少し下げます









ディエンドのコンプリートフォームは2号ライダーじゃなくて映画特別ライダーなんだね。
2号家ライダーの兄弟から嫌味を言われそうだwでも海東と木場とか見てみたい気もするなぁ。

80 :名無しより愛をこめて:2010/05/08(土) 19:55:00 ID:5Kcwz4N90
>>78と今日入ってたユニクロの広告を見て浮かんだ

一真「つかさー!今茂叔父さんから電話あってさ、お前にお礼言っておいてくれって。ユリ子さんからも」
渡「茂叔父さんたちと何かあったの?士」
士「さぁ、心当たりはないが…何が無くともこの俺に感謝したくなる気持ちは分からなくもないな」
巧「……相変わらずだな士兄」
真司「……あ!これじゃないのか?ほら、ここ!」
士「…大手格安衣料品チェーンのチラシ?そんなもの……なんだ、父さんたちのデザインのも出てるのか」
巧「ふーん、叔父さん達と勢揃いしてんのまであんのか」
一真「俺たちもこういう大手とコラボで勢揃いしてみたいよなー…あ、ココ?」
真司「うん、最初父さんと叔父さん達だけかと思ったら、真さんたちまでいるし…ほら、ここタックル!」
渡「そういえば士、前に茂おじさんからタックルをライダー扱いしてくれって依頼されたとか言ってたよね」
士「ああ、あれか。思わぬ所で陳情の効果が出たもんだな…」

これ→http://store.uniqlo.com/jp/CSaGoods/307717-09

81 :名無しより愛をこめて:2010/05/08(土) 23:26:44 ID:W5Cpio1s0
>>80
今見たらもう全サイズ売り切れとるー!!

82 :名無しより愛をこめて:2010/05/09(日) 09:29:30 ID:u4ezqc9u0
>>80
全部売り切れとかパネェwwww
しかも売り切れを示すところがタックルのところにかぶってるとか・・・orz

83 :ZECT以下略。1/2:2010/05/10(月) 22:47:10 ID:2GKhOyJW0
翔太郎「そういえばずっと疑問だったんだけどさ」
巧「どうしたんだ、翔太郎兄」
翔太郎「ZECT以下略ってよく総司が言ってるけど、具体的にZECT以外に何があるんだ?」
翔太郎以外「「「「!!」」」」
巧「あー、そういえばここんとこずっと略してたからな…」
翔太郎「ZECTと似たような企業や団体なのは分かるんだが、具体的にどこが関わってるのかはよく知らないんだよな。
     えーとなんだったけな、スマートブレイン?あそことかか?」
巧「あそこはうちを新技術の実験台にしてるだけだろ」
一真「BOARDも色々協力してるぜ。俺の仕事先で、橘さんや広瀬さんもここの所員なんだぜ」
ヒビキ「猛士もだね。俺達鬼のサポートをしてくれてる人達だよ」
翔一「あとは小沢さんとか警視庁にも手伝ってもらったりしてるね。最近はD&Pとか青空の会も」
翔太郎「ああ、渡の兄貴の会社か。青空の会ってのは隣の若夫婦のとこだったよな?」
渡「うん。名護さんと恵さん、あとは嶋さんとかが所属してるよ」
良太郎「オーナーも前に協力してたことがあったよ。あとは…どこがあったっけ」
士「イベントごとなら前に大ショッカーも協力してたな。全く暇な奴らだ」

84 :ZECT以下略。2/2:2010/05/10(月) 22:48:52 ID:2GKhOyJW0
2/2
翔太郎「で、ZECTが総司たちのライダーシステムを作ったところと。こうして聞くと結構色んなところから協力してもらってたんだな」
一真「全部言ってると長くなるからつい略しちゃってたんだよな。でもってその辺に協力してもらうようなイベントごとは大体総司が
    仕切るから、ZECTが始めに言われてたし」
良太郎「僕が来た頃は一応個別に言ってたかな?渡兄さんが来た頃ぐらいから略し始めたんだっけ」
渡「うん、でもあの頃はスマートブレインとかBOARDとか名前が出てたかな」
士「俺の頃は完全にZECT以下略で一つの名詞状態だったな」
巧「そりゃ翔太郎兄が覚えられなくても仕方ないな…」
ヒビキ「ま、これを機に覚えて貰えばいいんじゃないかな?」

翔太郎「っていう話をしたんだが、お前はどこが協力してたか知ってたか?」
フィリップ「勿論だよ。それらの企業団体についてはライダーハウスについて検索した時に既に閲覧済みさ」
翔太郎「あー、この家あちこちの技術の結晶だって言ってたもんな…」
フィリップ「それにしても新技術の提供か……僕らの戦いに決着がついたら、ミュージアムも加わったりするのかな」
翔太郎「巧と敵対してたスマートブレインがあるのを見ると、十分ありえそうだな…」


自分もZECT以下略をよく使うけど、最近はホントに他企業の名前が出てなくて笑った。
それにしてもこのスレの企業団体はどうでもいいことに全力を注ぎ過ぎだw


85 :名無しより愛をこめて:2010/05/10(月) 22:52:09 ID:2GKhOyJW0
しまった、消し忘れてた
↑一行目の2/2は無視して下さい

86 :yesterday once more 1/6:2010/05/10(月) 23:39:48 ID:Qmm4lCBW0
W34話の後日談、霧彦は本編通り死んでる設定です。
アギト未見なので、解釈が間違ってるかもしれん……。



――私の小さな手は、誰かの手に握られている。私より一回り大きなその手は、温かく力強い。
  その誰かのもう一方の手には、風車が握られている。
  誰かが私の手を引いて走り出すと、風車はカラカラと音を立てて回った。
  私は笑っていた。とても楽しい気分だった。私の手を引く誰かも、笑っているに違いない。
  ……けれど、その表情は見えない。顔はおろか、その後ろ姿もぼやけている――

――ユキエ……ユキエ……――

――誰かが私を呼んでいる。あなたは一体、誰……――


「雪絵ちゃん……雪絵ちゃん?」
ぼんやりした頭に、優しい声が響いた。目を開けると、柔らかな笑顔の女性が私の顔を覗き込んでいた。
「雪絵ちゃん、大丈夫?疲れちゃったかな?」
「あ…すみません。子供の相手するの、慣れてなくて」
「いいのいいの。保育園の手伝い始めてまだ日が浅いし、子供達もお昼寝中だから」
この保育園は、私が小さな頃に通っていた保育園で、目の前の女性は、私が小さな頃お世話になった園長先生…らしい。
何しろ私には、過去の記憶がない。“雪絵”という名前も、最近になってようやく呼ばれ慣れたくらいだ。
「ゆっくり休んでて。子供達が起きてくるとまた忙しくなるから」
そう言って微笑むと、先生は職員室から出て行った。私は窓の外をぼんやり眺めながら、ここにくる前の記憶を辿った。

87 :yesterday once more 2/6:2010/05/10(月) 23:40:39 ID:Qmm4lCBW0
気がついた時、私の手には、見覚えのない子供の絵が握られていた。側には3人の人物がいた。
お団子頭の女の子に、髪の毛をクリップで留めた男の子、そして中折れ帽を被った男の人。
彼らの連絡で、私は警察病院に連れて行かれた。診察を受ける傍ら、赤い革ジャンを着た刑事に事情聴取をされた。
イエスタデイ、地上げ屋、ミュージアム……どれもこれも、身に覚えのない単語ばかりだった。
退院した時、保護者代わりだという女性が現れた。保育園の園長先生だ。
あの中折れ帽の男の人…左翔太郎さんが連絡したらしい。
そして、園長先生の保護の元、私は保育園の簡単な手伝いをすることになった……

やはり、何度辿っても、それ以前の記憶は思い出せない。私はふっと溜め息を吐いた。
そこへ再び園長先生がやってきた。
「雪絵ちゃん、お客さんよ」

「どうも、こんにちは」
園庭に出ると、翔太郎さんが挨拶した。あの時以来、彼は何度か一人で私を訪ねている。
しかし今日は後ろに二人の男性を従えていた。
「こいつらは、翔一と士。俺の弟です」
「初めまして、雪絵さん!」
「ほぉ…なかなか頭の切れそうな顔してんな」
人懐こい笑顔を浮かべる翔一さんと、ぶっきらぼうに呟いてカメラを構える士さん…どう見てもバラバラな兄弟だ。
「あの…どうして彼らを私に?」
「実は、今の雪絵さんと同じで、こいつらも昔記憶喪失だったんです。
 二人なら、雪絵さんの気持ちを分かってやれるんじゃないかと思って」
「えっ……」
「俺達でも力になれるようなことがあれば、何でも言って下さいね!」
翔一さんは笑顔で言い、士さんはファインダーから顔を上げて微笑んだ。

88 :yesterday once more 3/6:2010/05/10(月) 23:41:46 ID:Qmm4lCBW0
「それじゃあ、記憶はまだ…」
ベンチに座る私の前に立ち、腕組みをしながら、翔太郎さんは私の話を聞いていた。
私の隣には翔一さんが座り、士さんは園庭を回って写真を取りながら耳を傾けていた。
「ええ。ただ、最近ずっと同じ夢を見るんです」
「夢…どんな夢ですか?」
「子供になった私が、誰かと手を繋いで走っていて…凄く楽しいんですけど、相手が誰なのかは分からないんです」
「それは大人ですか?それとも子供?」
「多分、子供だと思います。その後、誰かが私の名前を呼ぶ声が聞こえて…でも、男か女かははっきりしません」
「そうですか…。雪絵さんは、その夢を見るとどんな気分になるんですか?」
翔一さんが優しく問い掛けた。
「嫌な気分ではないです。でも、その人が一体誰なのか、知りたいのに分からないんです。
 それが分かったら、私…自分を取り戻せそうな気がするんです」
「なるほどな、大体分かった」
士さんは私に向き直ってカメラを構えた。
「もし全て思い出したとして、それがあんたの幸せになるかどうかは分からないぞ」
「えっ?」
思わず目を見開いた瞬間を狙って、士さんはシャッターを切った。
「どういうことですか?」
士さんはすぐには答えなかった。代わりに翔一さんが口を開いた。
「無くした記憶がいいものばかりだとは限らない…
 俺も自分が何者なのか分からなくて、ずっと真実を知りたいと思ってました。
 でも記憶を取り戻した後、それまで以上に苦しい思いをしました。思い出さない方がよかったって…」

89 :yesterday once more 4/6:2010/05/10(月) 23:42:34 ID:Qmm4lCBW0
「そう…ですか」
私の口から不安げな声が漏れた。翔一さんは私の顔を見ると、ふっと微笑んだ。
「ごめんなさい、怖がらせちゃったかな。でも今は、ちゃんと自分の過去も受け入れてます。
 記憶を無くす前の、沢木哲也としての俺と、無くした後の津上翔一としての俺…
 両方合わせて、今の俺があるんだって思います」
静かだった園内が少しずつ賑やかになってきた。子供達が昼寝から起きたのだろう。
翔一さんに続いて、士さんが話し始めた。
「俺は記憶を無くして、自分の世界を探す為に様々な世界を巡ったが、どこも俺の世界じゃなかった。
 旅を続けるうちに、遂に俺の元いた世界に辿り着いて、記憶を取り戻した。
 だが結局、その世界も俺の本当の居場所じゃなかった。
 だから逆に俺はこう考えた。俺の世界は一つじゃない、全ての世界が俺の居場所なんだ、と」
「全ての、世界が…」
「今あんたは、記憶がないせいで自分の居場所がないと思ってるかもしれない。
 けど、世界はいつでもあんたを受け入れる。
 ありのままのあんたを受け入れてくれる人間が、ここには沢山いる」
「雪絵お姉ちゃーん!!」
士さんの言葉の直後に、子供達が数人園庭に飛び出して、私にしがみついた。
「お姉ちゃん、あそぼー!」
「ごめんね、今お客さんとお話ししてるの。もうちょっと待ってて」
子供達にそう言ってから、私はふと気が付いた。
「受け入れてくれる人間って、子供達のこと…ですか?」
「さあな。あんたがそう思うなら、そうなんじゃないのか?」
「お姉ちゃん!はやくしてよー」

90 :yesterday once more 5/6:2010/05/10(月) 23:43:22 ID:Qmm4lCBW0
子供達は私の周りを離れようとしない。すると、それまで黙っていた翔太郎さんが声を上げた。
「おっし!じゃあこの探偵のお兄ちゃんが一緒に遊んでやる」
翔太郎さんの呼び掛けに子供達は従い、園庭を駆け始めた。
「翔太郎さん…」
呼び掛けた私に、翔太郎さんは黙って帽子に触れながら微笑んだ。
「翔太郎兄さん、子供の相手するのが上手いんですよ」
「へぇ、いいですね。…私にも、そんな兄さんがいたらなぁ…」
一瞬、翔一さんと士さんの表情が強張った。私が首を傾げると、翔一さんが言った。
「案外、本当にいるかもしれませんよ?雪絵さんのお兄さん」
「え……」
翔一さんの言葉を聞いて、真っ先に浮かんだのは、夢の中の子供のことだった。
「もしかして、あの夢に出てくる子供……私の兄さんなんですか?」
翔一さんは、微笑みながら首を振った。
「俺達からは言えません。翔太郎兄さんは、雪絵さんが自然にゆっくり記憶を取り戻すのを望んでいます」
「けどこれだけは言える。あんたは今、過去の呪縛から逃れて、穏やかな時間を過ごしている。
 今のこの瞬間を大事にしていけば、いずれは自分のことが分かってくるだろ」
「今、この瞬間……」
爽やかな風が頬を撫でた。その風に乗って、子供達の上げた竹とんぼがくるくると舞う。
私の顔に、自然と笑みが浮かんだ。
「いい笑顔だ……」
士さんがカメラのシャッターを切った。

91 :名無しより愛をこめて:2010/05/10(月) 23:44:55 ID:8UYuEMR+0
支援

92 :yesterday once more 6/6:2010/05/10(月) 23:51:14 ID:Qmm4lCBW0
「翔太郎、雪絵さんの様子はどうだったかい?」
翔太郎が保育園を訪ねた翌日、事務所でフィリップが問いかけた。
「記憶はまだ戻ってない。けど、とりあえず元気そうだ」
「絵は渡さなかったんだ?」
デスクに広げられた絵を見て亜樹子が尋ねた。幼い頃の霧彦が描いた、自分と妹の雪絵の絵だ。
「ああ。彼女が罪を償うのは、全てが終わった後にしてもらいたいんだ」
この街の全てを愛し、人々の身を守る。勿論雪絵のことも…。
それが、霧彦から直接思いを託された自分のできる精一杯のことだと、翔太郎は思った。
「でも、彼女の中には確実に、あいつがいる」
翔太郎は懐から写真を取り出し、フィリップと亜樹子の前にかざした。士が撮った写真だった。
笑顔を浮かべる雪絵の後ろに、赤いワンポイントのスカーフをつけた男の笑顔が、ぼんやりと映し出されていた。


>>91
支援ありがとう。

93 :名無しより愛をこめて:2010/05/11(火) 00:27:43 ID:q4vvF8j90
>>86
ちょっと切ないけど、いい話だなー……乙!
規制とけたし小ネター


ヒビキ「ねぇねぇ、みんな、ちょっと」
総司「どうしたんだ?ヒビキ兄さん」
ヒビキ「それ!」
真司「え、どれ?」
ヒビキ「いや、ほら……『お兄ちゃん』とか、『兄貴』、『兄さん』、『兄上』、『おにいたま』……年上の兄弟の呼び方っていろいろあるよね?」
巧「後半はともかく……あぁ、そうだな」
ヒビキ「でも!『弟さん』とか『弟君』とか『弟上』なんていわないからさー」
渡「語呂が悪いからじゃないかな……?おとくんだと、父さんのあだ名みたいだね」
一真「じゃあ呼び方作っちゃえばいいんじゃないか?」
真司「あ、それいいね!おとうとだから……おをとって……さんより親しみをこめて呼べそうな……」
一真「『おっちゃん』!」
ヒビキ「なんだか、そのうち兄弟に来そうな気もするけどねぇ、『おっちゃん』」
雄介「でも、意外と良い響きじゃない?どう思う?巧おっちゃん?」
巧「たのむからやめてくれ……」
良太郎「……意外と、いいかも……」

94 :名無しより愛をこめて:2010/05/11(火) 17:33:14 ID:q4vvF8j90
避難所>>197
総司とうちゃん、巧おっちゃん……翔一かあちゃん
いや、違うのはわかってるんだけどさw


総司「とうちゃん……父親か。なるとしたら天の道を行くにふさわしい男になってもらいたいものだな」
真司「でも女の子が生まれたらデッレデレになるんだろうなー」
一真「クロックアップで近づく男たちを排除かぁ……ありそうだなー」
総司「……兄さんたち、晩飯はいらないらしいな」
真司「ジョーク!ジョークだってば!」
――――――――――キリトレマセン―――――――
真司「でも、父親に向いてるのって誰だろうな?」
一真「ヒビキ兄さんなんか、良い感じな気がするなー」
真司「……なぜか変身後で考えてた。子供も強い子になるんだろうな、きっと」
一真「雄介兄さんも、子守りうまいしいいお父さんになれんじゃないかな?」
真司「笑顔の似合う素敵な子になるだろうなー。……お父さんと一緒にあちこち冒険にいってそうだけど」
一真「あ、そうだ!翔一兄さんなんか料理もうまいし、面倒見がいいし、いいお父さんじゃないか!?」
真司「……うん、すっごい似合いそうだけど、でもいま想像したのが……」
翔一「あ、晩御飯用意できたよー!」
一真「……あのピンクのエプロン着用状態?どっちかっていうとお母さんみたいだな」


原作で一回薄いピンクのエプロンつけてたような気がしたんだけど気のせいかな

95 :名無しより愛をこめて:2010/05/11(火) 18:42:44 ID:j8Xipjs50
規制解除されたー、GJ送れないのがつらかったぜ・・・皆まとめてGJしてやる!

>>80
そういえば今、士はHJ連載のSCIサーガで茂叔父さんの世界にも通りすがってるんだな
Movie大戦のタックルといい、ストロンガーが結構プッシュされてるね

96 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 00:34:52 ID:RqnT6IfH0
>>86
アギト未見とは信じられないなー。ぐっと来たぜ、GJ!
ちなみに避難所196と合わせて読むとさらにしんみりなんだぜ!

97 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 14:31:27 ID:P3FHVl1yQ
響鬼兄さんが来期のNHKドラマで婚約者を騙して
金持ってトンズラこく役やるそうだが、
女性を騙すのと結婚のチャンスを棒に振るのとダブル役満で
OA後は総司にこってり説教喰らいそうで不憫でならんw

98 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 14:52:51 ID:EDwcj+Tr0
>>97
インディゴのザンキさんと言いヒビキ勢は何でそう言う役所が多いんだw

99 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 17:01:29 ID:w0zW7Ojh0
>>98
シュラウド「おのれ左翔太郎・・・
どこまで私の予想を超えるというの…(響鬼勢がそういう役所ばかり的な意味で)」


100 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 17:20:16 ID:N89pZ+ov0
>>99
翔太郎関係ねぇw
もはや「おのれディケイド」「ゴルゴムの仕業」「乾巧ってやつの(ry」並の便利ワードだなw

101 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 19:15:55 ID:nqxWLybD0
黒総司「ゴルゴムの仕業だー!」
リュウタロス「おのれディケイドー!」
良太郎「二人とも、真似しなくてもいいから……」

トライアル「……乾巧ってやつの(ry」
リュウガ「おのれ左翔太郎(棒読」
巧「いや、お前らもつきあわていいんだぞ」

102 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 22:00:31 ID:XKLae0Et0
>>94
だから一真の方が翔一より上だと何度(ry
もういい加減にしてくれよ兄弟順間違えるの

103 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 22:29:29 ID:jeNSIDML0
>>94
薄ピンクのエプロンは真司だったような気がする
士とは違ったピンクが似合うな、真司w

104 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 22:35:32 ID:Ex13utpV0
>>102
すまん……
前々から注意されて見直して投下してるつもりなんだけど……
書き上げてから一日置いて見直して投下するようにするよ

105 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 23:24:00 ID:N89pZ+ov0
>>104
前々から〜ってことは前にも間違えて注意されてるってこと?
だとしたら言っちゃ悪いが1日置いてとか関係なくまた間違える気がするよ
PCの横に順番書いたメモでも貼っとけw

ところで雄介兄さんの中の人がでてる



106 :名無しより愛をこめて:2010/05/12(水) 23:25:21 ID:N89pZ+ov0
すまん、間違えて途中送信したorz

ところで雄介兄さんの中の人がでてるツ○ヤのCMを見たんだが
ここの兄弟だったら皆ノリノリで着たりしそうだなーと思ったw

107 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 00:09:16 ID:CV0HXnUx0
>>105
[キングフォームの一真、とにかく翔一より年上][キングフォームの一真、とにかく翔一より年上]
[キングフォームの一真、とにかく翔一より年上][キングフォームの一真、とにかく翔一より年上]
[キングフォームの一真、とにかく翔一より年上][キングフォームの一真、とにかく翔一より年上]
[キングフォームの一真、とにかく翔一より年上][キングフォームの一真、とにかく翔一より年上]

真司「…ふぅ。(やり遂げた表情で)」

108 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 00:11:32 ID:Yymk7xDI0
>>105
一真の位置をすぐ間違えるっていうね……
良ネタがないから量ネタ、なんて
一真はからませやすいんだけどすぐ普通の口調的になるもんですから

とりあえずやたら眠い。きっとディケイドのせいだ。おやすみなさい

109 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 20:18:17 ID:EtaMcAXH0
一真より真司の位置が時々わからなくなるなあ……

110 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 21:19:39 ID:ptDIdhz10
真司(23)一真(22)翔一・総司(21)と年子だから
迷うくらいならいっそまとめて呼び捨てでもいいかもなあ
リアルの兄弟でもこのくらい年が近いと兄呼び捨て呼びが普通だし

111 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 21:49:08 ID:YVG4UCbI0
意図的にまとめて呼び捨てとかはありだと思うけど
迷うなら投稿前に1を見なおせばいいだけの話だと思うんだ
すぐ間違えるとかのんきに言うけどさ、
度々間違えられるとハッキリいってファンとしては不快なんだよ
大抵この三人の間違いだから、どうでもいいと思われてるように感じてしまう。
よく年上にされる翔一は老けてるって扱われてるみたいだし
逆に下にされる真司、一真はガキ扱いみたいだし

112 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 21:51:59 ID:Bo28SMQg0
〜〜〜ここで一旦掃除鬼による空気の入れ替えが入ります〜〜〜

朔也「俺の分はいいから、弟たち、剣崎の兄弟よ、存分に食べてくれ」
蓮「借金なんて後で返してくれればいいからゆっくりしてけよな。」
誠「このプラモデル、自分で作ったんですよ。半日でできましたよ。」
啓介「このご時世、悪事を働く人間が全て悪いやつとは限りませんね。犯罪は犯罪ですが事情がある方も多い気がして、
気の毒でならないですねぇ。」
新「よーぉ天道。今日はひよりいないわけ?テンション下がるなー。」
雅人「こんにちは、乾のお兄さん達。ようこそ。あぁ、そういえば乾、これ啓太郎に頼まれてたものだ。
渡しといてくれないか?」
威吹鬼「・・・ぉはよぅ・・・」
侑斗「なぁ兄さんたち、なんで朝食しいたけの味噌汁にしてくれなかったの?あっ、こんにちはーみなさん」
竜「そういうことは、俺に質問しろ。今日の朝食はパンと目玉焼きだったからだ。」
大樹「こんなにたくさんライダーがいるのだから、全員の変身ツールを手に入れてみたいなぁ。
でも一つひとつが、全員の気持ちまで詰めているものだから、使いこなせないだろうし、奪ったところで価値もないんだろうな。」


巧「これ、空気が変わったって言うより空気が凍ってないか・・?(草加が真理以外の人の願いを聞いている・・・。)」
士「…大体分かった。これは毒の抜けた世界の2号ライダーたちだな」
翔太郎「いやおかしいだろ!総司もカブトゼクター構えんなって!」
総司「いや俺は落ち着いている。とりあえず、加賀美に説教が必要だと思ったまでだ。」
真司「落ち着いてないじゃん!」

113 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 21:56:42 ID:pnCx7R9m0
>>112
???「おのれクライシス!こんな空気になったのも貴様らの仕業か!ゆ゛る゛さ゛ん゛!」


114 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 22:50:32 ID:Tvmo5x1X0
>>106
ボーリングピン男とタコ焼き娘が準備運動をはじめた様子です

115 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 22:58:20 ID:eoBzqhIm0
>>112
毒の抜けた世界のライダー兄弟も存在しそうだなw
ハードボイルドな翔太郎、まんま音也な渡、幸運体質の良太郎…というノリで
加賀美や樹花の男友達にやたらと愛想の良い総司を想像したら、逆に怖かったw

116 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 23:23:22 ID:tmz2f5fF0
>>116
ダメだ、そんな総司見たらきっと驚きで失神する奴らが出るぞww

117 :名無しより愛をこめて:2010/05/13(木) 23:52:09 ID:sOtQqSNo0
>>115
毒抜け良太郎「ねえねえ、さっき道を歩いてたら500円玉拾ったんだ。
         それと四葉のクローバーをこんなに見つけたよ」

モモ「い、いつもの…」
幸太郎「いつもの爺ちゃんじゃねぇ…!」

118 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 00:06:44 ID:ru2JOBue0
>>115
加賀美「ちはー、天道いますかー?」
総司「ああ、おはよう加賀美(微笑)どうかしたか?」
加賀美「………え?…ああ、なんだお前日下部の方か!あー、びっくりした。俺天道に用があるんだけどさー…」
総司「……」

数時間後――
影山「あれは…おい、天道!」
総司「…影山?よい天気だな。だがまだ夜は寒いだろう、夕飯は家に食べにくると良い」
影山「…!!?あ、兄貴ー!天道が、天道が…!」
矢車「落ち着け、相棒。どうせ擬態の方だろう」
影山「あ、そっか。おい、お前そんな風にからかったって…」
総司「……」

さらに数時間後――
黒総司「あれ、加賀美だ。やっほー」
加賀美「あーっお前!さっきは何だったんだよ、結局天道見つかんなかったし」
黒総司「…さっきって何のこと?」
加賀美「さっきって朝会ったろ?ライダーハウスに行った時にさ…」
影山「あーーーーお前!さっきはよくも騙して…」
黒総司「お前も?でも、さっきも何も今日お前に会うの初めてだよ?加賀美にもだけど」
影山「……へっ?でもさっき河原で…」
加賀美「天道でもお前でもないってことは…まさか他のワーム…?」
黒総司「加賀美はウチに行ったんでしょ?あそこに他のワームが入り込めるとは思えないよ…
    あと、影山が言ってる場所…さっき天道がそこに買い物行くって言ってたけど」

119 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 00:07:30 ID:ru2JOBue0
総司「……」
良太郎「…あれ?どうしたの総司兄さん。なんか元気ないような…」
翔一「あーそれがね、天の道を往く俺に不可能はないって具合に>>115を実行してみたものの、黒総司の方に間違われちゃったみたいでさぁ」

影山「……ってことはつまり」
加賀美「天道本人…?」
加賀美・影山 ((ガクガクブルブル))


こんな感じに時間差攻撃になりそうだw

120 :115:2010/05/14(金) 01:43:08 ID:fQxyfZ5P0
>>117-119
話を膨らませてくれてありがとう!投下の早さに驚愕&感激。
自分では具体的な話を思いつけなかったから、凄く嬉しかった。GJ!
>>117 その後、毒抜け良太郎は抜群のセンスも披露w
>>119 総司が怖いw 怖すぎるwww

121 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 02:01:14 ID:uU8cJj9a0
>>115

渡「そうだな…10年経ったら俺のところにまた来いよ、子猫ちゃん」
静香「えっ…どうしたの」
恵「そうよ、男はそのくらいでなきゃ」
渡「ああ深央!俺の女神、さぁ行こう!今日はどうする?焼肉か?遊園地か?それとも…お前のために演奏会を開いてやろうか?」
深央「渡さん…うれしい」


真司「なんか音也さんよりひどくなってないか?」
総司「いや、血は争えないものさ」

122 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 03:45:42 ID:GAIiCtmn0
規制がやっと解けた・・・
皆様GJ!!

>>115
ハイテクを使いこなすヒビキさん
滑舌の良い一真
鍋好き&人付き合いのいい巧も追加で

123 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 08:05:44 ID:hkOryWXq0
大体わかることができないので謙虚に尋ねる腰の低い士とか

124 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 12:35:03 ID:9AJ2Kkcx0
>>115
冒険に出かけない雄介
始終落ち着いている真司
ヘンテコ料理を作らない翔一
感動屋のフィリップ
も追加しといてくれ。毒がぬけたというか反転に近い気もするがw


125 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 12:44:50 ID:/qdSxRaQ0
>>124
冒険に出ない雄介兄なんて家事しない総司兄じゃないか!

126 :翔太郎の立ち居地を考える1/3:2010/05/14(金) 13:19:57 ID:RsiCack10
>>123
想像して噴いたw

もうWも折り返しも過ぎたのに今更のネタなのは、最近過去スレをやっと読破したせい。

―――――――――――――――
―ライダーハウス―
真司「俺は凄いことに気がついた。」
一真「?何だよ真司兄、突然」
真司「ウチ、翔太兄が来るまで10人兄弟だったろ?当然だけど。」
一真「まあそーだなあ。でもそれがどうしたんだよ?」
真司「翔太兄が来て、11人プラスフィリップ君になった訳だ。
…いつも基本的にはフィリップ君と一緒の所為で気付きにくかったけど、
翔太兄ってもしかして、俺ら兄弟の中でコンビ組む時に余らねーか?」
一真「コンビって…漫才じゃないんだし。」
真司「まあよく聞け。…まず弟たちは、台所の守護神21歳コンビと、超絶マイペース20歳コンビと、
奇跡の不運と巻き込まれ体質の末っ子コンビで綺麗に三組に分かれるだろ?
で、ヒビキ兄と雄介兄はあの二人で良い感じに纏まってるし。
そんでもって、俺と一真はバカコ…じゃない、猪突猛sry…でもなくて…そう、行動派!行動派コンビ!」
一真「…自分でバカって言っちゃっうのかよ」
真司「……とにかく!何となく上手く纏まっちまってて、翔太兄が俺らの中に入りにくいんじゃ…と思った訳よ。」
一真「…それ、かなり今更だと思うけどなあ。」
真司「そこで、俺は考えた。翔太兄を、俺ら行動派コンビに迎え入れて、行動派トリオになろうじゃねーか。
っつーことで、善は急げ。今すぐ翔太兄に報告に行くぞ!」
一真「え?俺も…?ってウエェー!?」
無理やり引っ張られていく一真。

127 :翔太郎の立ち居地を考える2/3:2010/05/14(金) 13:20:37 ID:RsiCack10
―鳴海探偵事務所―
翔太郎「…で、そんなことのためにわざわざここまで来たと?」
真司「ああ!今日から俺らは翔太兄を迎え入れて行動派コンビ改め行動派トリオだ!」
溜息を吐く翔太郎。
翔太郎「…あのなあ…気持ちは嬉しいけどな、真司。意味分かんねーぞそれ…。」
フィリップ「なるほど、つまり三馬鹿トリオってことか…興味深い…」
翔太郎「三馬鹿…?」
一真「……三馬鹿」
亜樹子「あらー、翔太郎君にぴったりじゃない。」
真司「だっろー?いやー、上手く纏まってよかったよかった。」
フィリップの台詞は聞こえてなかったらしい真司が得意げに頷く。
翔太郎「亜樹子お前まで…!おい真司!どーしてお前はそういう下らないことばっかり思いつくんだよ!?
俺はまだ了承してねーぞ?あと一真も巻き込まれて迷惑な時は迷惑だって言え!」
一真「ウェ!?俺!?いや…俺は。別に迷惑ってほどじゃないし。…それに」
翔太郎「…なんだ?」
一真「よく考えたら、俺たち、”兄さん”を迎えるのって初めてだなーって思って。」
翔太郎「はぁ…?」
一真「…うーん、上手く言えないけど。雄介兄と真司兄は俺があの家に来る前からいたし、
ヒビキ兄も落ち着いてあの家に定住するようになったのは俺より後だったけど、
その前から時間がある限り顔見せに来てくれたり俺たちのこと気にかけてくれてたし…。
俺にとって兄さんっていったら、あの家で俺たちのことを見守ってくれてる存在っていうのかな、
家族のことを一番に考えてくれている、そんなものだと思ってたんだ。」

128 :翔太郎の立ち居地を考える3/3:2010/05/14(金) 13:22:13 ID:RsiCack10
言いたいことをまとめようと、首をひねる一真。顔を見合わせる翔太郎と真司。
一真「でも、翔太兄は…何て言うのかな。俺たちと住むようになるまで一年、この街でライダーやっててさ。
この街で、俺たちの知らない世界を持ってて…いや、ヒビキ兄も雄介兄もそれは一緒なんだろうけど、
俺が来た時はもう二人とも家族の中心にいて当然というか…、兄さんってそういうものだと思ってたから、
そういう意味で翔太兄は、俺にとってなんかちょっと遠い人だったかなって。」
翔太郎「一真…。」
一真「勿論、翔太兄が家族のこと大事にしてないとか、思ってる訳じゃないよ!?
俺が勝手にちょっと距離を感じてただけで!…ただ、だから無茶振りだけど、
こうして翔太兄とちゃんと話す機会ができたのは真司兄のおかげだし。」
翔太郎「一真、お前良い奴だなぁ。」
思わず熱くなる目頭を押さえる翔太郎に、真司が胸を張った。
真司「ほら、一真もこう言ってるし!な、翔太兄は今日から俺たちの仲m…あいてっ」
翔太郎のデコピンが真司の額に命中する。
翔太郎「…お前はちったぁ思いつきで行動するのを反省しろ、真司!」
真司「…へーい。」
翔太郎「まあ、仕方ねーから一真に免じてお前らの仲間になってやるよ。」
真司「まじで!やった!…これからよろしくな、翔太兄!」

フィリップ「…とか何とか言ってるけど、あれはただの照れ隠しだね。」ヒソヒソ
亜樹子「嬉しいなら嬉しいって言えば良いのに。まったく素直じゃないんだからー。」ヒソヒソ

――――――――――――――――――
フィリップは相棒設定って書くの忘れてた。すまん。


129 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 19:57:10 ID:qTg4PlVqP
ファンとして不愉快なんだけど(キリッ

お前みたいに過剰に噛み付いてファン代表ヅラするやつの方がよっぽど不愉快だよ
設定絡みになるとすぐしゃしゃり出て自治気取りで粘着に絡みだすのっていつも同じ人?

130 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 20:08:27 ID:qTg4PlVqP
ゴメン、チラシと誤爆した
スルーしてくれ

>>126
GJ

131 :名無しより愛をこめて:2010/05/14(金) 21:43:54 ID:Gf1CAWn00
>>126
そういえばそうだね
2人区切りでいい感じに分かれてたのが不思議だw
GJ!全員単純で馬鹿だけど大好きだぜ!

132 :二号家と子豚。:2010/05/14(金) 21:55:49 ID:HuYliE+10
毒抜き兄弟も三馬鹿トリオ(仮)もGJ!

そういや一年前は、翔太郎とフィリップがボケかツッコミかでツッコミ面子が
キリキリしてたけど、実際はふたりとも両方の属性がはんぶんこって感じだな

以下、超電王トリロジーの試写会ネタ。二号家兄弟中心+わらわら。



侑斗「デネブーッ! 子豚を前に大刀を構えて何するつもりなんだよ!!」
デネブ「あ、侑斗。実は……」
雅人「今晩のメインディッシュにどうかな、って相談してたところなんだ」
デネブ「そうそう――ってえええええ!? そ、そうだったのか雅人!?」
侑斗「オレが聞いてんだよ! そんなことしたらもう二度と口きかないからな!」
デネブ「誤解だ侑斗だめだ技はかけないでくれ刃物持ってて危ないからー!」

大樹「よく見れば、デネブが持っているものがノコギリだってわかるだろうに」
蓮「それに日曜大工セット、木材……もしかして、子豚の小屋づくりか?」
大樹「(子豚ズをブラッシングしつつ)家の中で放し飼いにしてもいいけど、
   雅人兄さんがうるさいからねえ。昨日も部屋を荒されて激怒してたし」
蓮「ああ、あれ↑はその腹いせか……大人気ないというか、セコいというか」

新「いいって誠兄さん、大丈夫だから俺たちでやっておくから!」
竜「ああ、生来の不器用さから考えて、余計に手間取るだけだ!」
新「いや待てそういうこと言ったら逆に……!」
誠「な……、それくらい僕にだって手伝え(バキィッ!)」

その後、二匹の子豚たちは、二号家のお庭にちゃんと小屋を建ててもらったそうな。

橘「これ、食ってもいいかな?」
始「食うな」

133 :二号家と子豚。:2010/05/14(金) 21:58:07 ID:HuYliE+10
○おまけ○

京介「豚も結構かわいいんだな。うりうり(しっぽ引っ張り)」
明日夢「やめなよ京介、嫌がってるって。ごめんな〜(頭なでなで)」
睦月「それで、もう名前とか決めたの?(指でつんつん)」
幸太郎「じいちゃんとこのイマジンにあやかって、ブータロスとかピグタロスとか」

睦月(……良太郎さんのセンスの悪さが遺伝してる……?)

小太郎「――っくしゅっ! ……風邪かなあ」
渡「ここのところ、暑かったり寒かったりが続いてるからね」
巧「また身体も縮んでるし、その影響もあるのかもな」
士「……いや、案外誰かが噂してるんじゃないのか?」

134 :名無しより愛をこめて:2010/05/15(土) 18:06:02 ID:TOQT68JS0
>>133
小太郎ってw

135 :名無しより愛をこめて:2010/05/15(土) 19:29:14 ID:iepGWJe40
>>132
橘さん、豚はそのまま食べたら危険です!

136 :名無しより愛をこめて:2010/05/15(土) 19:52:32 ID:28LYp3hT0
最近豚をTVで良く見かけるな…某めちゃイケの幸子とか。
某NHK総合の朝の情報番組にもいたような…

137 :名無しより愛をこめて:2010/05/15(土) 20:06:17 ID:g/47tNk50
久々のテレビネタで申し訳ないが
テレビ欄で某番組がゴールデン枠に上がったのでこのネタ。

19:00(カラー)博士死神の○○な話
(1)大好評!好きなライダーの話で死神節炸裂!!
(2)アポロガイストが大暴走で大爆笑!謎の怪人
(3)デネブが行くしいたけロードパート2!
(4)(秘)橘朔也のあの名曲の真相!

138 :名無しより愛をこめて:2010/05/16(日) 10:16:23 ID:fsn6J7EB0
今日と前までの放送を見て、竜も霧彦もシスコンの会に入れるんじゃないかと思った。
総司とソウジがきっと入会案内を作ってるのも同時に幻視した。

139 :名無しより愛をこめて:2010/05/16(日) 12:59:43 ID:gnyMA4vH0
>>138
んなもん出来たら妹陣嫁にするには

シスコンの会メンバー全員&叔父達全員
相手にしないといけないよ?
加賀美とか優斗とか死んじゃうよ?ww

140 :名無しより愛をこめて:2010/05/16(日) 13:09:43 ID:bXsD5fK00
>139具現化されなくても、いずれはそういうことになるだろうから会があろうがなかろうが大変だろう。

自分が思うに、竜は家族を殺されて恨みを持っている女性には少し弱い気がする。
今回はたまたま、恨みを持っているのが井坂先生ってのもあるだろうけど。
ライダーに関わる女性って、そういう人が多い気がするから、女性ライダーの会とかなにか女性だけで行動するときに
用心棒を引き受けやすい気がする

141 :名無しより愛をこめて:2010/05/16(日) 13:42:39 ID:JKfKMccv0
いやしかし照井は妹に「こういうとこには彼氏と来い」的なこと言ってたし
結婚云々とかにはあくまで妹の意思尊重するんじゃないか?

つーか誰か言い出すだろうなと思ってたら本当にレス来てて笑ったwww

142 :名無しより愛をこめて:2010/05/16(日) 18:46:13 ID:wm8Mz9ZE0
ナイトメアの時も取り乱さずに「悪夢だ…」で済ましてたし
纏ってるのが昭和の雰囲気の人だからむしろいい旦那見つけるのが女の幸せぐらい考えててもおかしくないw


143 :名無しより愛をこめて:2010/05/18(火) 00:21:46 ID:CmB8K5Iv0
総司「なぜだ……なぜ、そんな風に考えられるんだ……?」←ズバーン以来の未知なる遭遇状態

雄介「う〜ん、僕はみのりが認めた相手ならそれでいいけどなあ」←妹が幸せになれる人ならOK
良太郎「というか総司兄さん、やっぱり妹離れした方がいいんじゃ……」←上に同じく
翔一「でも、いざそういう状況になったら寂しく感じちゃうのはわかるよ」←上に同じく

士(小夜が、人生をともに歩むことを誰かと誓う日、か……)←結構いろいろ考えている人



今週公開の映画の展開がどう転ぶかによっては、総司もそろそろ覚悟を固めないといけない……のか?

144 :名無しより愛をこめて:2010/05/18(火) 00:32:18 ID:pyziVktd0
>>143
幸太郎「というか、総司大伯父さんが認めてくれないとハナおばさん生まれないんじゃ…」
良太郎「…あ。」


145 :名無しより愛をこめて:2010/05/18(火) 01:40:26 ID:/EWMk9dW0
加賀美「一緒に歩くのが友達じゃないってお前自身が言ってたじゃないか
     家族も同じで一緒に居るだけが家族じゃないんだぞ
     離れていても、俺と結婚しても、ひよりはお前の妹じゃないか!な!」
総司「ぐぐぐ……」

氷川「まさか加賀美君が天道総司を黙らせるなんて」
照井「だが加賀美、お前はまず彼女にプロポーズの了承を得たのか?」

146 :名無しより愛をこめて:2010/05/19(水) 09:21:03 ID:NpXffYfg0
本郷『その結婚!』
光太郎『ちょっとまったぁああ!』
といってプロポーズしようとしてるところに
叔父さん達が愛用のバイクで飛び出してくるという電波を受信した、
いや、さすがにそこまでKYではないと思うけどなんか過保護そうだし・・・
自分達を倒さないと認めません!とかは言いそうな気が・・・

147 :名無しより愛をこめて:2010/05/20(木) 01:40:08 ID:m/8Wpwjf0
Q 今日は何の日?

A ガンバライド第10弾稼働日!!


総司「加賀美に先を越されてもう5弾が経過したが…ようやく俺もLRの仲間入りか…」
ヒビキ「総ちゃん、おめでとう!」
総司「ありがとうヒビキ兄さん」

翔太郎「総司のLRもいいが、サイクロンジョーカーエクストリームとおやっさんを忘れちゃ困るぜ!」
照井「そしてようやくアクセルにも声がついた…何故必殺技がエースラッシャーかだと…?」


俺 に 質 問 を す る な ! !

148 :名無しより愛をこめて:2010/05/21(金) 23:01:48 ID:3vqLVoUT0
>>143
放送中は、妹(娘・姪)と結婚するなら俺達を倒していけ!なノリで追いかけ回される
W桜井のネタを考えたりしたなあ。


149 :名無しより愛をこめて:2010/05/22(土) 00:46:55 ID:trjbq4SD0
一週間ぶりにきたらネタがたくさんだ!

>>83
すごく新鮮なツッコミでGJw
G&Pは何の略なのか気になった。

フィリ「検索しても見当たらないなんて!」
士「それは単純に設定されてな・・・・(もごもご)」
渡「こ、今度太牙兄さんに聞いておくよ、フィリップ君!」

>>86-92
いつか思い出したとき、このやり取りを思い出して進んで行ってほしいな雪絵さん。
いい話でした、gjです。

>>94
兄弟が父親になったらと想像したら、多種多様な家庭が浮かんだ。
でも、どの子も兄弟姉妹みんなでかまい倒されるのは同じだなーw

>>99-101
シュラウドさん、そんなキャラになってしまったの!?
真似する黒総司たちがすげえほのぼのした。

>>106
激しく同意w

雄介「バナナの着ぐるみ着るのが夢だったんだ!」(かなりいい笑顔でサムズアップ)
良太郎「素敵だよ、雄介兄さん!」

ヒビキ「俺はブドウにしようかな〜色が同じだし」
真司「じゃあ俺、りんご!!」
一真「青はないから・・・キングフォーム色でスターフルーツだ!」
巧「一真にい、マニアックすぎないか、それ?つーか、そもそも着て何をするつもりなんだ・・・」

150 :名無しより愛をこめて:2010/05/22(土) 00:56:12 ID:trjbq4SD0
毒抜けライダーず笑ったww

>>126-128
過去ログ制覇、乙!

ヒビキ&雄介兄さんとはぜんぜん違う立ち位置と性格の兄・翔太郎って着眼点にGJ。
一真素敵だな〜。
そういえば、公式で年齢ってまだ出てないのかな?
いまさら順番を変えたくはないですけども。こんな話読んだらなおさら。

>>132-133
二号家に新しい家族がきた♪侑斗と大樹のネーミングが気になる。
あと、幸太郎のセンスwww十代組み久々に見れてうれしかったです、GJでした!

151 :名無しより愛をこめて:2010/05/23(日) 09:08:33 ID:xcY0173Q0
>>150
翔太郎:25歳
フィリップ:18歳
竜:21歳

って話を知人から聞いたのだが……
何せ人づてだからソースが分らん&正しいのかどうかもわからん、すまん!


152 :名無しより愛をこめて:2010/05/23(日) 09:27:58 ID:5iWHIgpm0
今日の最後の
「俺に………質問しないでくれるかな?」
で吹いたのはおれだけじゃないはず

竜さんずいぶん丸くなったな、これぞシスコンp(ry

153 :名無しより愛をこめて:2010/05/23(日) 09:52:08 ID:RiB0W84y0
復習を遂げた復讐鬼はこれからどうすればいいのかと結城の叔父さんにアドバイスをもらいに行く照井

154 :名無しより愛をこめて:2010/05/23(日) 10:44:46 ID:+RvxY7oU0
>>151
もしそれが正しかったら2号家は三つ子ちゃんが出来るわけだ。
加賀美と草加と照井の三つ子かぁ。

155 :名無しより愛をこめて:2010/05/23(日) 11:41:58 ID:xy6fdKWb0
>>154
また極端な性格差の三つ子ちゃんだなwww

156 :Iの不満/4番目のトリロジー・1/7:2010/05/24(月) 01:15:54 ID:2naqhx1k0

※『超電王トリロジー』公開記念小話。ネタバレは無いので未見の方もどうぞ。
※2号家設定含みます。フィリップは1号家の居候。
※ヒビキ兄さんは魔化魍退治出張中、雄介兄さんは冒険中で不在ってことにしといてね。

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仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE
  超電王トリロジー・第4弾
[EPISODE WHITE 正義無くてはイクサはできぬ]

 悪の軍団再び!?---名護:愛と正義に捧げる裁き
 かつてデンライナー署に逮捕された凶悪犯・黒木が、再び結託したファンガイアとイマジンによって脱獄した!
 黒木は自分に手錠をかけた鈴木刑事を逆恨みし、過去に飛んで彼の父親もろとも存在を消そうとしている。
 それを止めようと手掛かりを探す良太郎達は、同じく黒木を追う名護啓介に出会った。
 名護の仮面ライダーイクサとしての圧倒的な力と熱い正義感に心打たれ、オーナーの推薦もあって彼を新生・デンライナー署に助っ人として引き入れる。
 ところがそこに、名護の妻である恵がファンガイアに誘拐されたとの知らせが!
 引き換えに要求されたのはオーナーパス。
 しかも、ファンガイアは鈴木刑事だけでなく、キバ=紅渡の父・音也も狙っていることが分かり…!?
 名護と良太郎達はこの窮地をどうやって切り抜けるのか?
 イクサが果敢に悪を打ち砕く、正義のジャッジメント・ジャーニー!



   企画・脚本・監督 名護啓介

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157 :Iの不満/4番目のトリロジー・2/7:2010/05/24(月) 01:19:08 ID:2naqhx1k0
士「…………言いたいことは山ほどあるが、まず一つ。なんだこれは?」
デネブ「実は今朝啓介の部屋を掃除してた時にベッドの下から見つけたんだ。他にも何枚か書き直したのがあって、一応ちゃんと残っていたのがこれだった」
士「そうか。……二つ、何故俺のところに持ってきた?」
デネブ「えーと、それは……」
総司「士の代わりに大体分かった。恐らく、いつぞやのようにこの企画を実現して欲しいとか陳情を頼むつもりなんだろう」
デネブ「そうなんだ!野上のお兄さんのおかげで、おれのソフビも出してもらえた!だから、ぜひもう一回陳情して啓介の企画を通してもらいたいんだ!」
巧「……草加の兄貴がなんでコソコソとそんなモンを書いてるのかはツッコんだほうがいいのか?」
士「いや、必要ないな。NEW電王はともかく、ゼロノスにディエンドと続けて2号ライダーがクローズアップされているにも関わらず、登場順的にその間にいるイクサがすっぽ抜けてるのが本人には不満だったんだろ」
翔太郎「その不満の捌け口の結果がコレか…。なんつうか、色んな意味でザンネンだな」
フィリップ「おまけに、映画に登場している点だけを見れば、さらに次のアクセル──照井竜も、昨年末に条件はクリアしている。イクサの孤立性がさらに深まるということだね」
一真「でもさあ、イクサは去年の夏に洋叔父さんと戦ってたし、イタリアンレストランも経営してたじゃないか。目立ってなかったって事はないと思うけど」
翔太郎「だが、それで本人が納得するかどうかは別問題なんだろ。照井はそういうのはからっきし無関心だからな」
渡「でもこの内容……名護さんらしさはひしひし伝わってくるっていうか、なんていうか」
士「渡、遠慮がちなお前の言いたいことは俺が大体知っている。いいかデネブ、よーく聞け。
 結論から言うと、この企画書を陳情するのは無理だ。通る可能性はゼロに等しい」
デネブ「えええ!そ、そんなこと言わずに…!」

158 :Iの不満/4番目のトリロジー・3/7:2010/05/24(月) 01:22:23 ID:2naqhx1k0
士「ちゃんとした理由もある。いいか、まずタイトルからしてすでに論外。サブタイトルもはっきり言って意味が分からない。第一、他のがレッドブルーイエローと目立つ原色で続いてるのに、いきなりホワイトは無いだろう。肩すかしもいいところだ」
真司「多分、本人としては『腹が減っては戦は出来ぬ』とかけたんだろうなあ」
渡「エピソードホワイトっていうのも、きっとイクサのスーツの色をイメージしたんだよね…」
士「次にあらすじ。これも読んでいて全くひねりが無い。王道を踏襲するのはいいが型にはまりすぎだ、面白みを感じない、すなわち『観たい』と思わせるものが無い。というか『そんなことがあるか』と辟易したくなる内容だ」
翔一「それも名護さんの性格を反映してるんだろうねー」
士「そして最後の最大の理由。──全体的に正義正義ってこだわりすぎだ!果てには『ジャッジメント・ジャーニー』って、聞いたことも無いぞそんな言葉!正義が好きなのは勝手だがここまで強調されるといい加減しつこい!」
渡「名護さんだからね……」
士「ついでに言わせてもらうと、ここで第4弾を作っちまったら『トリロジー』じゃなくなってタイトルそのものが本末転倒になるだろう!
 企画が通ったとしてもどんだけのハードスケジュールで制作させるつもりだ、ただでさえ『ダブル』も佳境に差し掛かってるし夏には映画の準備があるってのに!!」
総司「一応付け加えるが、中の人などいないからな」
士「よって、俺にはこの企画を陳情してやる義理は無い。以上証明終わりだ。きれいさっぱり諦めて、こいつは本人に返して来い」
デネブ「そ、そんなぁ…。おれはすーっごく良い企画だと思ったし、侑斗と大樹に啓介で仲良くなれそうだし、観てみたいなあって思ったのに……」
巧「これを読んでそう感じるアンタのセンスが理解できねえよ」
良太郎(小)「……あ、あのさ、デネブ。確かこの企画書は掃除の時に見つけたって言ってたよね?」
デネブ「え?そうだけど?」

159 :Iの不満/4番目のトリロジー・4/7:2010/05/24(月) 01:24:02 ID:2naqhx1k0
良太郎「じゃあ、今この企画書を士兄さんに見せに行ってるって事……その、本人は知ってるの?」
デネブ「ううん。野上のお兄さんが陳情してくれるって言ってくれたら言うつもりだったんだ。これが実現したらすっごくいいニュースだし、その方が本人も喜ぶと思って!」
翔太郎「……つまり、勝手に持ち出したってことか…?」
渡「…そ、それは、なんか、色々まずいような気が……」
真司「そういえば、元はベッドの下に押し込まれてたとかなんとか聞いたような……」
良太郎「……デネブ、悪いことは言わないから、とにかく今すぐその企画書持って帰った方がいいよ!あとこれを僕たちに見せに行ったことは絶対に内緒にして!!」
デネブ「え、で、でも…」
総司「いいから早く黙って戻れ。おばあちゃんが言っていた、世の中には知らなくていいことが山ほどあると」
巧「ていうかこのまんま居座られたら確実にトラブルに巻き込まれるから本当に帰れ。俺たちは何も見てないし聞いてないし知らないからな!」
デネブ「??な、なんかよく分からないけど…分かった、じゃあお邪魔しまし 「デーネーブー!!!」バターン
翔一「あ。今の玄関のドアが壊れちゃった音かな?」
一真「いつもならここで入ってくるのは侑斗だけど、この声は……」
巧「そこの二人は悠長に構えてんなー!!!」
啓介「デネブ!!あれほど言ったのに、また私の部屋へ勝手に入り込むとは…!」
デネブ「けっ、啓介!いやだって、掃除はちゃんとやらなくちゃ!出来るときにいっぺんにやっちゃった方が効率がいいし!」
啓介「そういう問題では無──(硬直)」
真司「あっ、固まった」
啓介「…………デネブ。それはもしかして、私のベッドの下から無くなっていた書類か?」
デネブ「ああ、そう!実は野上のお兄さんに頼んでこれを……」
良太郎「わわわわデネブ!言わなくていいから説明要らないから!!」
渡「……ど、どうしよう、名護さんの目が据わってる……」
士「──知らん。俺は何も知らん」

160 :Iの不満/4番目のトリロジー・5/7:2010/05/24(月) 01:25:17 ID:2naqhx1k0
啓介「……………」
 『 レ デ ィ・フ ィ ス ト オ ン 』
全員「「「!!!!」」」
デネブ「え?あれっ?なんで変身するんだ啓介?」
翔太郎「おいおいおいおいあんた!落ち着けって!!安心しろこの事はウチだけの秘密にするから!!」
巧「無駄だ太郎兄!早く避難するぞ!!」
渡「ななななな名護さん待ってくださいやめてくださいごめんなさい!!」
イクサ「……その企画書を、私に返しなさい。ついでに命も神に返しなさい!!」
デネブ「わ、わあああああああ!!」


侑斗「ただいま」
大樹「やあお帰り、兄弟君。なんだか疲れた顔をしてるね」
侑斗「別に。そういう大樹はずいぶん機嫌よさげだな」
大樹「まあね。実は面白いお宝が見つかって、それをどうやって手に入れようか考えてるところなんだ」
侑斗「そうかよ。……ところで、デネブ知らないか?」
大樹「……おデブ君かい?残念だけど分からないよ。さっき家の中を掃除してたのは見たけれど」
侑斗「掃除?あいつ、また人の部屋を勝手にあさったんじゃないだろうな……」
大樹「おや?何かあさられたらまずいものでも隠してあるのかな?正直に吐きたまえ」
侑斗「だれが!!むしろお前の方が後ろめたい物尽くしだろ!俺はアイツが勝手なことして兄貴たちの地雷踏んでイザコザ起こさないかが気になるだけ──」

 どーん!!

侑斗「!?なんだ今の、隣の野上ん家か……?」
大樹「珍しいね、いつもはうちが騒いで文句を言われるのに…ふふっ」
侑斗「……やっぱりかーなーり機嫌いいな。かえって気持ち悪いぞ」
大樹「余計なお世話だよ」

161 :Iの不満/4番目のトリロジー・6/7:2010/05/24(月) 01:26:25 ID:2naqhx1k0
 大樹の回想 ──数十分前
大樹『ただいま、おデブ君。どうしたんだい、なんだかひどく戸惑っているみたいだけど』
デネブ『あっ、大樹!ちょうどよかった、実はさっき掃除してたら啓介の部屋でこんな物を見つけて』
大樹『また勝手に入ったのかい。ん、企画書…?へえ、これはなかなか面白いお宝を発掘してくれたね』
デネブ『そのままにしても良かったんだけど…こんなのをこっそり書くなんて、きっと啓介がさびしいって思ってる証拠だ。そう考えたらなんだかほっとけなくて』
大樹『ふうん。……! そうだおデブ君、この企画書を士に見せてみたらどうかな』
デネブ『えっ?つかさって、野上のお兄さんで大樹の友達の?』
大樹『友達かどうかはともかく、士ならこの企画書について相談に乗ってくれると思うよ。ほら、この前の陳情で君のソフビの発売も実現しただろう?』
デネブ『!!そっ、そうか!そうだな。よし、じゃあ今から持って行ってみるよ!大樹、ありがとう!!』
大樹『どういたしまして。がんばって行ってきたまえ』

 ──その十分後
啓介『大樹!一つ聞くが、さっき留守にしてる間に私の部屋へ誰か入らなかったか?』
大樹『啓介兄さんの部屋かい?さあ、知らないなあ。でもさっきまでおデブ君が掃除でうろうろしていたよ』
啓介『デネブが…!?』
大樹『うん。それで、やけに張り切った様子で隣の士の家へ出向いていたな』
啓介『……そうか、分かった。少し出かけてくる』
大樹『ああ、いってらっしゃい』
 回想終了

162 :Iの不満/4番目のトリロジー・7/7:2010/05/24(月) 01:29:09 ID:2naqhx1k0
大樹「これで、士に積もり積もった借りを返せたかな」
侑斗「なんか言ったか?」
大樹「いいや、何も?」
バターン!! 「ゆうぅぅぅぅぅとおぉぉぉぉぉ!!!」
侑斗「なっ、で、デネブ!?どうしたイマジンか!?」
イクサ「待ちなさい!!大人しく罰を受けなさい!!」
キバ「な、名護さんだめです!僕のボタンあげますから落ち着いてください!!」
電王プラットフォーム「ぼ、僕たちもあの企画書のことは無かったことにしますから!なんならオーナーに頼んで過去に戻って掃除するデネブを止めれば…!!」
龍騎「そうそう、俺も神崎と相談するからさ!映画でスピンオフ作ってもらえなかったからってそんなに荒れるなって!うちの雄介兄も一人だけ映画無かったし!!」
デネブ「うわあああああごめん啓介ごめーーん!!」
侑斗「おいっ、何がどうなってんだ!?」
大樹「それじゃ、僕はお宝探しに行って来るとするか。がんばりたまえ、兄弟君」(オーロラの向こうに消える)
侑斗「はあッ!?ふざけんなー!!」

おわっとけ。



企画書は名護さんになったつもりで書いてみたよ!士には不評ですが皆さん的にはいかがっすか。


163 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 10:57:25 ID:i5bv3S0/O
おもしろかったよ!
すごく名護さんっぽかったw
ちょっとみてみたいな〜エピソードホワイトw

164 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 12:41:11 ID:Bd2yDqyu0
名護さんはやっぱり最高です!!
色々けしかけておいて消えてく大樹もいいなぁ。
侑斗が一番の貧乏くじひいてるような気がするのもGJ!

165 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 14:08:40 ID:VxJoHjv50
さすがは海東…。

過去スレを見ていて自分でも思いついた話を書いてみたけど、なかなか上手くいかない…。
本当に自分の文才の無さが悔しくてしかたない…。
おまけになぜかめちゃくちゃ長くなったし。どこを削ればいいのか分からないし。
一真の絡む未来編って好きなんだけどな…。


166 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 14:23:20 ID:i5bv3S0/O
自分も未来話好きなんだけど、
異常に嫌がってたやつが居たからみんな書かなくなっちゃったんだよねぇ。
未来話書くなら期待してる。

167 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 14:56:24 ID:jTmWP+sX0
注意書きをしてれば無問題だし俺読みたいしがんばれ

168 :過去と未来のライダー達 1:2010/05/24(月) 15:19:23 ID:VxJoHjv50
では試しに…。未来編です。一真達ライダー兄弟の時代から何代もすぎた頃の話。
未来編が苦手な人は飛ばしてください。
凄い長文の上に駄文ですが、よろしければどうぞ。

夜。きらびやかな街の片隅で、1体の異形の者と、それを止めようと立ち向かう2つの人影があった。
その片方に異形の者―アンデッドが襲いかかり、もう一方の人影があわててアンデッドに攻撃を仕掛ける。
その攻撃にアンデッドが怯んだ隙に攻撃を受けた方がカードを並べ、それらを貫いて攻撃した。
攻撃を受けたアンデッドのバックルが開く。
「!…今だ、カードを。」
「はい!」
シュルル…と投げたカードが刺さってアンデッドはカードに封印された。
「なんだかだいぶ慣れてきたんだなあ…。」
一真はそう言いながら変身を解除してカードを拾うと、共に戦っていたライダーに差し出した。
「いえ…。全て剣崎先輩のおかげです!―俺だけだったらきっと、最初の方でとっくに倒されていると思います。」
「ウェ?…いや、最初は仕方ないんじゃないか?戦っている内に少しずつ慣れていくと思うけどなぁ。
―ところで変身解除しないのか?」
「あ…。はい。」
変身解除をしたライダーは一真からカードを受け取るとしげしげと眺めた。
「それにしても、アンデッドが新たに現れ出すなんて全く考えてませんでした…。
上級アンデッドの皆さんが真っ先に気付いて知らせてくれなかったら、
きっとこういう新しいライダーシステムの完成はもっと遅かったでしょうね…。
まだ残っている前の戦いの時のベルトは古すぎて、使うには難があったみたいですし。」


169 :過去と未来のライダー達 1:2010/05/24(月) 15:28:42 ID:VxJoHjv50
本当に長いです…。

「ああ…。俺も長いこと外国に行ってて、日本に戻ってくるのは久しぶりだったし。それにしても、封印するのはやっぱりカードなのは変わらないんだな。」
「はい。やっぱりカードの方が持ち運びとか観賞とかの面でよかったらしいです。」
「観賞…って…。なんか複雑な気分になるんだけど、俺…。」
「そういえば先輩は始さんと同じジョーカーのアンデッドでしたっけ…。」

ライダー兄弟達の時代から何代もすぎた。アンデッドと人間は友好関係になったので、対アンデッドのライダーシステムは必要なくなり、ただ置いてあるだけという状態になった。また、他のライダーの中にも長い時の中で消えていってしまった者もあった。
一真は兄弟達が死んでしまってからは家や日本は甥や姪達に任せ、自分は外国を(あちこちで光太郎叔父さんに出会って無理矢理に鍛えられながら)放浪するようになり、日本には長い間帰ってきていなかった。
だが、最近今までのアンデッドとは別の新たなアンデッドが出没してきていると風の噂に聞いて気になり、故郷に戻ってきたのだった。
日本では対新たなアンデッドのために昔のライダーシステムを研究し、新しいライダーシステムを作り出した。その装着者として木戸信也に白羽の矢が立ったのは、普段から上級アンデッド達と親しく付き合っていたからだった。
アンデッドと普段から付き合っているのなら、新しいアンデッドにも何らかの対処が出来るのではないかと思われたのだ。
だが、信也は初めての実戦でアンデッド相手に苦戦した。そこへ帰ってきたばかりの一真が加勢したことで、そのアンデッドの封印に成功したのだ。その時から信也は一真のことを「先輩」と呼んで慕っていた。
未だに一人でアンデッドを封印することはできないが、少しずつ強くなってきていた。


170 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 15:34:57 ID:VxJoHjv50
間違えた…。さっきのは2です。すいません…orz



171 :過去と未来のライダー達 3:2010/05/24(月) 15:38:06 ID:VxJoHjv50
2人は歩きながら話していった。朝が近づき、空がだんだん明るくなってきていた。
「それにしても初めて先輩がブレイドに変身したときは驚きましたよー。ブレイドのベルトは昔に行方知れずになったって聞いていましたし。
まあ、一応嶋さんや始さんとかから先輩の話は聞いたことがあったんですけどね。」
「へぇー…。一体どんな話を聞いたんだ?(少し気になる…)」
「あまり詳しくは聞けなかったんですけどね…。もう一人のジョーカーが昔、ここから出ていったまま
一度も帰ってきていないとか、あの滑舌の悪さは何とかならないのかとか、なんかいろいろと無茶をしすぎだとか…。
始さんなんて「あいつ以上の馬鹿なお人好しにはまだ出会ったことがない。」とか言ってましたね…。」
「な、なんか褒められてるのか貶されてるのか分からないなあ…。喜べばいいのか、怒ればいいのか…。」
様々な言われように一真は頭を抱えた。あとで文句を言ってやる、とブツブツ呟いている。
「あ、そうだ。先輩にひとつ聞きたいことがあるんですけど。」
「ウェ?なんだ?」
「先輩は先輩の前のブレイドの装着者について何か知ってませんか?
なんでも俺の遠〜い昔のおじさんに当たる人がブレイドに変身してたらしいんです。
たぶん先輩の前の装着者じゃあないかと思うんですが。」
「(俺の前にもブレイドの装着者がいたのか…。そういえばギャレンも橘さんの前に桐生さんって人がいたんだっけ…。)
いや、前の装着者とは会ったこともないし…。よく知らないなぁ…。」
「そ、そうです、か…。(残念…。話が聞けると思ったのにな。)」
その言葉に肩を落とした信也の様子に、一真は慌てて慰めようと言葉を選んだ。
「で、でもほら、他のアンデッド達なら知ってるヤツがいるかもしれないし。俺、一応聞いておくよ。」
「いえ…。気遣いをさせてしまってすいません。俺も、上級アンデッドの皆さんはよく家に遊びに来るので、その時に聞いてみた事はあるんですが、
なかなかまともな答えが返ってこなかったんですよ…。」
「(あいつらなら確かにありえそうだ…。)」


172 :過去と未来のライダー達 4:2010/05/24(月) 15:42:06 ID:VxJoHjv50
一真がそう考えて悩んでいると、信也がふと思いついたように話しかけてきた。
「あ、もうすぐ俺の家なんですけど、少し寄っていきませんか?俺の兄さん達からも一度連れてくるように言われているんですよ。
兄さん達みんなで歓迎するからって。どうですか?」
「(うぅ…。なんだか楽しそうだな…。でも…。)…いや、俺は一応アンデッドだし…。それに、この後ハカランダの方に顔出すつもりだからさ。」
「そうですか…。でも確か先輩は始さんと同じジョーカーでしたよね?さっきも言いましたけど、始さんも上級アンデッドの皆さんもよく遊びに来てますし
別にさんな事を気にしなくても良いと思いますよ。また今度来てくださいね。」
「…ありがとう…!(ううう…。うれしさに涙が出そうだ…。オデハシアワセボドダ…。)」
一真は余りのうれしさに涙ぐみながら、信也と別れてハカランダへと足を向けた。その背中を見送っていた信也は
一真の背中が見えなくなるときびすを返して家へと帰っていった。

「ただいまー。」
「あ、おかえり。」
信也が玄関の扉を開くと、ちょうど帰ってきたところだったのか、信也の双子の兄、慎一が立っていた。
近くの鏡の中を赤い龍のミラーモンスターが飛び回っている。あのミラーモンスターも相当昔からいるらしいが、
残念ながらミラーモンスターの言葉は分からないので話を聞くことが出来ない。



173 :過去と未来のライダー達 5:2010/05/24(月) 15:46:47 ID:VxJoHjv50
耳を澄ましてみれば、ちょうど兄弟が揃っているらしく、奥の居間からとても賑やかな話し声がここまで聞こえてくる。
信也は兄と一緒に居間に向かいながら話をした。
「そういえば、どうだったんだ?ジョーカーのアンデッドの…剣崎さんだったか。その人からおじさんの話は聞けたのか?」
「いやー…。それがさ、おじさんとは会ったこともないから、よく知らないんだって。ちょっと残念だなあ…。」
「なるほど。大体分かった。俺の予測が外れたと言うことか…!」
どこからか突然、次男の門屋 宰(さい)が現れて悔しそうに呟いた。更に宰に続いて、居間からわらわらと兄弟達が出てきて話しながら居間へと進み出した。
「僕も宰の仮説が有力だと思ったんだけどなあ…。」
そう言ったのは長男の紅 真(まこと)だった。
「ああ、『おじさんが万が一の時のために、一番信頼できるアンデッドにブレイドのベルトを託した』だよね?
…どんな人達だったのか気になるけど、なにしろおじさん達についてって名前もあまり伝わってないからねえ…。
最初の猛おじいさんのこととかは伝わってるのに。
なんでか、とにかくすごい人達だったってことしか伝わってないし…。」
そう返したのは三男の五代 雄樹(ゆうき)だった。


174 :過去と未来のライダー達 6:2010/05/24(月) 15:52:23 ID:VxJoHjv50
「俺さ、やっぱり幸太朗曾曾じいちゃんに聞いてみるのが一番手っ取り早いと思うんだけど。でも、あんまり来ないからなぁ…。」
と四男の沢木 翔路(しょうじ)は首をひねりながら呟いた。
「幸太朗曾曾祖父さんは一応おじさん達全員を知っているらしいが、前の時は結局、自分のお爺さんのことだけを話していったな。
おかげでそのおじさんの名前と変身していたライダーは分かったが…。」
眉をひそめながらそう言ったのは七男の慎一。
「…あの熱の入りようはすごかったなぁ…。『こういう時に良太郎爺ちゃんはこう言った、こうした…。』
あれ、最貴兄ちゃんの『俺の曾曾曾おばあちゃんは』…と似たようなもんだな…。」
その時のことを思い出すのか、若干顔を引きつらせながら八男の信也は呟いた。途中で名前が出てきた最貴というのは、
六男で天道 最貴(さいき)というのだが、外国へ究極の食材捜しに出て帰ってきていない。
「では、俺の仮説はどうだ?『その人が実は本当のおじさんである。』
実際良い例として光太郎おじさんがいるし。あながち間違っていないんじゃないか?」
目を輝かせながら身を乗り出して五男のヒビキ(七代目)は言ったが、
「あの人は特別だろう。光太郎おじさんと一緒と考えたらあり得ない方向に予想が行ってしまうぞ、ヒビキ。」
という宰の冷たい一言に蹴散らされた。
「でも、本当にどんな人達だったんだろうね…。詳しく伝わっていないのが残念だな…。」
雄樹はどこか遠い物でも見るような目で言った。つられて全員が居間の壁に掛かっている大きな古びた写真を見つめた。
そこには、最初にこのライダーハウスに住んでいた兄弟達の全員変身して集合した姿が写っていた。



175 :過去と未来のライダー達 7:2010/05/24(月) 15:58:38 ID:VxJoHjv50
クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、ディケイド、ダブル…様々なライダー達がそれぞれポーズを取っている。
ファイズはオルフェノク達が滅びてしまったためにいなくなり、電王は今の時代には存在しないが別の時代に存在している。
ほとんどのライダーは次代へと引き継がれていた…。

この時代のライダー兄弟達がしみじみとしていた頃、一真はハカランダの前に立っていた。その店は何年、何十年経っても同じ場所にあった。
入り口をくぐって中にはいると、一人のかわいらしい女性がカウンターに立っていた。
その女性は入ってきた一真に気付くと、ぱっと笑顔になって「いらっしゃい」と声をかけてきた。
「(やっぱり天音ちゃんの面影があるなあ…。)すいません、始はいますか?」
「あ、少し待ってくださいね。今呼びますから。始さーん。お客様ですよ。」
その声に反応して奥から出てきた始は、一真の姿を目にすると見るからに迷惑そうな顔をした。
「剣崎か…。何の用だ。」
「いや、そんな嫌そうな顔しなくても良いじゃないか…。―ちょっと様子はどうなってるのかな、と思って来ただけだよ。
…それにしても、店の中が静かだな…。」
近くにあった席に座りながら一真は呟いた。始は黙ったままだった。昔はほぼ毎日、
座席に大量のアンデッド達が座っていて色々とうるさかったのだが。このことも一真が日本に帰ってきた理由の一つだった。


176 :過去と未来のライダー達 8:2010/05/24(月) 16:07:39 ID:VxJoHjv50
「―なんだか本当に酷いみたいだな…。」
「…まあな。最初は下級アンデッドばかりが消えていったが、少しずつ上級アンデッドも消えている。
おかげでまだ残っている者はカリカリして、街を出歩き敵がなんなのか見定めようとする者、引きこもる者、様々だ。
…最初は新たに現れたアンデッドと勝負する物好きもいたが、今はそれどころではないな。」
思ったよりも酷い状況に一真は思わず顔を歪めた。アンデッドには色々と癖のあるものが多いが、何かと長い付き合いだから辛かった。
「…今回のことには、モノリスは関与していないらしいな。」
始は突然そう切り出してきた。一真は考えながら答えた。
「俺もその事が気になって確認してみたけど、なんだか戸惑ってる感じだったなぁ。
今回の新たなアンデッドについても、消えていくアンデッドに関しても。」
「気になるのは、カードになったままのアンデッドは消えないと言うことだな。
カードになっている状態の方が抵抗も少ないと思うのだが。…なんにせよ、警戒はしておいた方が良いかも知れないな…。」
そうやって話していると、人影が店に入ってきて話しかけてきた。
「やあ、一真君。久しぶりだね。君が来ていることを風が教えてくれたから、ついでに会いに来たんだ。
…君も一応気を付けた方が良いよ。最近どうも風が妙でね…。」
嶋さんは外を眺めながらそう呟いた。一真達の心境も知らず、空は憎たらしいほどに晴れていた。


177 :過去と未来のライダー達 9:2010/05/24(月) 16:13:11 ID:VxJoHjv50
ライダーハウスで、出かけようとしていた信也は玄関で雄樹に呼び止められた。
「ああそうだ。信也、よかったらこの後ハカランダに行ってくれないかな?」
「え?なんかあったの?」
「いやさ、最近アンデッドさん達があまり遊びに来ないからね。何があったのか気になるから、
確認するのにたまには夕飯に招待しようかと思ってるんだけど。あ、剣崎さんって人も呼んだらいいと思うよ。」
「わかった。ちょうど先輩もハカランダに行ってるはずだから、ちょうど良いし。ちょっと行って来るね。」
信也は途中で一真と会えるだろうかと考えながらライダーハウスから出ていった。

一真はハカランダを後にしてしばらくぶらついていた。とうに日は高く、真上に昇っていた。しばらく歩いていたが、
やたらとバックルの辺りがうるさくてため息をついた。
どうやらまた喧嘩をしているらしい。恐らく出せとかも言っているのだろうが、出してやろうにもリモートが出来ないし、
モノリスに出してもらっても他のアンデッドのように消えてしまう事もあるのでもう少し我慢してもらわなければならないだろう。
「(うーん…。これからまたキングとかがうるさそうだなあ…。今までは結構自由に出歩いてたし。だけどブレイドの力は必要だしなあ…。)
うぅ…。どうしようか…。」
一真がこれからのことで悩んでいると、ちょうどそこへ信也が通りかかった。
「あ!先輩。こんなところで何をしているんですか?」
「いや、ちょっと…。」
「ハカランダにはもう行ったんですか?俺はこれから行く所なんです。よければ道々話しながら一緒に行ってもらえませんか?」
「(さっき行って帰ってきたところだけど…。)まあいいか。途中まで一緒に行こう。」
一真は今まで来た道を引き返し、信也と2人でハカランダへと歩き出した。
その時、一真は気配を感じてちらりと横に目をやると、信也の背後のガラスに見覚えのある赤い龍が映っている。
「ドラグレッダー…?」


178 :過去と未来のライダー達 10:2010/05/24(月) 16:17:57 ID:VxJoHjv50
思わずそう呟くと、その言葉にきょとんとした信也も背後の鏡を見て、
「あー、あんなところに。…あれ?先輩はドラグレッダーを知っているんですか?」
納得してから不思議そうに聞いてきた。鏡に映っていたドラグレッダーは身を翻しどこかへと消えた。
再び歩き始めながらも一真はどこか懐かしい気持ちになり、しみじみとしながら言った。
「まあ…。…昔、俺の一つ上の兄さんがライダーだったんだよ。ライダー同士の戦いを止めたいって言って。
その兄さんが変身してたのが龍騎で、相棒がドラグレッダーだったんだよな…。」
そう口に出すと、毎日元気で明るかった兄―真司の姿が脳裏に浮かんだ。兄弟のためによく得意な餃子を作ってくれたものだ。
兄弟が皆死んでしまってからもうかなりの時が経ったが、今でも全員の姿も声も話し方も全て覚えている。
昔を思い出し黙ってしまった一真の横で信也は感心しながら言った。
「へぇ…。先輩のお兄さんが龍騎だったんですか。―ってあれ?お兄さん?」
そこで信也は引っかかりを覚えて悩みだした。
「(お兄さん…。あれ?アンデッドって血縁関係は無いんじゃ?義兄弟とかかな?なんかよく分からないなぁ。とりあえず聞いてみるか…。)
あの、お兄さんって言うのは…?」
信也はそう尋ねたが、一真はまだ昔のことを思い返していて気付かなかった。
信也は一真がどこか遠いところを見ていることに気付き、仕方なくそのまま足を進めた。

しばらく歩きながらも、信也が一真にどう話しかけるべきか悩みながらも進んでいると、突然一真が足を止めた。
遠くに見えてきたハカランダを凝視して固まっている。
「…先輩?」
信也がいぶかしんで声をかけたが、耳に入っていない様子だった。
「どうかしたんですか、先輩?聞こえていますか?」
「まさか…!始――!」
信也が尚も声をかけ続けていると、一真が突然叫んで走り出した。驚きながらも慌てて後追うと、一真はハカランダの入り口で立ちすくんでいた。
信也が一真の横から覗き込むと、酷い状態になっている店内が見えた。
窓は全て割られ、椅子やテーブルなどの家具も破壊されて山になっており、とても同じ場所とは思えない。


179 :過去と未来のライダー達 11:2010/05/24(月) 16:22:40 ID:VxJoHjv50
「な…なんで…。」
信也もその場に立ちすくんだまま呟いた。この店に集まっているのは仮にも人間よりもずっと強い力を持つ不死のアンデッド達。
信也にとっては最も倒されることがないはずの者達だ。なのに、この惨状はなんだ。

「うぅ…。」
その場に立ちつくしていた2人の耳に小さなうめき声が届いた。その声で我に返った2人が急いでその声が聞こえた辺りの残骸をどけていくと、
いつも店のカウンターに立っている女性が、壊れたテーブルと椅子の下から出てきた。
幸い怪我は無いようだが、ショックで気を失っているらしい。一真は床の一部を片づけて女性をそっと寝かせた。
そしてもう一度淡い期待を抱きながら周囲を見渡したが、やはりアンデッドは一人もいなかった。
「―先輩。これどういうことですか…?先輩は何か知ってるんですか?」
信也は少し厳しい語調で一真に尋ねた。一真はやや呆然といた表情で少しずつ話し始めた。
「最近…アンデッド達が少しずつ消えてきていたんだ。―最初は下級アンデッドばかりが消えていたけど、少しずつ上級アンデッドも消えてきていた…。
さっき、店が見えてきたとき、いつもたくさんあった気配が一つも感じられなかった。…俺が朝に来た時は、何ともなかったのに…。一体…誰が!」
一真は唇を強く噛み、拳を握りしめて言った。何もできなかった自分が恨めしくて仕方ない。朝はこんな事になるとは思わなかった。
あれからまだ半日程しか経っていない。始や嶋さんとも普通に話していた。なのに。
「先輩…。」
一真は背を向けてはいたが、信也には一真の辛さが十分伝わってきた。会ってからまだ二月もたっていないが、
自分よりも他人を優先するような人だと感じていた。その一真にとってこれは自分が傷つくよりも辛い事だろう。


180 :過去と未来のライダー達 11:2010/05/24(月) 16:51:33 ID:VxJoHjv50
背を向けたままの一真に対してかける言葉を捜して悩んでいると、突然背後から殺気を感じた。信也は慌てて振り向く。
何者かの攻撃が迫ってきているのが目に入った。
しかし、突然のことに体が反応してくれない。なんとか避けようと無理に体をねじるがこのままでは間に合わない。
やられてしまう。信也がそう感じたとき、横から強い衝撃があって飛ばされた。
信也を突き飛ばしたのは一真だった。必死の形相で信也を見ていた。
信也は先輩、と叫ぼうとしたが、その時勢いよく壁に背中を叩きつけられ、呼吸が一瞬止まった。
その一瞬の間に一真は攻撃を受け、声もなく倒れた。人間の姿が歪み、アンデッドの姿に戻った。
腰のバックルが開いたところで、攻撃が来た方向から今度はカードが飛んできて刺さる。
一真はカードに吸い込まれるように消えてしまい、かつん、とカードが床に落ちた。
「やれやれ。これでやっと最後だよ…。君には感謝しなければねぇ?」
どこか歪んだ笑みを浮かべて、背後に黒いアンデッドを従える男は、一真が封印されたカードを拾い上げて言った。
さっき目の前で起こったことが信じられずに呆然としていた信也は、その言葉を聞いてその男を睨み付けた。
背中の痛みに顔をしかめながらも、なんとか壁に沿ってふらつきながら立ち上がった。
「どういう、意味だ?アンデッド達が消えていったのはお前の仕業なのか!」
ふらつきながらも怒鳴る信也の言葉に男は答えずに、歪んだ笑みを浮かべたまま、得意そうに一真の封印されたカードを手の上で弄びながら言った。
「いやぁ、このジョーカーは最も封印に苦労することが分かっていたからね。
何しろ能力は未知数、ブレイドとしてアンデッドと戦った経験もある。
普通に戦ったら勝ち目は無さそうだったから困っていたんだけど…。
君のおかげで楽に封印できたよ。このジョーカーは目の前で人間が傷つくことを嫌う。
だから君に攻撃をすれば自然とジョーカーが庇って攻撃を受けてくれるだろうと思ったんだけど、思った通りだったねぇ…。」


181 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 17:23:13 ID:KzoLLgr90
たしかに長いね〜

182 :過去と未来のライダー達 13:2010/05/24(月) 17:26:23 ID:VxJoHjv50
すいません…。どこを削ればいいか分からなかったんです…。

「そ、そんな…。(俺は最後まで先輩の足手まといになってしまったのか…?)
なんで先輩を…アンデッド達を封印したりしたんだ…!」
男の言葉に打ちのめされそうになりながらも、信也は必死で体勢を立て直そうとした。
アンデッド達はよく色々騒ぎを起こしてはいたが、どこか陽気で憎めない奴らが多かった。自分達と同じように笑ったりしていたのに。
「おや?君には分からないのかい?アンデッドと人間はそもそもが違う生き物だ。
アンデッドは人間にはないような力を持っている。そんな、いつ牙をむくか分からないようなものは存在してはならない。
つまり、アンデッドとは本来人間にとっての危険分子なのだよ。
人間ではないものがこの世界に存在すると言うことは、あってはならないのだ…!」
男は熱に浮かれたように一気にそうしゃべった。だが、信也には全く理解できなかった。
例え人間ではないとしても、今まで普通に共存してきた。なぜそれがダメなのか。
信也は力を振り絞って飛びかかり、男からカードを奪おうとしたが軽くいなされて、横から黒いアンデッドに吹き飛ばされ店の外に転がり出た。
信也はなんとか立ち上がろうとするが、身体に力が入らない。続けて男もゆっくりと歩いて外に出てきた。
「君はアンデッドに肩入れしすぎているんだよ…。あんなバケモノ達と人間が共存なんて出来るはずもない、夢物語だよ。
わたしはこれから、全ての人間ではない者達を滅ぼす。
その方が人類のためだからね。その手始めがアンデッドだった…それだけのことだよ。」
「俺は…!そんなことは納得できないし…納得したくもない!」
男はそうやって言い聞かせるように言ったが、信也は負けまいと声を張り上げた。信也の言葉を聞いた男は残念そうに困った表情をつくると言った。
「そうか…。どうやら私と君が分かり合うことはないみたいだね。それに随分と苦しそうだ。すぐに楽にしてあげるよ。」
その言葉の後、後ろに控えていたアンデッドがこちらに突っ込んでくるのが見えた。信也は今度こそやられる、と覚悟を決めた。


183 :過去と未来のライダー達 13:2010/05/24(月) 17:28:36 ID:VxJoHjv50
その攻撃がもうすぐ届く、という時。突然、向かってきていたアンデッドが何かに弾かれたようにのけぞった。
ぶんぶんという音が聞こえて、視界の端に赤い物が映る。その赤い物がなんなのか気付いた信也は息を呑んで呟いた。
「カブト、ゼクター…?もしかして最貴兄さんが…?」
「…お前が今回の犯人か?」
呆然としている信也の耳に聞き覚えのない低い声が聞こえてきた。
信也が驚いてその方向を見ると、一人の若い男が立っていて、カブトゼクターが周囲を飛んでいた。
「とりあえず…さっさと一真兄さんを返してもらおうか。」
若い男はどこか偉そうな態度でそう言いながら悠然と歩み寄り、信也の斜め前に立った。
「何者だ、お前は?この私に何の用だというのだ?」
アンデッドを従えている男はそう言ったが、若い男の持つどこか独特の雰囲気にやや気圧されたのか、さっき程の迫力は感じられなかった。
若い男は片手で天を指さして言った。
「俺は天の道を行き総てを司る男、天道総司。お前が封印したジョーカー、剣崎一真の弟だ。
それより聞こえなかったのか?さっさと一真兄さんを返せと言っているだろう。」
「(先輩の弟?っていうことは先輩が言っていた龍騎に変身する人?でもカブトゼクターがいるし…。どういうことだ?)」
若い男―総司はその言葉を言った後、さあ早く返せといわんばかりに右手を出した。
信也は総司の言葉に混乱していたが、それを聞いた男は見るからに動揺していた。
「ばかな!私はもう、54体全部封印したはずだぞ。もしや、55体目がいたのか…?―まあいい、お前も封印してやる!」
「…お前は相当頭が悪いようだな…加賀美並だ。
言って置くが、俺はアンデッドではない。そして、お前が一真兄さんを返さないのなら、無理矢理奪い返すまでだ。」
総司がそう言った途端に男の手の中にあったカードが消え失せ、カブトゼクターが総司の手元にカードを運んだ。
カードを手にした総司は懐に手を突っ込んで小瓶を取りだし、その瓶の中の液体をカードにふりかけた。


184 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 17:34:12 ID:XjGS7WgU0
これ、支援してもいいかな?

185 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 17:42:53 ID:Bd2yDqyu0
未来ネタ好きだから気になる。
支援。

186 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 17:43:22 ID:KzoLLgr90
>>182
長けりゃ長いで読みごたえがあっていいと思うよ。
なので続きよろしくw

187 :過去と未来のライダー達 15:2010/05/24(月) 17:43:36 ID:VxJoHjv50
こんな駄文に支援してくれるなんて…。ありがとう。まだ続きますがお願いします。

「イデェェェェェェェェェ!痛い!なんかこの液体めっちゃくちゃ痛い!一体なにをするんだ総司!ってあれ?」
液体がカードにかかった瞬間に、爆発するようにカードから一真が出てきた。それを見ていた信也も、謎の男も唖然としていた。
「総司?お前、なんでここに?とっくの昔に死んだ筈じゃ…。あれ?」
「…うまくいったようだな。ZECT以下略が作成したアンデッド解放薬は。」
カードから解放された一真が、総司がいることで混乱しているのを見て、総司はほっと息をついた。
「あれ?今までのはまた夢だったのか?みんなが死んじゃって、俺は外国を旅してたんだけど、あちこちで光太郎おじさんに出会ってさ…。
出会う度に無理矢理鍛えさせられて…。…エベレスト頂上での半袖で稽古は辛かったなぁ…。ライダーには変身しちゃいけないって言うし…。」
「(それは流石に気の毒だな…。)これは現実だぞ。一真兄さんが危ないと分かったから俺が一足先にHCUで駆けつけてきたんだ。
流石に途中まではデンライナーで来たがな。もうすぐヒビキ兄さんをはじめ良太郎もみんな、相棒達と共にデンライナーでやって来るぞ。」
「え?兄弟全員で?えらく大事だなぁ…。」
「おいっ!お前達は一体何なんだ!」
唖然としたままで一真と総司の会話を聞いていた謎の男は、ようやく我に返ったらしく、2人に向かって怒鳴った。
男にはさっきの会話の意味はよく分からなかったが、なにかがまずいと感じて冷や汗をかいていた。
そうやって慌てている男を、総司は冷ややかに見て言った。
「勝てそうにない相手だからといって、他の者を傷つけて勝とうとするようなお前などに言うことは何もないな…。
家族を傷つけたからには今ここで八つ裂きにしてやりたいところだが、兄さん達も怒っているからな。少し待っていろ。」
「は…?」
総司は、何を待てといっているのか分からず呆然としている男から目を反らすと、晴れている空に目をやった。
空の彼方からプワーーと音を立て、赤い電車が来るのが見えていた。
「どうやらもう来たようだ。…そういえば良太郎や翔一兄さんは特に切れていたな。
あの2人は普段怒らないだけに、本気で怒ると恐いぞ。」


188 :過去と未来のライダー達 16:2010/05/24(月) 17:45:28 ID:VxJoHjv50
総司がそう呟くやいなや、電車が男に向かってきた。
男は慌てて避け、ギリギリのところを電車が通っていった。その電車が通り過ぎた後には、9つの人影が残されていた。
「どうやら総ちゃんは一ちゃん救出に成功したみたいだね。」(シュッ
ヒビキは一真の無事な姿に安堵し、
「見たところ、あのアンデッドを後ろに従えている男が犯人らしいね。」
雄介は総司と向かい合っている男を睨み付け、
「あれが例の最低な野郎か…。いくぞ、フィリップ!」
翔太郎は今にも変身しようとポーズを決め、
「一真ぁーー!大丈夫かーー!?」
真司は一真を案じて叫び、
「なぜアンデッド達の居場所を奪うんだ!」
翔一は男のした事に怒る。
「以外と時間がかかったな。オーナーの説得も大変だったか…。」
総司は小さく呟いた。
「一真兄さんの音楽は止めさせない…。キバット。」
渡は側を飛んでいるキバットを呼び、
「破壊は俺の得意分野だ…。覚悟しておけ。」
士はびしっと相手を指さし、
「…お前みたいなヤツは一度痛い目にあわなきゃなんねぇな…。」
巧は静かに怒っている。
「………。」
最後の良太郎は無言だった。それだけ怒っているということかもしれない。


189 :過去と未来のライダー達 16:2010/05/24(月) 17:47:48 ID:VxJoHjv50
「みんな…。」
一真は余りのうれしさにそのまま言葉が続かなかった。この大切な兄弟達の死を見届けてから、どれだけの時が過ぎたのだろう。
この懐かしいみんなの声が再び聞く事が出来るとは思わなかった。まぶたの裏が熱くなった。
全員が一真の側に立ち、兄弟が一列に並んだ。男に向かい合い、一斉にそれぞれの変身ポーズを取った。
「「「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」」」
ただ見ていることしか出来なかった信也は、目の前の光景に言葉を失った。
ライダーハウスの壁に掛かっていた、一枚の古い写真。あの写真に写っていたライダー達が揃っていた。
「(じゃあ…。この人達が、おじさん達なのか…?)」
そうそうたる顔ぶれに息もするのも忘れて見つめた。

「さて…、お前には覚悟を決めてもらおうか。俺達を敵に回したからにはただですむと思わない方がいいぞ。」
カブトが一歩前に踏み出してしゃべりだした。それを聞いた男はビクッとして怯えた。
相手が悪いということを感じたらしい。突然身を翻してどこかへと走り出した。
「逃げられると思うな!」スタ-トアップ
巧がアクセルフォームを使って追いかけるが、周囲のアンデッドが邪魔をしてくる。
それを見た総司もクロックアップでアンデッドと戦いだした。その2人に続いて他の兄弟達も一斉に敵に向かっていった。


190 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 17:49:31 ID:DHxhzFY00
初めてリアルタイムで読めてる!
なんか感動

191 :過去と未来のライダー達 18:2010/05/24(月) 17:50:06 ID:VxJoHjv50
「くっそぉーー!(バキッ)なんなんだよ、こいつらは!」
邪魔をしてくるアンデッド達にキックをしながら龍騎は叫ぶ。
鏡の中から奇襲をかけようとしても邪魔をしてくる上に、数がいるからうっとおしい。
「ウェーーーイ!(ゴンッ)多分こいつらは、人工アンデッドだと思うんだけど…。全くきりがない…。」
相手のアンデッドに剣を叩きつけながら、ブレイドはしゃべった。
アンデッド達に邪魔されてなかなかあの男に追いつくことが出来ない。
恐らく始達のカードもあの男が持っているはずだ。なんとか奪い返さなければならないという気だけが焦る。
「うーん。これをなんとか出来る方法は…。あ、そうだ!(ドカッ)」
方法を考えていた雄介が何かを思いついたのか、敵を遠くに蹴り飛ばすとブレイドに向かって提案をした。
「確か、一真はなんちゃらローチを前に出していたことがあったよね?あれ、今出せる?」
「ウェ?なんでローチなんかを…?ってあー!そっか!その手があった!」
最初何のことか分からなかったブレイドも同じ事に気が付いたらしく、納得した。
「うーん…。でもまだ意識的に出したこと無いんだよな…。できるかな…。ふぬぬぬぬ…。」
少し不安に思いながらも、なんとかローチを出そうと踏ん張った。
すると、一真の足下の影がぐにゃりと歪んでぽこぽことローチ達が出てきた。
「うぉっ?本当に出たよ…。えっと、こいつらの足止めをしておいてくれないかな?」
「はい、お任せください!(ビシッ)全員、突撃――!」「「「ウェーーイ!」」」
「うわぁ…。こんな性格の奴らだったんだ…。」
「一ちゃんらしいというか、何というか…。」
自分でやったのに驚きながらも頼むと、ローチにビシッと敬礼までされたので一真は少し顔を引きつらせ、キバと響鬼には少し呆れられた。
だが、ほとんどのアンデッドはローチが押さえてくれたため、兄弟は謎の男を楽に追いかけることができるようになった。
「(しかし、これだけのアンデッドはどこから来ているんだ?なにかがあるはず…。)」
走りながらもフィリップはそう考えていた。


192 :過去と未来のライダー達 19:2010/05/24(月) 17:53:39 ID:VxJoHjv50
その頃、カブトとファイズは先に行って男の足止めをしていた。
それからなんとか攻撃を与えようとするのだが、やはりどこからか沸いてくるアンデッド達に邪魔されていた。
「(おかしい…。こいつらはどこから沸いて来ているんだ?なにか発生源があるはず…。)」
カブトは怪訝に思って周囲の様子を見るが、どこから沸いているのか分からなかった。
「君は、これらのアンデッドがどこから来ているのか考えているようだね。
このアンデッド達は私の命令しか聞かないし、意思も持っていない。
そして、アンデッドを発生させているものは君には見つけられない。絶対に。」
カブトが考えているのが分かったのか、どこか楽しげにそう言った。
男には攻撃手段が何もないように見えるが、アンデッド達に護られているせいか少し余裕を取り戻してきたようだった。
そこへアンデッド達をローチ達に任せた兄弟達が駆けつけてきた。
「遅かったな。(ガンッ)アンデッドは(ドガッ)どうしたんだ?(ガキャッ)あーもう!てめえらうっとしいぞ!(ドカーン!)」
「一真兄さんのウェイローチが足止めしてくれてるよ、巧兄さん。」
「…は?」
群れてくるアンデッドを蹴散らしながら聞いてきたファイズに、少し遅れて追いついてきた電王が答えたが
ファイズは余計訳が分からなくなったようだった。
「…気にならないかい、翔太郎。」
「あ?何がだフィリップ。」
「これらのアンデッドがどこから出てくるのかは分からないが、その大本を潰さなければきりがない。それを捜した方がよくないかい?」
「…それもそうだな。しかし全く見当もつかねえな。」
ダブルはアンデッドが発生している場所を探そうとするが、手がかりが全く無く、見つけることが出来ずにいた。
その様子を見ていた男は、高笑いをして言った。


193 :過去と未来のライダー達 20:2010/05/24(月) 17:55:38 ID:VxJoHjv50
「君たちには見つけることが出来ない。
まず、並大抵では届かないような場所に置いてあるからね。見つけられるものなら、見つけてみるがいい!」
「貴様…!」
全員が悔しさと怒りに震えたとき、どこからか声が聞こえてきた。
「…お前が言っているのは、これのことか…?」
突然、近くの鏡から龍騎が飛び出してきた。手には小さな黒い石版のようなものを持っていた。
「し、真司兄さん?」
「いや、俺こっちだって!こっちにいるって!」
「え?じゃあ、あれは…誰?」
普段の兄とは違う雰囲気の龍騎に驚いている渡に、真司が変身している龍騎が手を振り回して必死で自己主張をした。
その時信也がふらつきながらも追いついてきて、石版を持っている龍騎を見ると目を丸くして叫んだ。
「慎一兄さん!どうしてここに?」
「信也、大丈夫か?―ドラグレッダーが何やら俺を呼びに来てな。途中でこの騒ぎに出くわしたんだ。」
その声で信也に気付いた慎一龍騎は、石版を持ったまま駆け寄ると、信也を支えてやりながら言った。
「よくそれを見つけられたな。…それはどこにあった?」
それで事情を察したディケイドは気になったことを慎一龍騎に尋ねた。
「…ミラーワールドのハカランダの中だな。崩れた椅子やテーブルの間に隠してあった。」
「―なるほど、そういうことか…。」
ミラーワールドに入れるものはどうしても限られてくる。
兄弟の中では真司と士ぐらいしかいない。2人だけでは探し出すのは困難だっただろう。


194 :過去と未来のライダー達 21:2010/05/24(月) 17:57:24 ID:VxJoHjv50
「…お前は確かに賢かった。ミラーワールドのような特殊な空間を捜そうなどと考えるものは少ない。
だが、あまりライダーをなめていると…大けがをすることになるぞ。―ドラグレッダー!」
慎一龍騎はまだショックで呆然としている男に向かってそう言うと、石版を高く放り投げ、ドラグレッダーの火球で破壊した。
その石版が粉々になるやいなや、たくさんいたアンデッド達が泡のように消えていった。

「さて…。年貢の納め時だな。今度こそ覚悟を決めてもらおうか。」
「…一応瀕死ぐらいに留めておいてやるよ…。」
「ウェーーー!?ちょっ、巧も総司も程々にしてくれ!どこかに始や嶋さんが!」
ずっと足止めしていた2人がまず攻撃を仕掛けようとするが、ブレイドに必死に止められた。
少しカブトは舌打ちをしたが、ダブルがしゃべりだした。
「心配ない。どこに持っているかは僕には大体見当がついている。それを天道がクロックアップで奪えばいい。」
その途端、男はぎくりとして左の胸ポケットに手をやった。
「…あそこか。やはり頭が悪いようだな。単純なヤツだ。」
カブトはその動きを見逃さずに言った。次の一瞬でカブトの姿は消え、また一瞬で元の場所に戻った。
その手にはカードの束が握られていた。男は破られている左ポケットを見て立ちすくんでいた。
「一真兄さん、ちゃんと落とさないようにしてくれ。」
「おお!流石は総司だ!始―。嶋さーん。大丈夫かー?」
ブレイドはカブトから受け取ったカードに呼びかけた。
「もう遠慮は入らないね…。」
「俺の弟を傷つけたんだから、全力で行くよ。」
電王とアギトが攻撃すると同時に他の兄弟達も技を決め、後には消し炭同然になった男が転がっていた。


195 :過去と未来のライダー達 22:2010/05/24(月) 18:01:14 ID:VxJoHjv50
男にとどめをさした後、兄弟は今のライダーハウスへと招待された。
慎一と信也にぜひと誘われたのだが、兄弟は未来の兄弟達からすごい歓迎を受けた。
その後はお互いに話をしたり、総司やヒビキが撮っていた兄弟の戦いの映像などを見せてもらったりして、
未来の兄弟達は昔の兄弟達の、想像以上のすごさを目にし、兄弟達が帰った後もより一層強くなろうと腕を磨き始めたとか…。
また、一真はこの事件以後、時折ライダーハウスを訪れるようになった。
再び帰る場所を手に入れた一真は、いつまでも昔と変わらずに自分の兄弟達の子孫と穏やかに暮らしていった…。

これで終わりです。長すぎる話ですいません…。
だけどどこを削ればいいのか分からなかった。
この後男は逮捕されて入院してますが、病院でアンデッド達のお礼参りにあいます…。
一応未来の兄弟は整理すると、
長男 紅 真
次男 門屋 宰
三男 五代 雄樹
四男 沢木 翔路
五男 ヒビキ
六男 天道 最貴
七男 木戸 慎一
八男 木戸 信也
の順です。「木戸」はわざと漢字を変えています。


196 :過去と未来のライダー達 おまけ:2010/05/24(月) 18:06:37 ID:VxJoHjv50
無駄に場所とってすみません…。懲りずにおまけです。
作品投下は始めてなので色んなところに目をつぶってもらえるとありがたいです…。

総司「それにしてもこの時代の龍騎は落ち着いていてしっかり者で兄らしいな。真司兄さんも見習ってくれ。」
真司「えぇ!何で俺だよ、総司!」
慎一「別に対したことはしてないと思うが…。そもそもあれを見つけたのはドラグレッダーだ。まあ、全くの偶然だが…。」
真司「ほ、ほらな?今回は運が良かt ドラグレッダ-「グオォォーー!(真司ぃぃぃーー!)(どーーん!)
うわぁぁぁぁ!?ちょっドラグレッダー!下手すれば俺死ぬぞ、それ!」
ドラグレッダ-「グオォォゥ…。(ごめん…。あまりにも懐かしかったから…。)ショボ-ン」
真司「あ、いや、次から気を付けるようにしてくれればいいから…。」
慎一「(すごい…。おじさんは完璧にドラグレッダーと意志疎通しているし、あんなに懐かれている…。俺も頑張らないと…。)」
ドラグレッダ-「(実は昔に真司が教えてくれたんだよね…。ちゃんとその場所にあって良かった。
街で信也と一真を見かけたから、もしかしてと思ったんだけど。)」


197 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 18:08:42 ID:KzoLLgr90
>>195
おもしろかったよ〜
やっぱ未来編もいいなぁ。

198 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 18:24:13 ID:DHxhzFY00
超GJ!

途中で涙止まらなくなったよ
そして、ウェイローチwww

199 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 18:39:54 ID:Bd2yDqyu0
すっごくGJ!!!
胸ん中すっごくほわっってなった!!
未来編やっぱ好きだ!



ウェイローチもドラグレッダーもかわいいなぁwwwww

200 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 20:25:09 ID:ZTSAcR7S0
読み応えがあり過ぎて視界がぼやけるんだぜ・・・
ただひたすらに乙&GJ!

201 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 21:22:28 ID:1dAQRuPj0
ウェイローチ吹いたwww

GJ!すごく面白かったよ!

雄介さんいなかったっぽいけどやはり旅に出てたのかなぁ…
そしてできれば光太郎と会った時の話をkwskお願いします

202 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 21:24:42 ID:s62MKSjt0
GJ!

嶋さんを素晴らしき青空の会の人と間違えて、
あの人なら生きてそうだと納得しかけたのは内緒だ。

203 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 22:00:28 ID:VxJoHjv50
>>201
雄介兄さんはちゃんといます。
16で兄弟と一緒にセリフがあるし、ウェイローチを一真に提案したのは雄介だし…。
クウガにするところを間違って雄介にしたんだけど…orz


204 :番外編:2010/05/24(月) 22:21:07 ID:VxJoHjv50
>>201 のリクエストに従ってみたけど…。なんだか変な気が…。

エベレスト頂上にて…
一真「光太郎おじさん!流石にこんなところで夏の格好で稽古は無理です…!(がたがた)よーし変s」
光太郎「甘い!甘いぞ一真!ライダーたる者がそんなことでどうする!それでも猛兄さんの息子か!
変身するな!アンデッド体も無しだ!行くぞ、かかってこい!」
キング「うわー…。流石に凄いね。(パシャ)ジョーカーにも送っとこ…。」
一真「おいお前ら!見てないでおじさんを止めてくれよ!キングも撮っていないで…ウウェァァ!?(どーん!)」
光太郎「何をしている?稽古中によそ見は厳禁だぞ!攻撃を避けてばかりではなく、一真もかかってこないか!ハアッ!」
キング「いくら僕でもあんなのに巻き込まれたくないよ…。(パシャッ)」
他スペードスート「でも撮るんだな…。」「頑張ってくれ、一真…!」「あの人にだけは逆らいたくない…。」


205 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 22:23:47 ID:VxJoHjv50
最後が抜けてた…。orz 足してください。
一真「薄情もnウェーーーーーー!?(どっかーーーーん!)」
「「「「「うわぁ…。」」」」」


206 :名無しより愛をこめて:2010/05/24(月) 22:40:09 ID:exdcnOKR0
オリキャラ注意が欲しかったな…


昭和ライダーの曲だが戦え!七人ライダーって曲がこのスレっぽくて好きだ

207 :名無しより愛をこめて:2010/05/25(火) 00:34:55 ID:MPWBWr5A0
すごくわくわくした!
名入りの子孫は初めてだったけど、よかったですよ。
自分もウェイローチの出し方に吹いたwww
HCUやデンライナーがあってよかったよね・・・一真。
じんわりできたし、バトルはかっこよかったし、超GJでした!

208 :名無しより愛をこめて:2010/05/25(火) 00:51:27 ID:WEcSmD+A0
GJ!
だけどsageだけは忘れないで欲しいよw

209 :名無しより愛をこめて:2010/05/25(火) 05:27:53 ID:UXD5vhwE0
兄弟達が死んだ世界の話なんて、見たくない。一真の
弟達や兄達が死ぬとか、マジ考えたくない。
スゴク不快。
れっきとした嫌がらせ?と今まで感じてました。
最も、それは実は私のわがままだったのかも。このお話で気付いた。
高レベルな出来の話のおかげで、
GJ!と心の底から叫んでしまいました。つまり、私は未来ネタを受け入れられるようになったのです。むしろ、好きになった。
Joker(一真)から出てくる、ウェイローチのシーンが特にお気に入りです。>>168ありがとう!
!(←この記号は「雨垂れ」と呼ばれる事があるそうです)

210 :168:2010/05/25(火) 14:19:09 ID:e1nq8ZfU0
>>206 >>208 すいません。次から気をつけます・・・。
ウェイローチとドラグレッダーは人気なようで。
ウェイローチは個人的に好きだから出したかった。大掃除の時とか便利そうだし。

予想を裏切り好評なようで安心しました。以後はROMに戻ります・・・。


211 :名無しより愛をこめて:2010/05/25(火) 20:00:30 ID:K/Fl61660
>>210
リクエストにこたえてくれたこと感謝します!
お疲れ様!

212 :1/2:2010/05/27(木) 02:18:24 ID:cpm7QC/j0
最近投下が多くて嬉しいなー。職人さんまとめてGJ!
ってわけで自分も小ネタ投下


フィリップ「ポレポレ、レストランアギト、花鶏、ハカランダ、甘味処たちばな、ビストロ・サル、
      ミルクディッパー、カフェ マル・ダムール、光写真館・・・」
翔太郎「何ぶつぶつ言ってんだ?フィリップ。それ店の名前か?」
フィリップ「この家の兄弟達と関わりのある飲食店だよ。バイト先だったり住居だったり関わり方は色々だね」
翔太郎「ふーん、俺達でいう風麺みたいなもんか。って最後の写真館ってなんだよ?」
士「じいさんが色々趣味で作ってるんだ。そういえばクウガの世界では喫茶店と間違われたな」
雄介「ポレポレもそうだけど、うちの兄弟がお世話になってるお店は喫茶店が多いよね」
真司「でもコーヒーばっかりで紅茶の店は少ないんだよな。翔太郎兄もコーヒー派だっけ?」
翔太郎「ああ、そうだぜ。コーヒーは照井が淹れるの上手いんだよな・・・悔しいことに」
渡「そういえば、この間ガルルが照井さんのコーヒー飲んでみたいって言ってたなあ。あとマル・ダムールのマスターが
  お店に来てほしいって」
良太郎「姉さんも同じこと言ってたよ。コーヒー好きな人が増えて嬉しいみたい」
巧「そういや俺のバイト先の喫茶店もコーヒーだったな。今度宣伝がてら紹介してみるか・・・」
真司「なんだよ、みんなコーヒー店だからって楽しそうに話してさー。花鶏の紅茶だって美味しいぞー」
ヒビキ「まあまあ真ちゃん、拗ねない拗ねない」
雄介「お店じゃないけど、亜樹子ちゃんが紅茶入れるの上手いんじゃなかったかな?」
翔太郎「あー、そういえば前に園咲家に潜入した時に主人に褒められたって言ってたな」
フィリップ「スイーツドーパントのときだね。最近はコーヒーの淹れ方にも拘ってるみたいだ」
一真「ってことは翔太郎兄さんは仕事先でもおいしい紅茶とコーヒーが飲めるのか。羨ましいなあ」
真司「あと警察署で刃野さんと梅こぶ茶飲んでたりするよな」
良太郎「そういえば、前にたこ焼きも事務所で作ってたっけ?」
巧「結構色々食べてんな翔太郎兄」

213 :2/2:2010/05/27(木) 02:20:19 ID:cpm7QC/j0
フィリップ「確かに私立探偵は自営業だから、休憩や食事は自由に取れるけど」
翔太郎「いや、照井はしょっちゅういるわけでもないし来るたびコーヒー淹れてもないぞ?梅こぶ茶は
     警察行ったら出されただけだし、あとたこ焼きは作ってたの亜樹子だ!」
総司「そういえば兄さん達は昼食はどうしているんだ?インスタントや外食ばかりだと栄養が偏るぞ」
翔一「朝と夜は家で食べるから大丈夫だけどね。あ、いっそお弁当作ろうか?」
翔太郎「おいおい、この年になって弁当かy」
ヒビキ「いいねえ、お弁当。翔ちゃん、作るんなら俺にも作ってくれない?」
真司「あ、なら俺も!毎回店屋物だと結構食費がかかるんだよなー」
翔一「よーし、じゃあいっそキャラ弁で全員分作ろうか!」
一真「え、でもキャラ弁だとブレイドは難しくないか?青いし・・・」
総司「大丈夫だ一真兄さん、以前(>>8スレ235)に作り方は調べてある。全フォーム分再現してみせよう」
翔太郎「おいおい、マジかよ?」
フィリップ「あのフォームの色を再現するのかい?ゾクゾクするね」

〜翌日〜
亜樹子「へー、それで今日は翔太郎君もフィリップ君もお弁当なんだ」
フィリップ「翔一さんと総司さん特製のWのキャラ弁だよ。翔太郎がサイクロンジョーカーで僕の分がヒートメタルだ」
翔太郎「昼飯にキャラ弁・・・ハードボイルドじゃねえぜ・・・」
亜樹子「えー、いいじゃない。かわいいし美味しそうだし」
翔太郎「よくねえよ!いや味はいいけど、翔一と総司の奴はりきって毎日作るとか言い出したんだぞ!」
フィリップ「明日はルナトリガーとファングジョーカーだって言ってたよ、翔太郎」


214 :名無しより愛をこめて:2010/05/27(木) 08:00:20 ID:ePeqOFqb0
中央にホイル焼き入れてエクストリームですねわかります

215 :名無しより愛をこめて:2010/05/27(木) 16:30:15 ID:yA5QAbgQ0
ところてんやゼリーなのかもしれん
もしくはツバメの巣…は弁当には勿体ないかw

216 :名無しより愛をこめて:2010/05/27(木) 19:35:18 ID:cLMMxa6Y0
なぜか知らんが
「うちにかえらなきゃ…」といって帰ろうとする三原に
草加がデルタのキャラ弁を三原にみせて
三原がホイホイされるという夢をみた、

217 :名無しより愛をこめて:2010/05/27(木) 21:02:32 ID:SGD/lFZ+0
>>216
それ草加が自分で作ってたら可愛いなww
しかしアクタレライダーズに繋がりがあるとしたら矢車作かも

218 :名無しより愛をこめて:2010/05/27(木) 22:57:18 ID:REdOEyF/0
草加さんも料理の腕はプロ級だったと思うんだけど、どうだったかな

219 :名無しより愛をこめて:2010/05/27(木) 23:06:16 ID:gaTWmzJZ0
>>216
その草加はすっごい笑顔だったんだろうかと思ってしまった。

220 :名無しより愛をこめて:2010/05/28(金) 12:46:39 ID:gQmABIHC0
流星塾メンバーには愛着あるっぽいもんな>草加
それよりも三原はそれでいいのかw

221 :名無しより愛をこめて:2010/05/28(金) 17:15:13 ID:42UaAeRv0
>>216の夢の続きあるんだけど話したほうがいいかな?
くだらないけどね

222 :三原の災難 1/2:2010/05/28(金) 23:29:54 ID:/mDA6JDA0
>>216より。発展して何かカオスなことになった。


里奈「三原君、乾さんから応援要請よ。川原の方にオルフェノクが現れたって」
三原「嫌だ…俺は行かないよ。早く家に帰らなきゃ…」
草加「ちょっと待て三原。君は、人類の平和を守りたくはないのか?」
三原「何だよいきなり…俺には自分の平和を守る方が大事だ」
草加「いけないなぁ。そんな考えだから君は強くなれないんだ。
   君の唯一の取り柄はデルタに変身できる事なのに、それすら奪われてもいいのか?」
三原「そ、それは…」
草加「まぁ、ちょっとこれを食べてみろ」つ【デルタキャラ弁】
里奈「何これ、キャラ弁?」
草加「ただのキャラ弁じゃない、力が漲る弁当だ。一口だけでも効果てきめん。ほら、食べてみろって」
三原「わ、分かったよ…(ゴクリ)……別に、何も感じないけど」
草加「遅効性なんだ。乾の元へ着く頃には効果が現れる筈だ」(ニッコリ)
三原「よく分からないけど、とりあえず行ってくるよ」

ファイズ「くそっ、手強いなこいつ…」
デルタ「乾さん!大丈夫ですか?」
ファイズ「やっときた。三原、あいつの気を引いてくれ。そのすきに俺は…」
デルタ「平気です、ここは俺に任せて!」(ドガンドガン)
オルフェノク「ギャー!!」(巨大化)
ファイズ「おいおい、まずいぞ!」
デルタ「来るなら来い!スリーエイトツーワン!!」(ジェットスライガー出動)
デルタ「くらえーー!!」(ミサイル発射)
オルフェノク「グワアァーー!!」(粉砕)
ファイズ「………は?…え、お前、ホントに三原??」
デルタ「凄い…俺の中に、こんな力が隠れていたなんて…!」
ファイズ「(おかしい…こんなに強い三原は三原じゃねぇ…)」

223 :三原の災難 2/2:2010/05/28(金) 23:31:09 ID:/mDA6JDA0
――数日後
三原「草加君!あの弁当、また作ってくれないかな?」
草加「いいけど、どうしたんだい?」
三原「何だか不安でしょうがないんだ。この前みたいな力はもう出せないんじゃないかって…」
草加「大丈夫、いつでも作ってあげるよ。実は、あの弁当には一つ秘密があるんだ」
三原「何だい、秘密って?」
草加「あの弁当には…シュトルケスナー藻の成分が含まれている」
三原「え?シュト…何だって?」
草加「力が漲る古代の植物さ。君が弱い事で悩んでいるようだったから、俺がわざわざ手配してあげたんだ。
   ほら、あそこにいるのが、提供してくれた人達だ」
井坂「君の戦い、見させてもらいましたよ。シュトルケスナー藻の効果は素晴らしい!
   ガイアメモリと合わせて使用すれば、更に強大な力を発揮できる筈!とても興味深い…」
伊坂「力を得たければいつでも私の元へ来い、待ってるぞ」
三原「う……いや、俺は……」
井坂「なぁに、心配要りませんよ。不調になったら私が診察してあげますから…」(ジュペロ)
草加「どうしたんだい?君は俺の親切心を裏切るつもりかい…?」(ニヤリ)
伊坂「どうして私を信用しない?面倒だが、君が望むなら……」
三原「うわあああぁぁぁーーーーー!!!」

***

三原「……っていう夢を見たんです」
照井・橘「「イサカーーーーー!!!!!」」
一真「落ち着いてください橘さんっ!ただの夢ですって!!」
翔太郎「お前ももうケリつけただろ照井!!」
草加「三原がこんな夢を見たのも君の仕業だよ、乾巧…」
巧「だから何で全部俺のせいになんだよ!!」


…すまん、Wイサカがやってみたかっただけなんだ…orz

224 :名無しより愛をこめて:2010/05/28(金) 23:47:35 ID:uoVISNJ40
イサカァー!
……しかし、いさかって名字はすっごい強そうに登場して、しばらく無双した後復讐者にめちゃくちゃにやられるジンクスでもついてるのかね?w
二人とも好きだけどさ

225 :名無しより愛をこめて:2010/05/29(土) 00:14:33 ID:yMpnX/Ru0
過去と現在のイサカがひとつにーwww
GJ!

226 :名無しより愛をこめて:2010/05/29(土) 00:21:29 ID:MIGPv4QG0
>>222
Wイサカ噴いたww

あと >ファイズ「(おかしい…こんなに強い三原は三原じゃねぇ…)」
たっくんひどいw

227 :名無しより愛をこめて:2010/05/29(土) 00:57:15 ID:Oe7kP16j0
>>222
イサカのダブル・アクションwww
あの2人が並んでいるのを想像すると、かーなーり怖い!
GJでした!

228 :名無しより愛をこめて:2010/05/29(土) 01:30:21 ID:sGTkth8N0
WイサカGJ!!
はもるダディと照井に噴いてしまったwww

229 :名無しより愛をこめて:2010/05/29(土) 10:28:34 ID:OvzVVyeF0
井坂wwwww
というかシュトルケスナー藻入れて味変わらないのかwwww
GJ!

230 :名無しより愛をこめて:2010/05/29(土) 10:54:33 ID:wtqB63It0
>>227
やっつけだがこんな電波を受信してしまった。まさか、これも乾巧ってやつの仕業なのか!!

2つの力 重なるとき 誰よりも強くなれる
孔雀と天気 Double Action!
もずく メモリ 手に入れるさ、必ず!

231 :名無しより愛をこめて:2010/05/29(土) 11:27:25 ID:yMpnX/Ru0
>>230
私夏みかんだけどそんなものがダブルアクションしちゃうのはディケイドの所為だと思う

232 :名無しより愛をこめて:2010/05/30(日) 00:42:45 ID:4JZRIXLr0
>>230
ちょっwwwwww
もずく一杯入った器を持ったWイサカがカッコよくポージングしてる
CDジャケを幻視してまったじゃないか


233 :名無しより愛をこめて:2010/05/30(日) 01:00:42 ID:6ccTenje0
Double Action〜mozuku form〜

234 :名無しより愛をこめて:2010/05/30(日) 09:58:40 ID:9EMLIudK0
今日のメモリは「ホッパー」
つまりだ!

地獄兄弟ホッパーズとWに出てきた処刑人ホッパーが
兄弟達の家にイナゴを送りに行くのだ!

235 :名無しより愛をこめて:2010/05/30(日) 10:05:33 ID:lwKJZLVQ0
>>224
>兄弟達の家にイナゴを送りに行くのだ!

これを素で「イナゴを取りに」と読んでしまい、
ホッパーズ危うし!と、焦ってしまったww

236 :名無しより愛をこめて:2010/05/30(日) 10:11:02 ID:RXSGkYqy0
そういえばここでも
「翔一の畑に湧いたイナゴを地獄兄弟が佃煮にして
野良たちが仲良く食べる」という話があって
しばらくゲテモノ話で盛り上がったことがあったな

237 :野良達の夜 1/4:2010/05/31(月) 21:34:10 ID:5NtUb1AM0
W37話より。野良イダーズメイン、冴子さん逃避行中の設定です。


深夜、降りしきる雨の中、冴子はひたすら逃げ回っていた。
怪我した左足からは血が滲み出て、歩く度にズキズキと痛んだ。
やっとの思いで高架下に辿り着き、冴子はその場に崩れ落ちた。
「……今に見てなさいよ、お父様、若菜……私は必ず生き延びる……」
そう呟いたのも束の間、目の前を閃光が走り抜けた。
振り向くと、マスカレイドドーパント数人が光線銃を向けて迫ってきた。
「組織の裏切り者、園咲冴子!」
「やれるものならやってみなさい!」
冴子はタブーメモリを手に取った。しかし直後に光線が放たれ、メモリが吹き飛ばされた。
絶体絶命の状態に追い込まれた、その時……

「誰か今、俺を笑ったか…?」
その声と共に現れた者は、緑色のバッタのような姿をしていた。冴子は一瞬体が凍りついた。
(まさか、処刑人…!?)
しかし、すぐに思い出した。――ホッパーのメモリを持つ処刑人は、ゴスロリの格好をした女の筈だ。
今聞こえてきたのは、明らかに男の声だった。
「お前らか…俺を笑ったのは…?」-Rider Jump- -Rider Kick-
男は高く飛び上がると、次々にマスカレイドを蹴倒した。
「あなた……一体何なの?」
冴子の言葉に、男は変身を解除した。右袖の無い薄汚れたコートを着た男は、溜め息混じりに言った。
「俺は、地獄に生きる男だ」
その答えに冴子は思わず苦笑した。今の自分の姿は、目の前の男と同じ位みじめなものだった。
「地獄って…。あなた、私を助けた訳?」
「勘違いするな。寝床で騒がれると迷惑なだけだ」
「そう、邪魔して悪かったわね」
冴子は立ち上がろうとしたが、左足に痛みが走り、呻き声を上げてうずくまった。
男は溜め息を吐きながら、冴子を見つめていた。

238 :野良達の夜 2/4:2010/05/31(月) 21:34:55 ID:5NtUb1AM0
「兄貴、一体何の騒ぎ?」
冴子が来た方向と反対の側から、今度は左袖の無いコートを着た男が現れた。
「相棒、騒音源は排除した。そいつらはこの女を追っていたようだ」
「イライラするんだよ…お前がやらなきゃ、このイライラを晴らせたのになぁ、矢車…」
さらに奥から、蛇柄のジャケットを着た男が頭を掻き毟りながら現れた。
「奴らと戦っていたら、益々そのイライラを増幅させる所だったぞ。ありがたく思え浅倉」
「ねぇ、この女怪我してるよ。手当てしなくていいの?」
「ほっとけ影山、俺は自分の面倒も見られない奴は大嫌いだ。特に女はな」
影山は冴子の足に伸ばしかけていた手を引き戻した。冴子も気丈に言い放った。
「彼の言う通りよ。私には果たすべき使命があるの。こんな所でくたばる訳にはいかないわ」
「ふん、なかなか肝の据わった女だな」
顔を覗き込む浅倉から冴子が目を逸らすと、矢車と目が合った。
「お前の中に闇が見える…」
「え?」
突拍子も無い矢車の言葉に、冴子は思わず声を上げた。
「絶望を味わった人間の闇は深く濃い。だが、お前の色は少し違うな。
 …まぁ、それが何なのか知った所で、どうせ俺達には関係ないが」
「そうね、でもこれだけは言えるわ。私には崇高な目的がある。
 必ずやその目的を果たして、私を追いやった奴らに復讐するのよ」
冴子の言葉に、影山が呆れたように首を振った。
「復讐って…そんな考えバカバカしいよ」
「面倒な考えは捨てて、もっと純粋な快楽に生きろ」
至極当然のように言い放つ浅倉。冴子はその目に、井坂と似た貪欲さを感じた。

239 :野良達の夜 3/4:2010/05/31(月) 21:36:02 ID:5NtUb1AM0
「…そうねぇ…私に協力すれば、あなた達も、無限の快楽を手に入れられるかもしれないわよ。どう、興味ない?」
「生憎だが、お前と俺達は住む世界が違うようだからな。俺達は俺達だけの光を求める」
「そう、残念ね」
雨は小降りになっていた。冴子は立ち上がり、脇に落ちていたメモリを拾い上げた。
「一つ聞かせて。あなた達、只の人間じゃないわよね。あなた達の正体は何?」
「…俺達は、地獄に生きる仮面ライダーだ」
矢車の言葉と共に、バッタのような機械が二つ跳ねてきて、矢車と影山の手に飛び込んだ。
足元の水溜まりには、紫色の蛇のような生物が写っている。
「仮面ライダー……とても興味深いわ。その技術をメモリの研究に活かせない事が本当に残念」
冴子は微笑を浮かべると、彼らに背を向けて歩み出し、夜の闇に溶けていった。

「兄貴、本当に良かったの?」
「ああ、あの女はすぐに違う光を手にするだろう。それがあの女にとって本当の光なのかは知らないが」
3人が寝床に戻ろうと振り返ると、反対側から女が歩いてきた。
紫色の髪にゴスロリ服を着て、手にポーチのような物を持っている。
「食べる?」
女は3人の目の前に立ち止まるなりポーチを差し出した。中にはイナゴの佃煮が詰まっていた。
「あ、兄貴!イナゴだよ!」
影山は一気に目を輝かせ、浅倉はにやりと笑ってイナゴを口に放り込んだ。
「あぁー…旨いな」
女は満足そうに微笑むと、一枚の写真を取り出した。
「この男、知ってる?」
写っていたのは、眼鏡をかけた冴えない男だった。

240 :野良達の夜 4/4:2010/05/31(月) 21:36:55 ID:5NtUb1AM0
「知らないな。少なくとも、俺達は見ていない」
答えた矢車の手元を見て、女は首を傾げた。その手の中では、ホッパーゼクターが飛び跳ねていた。
「美味しそう…私のも、見る?」
「見るって、何を?」
困惑して問い掛けた影山に女は不敵に笑い、メモリを取り出した。
-Hopper!- その音声と共に、女は怪人の姿に変わった。
「なっ……あんた、怪人!?」
「ふふふ…美味しそうでしょ?あなた達のも、いただきまぁす…」
ホッパードーパントが高く飛び上がった時、矢車がホッパーゼクターをベルトにセットした。
「…変身…」-Chenge Kick Hopper-
ドーパントの足が振り下ろされるのと同時に、キックホッパーは右足を蹴り上げた。
「うわぁ!」
壁に打ち付けられたドーパントに、変身を解除した矢車が言い放った。
「俺は違う世界の女とやりあう気はない。お前はお前の光の元へ行け」
「美味しそうだったのに…」
女は変身を解除して立ち上がると、不満げな表情をして立ち去ろうとした。
「待て」
浅倉が女にトカゲの丸焼きを差し出した。
「食うか?」
女は笑みを浮かべ、浅倉の手に握られたトカゲに直接かぶりついた。
「…美味しい」
女は微笑みながら背を向け歩きだし、闇の中に消えていった。

241 :野良達の夜 おまけ:2010/05/31(月) 21:38:45 ID:5NtUb1AM0
――翌日、河川敷
(段ボールを抱えた翔一、総司がやってくる)
翔一「皆さん、食料持ってきましたよ!」(段ボールを下ろす)
矢車「どういう風の吹き回しだ天道。お前の兄はともかく、お前から食料を寄越すなんて」
総司「こいつの処理に困っている。打開策として仕方なく持ってきただけだ」
影山「うわっ!イナゴの佃煮がこんなに沢山…一体なんなんだよ?」
翔一「昨日うちや2号家さんちに大量に届いたんですよ。近いうちに対峙する事になるだろうって手紙付きで」
影山「『敵にイナゴを送る』…かぁ…」
総司「まぁ、相手の正体は大体予測がついているがな」
(イナゴを口に放り込む浅倉)
浅倉「…あの女、だな」
影山「あぁ、やっぱり…?」
翔一「ま、戦いに関しては俺達は口出しできないですからね。せいぜいこのイナゴを食べながら、
   翔太郎兄さんとフィリップの帰りを待つ事くらいしかできませんし」
矢車「そして、俺達の食料が増える…と。相棒、暫くは毎日イナゴのフルコースだ」
影山「うわぁ、兄貴の作る物なら何でも嬉しいよ!」
翔一「良かった、これで矢車さん達も大丈夫だね。今年は気候が不安定で野菜も不作気味だから」
総司「それ以前に、共食いになる事については気にしないのか?」
浅倉「食い物が食えれば何だって構わん。この前のアオダイショウの丸焼きも旨かったな…」
影山「そういえばさ、あの偉そうな女はどうしたのかな?」
矢車「今は俺達が気にする事じゃない。必要となれば、向こうから寄って来るだろう」


微妙にオチてないけどこの辺で。
冴子さんやさぐれ展開にwktkしたけど、予告見る限り逃亡生活もすぐ終わりそうだし。

242 :名無しより愛をこめて:2010/05/31(月) 22:23:48 ID:wlEEqwZA0
『ホッパー』のメモリを持つイナゴの佃煮を食す彼女
やさぐれてはないけど、野ライダーズの妹(仲間)フラグかなーと思ってみたり

以下、小ネタ
※(フィリップも兄弟設定で)

影山『あ、アニキ。あの子も《ホッパー》なら、俺たちの…』
矢車『いや、弟よ。夢を見るな。俺たちに妹なんてそんな事あるわけないだろう』
総司『お前らと違ってやさぐれてる訳でもないしな。一緒にしたらむしろ失礼だろう』
士 『その前に、お前にはキラキラした妹が既にいた様な』
フィリップ『士兄さん、それは別人の事だよ。キラキラした妹がいるのは別世界で中の人が同…』
士 『大体わかった。色んな世界を渡り歩いているとどうもごっちゃになってしまう』

良太郎『あ…影山さん、泣いて走って行っちゃった』
巧『ったく。兄貴達、容赦ねぇな』
一真『せめて《ホッパー》繋がりで友達になれ…そうかな?』
真司『イナゴ食ってるけど、何か浅倉に通じるものが…あるかも?』
※ランニング途中のヒビキさんが合流
ヒビキ『あ、皆ー。さっき、一生懸命走ってる影山くんを見たよ。川原を全力疾走なんて、青春だなぁ』
渡『ヒビキ兄さん、それ違うと思う…』
翔一『さて。ヨモギもあらかた摘み取ったから、そろそろ帰ろうか』
翔太郎『ヨモギ餅か…そういやぁ和菓子も久しぶりだな』
雄介『翔一が作るヨモギ餅は美味しいよね!』
フィリップ『ヨモギ…食用にも漢方にもなる植物。実に興味深い。もっと検索を…』
ヒビキ『する前に帰ろうね〜。じゃあ、家までランニングだ!』
兄弟「「「「おー!!!」」」

243 :242:2010/05/31(月) 22:30:31 ID:wlEEqwZA0
>>237
GJ!!
久しぶりにシリアスな野良イダーズ見た!カッコ良い!!

そしてネタかぶりして申し訳ない。投下したらアップされてて、この温度差が恥ずかしい…
いつかエビ姐さんと冴子さん絡ませたいな

244 :名無しより愛をこめて:2010/05/31(月) 23:11:39 ID:5NtUb1AM0
>>242
そちらこそGJです!影山かわいいよ影山ww
自分も名前繋がりでエビ姐と冴子さんと影山絡ませてみたいけど、ネタが浮かばないorz

245 :名無しより愛をこめて:2010/06/01(火) 00:42:09 ID:46IyrhMl0
>>237
GJ!シリアスな野良イダーもいいもんだ・・・・・・
冴子さんはどうなるかなぁ……やさぐれもほどほどで済めばいいんだけど
>>242
かわいいwww
野良イダーはシリアスとのギャップが大きいのも魅力だよね!

二人ともGJ!

246 :名無しより愛をこめて:2010/06/01(火) 10:56:16 ID:hhTy5Yr30
ホッパーネタ2人ともGJ!!
矢車さん、かっこいい!!

247 :あるいはありえた光 1/2:2010/06/01(火) 15:14:38 ID:46IyrhMl0
避難所から転載。規制やらで人が減ってるんだろうなぁ・・・


ホッパー「これ、食べるぅ?」
影山「わー兄貴、イナゴうまそうだよ!もらってもいいかな?」
浅倉「なかなかうまそうだな。これと交換するか?(トカゲ)」
矢車「お前の目のなかに闇が見える……俺たちの妹にならないか?」
ホッパー「美味しいって言ってくれたら考えるけど?」

翔太郎「ちょ、あきらかに危険人物を引き入れようとすんじゃねえ!」
良太郎「えっと、そのツッコミはいまさらだと思うよ」
巧「ホッパーズがイナゴを食べるのかってとこにも、つっこまないぞ、俺は」
良太郎(すでにそれはつっこんでるよね、巧)
翔一「地獄兄弟さんにも妹さんができたんですか?おめでとうございます!」

248 :あるいはありえた光 2/2:2010/06/01(火) 15:15:26 ID:46IyrhMl0
総司「…………」
樹花「総司お兄ちゃんどうしたの?うわー、この大量の茶色いのなぁに!?」
真司「これってあれか、イナゴの佃煮か!?」
一真「のし紙になんか書いてある…《地獄兄弟・妹襲名祝い》妹って誰だ?」
士「大体わかった。翔太郎兄さんと戦っていた、ハイキック女だな」
渡「わかっちゃうんだ、士…。でも、これ食べきれるのかな?もし余ったらニスに試してみたいなー。いい飴色だし」
ヒビキ「イナゴは好き嫌いがわかれるとこだからね。余るようならご近所さんに……」
ピンポーン
ユウスケ「すいませーん!お裾分け持ってきましたー!」
デネブ「こんにちは!うまいものもらったんで、皆さんもどうですかー!」
1号家一同「ああ〜〜〜〜〜」
総司「ふう、どうやらこの一帯のイナゴはほぼ駆逐しつくされたようだな」
真司「お、復活した」
総司「悪いがイナゴは間に合っているから他をあたってくれ」
ユウスケ、デネブ「ええー!」
総司「ヒビキ兄さん、少し出かけるから、夕食を頼むと翔一に伝えてくれないか」
ヒビキ「いいけど、どこいくの?総ちゃん」
総司「ちょっとこのイナゴたちの運命を変えてくる」
渡「もしかしなくても…」
一真「HCUだな……」
総司「あいつらが誰と義兄弟になろうが知ったことではない。だが、例え虫一種であろうと、生態系を破壊することは許しがたいからな。ちょっと行って暴挙を止めてくる」
士「まあ、イナゴはついでだろうな」
ヒビキ「矢車くんたちも災難だねー」
真司「ってことは、この佃煮なくなっちまうのか?味見しておこう!」
樹花「私も食べる〜♪」

HCU!

総司がどのような制裁を加えたかは、オーナーと駅長のみぞ知る……?

249 :名無しより愛をこめて:2010/06/01(火) 17:41:15 ID:JnZDMZjJ0
>>248
GJ!www
総司さんまたハイパークロックアップをwww
一体どんな制裁をwww

話ずれるけど総司もクロックアップ→ハイパークロックアップになってくることだし
ライダーズの科学力も集まってるからそろそろ巧にもアクセルを超える
スピードを出せるフォームを(ry


250 :名無しより愛をこめて:2010/06/01(火) 22:41:18 ID:/SItzV0V0
>>237 >>242 >>247
まとめてGJだw

ちょっと今から長編投下。
注意書き書いときますね

※フィリップは相棒、オリキャラ出現。
捏造設定があるかも。

251 :揃い踏み2010‐1:2010/06/01(火) 22:42:47 ID:/SItzV0V0
「はっはっは……これこそ究極のガイアメモリだ……」
ミュージアムの地下深く……園咲琉兵衛はいた。
その手に握られたメモリには「RIDER」の文字が刻まれていた。
「これを君に預けよう。来人を連れ戻してきなさい」
メモリを受け取った男はにやりと笑いながら頷いた。
――数日後。
ある事件を解決した翔太郎は総司に言付かった風都名物の風豆腐(ふうとうふ)を買って自宅に戻る所だった。
「総司君の手料理が食べられるとか、チョー楽しみ〜(ハート)」
「そうだな……って亜樹子ぉ!なんで付いてきた!」
「そんなの招待されたからに決まってるでしょ!」
「何ぃ!?」
「今日はパーティーらしいわよ〜……何のパーティーかは聞いてないけど」
翔太郎はパーティーの存在も聞いてなかった。考えてみるが、心当たりもなかった。
「フィリップ君は向こうで検索したい事があるからリボルギャリーで一足先に行くって」
なんじゃそりゃ。翔太郎は口から出そうになる言葉をなんとか飲み込んだ。
此処のところ、井坂の出現やコンビ解散危機など色々なことがありすぎて、あまり家に帰ってなかった。
久々に兄弟の顔が見られる事は、翔太郎にとっても嬉しかった。
ライダーハウスまであと少し、ボイルダーなら5分とかからない距離まで来た、そんな時だった。
信号も横断歩道もない一本道からスーツの男が目の前に飛び出してきた。

252 :揃い踏み2010‐2:2010/06/01(火) 22:44:15 ID:/SItzV0V0
「やっべぇ!」
「きゃぁ〜!」
翔太郎は必死でブレーキをかけた。その甲斐あって、ボイルダーはなんとか男の鼻先で止まった。
「おいテメー!何考えてやがる!」
男はその質問に答える代わりに、懐からメモリを取り出し、二人に見せびらかした。
「ガ……ガイアメモリ!ってことは、ドーパントォ!」
「亜樹子、豆腐持って下がってろ。フィリップ!」
ドライバーを着ける。
「(なんだい翔太郎。今翔一さんから駄洒落という興味深い話を聞いているところなんだが)」
「それどころじゃねーんだよ!」
――ジョーカー!――
「(……そういうことか)」
フィリップにも事の重大さが伝わったようだ。
間もなくサイクロンメモリが転送されてきた。
「変身!」
――サイクロン!ジョーカー!――
翔太郎がWに変身したのを見て、男はニタリと笑ってメモリを起動した。
――ライダー!――
「何っ!?」
「(そんなメモリは聞いたことがない!)」
「私聞いてない!」
三人の驚きも当然だった。男の変身したライダー・ドーパントは兄弟の父・1号や
愛すべき兄弟達の姿に酷似していたからだ――その姿はずっと醜悪なものだったが――。

253 :揃い踏み2010‐3:2010/06/01(火) 22:46:47 ID:/SItzV0V0
「クロックアップ」
ライダー・ドーパントはそう呟いた。その瞬間、彼は時間の狭間へ消えた。
「何!?」
「(どういうことだ?)」
等と言っている間に身体に無数の衝撃。
「(こ、これはカブトのクロックアップか!)」
Wにはクロックアップを感知する事など出来はしない。必然、手も足も出ない。
「どうすりゃいーんだ!」
「(クロックアップは超スピードではなく時間を遅くしているに過ぎない。こういう場合は)」
――ルナ!トリガー!――
「(ルナトリガーの弾丸ならばいずれ捉えることが出来る)」
「……それで一気にメモリブレイクってことか!」
――トリガー!マキシマムドライブ!――
「「トリガーフルバースト!!」」
ルナトリガーの追尾する弾丸からはクロックアップと言えど逃れられない――筈だった。
「ガードベント」
幾つものエネルギー弾が炸裂し、巨大な爆発が周囲を包んだ。
「これで決ま……!」
翔太郎・フィリップ・亜樹子の三人に戦慄が走った。そこには無傷のドーパントが立っていたからだ。
「(状況から判断して、どうやらあのドーパントは君の兄弟達の力を総て使えるようだ)」
「……信じられねーが、そうみたいだな……おいテメー、目的は何だ!」
「スタートアップ」
「どういう事だ!」
「(翔太郎、危険だ!これはルナトリガーでは太刀打ちできない!)」
「くそっ!」
――ヒート!メタル!――
間一髪メモリチェンジに成功したものの、アクセルフォームの能力である超高速攻撃の前には
メタルの防御力をもってしても耐えきれず、Wは変身解除に追い込まれた。
「うっ……くっそ……」
「翔太郎君!」
「来るな亜樹子!」
ドーパントは落ちていた角材を拾うと、それを剣に分子変換させた。

254 :揃い踏み2010‐4:2010/06/01(火) 22:48:41 ID:/SItzV0V0
「翔太郎!」
フィリップはライダーハウスで目を覚ました。
「お、フィリップお目覚めかー」
「こんな時に出てきやがるなんて、ドーパントも空気読めねーヤツだな」
一真と真司が楽天的にいうも、台所で料理に取り掛かっていた双子は
フィリップの顔色を見て同時に何かを察したようだ。
「どうした、検索小僧?巧のクリーニング屋の話には興味も湧かないか?」
「ほっとけ士兄」
「まずい……翔太郎!」
「おい、どうした!」
「あ、ちょっと待って!……ぉょ〜!」
庭に飛び出していくフィリップを巧と士、良太郎が追いかけた。良太郎は転んだ。
「待てよ」
「退いてくれ乾巧、僕は行かなくてはいけない!」
「何故フルネーム呼びかは置いとくとして、落ち着けフィリップ。この事態は織り込み済だ」
士の言葉にフィリップは驚いた。
「どういう事だ?」
「一昨日オーナーにHCU使用に関する貢ぎ物を持って行ったときだ」
いつの間にか総司と翔一が玄関にいる。
「ある者の介入によって本来は存在しないはずのガイアメモリが創られ、Wが負ける。
それは時の運行に無いことだからそれを防いでくれ、とオーナーに依頼されたと言う訳だ」
フィリップも時の列車が存在していることは知っていたが、総司の説明には驚かされた。
「ここに居ないヒビキ兄さんや雄介兄さんには既に未来の俺が連絡済だ」
「料理中だけど、仕方ないね……姉さん達に後はお願いしといたから。出来栄えが不安になるなぁ」
「大体分かった、毎年恒例のアレ、か」
「……何の事だい?」
「……早く行かねーと、翔太兄が死んじまうぜ……」
巧がボソッと言った。

255 :揃い踏み2010‐5:2010/06/01(火) 22:50:43 ID:/SItzV0V0
ライダー・ドーパントは剣を手に、翔太郎に向かっていく。敵の狙いは自分の命。
そして相棒を失ったフィリップを拐っていくつもりだ。それに今更ながら思い至った。
悔しさで歯噛みせずにはいられなかった。
「終わりだ」
「翔太郎君ー!」
亜樹子の叫びも空しく、ドーパントは翔太郎の首筋目掛けて剣を振り下ろした。翔太郎は覚悟を決め目を瞑った。
痛みはない代わりに金属音。おかしい。首が付いている。翔太郎は目を開けた。
そこにはオートバジンがドーパントの剣を受け止めていた。
「何っ!?」
「……バジン?何故?」
何故かバジンはサムズアップした。教えたのは雄介兄さんだろうか。少なくとも巧ではないな。翔太郎は苦笑した。
さらにアカネタカやカブトゼクター、キバットたちがドーパントに体当たりする。
「オラオラぁ〜翔太郎、キバって助けにきたぜ!」
「翔太郎さん大丈夫ですかぁ?」
「キバットにタツロット……それにDAたちにカブトゼクターまで……どういう事だ?」
翔太郎が振り返ると、兄弟全員とフィリップがいた。
「フィリップ!……それにみんな……」
不思議そうな顔をする翔太郎にフィリップが解説した。
「検索を完了したよ、君の兄弟は年に一回だけ全員で助太刀をする習慣があるそうだ」
「そーゆーこと」
「僕と名護さんも助けてもらったんだ」
「士はテレビくんでやっちまったけどな!」
「俺は破壊者だからな」
「破壊者関係ないだろ」
「元々は良太郎の為だけのサプライズだったんだが……」
「あの時は、ありがとう兄さん達」
「総司がオーナーに頼まれちゃうから毎年恒例になるんじゃないの?」
「俺の時はそんなのなかったんだよ〜!誰助けてくれても良かったんじゃ……」
「雄ちゃん達は強かったから助太刀なんていらなかったでしょ?」
「……ちょ、それじゃあ良太郎と渡と士と俺達が弱ぇみたいじゃねえか!」

256 :揃い踏み2010‐6:2010/06/01(火) 22:53:20 ID:/SItzV0V0
「……お前達が噂のライダー兄弟か」
「この天の道を往く俺は兎も角、兄弟達も風都で噂になっているとは光栄だな」
他の兄弟は呆れ顔。
「だがお前達のデータは総てミュージアムで閲覧済だ。束になっても私には勝てないぞ?」
「データだけで勝てるほど、俺達兄弟は甘くねぇ!」
翔太郎の叫びに皆頷く。
「フィリップ、エクストリームだ!」
「そう言うと思って既に呼んである」
その瞬間、フィリップがエクストリームメモリに吸い込まれ、それが翔太郎の手に収まった。
「来い、カブトゼクター、ハイパーゼクター」
「モモタロス達、準備はいい?」
『おう!』
「キバット!タツロット!」
全員の腰にベルト。それは選ばれし戦士の証。
「変身!」
眩い光。そこから11人ライダーが現れた。
アルティメット。シャイニング。
サバイブ。ブラスター。
キング。アームド。
ハイパー。超クライマックス。
エンペラー。コンプリート。
そして、サイクロンジョーカーエクストリーム。
「こんなの私、聞いてない〜」
亜樹子の口から感嘆が洩れた。
「さて、台所にやり残しがあるから早急にケリを付けるぞ」
「雪菜姉さん達は兎も角、愛理ちゃんに台所は任せられないからね〜」
「(翔一兄さん……)」
翔一の悪気なき毒舌に良太郎が少し打ちのめされたようだ。
「……面白い」
ライダー・ドーパントは11人ライダーを前にし、不敵に笑った。

257 :揃い踏み2010‐7:2010/06/01(火) 22:54:41 ID:/SItzV0V0
「検索を完了した、あのメモリの力には一人ひとりでは勝てない」
「へっ?」
「何か策があるのか?」
W・CJXの言葉に、龍騎とブレイドはいっせいに疑問文をぶつけた。
帰って来た言葉はこれだった。
「策なんかねーよ、兄弟で息合わせてライダーブラザーマキシマムだ!」
Wと電王(正確には良太郎)以外の時間がほんのコンマ何秒か止まった。
「……俺達も?」
「やるの?」
ファイズと響鬼が尋ねた。
「もちろん」
Wの右側が答えた。
「ま、こんなことだろうとは思った」
「士、意地悪言わずに協力しようよ」
「凄まじき戦士の力、ここで使って大丈夫かな?」
「安心しろ雄介兄さん、既に手は打ってある。全力でも問題ない」
「さっすが総司だね!」
「ライダーブラザーマキシマム……(恍惚状態)」
「ペチャクチャ喋っている場合か?」
ライダー・ドーパントが攻撃して来た。
「「プリズムビッカー!」」
Wが攻撃を止め、プリズムのマキシマムドライブで切り付けた。
ドーパントはダメージを受けて転がる。
「龍騎・ブレイド・響鬼は後方から剣で斬撃を射ち、それ以外は同時にキックで攻撃する。
これがヤツをメモリブレイクする唯一の方法だ」
フィリップが検索結果を説明した。
「じゃあ、やりますか!」
長兄の言葉で、皆は配置に散らばった。

258 :揃い踏み2010‐8:2010/06/01(火) 22:55:55 ID:/SItzV0V0
両手を横に広げ、封印エネルギーを両足に集中させるクウガ。そして走る。
腰を切り、紋章を空中に出現させるアギト。そして跳ぶ。
ドラグランザーを出現させる龍騎。斬撃と火炎を飛ばす。
ポインターをセットし、Enterキーを押すファイズ。相手をロックする。
5枚のカードをキングラウザーに通すブレイド。5枚のカードが空中に浮かぶ。
アームドセイバーに気合をこめる響鬼。「鬼」の字が出る。
ハイパーゼクターの角を倒したカブト。タキオン粒子が噴き出す。
ベルトにパスをかざす電王。5色のエネルギーが右足に集まる。
タツロットを回すキバ。周囲は暗くなり、満月が輝く。
カードを通し、右腰を叩くディケイド。11枚のカードが現れる。
そして、Wはドライバーを閉じ、再び開いた。
――エクストリーム!マキシマムドライブ!――
兄弟全員を風が包む。
「これが俺達兄弟の力だ!」
『ライダーブラザーマキシマム!!!』
8つのキックと、3つの斬撃が同時に命中し、大爆発が起こった。
メモリは粉々になり、スーツの男はバッタリと倒れた。
そして亜樹子は爆風で何メートルか吹っ飛んだ。
「私、聞ーいーてーなーぃ〜〜」
「おい亜樹子!大丈夫か!」
Wは慌てて助けに向かった。

259 :揃い踏み2010‐9:2010/06/01(火) 22:57:04 ID:/SItzV0V0
「翔ちゃんの最強フォーム、CJXの登場を祝って、かんぱ〜い!」
ヒビキの音頭でパーティーが始まった。
フィリップは良太郎の不運について検索し、亜樹子は雄介と愛理にコーヒーの入れ方について質問している。
「パーティーってエクストリームの記念だったのか……」
翔太郎は疑問が解けてさっぱりした気分になったが、また新たに疑問が湧いた。
そこで台所へ直行する。
「おい総司」
「どうした?翔太郎兄さん」
「どうして亜樹子を招待したんだ?」
「……やはり解ってなかったか」
「全く兄さんは鈍感だよねー」
総司と翔一の言葉に驚く翔太郎。
「兄さんが日頃どれだけ所長に感謝しなければならないか、胸に手を当てて考えるといい」
「ま、日頃のお礼も兼ねて、亜樹子ちゃんを招待したという訳なんだよね」
そういって双子は料理を手に会場へ行ってしまった。
俺が亜樹子に感謝しなくちゃならない……?
そんな場面があっただろうか。
思い出せない。迷惑なら数え切れないほど蒙っている気がするが。
「ま、いっか」
翔太郎は会場に戻った。

翔太郎が総司の言葉の真意を理解するのは、夏の終わり――翔太郎達の戦いの果て。
しかし、それはまた別の話である。

260 :名無しより愛をこめて:2010/06/01(火) 23:23:06 ID:E0+hT49R0
おお!揃い踏みネタキター!
お疲れ様!超GJ!!
いつも思うけど揃い踏みする理由が面白く良いねw

261 :名無しより愛をこめて:2010/06/01(火) 23:33:18 ID:feKJtRTL0
格好いいなぁw

そういや士ってやろうと思えばエクストリームも召還出来るんだろうか?

262 :名無しより愛をこめて:2010/06/02(水) 00:25:18 ID:9a3G5RKf0
規制解除記念

>>251
GJでした!
全員集合して強敵と戦うのは燃える展開で非常にベネ(良し)!

>>261
ケータッチの機能が拡張されれば出来るかもしれないね。
もちろん改造を行うのは毎度おなじみZECT(以下略の皆さんで。

263 :名無しより愛をこめて:2010/06/02(水) 19:25:47 ID:lNZ1Fe2P0
>>262
つーことは兄弟が増えるたびにケータッチの画面に出てくるそれぞれの紋章が細かくなるのか。
最新技術なのに虫眼鏡必須になったらおもしろいな。


>>251
GJ!
>「策なんかねーよ、兄弟で息合わせてライダーブラザーマキシマムだ!」
で、良太郎以外の時が止まったのはやはりネーミングの問題なんだろうなww

264 :名無しより愛をこめて:2010/06/02(水) 21:26:34 ID:M1YM+m3w0
>>262
そこに毎度おなじみZECT(以下略の皆さんで
叔父、従兄弟、親戚達のマークもだな(ry

265 :名無しより愛をこめて:2010/06/02(水) 21:38:05 ID:daHP3OpE0
>>264
ディケイド「くっ、手ごわい・・・!ここはCFだ!」
って言って3つぐらいのケータッチから悩むことになる、とw

266 :名無しより愛をこめて:2010/06/02(水) 22:35:57 ID:M1YM+m3w0
>>265
逆に考えるんだ!
「ケータッチはひとつしかつけれないならつけれる部分を増やしてしまえばいい」
・・・とね!(霧彦さん風に)

267 :名無しより愛をこめて:2010/06/02(水) 23:31:43 ID:zwH1galyO
『アタックライドゥ…イリュージョォン!!』

268 :名無しより愛をこめて:2010/06/02(水) 23:32:30 ID:80PQAKWV0
曖昧だがケータッチの画面部分のカードは差し込みで入れてた気がするから
そのカードさえ変えたら今後も対応したりしてw

269 :名無しより愛をこめて:2010/06/03(木) 23:20:02 ID:U2cbhINx0
>>268
つまり・・・

士「Hカブトは・・シート2か!」

とかですねwww

270 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 11:47:26 ID:b/w7Ah2cO
野良イダーも揃い踏みも最高にGJ!

ただ「良太郎は転んだ」の一文にうっかり緑茶ふいたwww

271 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 13:27:05 ID:VhB3Fq9qO
>>263
そこで満を持してのiPadの出番ですよ

士「並んだかいがあったな」
ユウスケ「並ばせた、の間違いないだろ…」

272 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 13:28:53 ID:VhB3Fq9qO
>>271
ミスったorz
ユウスケ「並ばせた、の間違いだろ…」

273 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 19:40:38 ID:rC51ZVUW0
>>271
並ばせられたのか・・・?
ユウスケが。

274 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 20:15:16 ID:XWzK01Bt0
士に「ならばされた」っていうと
冬の陣のFFR連鎖みたいに並ぶリマジの皆さんしか浮かばないw

275 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 20:50:05 ID:3jFD31IQ0
>>274
こういうことかな?

アナウンサー「本日は今大人気、ipadのご紹介です、ご覧ください!すごい行列です!


今大人気のipad、その行列をアナウンサーが紹介している、これも平和な日常のひとつの光景だった
しかしたくさんの人がいる中、行列の先頭から2番目の男が小さくつぶやいた……

      「ち ょ っ と く す ぐ っ た い ぞ ? 」
そしてそうつぶやいた男が一番先頭の人物の背中に手を伸ばした…
すると・・・

アナウンサー「さっそく…えぇ・・・?何・・あれ・・・!?」

アナウンサーが声を失うのも無理はない、一番先頭にいた人たちから
…人の形から異形へと…人ならざるものへとかわっていっているのだ…!

アナウンサーが驚いている間にも順に並んでいる人たちが
「ちょっとくすぐったいぞ」といって目の人に手をかざして、
かざされた人は異形へと姿を変えていっている・・・

当然町中はパニックに陥る…
すまん、俺にはここまでしか無理だ

276 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 21:00:55 ID:mb9C7dxTO
もはやホラー映画だwwww

277 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 21:15:37 ID:rC51ZVUW0
当然お父さんや総司兄さんには怒られるんだな?
街中をライダーの能力でパニックにしたんだからww

278 :名無しより愛をこめて:2010/06/04(金) 21:58:37 ID:VhB3Fq9qO
鳴滝「おのれ…ディケイド!行列まで破壊されてしまった!」

279 :275:2010/06/04(金) 22:28:33 ID:3jFD31IQ0
※このあと数十時間町はパニックになり、被害も広がりましたが
突如現れた黒いボディに真っ赤な目の異形の生物の腰から発せられた
光で町も人々も元に戻り、被害にあった人々は「なにがあったかわからない」
とコメントしております

280 :みんなの替え歌。1/3 〜トラちゃん絵描き歌〜:2010/06/05(土) 01:54:48 ID:R3TfPq8e0
ホラーな流れぶった切っちゃうけど、唐突に替え歌ネタを思いついたので投下。
デュエットで歌ってる部分もあるので見づらかったら申し訳ない。



 …穏やかな午後のミラーワールド。今日も何やら楽しげに遊ぶリュウタと黒総司の姿が。

黒総司「♪丸書いてウェイ!丸書いてウェイ!」
リュウタ「♪ギザギザお口のブレイドだぁ〜ブレイドだっ☆」
黒総司「♪お目めに涙が流れたら、あっちいってこっちいってすっ転んで〜」
 (あっちいって〜で頭部の角、すっ転んでで顎を書き足す)
リュウタ「♪頭がひとつ、できました!」
黒総司「♪赤いマフラー見つけたよ!さっそく巻いてあげまっしょう!
リュウタ「♪おでこの丸書いて…」
黒総司&リュウタ「「♪トラちゃんだぁ〜♪」」

リュウガ「…トライアルの絵描き歌か?」
リュウタ「そーそー!僕らで作ったんだよ〜!」
 そう言って誇らしげに書いたトライアルブレイドの絵を見せる二人。
リュウガ「…なかなか上手いじゃないか。わかりやすいし」
黒総司「他にも僕達の歌も作ったんだよ☆聞いて聞いてー!」
リュウタ「答えは聞いてないからねー!」
リュウガ「わかってるって(ちょっと笑いながら聞く)」

281 :名無しより愛をこめて:2010/06/05(土) 01:55:31 ID:oEE7+E7P0
>>279
キングストーンフラッシュwwwwwwwww

282 :みんなの替え歌。 2/3 〜僕らライダー2010、そして…〜:2010/06/05(土) 01:57:21 ID:R3TfPq8e0
黒総司「♪髪はふっさふーさ!黒くてふーわふーわ!」
リュウタ「♪それは誰でしょう!?」
黒総司&リュウタ「「♪リュウタと黒総司〜!!
          ♪未来も世界も〜、僕らが守るよ〜!
          ♪どんなもんだい!僕ら、リュウタと黒総司〜!」」
リュウタ「♪きーみょーみてれつまかふしぎー」
黒総司「♪きーそーてんがいししゃごにゅー」
黒総司&リュウタ「「♪でーまえじんそく落書きだぁ〜いすき☆
          ♪リュウタロス〜♪黒総司〜♪
          ♪うんぱかっぱっぱー、うんぱかぱっぱー、リュウタと黒総司〜!」」

リュウタ「(歌い終わって)あ!そうそう、リュウガお兄ちゃんの歌も作ったんだよ」
リュウガ「お、俺の…!?」
黒総司「さっき完成した歌だからさっそく歌うよ!せーの…」

283 :みんなの替え歌。 2/3 〜俺は(ry〜:2010/06/05(土) 02:00:18 ID:R3TfPq8e0
 〜…♪デーッデデレデデーデデデッデデーッデデレデデー…(例のあの曲のイントロから歌う二人)〜

黒総司&リュウタ「「♪そーの名ーはリュウガー!お兄ちゃんー!
          ♪TGクラブの男だぜ☆
          ♪夏みかんにはぞっこんだ!今日ーも言うよ〜
          『付き合わない〜か〜??』
          ♪答えはー、聞いてないっ☆まっかせっとけ〜♪」」
  \…何だ、何なんだその歌は!!?大体そいつネガの世界の奴だろ!!/
      \ちょっと待て、待たんかリュウタ!黒総司いぃぃ!…/

 …こうして楽しそうにキャッキャと逃げ回るリュウタと黒総司をリュウガは追っていくのだった…


一応示しておくと、トラちゃんの絵描き歌がドラ○もんの絵描き歌、
リュウタと黒総司の歌がEDで、最後がジャイ○ンの歌の替え歌でした。
(最後のリュウガの台詞は歌の中の台詞だと思ってください)
最近ネタが浮かんでこなかったりなかなか書けなかったり規制厳しかったりで投下はご無沙汰だけど、
このスレを好きな気持ちだけは変わらないぜ…!

284 :名無しより愛をこめて:2010/06/05(土) 09:46:20 ID:UIfpJ0io0
黒総司とリュウタは本当和むコンビだなぁ…GJ
今度ガンバライドでこの2人でタッグを組んでみようっと

285 :名無しより愛をこめて:2010/06/05(土) 11:46:34 ID:NMaFrcr30
かわいいよ、二人とも。
個人的には、

>黒総司「♪丸書いてウェイ!丸書いてウェイ!」

がツボ。
ブレイドをお絵かきするのに欠かせないよな、ウェイ。

286 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 09:05:14 ID:vU+vp2hS0
そういえば、兄弟達は護星天使達と未だに出会ってないな…。
関わったら記憶が消されるのがアレだったりするのかな?


そして今日のゴセイジャーを見た兄弟達

フィリップ「『地球(ほし)を浄める宿命の騎士』ゴセイナイト…興味深い!新しい検索対象が見つかったよ!」
良太郎「しかもゴセイヘッダーに変形できるなんて…あれって凄くかっこいいよね!?」
士「しかし…ウォースターと決着をつけたと思ったら新しい敵か…外道衆の親戚か何かか?」


287 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 10:18:56 ID:lPW5mF280
もしゴセイナイトがちゃんとした仲間になったら
スーパー戦隊にしては珍しい英語で喋るアイテムつながりで
ライダー達とも仲良くなるかもな

288 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 11:55:56 ID:eQp7S2eS0
>>286
出会ったら検索少年がなかなかこっちに帰ってこなさそうだな。
長時間検索しっぱなしになりそうな気がする。


巧「おい、フィリップいい加減に図書館から戻ってこいって!」
良太郎「夕ご飯食べないと総司兄さんに怒られるよ」
(左右から双子がゆさゆさゆすってる)

289 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 13:05:06 ID:vU+vp2hS0
>>287
その仲良くなる過程で一悶着起こして戦闘になるのもいいかも。
次回は何やら工場を襲撃するらしいし(地球を汚すものと認定)

ディケイド「ゴセイナイト…お前、自分が何をしたか解ってるのか!?」
WCJ「お前が今やってる事は…幽魔獣の連中と同じなんだぞ!」


>>288
SHTのスタートトークでアラタ達とは結構会話はしてるけど
天の塔やマスターヘッドの事が気になって検索するんですね、大体解ります


そして今回のWを見た兄弟達

士「大方の予想はついていたが…」
雄介「まさか本当に園咲家の血縁者だったなんてね」
総司「だとすれば、シュラウドはもしや…?」
渡「それに若菜さん…もう、あの人のラジオは聴けなくなっちゃうのかな?」


290 :ライダーハウスに天使降臨!1/2:2010/06/06(日) 15:09:12 ID:c1YKVQy80
翔太郎「ただいま」
良太郎「あっお帰り翔太郎兄さん!兄さんにお客様来てるよ」
翔太郎「客?誰だ?」
渡「えっと…それが天使なんだって!」
翔太郎「はっ!?


場所は変わってライダーハウス居間
翔太郎「天使ってもしかして…」
アラタ「あっ翔太郎君お帰り!お邪魔してるよ!」

翔太郎の予想通りゴセイジャーのアラタであった

翔太郎「やっぱりアラタだったのか、何だようちに来るなら連絡してくれれば良かったのに」
アラタ「へへっ驚かせようと思って!」
翔太郎「それで、他の連中は?」
アラタ「他の皆はねえ…」


ヒビキ「よし!じゃあ腹筋1000回終わったし、軽く町内30周でもするか!」
アグリ「わかったぜ、ヒビキさん!」
モネ「ヒビキさん凄いね、私達ランディック族についてこられるなんて!」

ハイド「さすがライダーハウス!貴重な物が沢山あるな!」
一真「本当に俺達の家って変な物沢山あるよな」
巧「だな、あっそこらへん気をつけろよ!変に触るとどっか開くかもしれないからな!」

291 :ライダーハウスに天使降臨!2/2:2010/06/06(日) 15:10:14 ID:c1YKVQy80
エリ「私と同じピンクなんだってね〜」
士「ああ、まあ正確にはマゼンタだがな」
エリ「そのカメラもピンクで良いな〜ちょっと貸して!」
士「あっおい!勝手にいじるな!」


翔太郎「……………」
アラタ「ってな感じかな、皆さっそく仲良くなって嬉しいよ!」
翔太郎「ああ、そうだな」

総司「アラタ、ホットケーキ出来たぞ」
アラタ「わあ!ありがとう総司君!いただきまーす」
翔一「トッピングもあるよ、アイスもあるけど、どう?」
アラタ「あ、バニラくださーい」

翔太郎はコーヒーを飲み、アラタはホットケーキを食べながらのほほんと過ごしましたとさ

292 :ライダーハウスに天使降臨!オマケ:2010/06/06(日) 15:12:12 ID:c1YKVQy80
真司「カードで戦うのってなんか親近感わくよな!」
アラタ「そっかー真司君や一真君や士君もカードで戦うんだね!」
一真「そういえばカードで戦う戦隊って初なのか」
ハイド「その分ライダーでは3人もいるんだな」
真司「っていうかハイド君と一真って身長たけえな〜」
アグリ「青いところも一緒だしな」

エリ「士君のやつ私が使ったらどうなるのかな?もしかして他の戦隊の皆を呼べるかも!」
士「おい、だから勝手さわるなと…」
モネ「あー!エリずるーい!私も使ってみたーい!」
士「おい、お前もか!」
エリ「私が先だって!ここじゃなんだし外でやってみよう!」士の腕ガシッ
モネ「絶対に交代してよね!いこ!士君!」士の腕ガシッ
庭にずーるずーる引きずられる士
士「おい、助けろー!」

アグリ「モネ…アラタの次は士か…」
ハイド「エリ達のあれはしょうがないな」
真司「士なら大丈夫だよな」
アラタ「士君だからね!」
一真「士だからな」





ゴセイジャーと兄弟達が出会ったらこんな感じにのほほんとなりました

293 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 16:23:05 ID:vU+vp2hS0
GJ!書いてくれてどうもありがとう!!
という事で望君も連れて来た

望「…仮面ライダーって本当にいたんだ…」
巧「おい、その口ぶりだと『仮面ライダーは存在しない』って思ってたのか?」
望「よくお父さんが話をしてくれてたんだけど…信じられなくて」
雄介「でも、これからは仮面ライダーの存在を信じてくれるでしょ?」
巧「こうやって本物と話してるんだからな」
望「……はいっ!!」


士「あのチビッ子は…」
翔太郎「アラタ達が居候してる天文研究所の息子さんだよ」
士「そうか…あの歳ならアスムやワタルとも仲良く出来そうだな」

294 :1/2:2010/06/06(日) 22:17:12 ID:R6jA2IWb0
ゴセイネタGJ!ほのぼのするなぁ。

流れを切っちゃうが、>>280に触発されて替え歌作ってみた。
一応元ネタの声優繋がりってことで…ヤッター○ンの歌の替え歌です。


ウーワンワンワン(モモ:あっちいけ、犬ヤローッ!)
ウージンジンジン(襟立:ジンジンするで!)
ワンとほえりゃ ツースリー(総司:ライダーキック!)
鏡の音 たからかに(神崎:戦え…)
時間の移動も ひとっとび(Hyper Clock Up)
ただいま出動 リボルギャリー

仮面に隠した正義の心
大ショッカーたちをぶっとばせ
スロットグルグル絶好調(タツロット:ウェイクアップ・フィーバー!)
剣を突き刺しウェイウェイ(一真:ウェーイ!)
勝利のポーズだハイ!(良太郎:およぉ〜!)
驚くほどに強いんだ(ヒビキ:鍛えてますから!)
ライダーライダーライダーライダーライダー兄弟

ウーワンワンワン(真司:うわっ!こっち来んなって!)
ウージンジンジン(渡:ジンジンしようよ! キバット:キバっていくぜー!)
ガンとやるぜ 息合わせ(翔太郎:行くぜフィリップ!)
悪者どもの 基地めざし(フィリップ:検索を完了した)
ゴールのはてまで 振り切るぜ(\トライアル!/)
ただいま俺参上 モモタロス

295 :2/2:2010/06/06(日) 22:18:53 ID:R6jA2IWb0
DA・ガジェット助っ人に
大ショッカーたちをけちらそう
パックリ食べるぜ晩ご飯(翔一:ご飯できたよー!)
足を上げてチンチン(巧:俺は犬じゃねー!)
勝利のポーズだハイ!(総司:おばあちゃんが言っていた…)
不思議なほどに強いんだ(雄介:だって俺、クウガだし!)
ライダーライダーライダーライダーライダー兄弟

ウーワンワンワン(蓮:城戸、俺に押し付けるな!)
ウージンジンジン(名護:ジンジンしなさい)
ドンと出てこい 大ショッカー
こなけりゃトコトン やっつける
連続キックを おみまいだ(Start Up)
こらしめちゃうぞ ライダー兄弟

戦闘員などバラバラだ
大ショッカーたちをぶっつぶせ(士:大ショッカーは俺が潰す!)
防いでみせるさ悪だくみ
皆の平和を守るため
勝利のポーズだハイ!(サムズアーップ!)
しびれるほどに強いんだ(猛:自慢の息子たちだからな)
ライダーライダーライダーライダーライダー兄弟


前々から、「仮面に隠した正義の心」がまんまライダーにも通じるなと思っていたので。

296 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 23:38:33 ID:eQp7S2eS0
>>294-295
GJ!
笑わせてもらった。

>ウーワンワンワン(蓮:城戸、俺に押し付けるな!)

これは犬から真司が逃げたんだなwwwww
モモタロス辺りも一緒に逃げてそうだが。

297 :もう一つの家族 1/2:2010/06/07(月) 19:10:43 ID:rF9z8Mf+O
W本編ネタです。


――ライダーハウス リビング
真司「『鳴海探偵事務所 HP』…っと。お、出た出た!あはは、随分キラキラしたHPだな!」
良太郎「可愛いね!事務所の明るい雰囲気がよく出てていいと思う」
翔太郎「よくねーよ!ハードボイルドの欠片もないデザインだろ!」
ヒビキ「PCのことはよく分からないけど、アキちゃんらしくていいんじゃない?」
雄介「あ、早速ブログも開設してるね。俺も旅ブログの更新頑張らなきゃね!」
総司「まぁ、誰のどのブログも、俺の料理ブログの完璧さには劣るがな」
一真「でもさ、今の流行りはツ〇ッターだろ?何でわざわざブログなんだ?」
渡「ブログにもつぶやきにも、それぞれの良さがあるからね。ブログは一つの読み物としていいかも」
真司「速報性はツイッ〇ーの方が高いよな」
一真「“調査中なう”とかやったら面白そうだなぁ!」
翔太郎「やめろ!仮面ライダーのこと隠してるのに、さらしもんになるだろ!」
巧「もうとっくに身バレしてないか?警察コンビ以外には」

――ライダーハウス 縁側
フィリップ「……若菜、さん……僕の、姉さん……」
翔一「皆、おやつできたよ!今日は暑いからかき氷。
   フィリップも食べない?サイクロンをイメージした抹茶味だよ!」
フィリップ「いいよ、翔一さん…食欲がないんだ」
翔一「…気持ちは分かるよ、俺もそうだったから。でも、だからこそフィリップには、前に進んでもらいたいんだ」
フィリップ「翔一さん…」

298 :もう一つの家族 2/2:2010/06/07(月) 19:11:42 ID:rF9z8Mf+O
翔一「今は辛いかもしれないけど、いつか受け入れられる時が来る。
   若菜姫…お姉さんと分かり合える日が来るって、信じてみようよ」
士「翔一兄さんもフィリップも、名前が2つあってお得じゃないか。
  俺なんか、記憶喪失だったのに名前は1つだぞ」
翔一「そうそう、なかなかできる体験じゃないしね!」
フィリップ「…皆は、受け入れてくれるのかい?僕が、組織の人間だったと知っても…?」
士「今更何言ってんだ。何があろうと、俺達は家族…そうだろ兄さん?」
翔一「うん。俺達にとっても、フィリップはかけがえない家族だよ」
フィリップ「……」

ヒビキ「……よし!じゃあ皆で写真撮ろうか」
翔一「いいね、家族写真!」
一真「どうせなら、うちのHP作んないか?家族紹介とか、皆のブログにリンク張ったり!」
良太郎「トップページに家族写真載せたら良さそう!」
真司「変身後の写真も載せるか!」
総司「HP作成は俺に任せろ。最上級のHPを作ってみせる」
巧「待てよ、そんなに顔晒すと危ねぇだろ。俺達芸能人とかじゃねぇんだし」
雄介「まぁまぁ、細かいことは後にして、写真撮ろ写真!」
渡「ほら、フィリップ君も入って!」
フィリップ「わ、分かったよ渡さん。そんなに引っ張らないで」
士「俺が撮ろうか?」(カメラを構える)
翔太郎「いや、士も入ってくれ。バットショットで撮るから」(バットメモリをセット)
雄介「皆、準備はいい?せーの!」
「「「ライダー兄弟、最高!」」」(カシャッ)

299 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 19:25:45 ID:t1yqCU1+0
>>297-298
じーん、と来たよ。
この前の放送見て、若菜姫に何があったんだろうと思ったけど、
いつかあの必死に逃げようしていた彼女に戻ってフィリップも幸せになってほしいよ。

300 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 20:32:25 ID:Tg7a1Oh+0
替え歌も本放送ネタも最高でした、どうもGJ。


さて、来週の放送はW杯の特番でお休みですが…

総司「サッカー…そういえば父さんがウルトラマンやガンダムと一緒にサッカーをやっていたと聞いたな」
士「大体解った、『コンパチヒーロー』って奴だな」

301 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 21:50:07 ID:FpzsLzlS0
>僕が、組織の人間だったと知っても…?」
単なる「組織の人間」どころの騒ぎじゃない破壊者が約1名いるしなぁw

302 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 22:22:06 ID:rfnEiLv80
>>297
乙!すごくじんわり来た。
士も組織の人間で記憶喪失だったから、って書こうと思ったら>>301

303 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 22:31:20 ID:DGr69kKuO
そうか、世界の破壊者はラスボス兼任?な仮面ライダー…。

304 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 22:57:20 ID:UOoxhTEy0
>>297
GJGJ!
フィリップは全部終わったら過去スレにあった記憶喪失の会に入れてもらえw

305 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 22:59:34 ID:DF1bsHaM0
そうそう
ミュージアム?なにそれおいしいの?
こっちは平行世界レベルの悪の秘密結社の首領だぜ?
だからなぁ・・ww
ビシュム化した妹とキングストーンを埋め込まれた妹のスーパー執事がいるからなぁ・・・

306 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 23:27:48 ID:7xdCUsNhO
このスレだと敵対してた相手とも仲良くやってるしなw
ところでフィリップを兄弟にカウントすると一気に姉妹と義兄が増えるんだな


307 :名無しより愛をこめて:2010/06/07(月) 23:58:04 ID:GdwSd1750
>>300
士「ワールドカップの世界か…」

前にイナズマイレブンに兄弟を当てはめるネタがあったの思いだした。
さらに士の中の人がサッカー選手の役をやっていたことも思いだした。


308 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 00:06:04 ID:1XsEUnQi0
>>305
そう考えるといっつも総司がZECT(以下略)を顎で使ってる感があるから一番力ありそうに見えるけど、
士も負けず劣らず顎で使える組織持ってるのかー。
本編だと自分で壊滅させてるけど、その辺はこのスレの基本、細かいことは(ry

309 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 00:24:10 ID:r4LvNZVu0
>>307
アンタッチャブルか〜
たしか愛理ちゃんと兄妹の話しだったな

士の中の人プロの役とか知られた人物が多めなような・・・

それにしてもこの兄弟たちはにぎやかで楽しい


310 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 00:53:54 ID:Vlv5jLLR0
最近、キバットの噛ませろの旅が無いな。と、思ったけど
今まで登場した風都の女性陣は、アクが強過ぎて、キバットには無理そう

……ホッパーさん相手に、キバットががぶってできるとは、思えんw

311 :噛ませろの旅 風都編 1/3:2010/06/08(火) 09:21:12 ID:f5VxCaI90
>>310より


良太郎「そういえば、最近キバットあんまり旅に行かなくなったね?」
翔太郎「何だ?キバットの旅って」
渡「キバットはよく女の人の血を吸おうとする癖があるんだ」
翔太郎「へぇ。あいつは風都に来た事はねぇのか?」
フィリップ「検索したよ翔太郎。彼は僕らの知らない間に、結構風都に来ているよ」

――昨年夏
キバット「いやぁ、士兄ちゃんも大変な時期だが、俺も変な街に迷い込んじゃったなぁ。
     何か風車が大量に回ってるし…あぁ〜グルグルする〜!
     おっ!柔順そうな女の子発見!噛ませろ〜…うわっ!?」(誰かにはたかれ吹っ飛ばされる)
春子「…ん?どしたのお兄ちゃん、怖い顔して?」
照井「いや、お前の肩に変な虫が止まろうとしていたからな。でももう心配ないぞ」

――9月
キバット「この街は新しい兄弟がいる街だったのか。家に来る前にどんな奴らか
     ちょっと見てみるか。…お、前方に女子中学生の首筋発見!噛ませろ〜ん!」
亜樹子「ん?…ひゃあー!虫!?」(スリッパではたく)
キバット「ぐぇっ!!」
亜樹子「へ?何、コウモリ!?こんなのいるなんて、あたし聞いてない!!」

312 :噛ませろの旅 風都編 2/3:2010/06/08(火) 09:22:08 ID:f5VxCaI90
キバット「やれやれ、この前はひどい目に遭った。っと、今度は豪邸に着いたぞ。
     おぉ!大人の色香ムンムンな女性発見!噛ませろ〜…グハァッ!!」(吹っ飛ばされる)
ナスカ「冴子に近付く物は、虫一匹たりとも容赦しないぞ!」
冴子「あら霧彦さん。ナスカメモリはちゃんと使いこなせるようね、よかった」
霧彦「君を守る為なら、僕はどんな事だってするよ、冴子…!」
冴子「ふふ。頼もしいわ、あなた…」

キバット「あの姉ちゃん旦那持ちかよ…ちぇっ。お、またまたかわい子ちゃん発
見!噛ませろ〜ん!」
若菜「ハッ!敵!?」\クレイドール!/
キバット「えっ、怪人!?」
クレイドール「ふん!」(光弾を放つ)
キバット「ぐひゃあっ!」
若菜「コウモリの分際で、私をイライラさせるなんて…チッ!!」

――10月
キバット「甘い匂いに誘われて来てみれば、またあの豪邸か…いい思い出ないんだよなぁ。
     おっと、厨房に可愛いパティシエさん発見!噛ませろ〜…うぎゃっ!?」(視界が白くなる)
スイーツ「げっ!変な物食べちゃった…ゲホゲホ!!」
キバット「うっわ、何だこれ、ベトベトだ…ん、甘い!生クリームか。意外とイケるぞ!」
スイーツ「うぅ、私の黄金の舌先が汚された…口直しに、今度こそあの娘を…!」

313 :噛ませろの旅 風都編 3/3:2010/06/08(火) 09:25:19 ID:f5VxCaI90
――5月
キバット「久し振りに遊びに来たぞー!ここは鳥がいっぱいいるなぁ。
     お、職員の女の子か?帽子が似合って可愛いなぁ。噛ませろ〜ん!」
凪「きゃ!?おっきな虫!!」
照井「彼女に…手を出すな!!」(エンジンブレードで吹っ飛ばす)
キバット「あ〜れ〜!」
凪「刑事さん…ありがとうございます!」
照井「礼には及ばない。…それにしてもあの虫、どこかで見覚えが…」


翔太郎「はは、スゲーな、キバットの女性遍歴!」
キバット「もう風都の女はこりごりだぜ…」
良太郎「まだまだありそうだね、キバットの旅・風都編!」
フィリップ「僕も前に彼に勘違いされた事があったっけ。もっと細かく検索かけ
てみようか?」
渡「うん、聞きたい!キバットはトラウマになってて話してくれなさそうだし」
キバット「渡まで、そんなに俺の傷をえぐって楽しいのか?」


とりあえずレギュラー陣と悪女じゃない人を襲わせてみたけど、
過去スレの内容とかぶってたらすまん。
他にも書ける人いたら書いちゃってください。

ところで、また携帯規制された…?

314 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 11:52:02 ID:g0HC0P3U0
EPISODE BLUEネタ。
内容のネタバレはないけど、あらすじレベルのネタバレはあるので注意。
あと、若干去年の冬映画のネタバレもあり。



総司「良太郎、今度はドッペルゲンガーらしいな」
翔太郎「ドッペルゲンガー………?」
フィリップ「ドッペルゲンガー。自分と同じ顔をした人間で、それを見ると死に至ると言われている………か」
真司「あぁ、それなら俺も聞いたなぁ………。編集長が取材してこい!って言ってたような」
渡「こう何度も来ると大変じゃない?」
良太郎「うん。大変だけど、大丈夫だよ。モモタロス達もいるから」

翔一「ねえ、総司。ドッペルゲンガーってことは同じ人間なんだよね。ワームってことはないの………?」
総司「む、確かにありえるかもしれないな」
真司「あ、もしかしてミラーワールドの関係者とか?ほら、リュウガみたいに!」
一真「だったら新しいトライアルだったりして………」
士「いや、もしやネガの世界の住民か?」
ヒビキ「そういやドッペルゲンガーって西洋の妖怪なんだよね?なら、魔化魍かもよ?」
翔太郎「なあ、ダミーのメモリがまた出回ってるってことはないよな?」
良太郎「いや、普通にイマジンのせいだと思う………」


光太郎「違うな、良太郎。それは………ゴルゴムの仕業だ!!」
草加「違うよ、良太郎君。それは乾巧ってやつの仕業なんだ」
鳴滝「おのれディケイド!!お前のせいでドッペルゲンガー現象が起きてしまった!」
シュラウド「おのれ、左翔太郎!」
総司・巧・士・翔太郎「お前らどこから湧いてきた!!」


昨日映画見てたら浮かんだワーム説に他の擬態系統全部まとめてネタにしてみた。

315 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 16:04:16 ID:a+r56lKc0
シュラウドさんwwwww

316 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 17:03:14 ID:wiKXp4Zc0
要約すると
「ゴルゴムに所属する乾巧の仕業で作られた
ディケイドのディケイドライバーをつけた
左正太郎の仕業だ!」
っていう解釈でいいのかなぁ…?

317 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 19:14:44 ID:Vlv5jLLR0
>>311
キバットの風都編、GJでした!
照井に思い切り撃墜されていたけど、悪女編でも彼にやられていそうだww

318 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 20:42:27 ID:X2pzitfo0
>>316
「ゴルゴムの乾巧っていう
ディケイドの左翔太郎の仕業だ」
の方が綺麗な気がするが…

打っててこっちも訳が分からなくなったw

319 :名無しより愛をこめて:2010/06/08(火) 22:27:04 ID:UZK5akyw0
>>311
勝手に続けてみた。

キバット「お、美人な姉ちゃん発見!何かに夢中になってるようだがまあいいか…噛ませろ〜」
リリィ「キャー!」(練習中の手品の仕掛けが暴発)
キバット「ふごぉ!?」(巻き込まれて吹っ飛ばされる)
リリィ「?今、鳩じゃない何かが飛んでいったような…」


姫香りんは思いつかなかったwやっぱり研究室のメンツが守るんだろうか…。

>>314
ワロタwwGJw

320 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 00:41:05 ID:ubiW/nZU0
>>311
キバット不憫な…w
父であるU世をもってしても風都の女性の血は吸えそうにないな…


>>314>>316>>318
ロン「いえいえ皆さん、これも全て私めが仕組んだこt」
メレ「ロォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

他スレネタスマソ

321 :皆で店番!@:2010/06/09(水) 13:04:10 ID:6FQuVIFl0
※兄弟は絆繋がりで2号達も兄弟です

ある日、愛理が町内会の旅行に参加する為、良太郎はミルクディッパーで一日店番する事になりました。
そこで、他の兄弟達が助っ人を連れてくる事になったのです。

良太郎「これがメニューと、ウチで使ってるサイフォンの説明書です。大丈夫…ですか?」
蓮  「問題ない。家で始が使ってる物と似ているからな」
真司 「お前って、何でもソツ無くこなすよなー」
蓮  「お前とは違うからな」
真司 「何だと!?」
ヒビキ「おーい、良ちゃーん。助っ人に少年連れてきたぞー」
明日夢「こんにちわ」
良太郎「あ、明日夢くん、久しぶり。今日はありがとね。」
明日夢「試験も終わったばっかりで暇してたんです。こっちこそ、今日はよろしくお願いします」
ヒビキ「蓮君も、今日はわざわざありがとうね」
蓮  「時給が良いから引き受けただけだ」
真司 「今のを訳すと、『親友の兄妹の為だから喜んで引き受けます』って事だからなー」
蓮  「…城戸!」
ヒビキ「はいはい。ホラ、開店時間まで間もないから準備終わらせちゃおう」
良太郎「ヒビキ兄さんも貴重な休みなのにありがとう」
ヒビキ「なんのなんの♪たまには愛理ちゃんにゆっくりしてもらいたいしね」
真司 「ヒビ兄のエプロン姿って何か新鮮だな」
ヒビキ「ありがとう!(シュッ)」

コハナ「良太郎、買い物行って来たわよ」
良太郎「ハナさん、おかえりなさい。ご苦労様」
コハナ「あ、お兄さん達も来たのね。今日はよろしくお願いします(ぺこり)」
ヒビキ「お!今日はハナちゃんもお手伝いかー」
コハナ「はい。こんな姿なので、奥で洗い物とかやろうかと」
蓮  「…(侑斗の娘、なんだよな…)」
明日夢「良太郎くん、ちょっといいかな?このレジの使い方なんだけど」
良太郎「あ、それはね…」

322 :皆で店番!A:2010/06/09(水) 13:06:30 ID:6FQuVIFl0
そんなこんなでミルクディッパーオープンです。
熱心な愛理さんファンは、前情報で今日は主が留守という事を知っていた為、いつもよりお客は少なめ。
でも、三浦さんや尾崎さんは良太郎の事を気遣って店に来てくれました。
そうして客足が落ち着いた頃…

誠  「こんにちわー」
真司 「いらっしゃいませーって、氷川さん!」
誠  「どうも。今日は兄がお世話になってます」
蓮  「逆だ。こっちが世話してるんだろう。で、どうしたんだ?誠」
誠  「仕事で来たんです。最近、この辺りで自分と同じ顔をした人間を見かけたという怪しい通報がありまして」
真司 「それってドッペルゲンガー!?面白そうじゃん!」
明日夢「自分と同じ顔をした人間が世界には3人居て、出会ったら死んでしまうって都市伝説、ですよね?魔化魍ですか?」
ヒビキ「う〜ん、そんな魔化魍の出現情報は無いんだけどなぁ」
誠  「アンノウンやワームという可能性もあるので、周辺住民に注意を呼びかけてるんです」
良太郎「ご苦労様です。そうだ、せっかくだから、コーヒー飲んでいきませんか?」
誠  「でも、仕事中なので」
蓮  「少し位休んでもいいだろう。それに、もう淹れている」
誠  「じゃあ、お言葉に甘えて。兄さんがコーヒー淹れてるって、珍しいね」
蓮  「始には劣るがな…できたぞ」
コハナ「はい、どうぞ。こっちのケーキはサービスです」
誠  「ありがとうございます!…うん、美味しい」

士  「皆、やってるか?」
真司 「お、士。士も手伝いに来てくれたのか?」
士  「そのつもりだったが…人手は足りてるみたいだな。ハナマルコちゃん、ほら、差し入れだ」
コハナ「『ハナ』です!…これは?」
士  「翔一兄さんと総司兄さんからだ。所で、どうして警察が来てるんだ?誰か何かやらかしたか?」
ヒビキ「それがね、この辺りでドッペルゲンガーに会った人が居たらしくて、その注意喚起に来たんだよ」
士  「ドッペルゲンガー?青い携帯を持った秋山や、キモやか笑顔のハヤトさんや、プロゴルファーな俺や、ビルを眺めてる巧とかか?」
蓮  「何だそれは?」
良太郎「士兄さん、それ、ちょっと違うと思う」

323 :皆で店番!B:2010/06/09(水) 13:09:16 ID:6FQuVIFl0
誠  「ご馳走様でした。コーヒーもケーキも美味しかったです」(自分でカップや皿をカウンターへ下げようとする)
蓮  「待てッ!誠!!お前は瀬戸物を持って歩くんじゃないっ!」(割と必死)
誠  「せめて自分でさげますyっっわぁ!!」(スッ転ぶ)
良太郎「およぉ〜!!」(巻き込まれる)
ヒビキ「おっと!!」(カップをキャッチ)
明日夢「だ、大丈夫ですか?二人とも」(ケーキ皿をキャッチ)
蓮  「…だから言っただろ。ケガは無いか?」(カウンターから駆け寄る)
誠  「いたた…いや、大丈夫です」
真司 「…何か『お兄ちゃん』っぽい蓮って新鮮だな。士、撮っといてくれよ」
士  「大丈夫だ。氷川が転ぶ辺りから撮ってある」
蓮  「お前ら…」
士  「さて。使いも済ませたから俺はちょっと別世界に行ってくる」
コハナ「別世界って?」

士  「…(皆を見回して)大河の世界」

真司 「太牙の世界?キバの世界の事か?」
士  「いや違う。何か面白そうだったから行ってみたくなった」
ヒビキ「夕飯までには帰ってくるんだよー」


とりあえず今年とか他年度に出ていてる人達をメイン格で集めてみた。
記憶頼りなんで、抜けがあったらスイマセン
そして、一部キャラを苗字呼びしてるのはそっちの方がしっくりする為です

324 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 15:58:06 ID:efzqH5zZ0
おお!!
お兄ちゃんぽい蓮って新鮮でいいな、GJ!
あと、
>蓮  「…(侑斗の娘、なんだよな…)」
で思ったが、2号家とも親戚な筈なのにハナさんあんま絡んでないからこっちも新鮮だった。

325 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 17:51:12 ID:HHuLmZ5i0
>>321
珍しい組み合わせでいいなぁと思ったが、大河の世界ってそういうことかw
雄介兄さんも入れてあげて!
GJでした!!

326 :皆で店番!・追記:2010/06/09(水) 19:38:50 ID:6FQuVIFl0
GJサンクスです!雄介兄さん、知ってたけど忘れてた…orz


コハナ「スーツに水がかかっちゃいましたね(ごしごし)」
誠  「あ、ありがとうございます。えっと、ハナさん、ですよね?」
コハナ「はい」
誠  「来づらいかもしれませんけど、たまにはウチにも遊びに来てください」
コハナ「え!?」
蓮  「侑斗の娘なんだろう?だったら、俺達の家族みたいなものだ」
誠  「侑斗くんもきっと喜びますよ。自分の娘が来て、嬉しくないわけないですからね」
蓮  「向こう(1号家)と違って女性が少ないが、最近初めて妹が来たから、仲良くしてくれると助かる」
コハナ「…ありがとうございます。じゃあ、近い内に、お邪魔しますね」
誠  「皆で待ってます(にっこり)」
蓮  「クセのある連中もいるが、何かあったら俺が黙らしてやる」
M良 「コイツが怖気づく事なんて地球がひっくり返ってもないだろうから心配無いぜ!」
コハナ「! 何ですって!?」(グーパン発射)
ヒビキ「良ちゃんっ!」
コハナ「あっ」(寸止め)
誠  「…は、速い」
蓮  「あのスピードで寸止めとは…大したモノだ」


氷川さんは未成年弟を『くん』付けしそうなイメージ。
そして2号家には妹(春子)が初の妹で、男兄弟に妹1人は大変だなあ、と

327 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 22:08:23 ID:aKLGb2Ws0
2号には、お姉ちゃん肌の753の嫁さんもいるよね。それでも1号家に比べると女の子圧倒的に少ないよな。

328 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 22:15:50 ID:efzqH5zZ0
そうだよなぁ。
めぐみんが嫁入りとは言え、寧ろ今まで女手一人だったもんな。


恵「侑斗君、今度コハナちゃん連れてきてくれない?」
侑斗「いいけど、どうした?」
恵「一応、私もコハナちゃんの伯母さんじゃない?
  たまには私も同性の親戚と遊びたいなぁ、なんて思ったりするの」
侑斗「そういや、あんた一人だな。うちは」
恵「でしょー?」


みたいな会話があるかもしれない。
そして、たまたま聞いた照井が春子連れてきた方がいいかな、と少し思ったりとか。

329 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 23:11:28 ID:QWIJeiVF0
春子ちゃんはお兄ちゃんっ子だから
どう転んでも楽しい事になりそうだ・・・・

330 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 23:11:55 ID:tMezPhB60
姉妹は少ないけど、彼女保有率は二号家のほうが高いような……

331 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 23:21:19 ID:35FD7heK0
主役ライダーで彼女持ちって
ほとんどいないんじゃ…

332 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 23:42:05 ID:SAFcJkWS0
>>331
信司と士と映画巧がそれっぽい関係になった気はしないでもないがまあ違うな
2名程結婚するの確定だけど

333 :名無しより愛をこめて:2010/06/09(水) 23:54:51 ID:tMezPhB60
ちょっと調べてみました

雄介・翔一・巧・一真・ヒビキ・総司・良太郎・士・翔太郎・フィリップ:おそらくいない
(良太郎は未来に孫がいるので将来結婚確定?)
真司:映画版の美穂とはいい感じだった……かも
渡:複雑なことになっている(未来に息子がいるので将来結婚確定?)

雪菜・愛理:婚約者がいる
みのり・樹花:おそらくいない
ひより:映画では加賀美とくっついた
冴子:今後の展開に注目

氷川誠・相川始・草加雅人・海東大樹:おそらくいない
葦原涼:このスレ的にどう扱っていいのかわからない
秋山蓮:恵里さん
橘朔也:小夜子さん
威吹鬼:立花香須実に好意を寄せている
加賀美新:映画ではひよりと結婚
桜井侑斗:「桜井さん」は愛理さんと婚約
名護啓介:最終的に恵さんと結婚
照井竜:もてるらしい


334 :1/5:2010/06/10(木) 00:30:33 ID:p/eGf/eY0
>>321
GJ!最初分からなかったけど、大河繋がりだと気付いてからなるほどと思った。
彼女談義な流れを切ってすまんが、勝手ながら続けてみた。


雄介「こんにちは!うわぁ、結構賑わってるね」
一条「お邪魔します」
良太郎「雄介兄さん、翔一兄さん、一条さんまで!いらっしゃい!」
翔一「皆お疲れ様!差し入れ持ってきたよ」
真司「うおー!旨そうなカレーパン!」
雄介「ポレポレのカレーが余ったから、おやっさんに譲ってもらったんだ」
ヒビキ「ありがとう雄ちゃん翔ちゃん!ポレポレのおやっさんにもお礼しなきゃね」
翔一「はい、明日夢君もご苦労様!」
明日夢「いいんですか?ありがとうございます!」
一条「氷川、お前ここで何してるんだよ?勤務中だろ」
誠「あ、いや、兄さんがコーヒーを淹れてくれたので、一休みしようと思いまして」
一条「そうか。そんなに旨いコーヒーなら、一杯飲んでいこうかな」

手塚「城戸、秋山。店番は順調なようだな」
真司「手塚!いらっしゃい。もうお陰様で盛況そのもの…あれ?今日ここで店番するってお前に言ったっけ?」
蓮「また占いで当てたんだろ」
手塚「そうだ。だがそれ以上に不吉な相が出た。お前の末弟が災難に巻き込まれる、それもすぐに」
真司「末弟って…良太郎のことか!?災難ってなn(ry」
良太郎「おわあぁぁ〜!!」(ドンガラガッシャーン!)
「「「良太郎(良ちゃん)!?」」」
コハナ「良太郎大丈夫?…って、えぇっ!?」
小太郎「痛たた…棚の上のカップ取ろうとしたら、急に手が届かなくなっちゃって…って、えぇー!?」
ヒビキ「良ちゃん、ちっちゃくなっちゃった…」
真司「て、手塚…お前が占いで見たのって、このことか…?」
手塚「あぁ…でも心配ない、明日には姿が戻るだろう。俺の占いは当たる」

335 :2/5:2010/06/10(木) 00:31:21 ID:p/eGf/eY0
三原「こんにちは」
雄介「あ、三原君久し振り!(サムズアップ)…ん、どうしたのその赤ちゃん?」
三原「実は、さっき児童園の子供達と散歩に行った時、公演に置き去りにされていたんです。
   近くに親がいないか、里奈と手分けして探しているところで…」
誠「それは大変ですね。私達も協力します」
三原「警察の方ですか。ありがとうございます」
ヒビキ「まぁ、三原君も疲れただろうし、コーヒー飲んで休んでいきなよ」
翔一「…うーん…」
真司「ん?どうした翔一?」
翔一「いや…あの赤ちゃん、どうも見覚えあるんだよなぁ…」

影山「(窓の隙間から眺めながら)旨そうな匂いに誘われて来てみれば…随分楽しそうだなぁ」
矢車「(同上)お前らはいいよなぁ…どうせ俺達なんか…」
雄介「あ!矢車さんに影山君、2人もどう?カレーパン」
影山「え?く、くれるの!?…あ、でも、兄貴…」
矢車「…カレーパンは眩しすぎる…だが、相棒の笑顔が見られるなら…
   もう一度求めてみるか。カレーパンという名の光を」
影山「兄貴……!!」
カイ「いいなぁ。俺も食べたいって顔してるだろ?」
小太郎「あ、カイ、久し振り。君も食べる?」
カイ「……お前、野上か?随分小さくなったなぁ。…あれ?お前、元々そのサイズだったっけ?」
コハナ「…しばらく見ないうちに、一段と物忘れが激しくなったようね…」

336 :3/5:2010/06/10(木) 00:32:36 ID:p/eGf/eY0
雪絵「(扉を開ける)…あの、すみません…」
ヒビキ「いらっしゃい!…あれ、君は確か、霧彦君の…」
雪絵「あの、この辺りで、猫…見かけませんでしたか?」
ヒビキ「へ?猫?」
雪絵「きれいな猫を見かけて、追いかけていったら、この辺りで見失って…」
ヒビキ「猫ねぇ…しばらく待ったら出てくるかもしれないよ。とりあえず一休みしていってよ、ね?」
雪絵「あ、はい…ありがとうございます」
ヒビキ「明日夢、この子の注文取ってあげて!」
明日夢「あ、はい!今行きます」

蓮「手塚、コーヒー淹れたぞ。カフェイン抜きの」
手塚「ありがとう、秋山。…ん?…これは…!」
蓮「どうした手塚?…また何か悪いもんでも見えたか?」
手塚「ああ…。すまない秋山、俺はこれで失礼する。
   このままここにいると、俺にとって厄介なことになりそうだからな」
真司「え、手塚もう帰るのか?まだ一口も飲んでないのに」
手塚「城戸、今度また改めてコーヒーを飲ませてくれ。(代金を渡す)釣りはいらない。それじゃあ」(店を出る)
純一「(手塚と入れ違いに)こんにちは。秋山蓮さんはいらっしゃいますか?」
真司「(声を潜めて)ゲッ!あいつ、ディエンドの世界の海東兄…!」
蓮「(同上)ああ…厄介なのが来たな…」
純一「あぁ、蓮さん。それに誠さんまで。いつも大樹がお世話になっています」
誠「いや、こちらこそ…ははは」
蓮「で、あんたがここに一体何の用だ?」
純一「大樹の兄弟は私の兄弟と同じです。その労を労うのも、兄弟として当然の勤めです(^U^)」
真司「(ひそひそ声で)ウサンクセー…」

337 :4/5:2010/06/10(木) 00:33:45 ID:p/eGf/eY0
志村「(扉を開けて)恵まれない子供達に愛の手を!!」
全員「「「……」」」
志村「あ、突然すみません。僕は今、子供達の募金活動を手伝っている所でして…(^U^)」
一条「(志村と純一を交互に見やる)…こ、これは…」
誠「 ド ッ ペ ル ゲ ン ガ ー ! ! ? 」
志村「……(真顔になって逃げ出す)」
誠「ま、待ちなさいっ!!」(追いかけて飛び出す)
一条「(純一の腕を掴む)あなたも署までご同行願いますか?」
純一「え?な、何なんですかいきなり?」(一条に連れられて店を出る)

雄介「一条さん、その人はドッペルゲンガーじゃないですよ!…って、もう見えなくなっちゃった」
ヒビキ「うーん、さすが警察だねぇ」
ハヤト「お、ヒビキさんに雄介!久し振りだなぁ。元気にしてたか?」
雄介「ハヤトさん!うちは皆風邪もひかずに元気ですよ!」
ハヤト「今店から凄い勢いで人が出て行ったけど、何かあったのか?」
ヒビキ「まぁ、色々とね。せっかくだから寄っていってよ!」
ハヤト「そうするよ。お邪魔しまーす!」
小太郎「あ、ハヤトさんいらっしゃい!」
蓮「……なるほどな。手塚が言ってたのはそういうことか」

338 :5/5:2010/06/10(木) 00:35:07 ID:p/eGf/eY0
三原「ごちそう様でした。俺、そろそろ……あれ?」
翔一「ん、どうしたの三原君?」
三原「それが、赤ちゃんが見当たらなくて…」
翔一「え?変だなぁ…」
(外に出る翔一と三原)
翔一「……あっ……!」
(視線の先に、猫を抱いた少年の姿)
翔一「(少年を見つめて)……食べますか?ホットドッグ」
三原「え…?」
少年「……(無言で首を振る)」
翔一「そうですか。食べたくなったら、いつでも来てくださいね」
少年「……(猫を降ろして駆けていく)」
三原「あっ…。あの子、何なんです?」
翔一「あの子は、神様だよ」(猫を抱き上げる)
三原「神様…?」
翔一「神様も、たまには外を出歩きたくなるんだよ。あ、さっきの赤ちゃんも心配いらないよ。同じ神様だから」
三原「はぁ……」
雪絵「あ、あの…その猫」
翔一「ん?…あ、もしかして、探してた猫ですか?」
雪絵「はい、そうです」(翔一から猫を受け取る)
翔一「……大事にしてくださいね、“きのう”を」
雪絵「え?……はい…!」(笑顔)


とりあえず、レギュラー陣だけでも調べてみたら出るわ出るわで…w
ゲストやベテランさんまで含めたらとんでもない人数になるので、若手に絞って書いた。
雪絵は戦隊の方で調べてたら出てきたので。あとニーサンはネタになると思ったんで出してみたww

339 :名無しより愛をこめて:2010/06/10(木) 00:37:32 ID:p/eGf/eY0
あ、ミスった…5/5の翔一の台詞orz

×ホットドッグ
○カレーパン

340 :名無しより愛をこめて:2010/06/10(木) 21:10:45 ID:ey0RMbodO
乙。カオスだww
結構いるもんなんだな、大河経験者。

341 :名無しより愛をこめて:2010/06/10(木) 23:11:19 ID:qlv4z77x0
早朝、ヒビキは日課のランニング中です。
ヒビキ「♪て、ん、し、の、う、た、がっ、き、こ、…ん?」
アグリ「モネ!今日はあっちの方まで行ってみようぜ!」
モネ「待ってよお兄ちゃん!張り切りすぎ!」
ヒビキ「兄妹でランニングか〜青春だな〜!よし、俺も頑張ろう!」
モネ「うわあ…お兄ちゃん!あの人すごい早いよ!」
アグリ「俺達ランディック族を追い越すとは…負けてらんねぇ…!」

一方その頃、ライダーハウスの庭では翔一が収穫作業をしていました。
翔一「今日も野菜がおいしそうに育ってるな〜!…ん?」
マジス「…おい、ハイド!」
ハイド「っ!…失礼。素敵な家庭菜園だったもので…」
翔一「あはは!ありがとうございます!よかったらお裾分けしますよ?」
ハイド「本当ですか!?それはありがたい!」
マジス「申し訳ない。でも、こんなに生き生きした野菜…こっちに来てから初めて見たな…」

同じくその頃、住宅街では、豆腐屋の前で総司と矢車が睨み合っていました。
矢車「またお前か…豆腐は譲らないぞ。弟が待っているんだ」
総司「それはこっちの台詞だ。俺の兄弟が俺の豆腐料理を楽しみにしているからな」
アラタ「あ、トウフくださーい」
豆腐屋「毎度〜!」
エリ「アラタ、それなあに?」
アラタ「トウフっていう食べ物みたいだよ。あの人たちが言ってた。美味しいんだろうな〜」
エリ「へ〜!楽しみ!半分こしようね!あ、やっぱり私のほうがちょっと多めで!」
総司・矢車「……」

342 :名無しより愛をこめて:2010/06/11(金) 21:56:40 ID:BWkdCAjX0
アラタの「あ、○○くださーい」は、橘さんの「コレクッテモイイカナ」汎用性があるなwww

343 :名無しより愛をこめて:2010/06/11(金) 23:40:12 ID:XyBRLQ6g0
天道と矢車さんの間をぬって豆腐を獲得するとは…
ツワモノだな、アラタwwww

344 :カスタマイズ談義1/2:2010/06/12(土) 12:40:46 ID:8TyHNuMT0
真司「じゃーん!見てくれよ、これ!」
巧「ケータイ…?」
渡「待受画面が龍騎…真司兄さんらしいね。…あれ、メニュー画面も龍騎だ」
真司「きせかえツールってやつ!東●モバイルで見つけたんだぜ。かっこいいだろ〜」
蓮「城戸、嘘をつくな」
真司「蓮!嘘ってなんだよ!」
蓮「そのコンテンツは『キャメンライダードラゴンナイッ』(※無駄に良い発音で脳内再生してください)のものだ。
よってそれは龍騎ではなくドラゴンナイトでありお前のことではない。自慢するのは筋違いだな」
真司「う…いーだろ、だいたい一緒じゃないか!蓮だってこっそりウィングナイトver.にしてるの、俺知ってるんだからな!」
蓮「…俺はいいんだ」
真司「なんでだよー!!」

巧「中の人つながりなら青いケータ(むごむご)」
渡「巧、それは言っちゃダメ!」(巧の口を押さえながら)

345 :カスタマイズ談義2/2:2010/06/12(土) 12:42:41 ID:8TyHNuMT0
ヒビキ「ケータイっていろいろ出来るんだねえ…で、でこめって何?」
翔一「でこめ…デコめ!、って北条さんじゃあるまいし!…なんちゃって」
翔太郎「ぐっ…どこから突っ込めばいいんだ!?いや、突っ込んだら負けなのか!?」
巧「ほっとけ」
フィリップ「ふむ…検索してみるとけっこうあるみたいだね。公式サイトになくとも別なところで販売をしているものもあるみたいだ。
Wもあるとは、実に興味深い…」
一真「電王トリロジーのも配信されてるんだな!New電王は、なんか親近感わくんだよな〜。
AとBと二種類あるけど、良太郎はどっち使ってるんだ?」
良太郎「…それが…(どんより椅子の上に体育座り)」
一真「え、俺なんか悪いこと言った?」
士「アレか、海東の奴が目立っているのが気に食わないか?奇遇だな、俺もだ」
良太郎「そうじゃなくて…」
キバット「おおうてーへんだ兄ちゃんたち!このきせかえコンテンツ、SB(ソフトバンク)に対応してねーぞ!」
渡「…あ、本当だ。ダウンロードできない…」
翔太郎「俺たち仮面ライダーのケータイはSBばかりなのに…!」
良太郎「しくしくしく…」(←やっぱりSBユーザー)
総司「あれだけ劇中で使用されておいて…けしからんな」
真司「だからってハイパーゼクター構えるな!使っても意味ないし!」

雄介「SBと言えば巧のベルトのそれ(ファイズフォン)もSBじゃなかったっけ?」
巧「そうみたいだけどな…実際に売られたわけでもないし。銀色の歩くケータイならSBから実際にはつば(むごむご)」
渡「巧、やっぱりそれは言っちゃダメ!」(巧の口を押さえながら)

346 :追記:2010/06/12(土) 12:45:38 ID:8TyHNuMT0
ドラゴンナイトのきせかえツールを発見して喜んでいたら、ほかにもいろいろあることを知った記念。
ちなみに自分もSBユーザーだ、本当にどうにかしてください。
あと東●かバンダ●は早いとこファイズフォンきせかえツールを作ってくれなさいお願いします。

ドラゴンナイト、電王トリロジー、1号(デフォルメ)、昭和ライダー(デフォルメ)、ショッカー(デフォルメ) →東映モバイル
ディケイド、W、カブト、電王 →きせかえキャラっぱ

で、見つけた。ほかにもあったら教えて欲しい!

347 :名無しより愛をこめて:2010/06/12(土) 17:08:06 ID:ax0vcZ470
これ見て、キャラっぱでキバのきせかえダウンロードしっぱなしで忘れてたのを思い出した

348 :名無しより愛をこめて:2010/06/12(土) 21:11:52 ID:FjaOOpM9P
>>345
ファイズフォンはスマートブレイン製じゃ…と思ったけど、
よくよく考えりゃあそこもSBだなw

349 :名無しより愛をこめて:2010/06/12(土) 22:15:24 ID:u1eXlqLI0
>>348 たしかにSBだw

良太郎は後半ケータロス使ってたけど…あれデンライナー専用だっけ?
でも、そもそも待受設定できるかどうか不明だな…

350 :名無しより愛をこめて:2010/06/12(土) 22:34:55 ID:4gwT8sbX0
たっくんとか良太郎はまだスマートブレイン(以下略
の皆様が何とかできる場合もあるからいいだろう

だけど草加さんや三原を見てみろ
待ち受け設定すらできないんだぞ!できたとしても大幅にデザイン変わってしまうんだよ!

351 :344-346:2010/06/13(日) 00:15:32 ID:8ylbIY8D0
>>347
キバもあるのか〜

>>348
あ、本当だw
いや、なんかどこかで技術協力したとかなんとか聞いたような記憶が…
まあ放送当時だとJ-PHONEになるんだけど。

>>350
気付かなかった!ごめん草加、三原!


352 :名無しより愛をこめて:2010/06/13(日) 02:43:42 ID:7+HbbGH70
草加「>>351が謝ることはない、これも乾巧って奴のせいなんだ」

353 :名無しより愛をこめて:2010/06/13(日) 06:38:17 ID:7T+6fnGmP
>>350
カイザフォンには小さいながら待受画面はあるんだぜ
三原はフォローのしようがないが

354 :名無しより愛をこめて:2010/06/13(日) 17:39:14 ID:QF8yawb10
>>353
なぜ変身ツールとしての機能と携帯電話の機能を併せ持つ上で妥協点をあそこに設定したんだと小一時間(ry

音声入力式でしかも認識言語が英語の携帯電話って、ほぼ羞恥プレイじゃないか……

355 :名無しより愛をこめて:2010/06/13(日) 21:54:00 ID:dxkiKCT60
>>354
555ライダーズは
一般で使える携帯にカモフラージュするから
一般で使われる携帯と同じ形にしたらしいけど

デルタフォンの形はいずれ使われるけど
時代を先取りしすぎたから
だんだんちゃんとカモフラできるように高性能なライダーズほど携帯の形は旧型という

356 :大河ネタです:2010/06/14(月) 00:00:01 ID:PQ+oQxPPO
〜先週の○馬伝終了後
渡「ヒビキ兄さんしっかりして!似てる役者さんなだけだから!」
ヒビキ「明日夢が…明日夢が人を殺して笑ってるなんて…」
総司「全く、しっかりしてくれヒビキ兄さん」


〜今週の○馬伝終了後
総司「後藤新平を消してくる」
一真「あれ他人の空似だから!」
総司「そうだな、先に武市を叩くのが先か」HCU
士「話を聞け」
良太郎「歴史改変しちゃらめぇぇぇぇっ!」

357 :ココロファイン 1/6:2010/06/14(月) 03:11:22 ID:AX6ZK83M0
※ちょいと長い。なぞなぞを解く話。

ヒビキ「いやー、今日も雨だねぇ」
総司「全く、何日も続いて部屋干しせねばならないとは、困ったものだな」
真司「あ、そうだ翔太郎兄さん達、ヒートで室温上げれば結構すぐ乾いちゃうんじゃないのか?」
巧「俺達も暑苦しい思いしろって事かよ!」
真司「や、そこはみんなでライダーに変身すればいいんじゃないか?
    フィリップ君はエクストリームになれば、人間の体がすごい熱受けないって事になるし」
渡「真司兄さん、頭いいね!」
真司「ま、渡のお兄様だからな!」
総司「待て。変身できないひよりは樹花達はどうなる?
    それにWのエクストリームは、サイクロンとジョーカーの特性が発揮された状態だ。
    さて、ヒートはどこへ行った?」
真司「・・・・・・そうでした・・・・・・」
翔一「まーまー!空は晴れなくても、せめて心だけはジメジメさせたくないよね?」
雄介「そうだね、どこにも青空が無いってのはいいもんじゃないよね」
翔一「という訳で、スッキリさせるために、俺がなぞなそ出すよ!」
一真「お、面白そうだな!」

358 :ココロファイン 2/6:2010/06/14(月) 03:13:26 ID:AX6ZK83M0
翔一「じゃあ、第一問。
    杉と竹、二つの植物が将棋したよ。勝ったのは、どっちかな〜?」
巧「植物が将棋なんかするわけねーだろ・・・・・・」
良太郎「巧、頭硬くない?」
巧「わーってるよ。翔一兄が出すって事は、シャレ含んだトンチって事だろ?」
翔一「うん、そうだよ」
士「大体分かった、勝者は竹だな」
一真「俺も分かったぞ。でも、実際は勝者ってより不戦勝者ってところか?」
翔一「おっ、さすが頭脳明晰。解くの早いなぁ」
ヒビキ「え、何で竹の勝ちなの?」
総司「俺から説明しよう。杉に無く、竹にあるものを考えればよい。
    つまり、笹だ」
渡「笹があるないでどう変わるの?」
総司「笹の無い杉は笹無い(ささない)。将棋をしないというのは、ささないと同義だ。
    ささない奴は将棋しない。勝負をしないのなら、それは試合放棄で対戦相手の不戦勝という事だ」
ヒビキ「あー、だからささない杉の試合放棄で竹が勝ちって事ね!スッキリしたなぁ」
良太郎「うん、僕もだよ!」
真司「俺は解けなかったけど、面白かったぜ!他になんか無いのか?」

359 :ココロファイン 3!/6:2010/06/14(月) 03:14:17 ID:AX6ZK83M0
士「なら、俺から出してやろう。
  そうだな・・・外がジメジメしてるから、乾燥剤に関わるのがいいな。
  さて、乾燥剤には好き嫌いがあるぞ。
  複雑なもの、単純なもの。どっちが好きか知ってるか?」
雄介「ちょっと難しいかな?」
良太郎「複雑?単純?え、どっちだろう・・・」
一真「あー・・・・・・、ああ、分かった分かった」
総司「一真兄さんもか」
翔一「じゃ、俺はヒント出しに徹しようかな」
翔太郎「つー事は、翔一も一真や総司同様分かってるって事か?」
翔一「俺、結構ストックあるから。丁度そのうち一つに一致しちゃったんだよね」
士「流石は翔一兄さん達だな」
ヒビキ「翔ちゃんがすぐ分かるって事は、ダジャレが関わるって事?」
真司「あー分からねぇっ!翔一、ヒントくれ!」
翔一「オッケー。問題文、ゆっくり読んでみればいいかな?」
渡「な・ら・お・れ・か・ら・だ・す・と・し・よ・う。」
一真「はは、そんな最初から言わなくてもいいって。
    乾燥剤って単語をゆっくり言ってみるだけでいいんじゃないか?」
翔太郎「おう。
     か・ん・そ・う・ざ・い・・・・・・
     ・・・・・・・・・で、それで何が分かるんだ?」

360 :ココロファイン フォー!/6:2010/06/14(月) 03:15:03 ID:AX6ZK83M0
フィリップ「翔太郎、ただ口にするだけじゃ駄目さ。
      一つの単語を二つの単語に分けられるという可能性を思考の範疇に入れてみたまえ」
翔太郎「文字を分けろって事か?
     まあ、ここは超天才の相棒に従ってみるとすっか。
     分けるなら・・・・・・かん・そうざい!
     ・・・・・・あー、おい、余計訳わからなくなってきたぞ!」
良太郎「かん・そうざい・・・・・・缶、惣菜!
     ・・・・・・ハッ!」
巧「良太郎、分かったのか!?」
良太郎「・・・・・・何も分からない事が分かった」
巧「解決策じゃねぇのかよ!」
総司「いや、翔一とフィリップのアドバイスは非常に重要だ。
    ただ、乾燥剤(かんそうざい)というひらがな6文字、その文字列をどこで分けるかを違えただけだがな」
雄介「いろいろ試してみれば良さそうだね。
    まずは、1:5でやってみれば、『か・んぞうざい』になる訳だ」
渡「それはそれっぽくないなぁ・・・・・・」
真司「っしゃあ、次は3:3だな!
    『かんそ・うざい』・・・・・・うざいって単語が出るのはなんか癪だな」
翔太郎「・・・あー、あーあー!それだ!それそれ!!」
渡「(ビクッ)え、な、何、ウザいのがいいの?」

361 :名無しより愛をこめて:2010/06/14(月) 03:15:25 ID:wVtoC3R70
後藤新平はボーイスカウトの創始者で関東大震災後に東京を立て直した岩手出身の政治家だぞw
明治維新の土佐の彼は後藤象二郎だ

362 :ココロファイン 5/6:2010/06/14(月) 03:17:39 ID:AX6ZK83M0
>>361 支援サンクス。

翔太郎「や、ウザイのは好きじゃねーけど、その分け方だよ!
     『かんそ』と、『うざい』に分けるんだ!」
士「大体分かってきたようだな」
翔太郎「漢字加えてみっと、『簡素』と『うざい』になるんだよ。
     ここまで言ぇあ、回答に繋がってくるよな?」
雄介「うん、俺も分かってきたよ。一応、問題文をもう一度言ってみたほうがいいかな?」
士「ご所望なら、復唱するか。
  『乾燥剤には好き嫌いがあるぞ。
  複雑なもの、単純なもの。どっちが好きか知ってるか?』」
真司「え、翔太郎兄さんの言い方と、何が繋がるんだ?」
翔一「じゃ、俺からのヒントその2ね。
    言葉の言い換えだよ。複雑、単純。この二つの単語と同じ意味の言葉、いくつかあるよね?」
ヒビキ「『複雑』だと、構造が難しいとか、内部が細かい・・・だとか」
渡「『単純』だと、構造があまりこってない、簡素、または複雑じゃない、って感じかな?」
良太郎「あ、そうか!」
渡「え、複雑じゃないってのが重要?」
良太郎「それじゃないよ。『簡素』、それだよね。かんぞうざいを分けたとき、『かんそ』が含まれる訳だから・・・」
巧「あー、単純は簡素にとって変わるって事か。で、その『簡素』が『ウザイ』・・・」
渡「そっかそっか!簡素なものがウザイ、簡素ウザイ。だから、乾燥剤は簡素なものをウザイって思うから、
   『ウザい』の条件を満たさない『複雑なもの』が好きなんだね!」
士「大体・・・・・・いや、完璧に正解だ!」

363 :ココロファイン 6/6:2010/06/14(月) 04:12:34 ID:AX6ZK83M0
雄介「お、ちょっと空が晴れてきたかな?」
フィリップ「気象庁から発せられた天気予報では、夜まで雨が続く、となっていたが・・・」
翔太郎「ま、そんな日もあるさ」
真司「なそなぞ解いて心が晴れた、それと同時に空も晴れた、ってか?」
巧「や、人の心と天候は関係ねーよ」
真司「でも、そう考えたほうがさ、なんか楽しいよなー」
渡「それもそうだね!」

364 :名無しより愛をこめて:2010/06/14(月) 08:53:59 ID:afrCzhse0
>>356
大河見てない俺にkwsk

>>357
GJ!
一真の明晰設定が…ここにきて!
てか良太郎w

365 :名無しより愛をこめて:2010/06/14(月) 17:47:25 ID:oN55PmV40
GJ!
なぞなぞの出し方もらしくて好きだなぁ……ほのぼのしたぜ!

大河メンバーのわいわいも楽しくていい!GJ!

366 :名無しより愛をこめて:2010/06/14(月) 18:20:37 ID:ze25WQmU0
>>363
GJ!www
というか兄弟洗濯乾かないなら乾燥機買いなよwww
いや、買ってないならもうここは乾燥機型のメモリガジェットを…

367 :名無しより愛をこめて:2010/06/14(月) 19:37:26 ID:dfcfG1EvO
影山「兄貴…洗濯物が乾かないよ…」
矢車「兄弟…光を求めるな…」(太陽光的な意味で)
浅倉「つきまといやがって…イライラするぜ…」(シャツとか髪の毛とかが湿気で)

368 :名無しより愛をこめて:2010/06/14(月) 21:39:07 ID:wVtoC3R70
割り込みになってたスマソ

>>364
竜馬伝みてないけど……

明日夢役の栩原くんがNHK大河で新撰組の沖田総司役をやってて先々週が池田屋事件
(池田屋事件→長州(山口県)系の志士(侍)が「京都に火つけて天皇拉致しちゃおうぜ!」的なテロ計画を
          池田屋という旅館で立ててると判明したので、治安維持部隊の新撰組が乗り込んで惨殺したよ!事件)
沖田総司といえば新撰組の切り込み隊長なので>>356の通り、笑いながらバッサバッサ殺しまくったのでしょう。
司馬遼太郎の影響で沖田総司=どっか感情が欠落した人間、というイメージが世間にはあるし。

で、同じく良太郎役の佐藤くんが大河では幕末四大人斬りとよばれる岡田以蔵役
土佐(高知県)の志士グループのリーダー格である武市瑞山に命じられて幕府側の要人を殺してた。
その殺した中に土佐の家老(いわば副知事?)の吉田東洋がいて、その東洋派の巻き返しで以蔵が逮捕
「お前が殺したんだろ、殺せって言ったのは武市だろ、さっさと吐けや」と拷問を受けてる。
拷問の指揮をしているのが後藤象二郎(吉田東洋の義理の甥。後に武市らを弾圧したのは間違いだったと語る)

総司が後藤を消してくると言ってるのは前述の通り、以蔵(良太郎)を拷問しているヤツだからで
先に武市を〜といってるのは武市が以蔵(良太郎)に人殺しをさせた原因だから、かと


しかしヒビキ兄さんも昔、平重衡役で大河に出てたじゃないですか(しかもライダーと同時期に)
平重衡といえば宮廷では美男子な上、話術もあり、気配りもできるナイスガイで女官にモテモテ
武将としても一流で、笛や詩歌も上手という完璧人間


良太郎「笛じゃなくて太鼓だけどヒビキ兄さんも音撃戦士だよね」
翔太郎「ライダーとしても一流だぜ」
士「俺ほどじゃないが、美男子だな」
巧「話上手なのは羨ましいな……」
総司「ここまで一緒なのに何故ヒビキ兄さんは結婚できないんだ」


369 :1/2:2010/06/15(火) 01:36:02 ID:o2VB/VrD0
太牙な流れを断ち切って、季節の小ネタを投下。

樹花「翔一お兄ちゃん、ひよりお姉ちゃんおっはよー!今日は何作ってるの?」
翔一「おはよう、樹花ちゃん。梅の仕込みをしてるんだよ」
ひより「翔一兄さんは梅干、僕は梅酒とサワードリンク用の梅酢だ」
樹花「そっかー!毎年夏に飲んでる梅ジュースは今から作ってるんだ。楽しみだな〜♪
   でも、すっごい量の梅の実だね」
翔一「単純に食べる量が多いってのもあるんだけど、梅干の味って好みの差があるから、
   それぞれに作るようにしたらこんなに増えちゃったんだ」
樹花「どんなのがあったっけ……覚えてるかなー?」
ひより「こっちに前に作ったのがあるから……」

「ひーよーりーーー!!」 がばっ!!

ひより「うわっ、なんだ?」
樹花「あ、黒お兄ちゃんだ。やっほー!」
黒総司「やっほー!ねえねえ、ひより。どっか遊びに行こうよ!樹花も翔一も一緒にさ」
ひより「ちょっと、降りてくれ……。今はこれを作ってる最中だから無理だ」
黒総司「ん〜なにこれ?」
翔一「これは梅干って言うんだよ。食べてみる?」
黒総司「うん、じゃあ〜これにする。いただきまーす!」
ひより「あっ!それはっ」

370 :2/2:2010/06/15(火) 01:37:22 ID:o2VB/VrD0
黒総司「んっ!んーんーーっ、すっぱーーーーーい!!!!」(顔がくしゅくしゅ)
樹花「黒お兄ちゃん、大丈夫!?はい、お水!」
翔一「あ〜ヒビキ兄さんの好きな、すっごい酸っぱいやつを食べちゃったんだね」
黒総司「んぐ、んぐ……はぁー。何これ、ぜんぜんおいしくない!
    こんなの作んなくていいよっ。やっぱ遊びに行こうよ、ひよりー!」
ひより「……今度はこっちを食べてみないか?」
黒総司「やだっ!」
ひより「ふぅ……ん?」トントン
樹花(お姉ちゃん、樹花にまかせて)
樹花「あっ!!総司お兄ちゃんがこっち見て笑ってる!!」
黒総司「えっ!?どこどこ?何で笑うのさ!」
樹花「えいっ」ぽい!
黒総司「むぐ……あ……あんまり酸っぱくない」
ひより「これははちみつ漬けの梅干だ。こっちならお前でも食べられるだろ?」
黒総司「うん、おいしい……」
ひより「みんな、これから作るやつを楽しみにしてるから、僕もちゃんと作りたいんだ。
    よかったらお前も手伝ってくれないか?」
黒総司「やる。僕ひよりのお手伝いする!」
樹花「はいはーい!樹花もやりまーす!」
翔一「じゃあみんなで美味しい梅干作り大会だね」
黒総司・樹花「おー!!」

ちなみに総司は最高級の梅の実を求めて、和歌山まで行ってるとかいないとか。

371 :名無しより愛をこめて:2010/06/16(水) 18:06:12 ID:LOf8E+aV0
タンブリング世界のお宝1/2
士「ここが、タンブリングの世界か・・・。」
夏海「その格好は、教師ですね。」

火野「門矢先生、と養護教諭の光先生。おはようございます。」
士「たしか、お前は新体操部だったよな。」
日暮里「担任なのに度忘れってうける!」
士「海東というこそ泥が、お前らの部室にある宝を狙っているらしい。」
日暮里「ふえ?」
士「とにかく、気をつけるように!キバットと渡兄連れてきて正解だったぜ。」
夏海「あれ、キバット君いませんよ?」
士「まったく、どこにいきやがった?」

部室前ドア付近
キバット「先回り先回り。おお!女子新体操部か。まぶしい!・・ん?」
東「悠太!お前コソ練か?」
竹中「ああ、大会近いからな。そういう航だって・・・・。」
キバット「ええ!!!渡が悠太で、神代が航?」
月森「よ!航。コソ練、俺らも参加な。」
水沢・木山・金子「(無言でうなずく)」
キバット「ダメだ、ワケわからん・・・・。きうっ。」
土屋「もはや、コソ練じゃあありませんね。ってこのこうもりは?」





372 :名無しより愛をこめて:2010/06/16(水) 18:18:54 ID:LOf8E+aV0
タンブリング世界のお宝2/2

渡「キバット!探したよ。ってあれ?」
土屋「キャプテンが・・・・2人」
渡「僕は紅渡、このこうもりのお友達!」
月森「っていうか、航が二人?」
水沢「木山君・・・・部室から悲鳴が。」
木山「赤羽かもしれん。亮介!金子、来い!」

部室内
柏木「誰ですか!あなた。」
海東「ただの泥棒だよ。見つけた。僕のお宝。」
柏木「え、それは青山君の着るはずだった白コスチューム。」
海東「ええ、ここのスパンコールだけ1g100万円の価値があってね。」
柏木「へ?」
海東「じゃあ、僕はコレで!」
士「ちょっと待て!人のものを勝手に・・・・。」
柏木「いいですよ。どうせ、誰も着ないんですから。」
夏海「ところで、何かすごく大事なことを忘れているような気が・・・。」


373 :名無しより愛をこめて:2010/06/16(水) 20:16:22 ID:pMGtYjIt0
兄弟ライダーは11人だし今はW杯だしなんかネタになるだろうか

374 :名無しより愛をこめて:2010/06/16(水) 22:35:00 ID:Z5Zd4GZP0
サッカーか。
2号家やDCD宅とべただが対戦とか?
DCD宅は足りない分、睦月とか三原とかに入ってもらうってのもありかも。

375 :名無しより愛をこめて:2010/06/16(水) 23:13:31 ID:UQEp1Fir0
しかし叔父・従兄弟・親戚Vs1号家・二号家・DCD家
で叔父・従兄弟・親戚にフルボッコにされると、

光太郎「キングストーンシュート!」
一真「ウェ!?そんなの防げn・・・ウェエエエエ!」
ってぐあいに

376 :名無しより愛をこめて:2010/06/16(水) 23:45:41 ID:mK/glZN00
やめて光太郎おじさん一真のバックル開いちゃう

377 :名無しより愛をこめて:2010/06/17(木) 06:18:52 ID:z8WMOvxP0
>>376

睦月(観戦中)「あれってレッドカードでしょうね」
橘(観戦中)「だろう、審判の金居がカード片手に走って…」
睦月「あ、本当だ……ってあれカードはカードでもラウズカードじゃないですか!剣崎さん、起きてくださーい!!」


378 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 00:12:24 ID:APFhtcDr0
DCD家には白黒光太郎に入って貰えば……うん、卑怯だな

379 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 00:19:50 ID:bdd/Hjeh0
>>377
金居「ジョーカーとなったブレイドを封印するとどうなるか…前々から興味があったのだ!」
一真「アワワ(ウォーズマン風)」

380 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 00:31:24 ID:1S43sQ730
>>378
純一「どうした?私と殿を誘わないのか?」


Dアマゾンは従兄弟枠で
Dおとーやんは参加するのだろうか

381 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 01:41:09 ID:OlTYKr2H0
ネガさんはあれだよ、DCD黒幕連合チーム(監督・鳴滝)だよ

382 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 11:03:41 ID:lDvDKtrv0
>>379
真司「一真に何するんだー!」
金居「審判の権限は絶対です、手を出すと退場ですよ」
巧「もう、サッカー関係なくなってるだろうが!」
総司「神聖な試合に泥を持ち込むとどうなるか・・・」 ・・・One Twe Three

審判の暴挙により、無効試合となりました。

光太郎「まったく、しかたがないな」

良太郎(えと、そもそもは光太郎おじさんのキックが・・・)
翔一「ライダーサッカーのルールは、もう少しきびしくしたほうがいいかもね」


そういえば、総司(の中の人)はサッカーうまいんだったよな。

383 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 11:42:00 ID:1S43sQ730
>>382
本編でも上手かったがあのシーンは半分役者さんの力らしいな

384 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 12:42:22 ID:0zO6uI6dO
確かインターハイかなんか行ったんだっけ

しかし光太郎叔父さんwww
一真封印されちゃうw

385 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 15:19:27 ID:i2ksP+1C0
このあとサッカーにキングストーンを使ったことが信彦にばれて
シャドーキックを何発も食らうというおしおきをくらうんですね
わかります

信彦「光太郎!あれほど日常生活にキングストーンを使うなといったのに…
今日という今日は、もう絶対に…ゆ゛る゛さ゛ん゛!」

光太郎「やめろ信彦!お前とは戦いたくない!戦いたくないんだぁ!
というかゆ゛る゛さ゛ん゛!って俺とかぶっt…ヴァアアアアア!」

386 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 23:50:32 ID:APFhtcDr0
猛「よし、これからサッカー合宿だ」
一真「ウェ!?明日日本代表の試合なのに!」
巧「つーかそんなにサッカーしたいなら親父たちだけでやればいいだろ……」
一文字「世代交代ってヤツだ。ウダウダ言うな」
良太郎「……風見叔父さん、10番つけてるけど」
士「絶対譲る気ないだろ」
志郎「俺からレギュラーを奪ってみろ!!」
総司「既に俺はレギュラーを掴んでいる……中の人的にもな」
翔太郎「いや、11人兄弟なんだから全員レギュラーだろ……」
フィリップ「甘いね、翔太郎。僕がいるから12人さ!」
敬介「いや、11人だ。お前達全員変身して貰うからな」
大介「ショウタロウ、フィリップ、二人で一人」


〜そして合宿へ〜



387 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 23:51:23 ID:APFhtcDr0
ZX「衝撃集中シュート!!」
龍騎「どわー!?折れたー(ゴールポストが)」
ストロンガー「避けるな真司!」

響鬼「ここは通さないよ、光太郎おじさん」
RX「む……変身!RX、ロボライダー!!」
アギト「ヒビキ兄さんが当たり負けしてる」
電王「キンタロス、キンタロス、ヒビキ兄さんを助けないと!」
RX「三人がかりか。ならば変身!RX、バイオライダー!!」
響鬼「駄目だ、抜かれた」
ピピー
RX「オフサイドトラップ!?ゴルゴムの仕業か!!」
W「サッカーは頭脳プレイも必要だね」


クウガ「よし、2000のワザの一つ……コーナーキックだ!」
555「さすが雄介兄さんのキックだ、草加の性格より曲がるぜ」
スカイ「セットプレーで負ける訳にはいかない!」
キバ「空を飛べるのは……」
(0w0)「洋叔父さんだけじゃない!」
アギト「こぼれ球……いけ!!」
S1「赤心少林拳、梅花の型!!」
カブト「鉄球のサッカーボールを受けとめるか……流石は俺の叔父さんだ」
W「お前も攻撃に参加しろよ、総司!」



388 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 23:52:56 ID:APFhtcDr0
〜合宿最終日〜



     カブト          キバ

           
        W      ディケイド              
  555                   電王               
            クウガ


   アギト      響鬼      龍騎


            (0w0)


猛「フォーメーションはこれで完成だ」
総司「馬鹿な……俺が司令塔でないだと!?」
猛「総司の性格はFW向きだ。お前ぐらいの突破力が無ければ彼らの高さには勝てん!」
総司「なるほどな……さすがは父さんだ」
猛「攻撃の采配はフィリップ、頼んだぞ」
翔太郎「俺は!?」
猛「向こうも新人が増えてるからな。量子化という必殺技を使うらしいが、それには時間制限があるという。
   ヒビキの体力で食らいついてがんがんスタミナを削ってやるんだ」
ヒビキ「任せてよ父さん。鍛えてますから!」
猛「彼らは高重力の惑星でプロテクターを着けて筋力アップをしている」
士「だいたいわかった。俺達はもっと特訓しなきゃ駄目ってことだな」
巧「つーか、フツーに話進めてるけど、対戦相手って何者だよ。量子化とか惑星とか」
猛「彼らとはドッジボールや野球で激戦を繰り広げた永遠のライバルだ」

389 :名無しより愛をこめて:2010/06/18(金) 23:54:17 ID:APFhtcDr0
〜そして試合当日〜

アムロ「久しぶりだな」
ハヤタ「元気そうでなによりだ」
猛「ああ!お互い歳をとったな!」
コウタ「ロアもアンタ達に会えて喜んでるぜ!」


刹那「俺がガンダムだ!」
ゼロ「セブンの息子だ!」
アレディ「この覇気……ただものではない」
フィリップ「覇気?それはいったいなんだい?実に興味深い!」


巧「翔太郎兄さん、新顔同士親交を暖めてきたらどうだよ」
翔太郎「無茶いうな!ツッコミがおいつかねぇだろ!」
士「だいたい分かった。バンプレストの世界か……」



390 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 00:02:41 ID:JGCwxUIA0
>>386
オフサイドとかポジションの(0w0)でも盛大に吹いたのに
量子化とでたからまさかと思ったらやっぱせっさんかw

391 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 00:31:05 ID:xtr3y6ti0
何かもう、サッカーにならない様なw
もちろん、向こうは変身済み&MS搭乗でやるとしたら…サイズが合わないな


士「俺や耕司さん(J)は巨大化できるとして、父さんも何とかデカくなれるな」
総司「俺はサイズはそのままでもCUを駆使すれば参戦可能だ」
響鬼「あ、俺も参加するよー。あの位のサイズの敵も相手した事あるし」
フィリ「翔太郎。僕らもハードボイルダーに乗れば何とか渡り合えるんじゃないかな?」
翔太郎「おいおい、マトモにやりあおうってのか?」
士「そのつもりだが」
総司「…デンライナーで過去の士や耕司さんや父さん達を連れてくれば…メンツは揃う」

真司「あれ?たっくん突っ込まないの?」
巧「…もういいわ」

392 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 01:40:42 ID:OtAGuq380
>>391
大丈夫、士がいってるように「バンプレストの世界」だからみんなSDサイズだよ。
ちなみに光太郎叔父さんが参戦した「ヒーロー戦記」ではMSはパワードスーツという設定になってる。


鳴滝「バンプレストの黒歴史であるコンパチヒーローが蘇ってしまった…おのれディケイド!」
シュラウド「彼らを再び表舞台に立たせるとは…左翔太郎、どこまで私の予想を上回るというの…!?」
草加「ガンダムやウルトラマンがSDサイズになったのも乾巧の仕業なんだ」

393 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 01:48:07 ID:BJZJ7pRS0
>>391
逆に考えるんだ
みんなSD化すればいいのさ
バトルサッカーの世界なんだしw

  【ウルトラヒーローズ】

        ゼロ

   マックス   メビウス
ダイナ    ティガ     ガイア

コスモス ネクサス ネオス ヒカリ  
   
    ULTRASEVEN X


総司「1トップのゼロには要注意だ」
フィリップ「彼の頭にはゼロスラッガーと呼ばれる刃物がついている
       ヘディングをしようものならボールが裂ける可能性があるよ」
翔太郎「そっちの心配かよ!!」
良太郎「ゼロスラッガー……カッコイイ……」





394 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 01:49:17 ID:BJZJ7pRS0
            【グレートガンダムズ】

          ヅダ   00ガンダム  ユニコーン

               ∀ガンダム
       Ζガンダム          デスティニー

スターゲイザー  劉備  キャプテン Gセイバー  フリーダム   

               お台場ガンダム


渡「キバット? どうしたの悔しそうな顔をして」
キバット「俺も乗りたいんだよ、ガンダム!!」
士「だいたいわかった。チームワークに不安が残るチームだ」
翔太郎「お前が言うな。つーかGK、映像作品じゃないだろ!! 確かに最近だけど!!」





395 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 01:50:06 ID:BJZJ7pRS0
          【ゴジラファイターズ】

            GODZILLA

     ゴジラ(FW)      ゴジラ(2000)
              モスラ
   バーニングゴジラ    ゴジラJr

ゴジラ(消滅) ゴジラ(GMK) ゴジラ(GMG) ゴジラ

            グリーンモスラ


翔太郎「ほとんどゴジラじゃねぇか!
     なのに司令塔とキーパーがモスラかよ!!」


巧「………」
翔太郎「なんだよ、巧」
巧「いや、翔太郎兄が増えて楽になったなーと」
翔太郎「ツッコミをサボってんじゃねぇ!!」
巧(これがツッコまれる感覚か)


バンプレオリジナルは……
新しい順番だと特撮と接点皆無のスパロボ軍団になるからなぁ
サイバスターは最近リメイクしたからいいとして

396 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 01:53:55 ID:JGCwxUIA0
>>393-395
SDサイズだから良いんだろうけどホンタイが場違いすぎるw
ゴジラ一家とかw

397 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 01:54:37 ID:OtAGuq380
良太郎「ねえ、この丸いロボットって何?」
猛「それは『ハロ』だな。アムロの奴が若い頃に作ったペットロボットだ。
   最近は色々とバリエーションが増えているらしい」

士「しかし驚きだな、スーパー戦隊のロボが相撲をとってたとは」
光太郎「これがコンパチクオリティという奴さ」

398 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 13:03:57 ID:okeRNpJO0
ていうか、こいつらかなり脚力とか強いよな?
ボール何製なんだ・・・まさか ZECT(以下略
の皆様製か・・・

399 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 17:50:13 ID:xtr3y6ti0
一真「…何かさ、ゴジラの中に一体だけエイリアンが混じってないか?」
フィリップ「一真兄さん、あれもゴジラだよ。ハリウッドで映画化されたバージョンだ」
翔一「エイリアンと言うより、恐竜みたい」
雄介「『ジュラシック・パーク』に出てても違和感ないよね」
良太郎「カッコ良いなぁ」
ヒビキ「恐竜は男のロマンだよな〜」
真司「一度はハマるよなー」
士「ちなみに、GODZILLAはゴヅィラと発音する。ヅィの部分を強く発音するんだ」
フィリップ「そしてハリウッドで2度目のリメイクが予定されている。公開予定は2012年…」
巧「お前ら、便利だよなぁ…」

400 :名無しより愛をこめて:2010/06/19(土) 22:26:57 ID:wg49wNh60
グリーンモスラって……あれほとんどチートなのに
分身とかするGKをどうやっ……CUとかあるから大丈夫か。

401 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 00:26:19 ID:XtDcuHTg0
各チーム2、3人はチートいるから大丈夫だろう
つーかゴジラ組はバーニングがいつメルトダウン起こすかがw

402 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 01:29:49 ID:Kvi1v0hL0
ドキッ☆命がけのサッカー大会 〜BANPRESTO杯〜

阿鼻叫喚の図しか思い浮かばないww

403 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 01:50:59 ID:eEkln9OI0
>>394
ネガタロス「ぐぬぬ・・・・」

404 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 20:38:44 ID:jS2epRHA0
そのサッカー大会ってポロリもあるんですか?

405 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 21:28:17 ID:Dxva9nn10
>>404
キャストオフくらいしかないと思う。

406 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 21:37:12 ID:3gXik/8O0
>>404
もしくはファイズフォンポロリか?
しかしその状況だと巧に命の危機がw

407 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 22:11:00 ID:XtDcuHTg0
>>404
ロア「仕方ねぇから実況してやるぜ。ライダーズvsガンダムズ」
ハーケン「OK、暇ボーイ。俺も解説で参加するぜ。
      おっと試合開始5分、クウガからダブル、斬り返してキバへボールが渡った」
ロア「シュートチャンス……ああっと! Ζガンダムにボールを奪われた!」

ディケイド「何やってるんだ、渡」
キバ「きゅ、急に身体が動かなくなったので」
ダブル「こんな時に柳沢ボケしてる場合かよ!(翔太郎)
     違うよ翔太郎、あれはΖガンダムの特殊能力だ(フィリップ)」

ロア「さあΖガンダム、ボールをどう回すのか。
    反対側からデスティニー、フリーダムも上がってきてるぞ!」
ハーケン「あのΖボーイはスティックを動かす方が得意だけどな」

デスティニー「なんでDFのアンタがここにいるんだ!」
フリーダム「やめてよね、僕が本気を出したらポジションとか関係ないじゃない?」

ロア「チームメイトの不和に呆れたΖガンダム、そのまま縦に流す!
    ボールを受け取ったヅダ、走る、走る。速いぜ!龍騎も追いつけない!」

龍騎「俺こんなんばっかかよー」
ディケイド「そうは行くか……<カメンライドゥ!ファーイズ!>……追いついてやるぜ、10秒間だけな!」
(0w0)「待っててボールは来ない……だから俺がゴールを守ると決めた!」
ダブル「いや、待ってたらボールくるだろ、ゴールキーパーなんだから!(翔太郎)
     翔太郎、ここはサイクロンジョーカーだ!(フィリップ)」

ロア「ヅダに向かって三人が向かっていく!!ああっと!ヅダと接触!!」
ハーケン「主審のギリアムさんがイエローをペットだぜ……」

ディケイド「イテテ……おい、アンタ大丈夫か」
ヅダ「問題ない。ツインマッド社のMSは世界一だ」

408 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 22:11:47 ID:XtDcuHTg0
ポロリ……

Σ(0w0;)「ウェ!?」
龍騎「首がもげたーーーー!!」

ポロッ……

ロア「さらに腕ももげたー!!」
ハーケン「ついでに足もブレイクだ!!」

鳴滝「おのれディケイド!!貴様のせいでヅダの身体まで破壊されてしまった!」
シュラウド「おのれ左翔太郎!ヅダの身体を破壊するとはどこまで計算を裏切るの!」
橘さん「ヅダの身体はボドボドだぁぁぁ!!」

ヅダ「違う、これはジオニック社の陰謀だ!!」

カブト「ふ……俺にはこの結末が見えていた。ヅダは最高速を出すと空中分解してしまう欠陥品だ」
555「どうでもいいから顔無いまま喋んなよ。ホラーじゃねぇか……」
ディケイド「まあアイツらはMSだしな。俺はちっとも心配してなかったぜ」
アギト「士、ハイパーカブトのカード落としたよー。焦ってカード漁るからだよ」
クウガ「巻き戻してヅダさんを元に戻そうとしてたんだね」

キャプテン「確かに私達はロボットかも知れない……」
劉備(え?そうなの!?)
キャプテン「だが私達にも魂がある。進むと決めたロボ道がある。
        だからMSだし……なんて言わないでくれ。お願いだ」

響鬼「わかってるよ。ヅダ君もそんなロボ道に負けないように、毎日鍛えてるんだよね」

00ガンダム「ああ、俺達がガンダムだ!!」
スターゲイザー「ヅダ ハ モノアイ デ ガンダム デハ ナイトオモイマス」

409 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 22:14:53 ID:XtDcuHTg0
セブン「息子よ、あれがスポーツを通じて育まれる友情だ」
ゼロ「ああ、わかったぜ親父。帰ったらバーベキューだな!!」
メビウス「身体をバラバラにすることで生まれる友情……感動しました!
      思えば僕もタロウ教官から教わったメビウスダイナマイトでGUYSのみんなと……」
ネクサス(駄目だコイツら……はやくなんとかしないと……)
ゼノン「マックス!!ブブゼラを地球から持ってきたぞーーー」


響鬼「ヅダ君の修理も終わったみたいだし、試合再会かな?」
龍騎「シャアッ!燃えてきたぜ!」

アムロ「何?シャアだと!!」
アクセル「ん?なんだ」(警察官なので会場の警備中)
アムロ「シャアーーーーー!!」
アクセル「!?」
ハーケン「OK、ファーストニュータイプ。スティクだ
      そいつはシャア専用ザクじゃなくて仮面ライダーアクセルさ」

ダブル「へ……ハードボイルドの俺も熱くなってきたぜ(翔太郎)
     翔太郎、おそらく実際に気温が上昇している。理由はアレだ(フィリップ)」


バーニングゴジラ「サッカー楽しいなぁ!!」
ゴジラJr「お父さん落ち着いて!興奮しちゃ駄目ーーー」
モスラ「メルトダウンが、メルトダウンが……」
GODZILLA「炉心溶融……OHニホンゴワカリマセーン」




410 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 22:15:40 ID:XtDcuHTg0
555「おい、アレ大丈夫なんだろうな運営!!」

ロア「てやんでぇ!俺を誰だと思ってやがる。喧嘩と花火で育った江戸っ子だぜ!
   メルトダウンだか東京メトロだかしらねーが、デッカイ花火みたいなもんだろ!大丈夫大丈夫」

キバ「分かってないよ!あれ分かってないよ!!」

ギリアム「安心しろ。バーニングゴジラを向かえるに当たって、我々はちゃんと特別対策チームを用意している」
ハーケン「OK、安心と信頼のワークだ、バンプレスト!」

ゾフィー「ああ」
(0M0)「会場の安全は」
イージス「俺達に任せろ!」

(0w0)「いつの間にか会場を守ってたなんて……さすが橘さんは一流だなぁ!」
555「だめだ……会場終わった……」
カブト「いざという時は一真兄さんのタイムストップがある。さらに∀ガンダムの月光蝶で埋葬すれば安心だ」
ダブル「エクストリームならメルトダウンのタイミングも掴めるしな!(翔太郎)
     光太郎さんの不思議な力じゃだめなのかい?(フィリップ)」

猛「バーニングさんがメルトダウンしたらゴルゴムの仕業だ、光太郎」
光太郎「わかった。絶対にゆ゛る゛さ゛ん゛」
ゾフィー「バードンが現れたらそれもゴルゴムの仕業なのだ。退治してくれ」
草加「ゴルゴムの仕業なのも乾巧ってやつの仕業なんだ」
鳴滝「乾巧の仕業もディケイドによって破壊されてしまった」
シュラウド「ディケイドが世界を破壊するなんておのれ、左翔太郎……!!」


クウガ「光太郎叔父さんは究極の抑止力なのかも知れないね」
555「それはわかるけど」
ディケイド「便乗している奴らに」
ダブル「レッドカードを出してくれ」

411 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 22:17:55 ID:XtDcuHTg0
>>404、約束通り、ポロリしたぜ!
俺はココまでだ
こんな危険な場所にいられるか
自分の部屋で一人で寝る

412 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 22:25:55 ID:eEkln9OI0
>>407-410
GJw
ネタ要員かよ少佐wwwww

OGSしなかったが今のロアって口悪いんだなぁ
漫画の好青年の方は覚えが有るんだけど

413 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 23:04:23 ID:HKtJ76KM0
>>412
口が悪いのは憑依している人間に原因がある。
OGSのロアはとある事情で魂だけの存在になってて、その人間に憑依する事でファイターロアになれる。


良太郎「この人、乗る機体全てに『トロンベ』って名前をつけてるんだ…かっこいいと思わない?」
ウラ(確かドイツ語で竜巻って意味だけど…)
キン(センスはそれなりにあるみたいやな)

414 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 23:36:51 ID:YTXYFdHg0
というか橘さんとゾフィー兄さんとイージスでかなり不安だ…
橘さん=洗脳
ゾフィー兄さん=頭燃やされたり、腕おられたりで負傷
イージスはなんだろう

415 :名無しより愛をこめて:2010/06/20(日) 23:56:40 ID:eEkln9OI0
>>413
成る程つまりモモに入ってるんだなw

416 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 00:09:24 ID:u08wFdOn0
>>414
イージスは時々思いこんだらデスティニー以上に一直線。
しかも変な方に思いこみもあり。
ここまで書くと橘さんと似たり寄ったりかなぁ。

417 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 00:15:53 ID:jHIkxR/g0
イージスよりセイバーのほうがネタ度は上かな
無意味に変形ばっかりする、空中戦特化なのに宇宙戦特化と互角、キラさんにバラバラ

418 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 00:43:27 ID:/bKTLPmw0
イージスといったら、これじゃないか? つ【自爆】

ウイングのほうがネタ度は高いが、イージスの中の人は2回自爆をやらかしている。

419 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 01:29:44 ID:CydWcHOi0
ガンダムもウルトラもゴジラもあんま知らないけど、
とりあえずカオスって事は伝わったww

鳴滝さんとシュラウドさんと913は何かおもろいトリオになってきたなw

420 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 03:23:07 ID:yDofbfKa0
>>407-410
GODZILLAがww
どっかの外国人みたいだwww

所で各チームで最速って誰だ?
ゴジラチームはグリーンモスラ、
ガンダムチームは00だろうけど。

421 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 03:27:50 ID:0DUDv79U0
グリーンモスラはチートすぎる
…ここだけの話、あいつHCU使えるんだぜ

422 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 04:56:07 ID:rWgba93bO
ガンダム最速は∀じゃないかな
ナチュラルに空間転位できるし
グリモスがキーパーでほぼ割れないのと
∀がフィールドで無双するのと
どっちが酷いだろうか


まあ……ベルトが外れないよう頑張れ、たっくん

423 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 18:25:46 ID:KeNL235/0
>>411
>こんな危険な場所にいられるか
>自分の部屋で一人で寝る

くそー作品は耐えきったと思ったのに、ここで不意打ち!コーラ返せモニタ清掃しろww

とにかくGJ。カオスなGJ!

424 :名無しより愛をこめて:2010/06/21(月) 19:26:26 ID:FY5CiRj70
>>421
残念ながらアレは片道通行で戻ってこれない。

425 :名無しより愛をこめて:2010/06/22(火) 16:33:41 ID:o0+r3wSVO
ここはライダースレじゃなかったんですかぁー?wwwwwwwwwガンダムやゴジラも兄弟に入ったんですかぁー?wwwwwwwwwwwwwww

426 :名無しより愛をこめて:2010/06/22(火) 16:40:00 ID:mGfHVIe70
                  \\、: : : : : \            \ ', ',
                    ,ヘ、\、: : : : : 丶.           丶 ',
                   / 丶\\、: : : : : : 丶.          7|
                   ト、  \ 丶. 丶.: : : : : : :丶.       ,'∧,
                   i 丶.  丶._丶. `ヽ.: : : : : : :`丶、._ ,'/  ',
             r 、     !  \    \\    丶.: : : : : : : : : :¨7   ',
             |: : ヽ..   i\ ___ \___ 丶!\     丶.: : :__ノ    ',
             、: : : :、  j、/⌒)    \ i: : :.丶 、            :i
             }: : : : ヽ/: :`ヽ/´)丶.─-ゝ!: : : : : : : 丶、....        !
          ./ ̄|: : : : :Y: : :/ヽ/`) ゝ  r.、丶__: : :./::7/```丶...    .ノ
         /,ィ7  .|: : : : : : :':ゝ: :/: :./ ヽヽ. 、:::\  ∠--'_ィ       ̄
       // /::::! : : : : : : : : : ヽ./ ヽ.ヽ.\ ゝ='// ///´
     ,ィ '/: : :/: : /}: : : : : : : : : : :l´\. ヽ.`ヽ.丶 ' ' '/  <まだまだハーフボイルドだな
    //: : : ::/: / {:ゝ: : : : : : : : : ::i、  \ ',  丶─‐'ヽ
   ,': ' . : : : ::/-' /ト、ヽ.: : : : : : : ノ \   ゝ''',: : : : . .. 'ヽ.
  , ': : ,: : : : : /、_/  |: :\ ̄ー─‐∧   ヽ._ノ! ̄``ー、_ノヽ.
 ,: : :,:: : : :: :/、    ,:|: : : : :`¨─‐':!: :\.     |',     ヽ. ヽ
 |: :,': : ,': : ,': : `ー‐イ:|: : : : : : : : : : :|:: :: :ヽ___ ノ! ',      ',  ,
 `ヽ,: ' : ::、/: : : : : : :ト、: : :: : : : : : ::!: | ;: :: : :: : : :| ' ,    ,ィ',/丶.
   ヽ..: : :: |: : : :: : : :ト、\: : : : :: :: :|: レ: : : : : : : :|、  ' ,_,...-' /|/ ヽ!

427 :名無しより愛をこめて:2010/06/22(火) 19:40:54 ID:Lqhl4vd3O
まあ確かにちょっと脱線しすぎだわな
けど煽りイクナイ


昨日夏至だってすっかり忘れてたんだが、夏至って冬至みたいに決まった食べ物とかあるんだろうか。
ここの家はそういうのきっちりやる気がするw

428 :名無しより愛をこめて:2010/06/22(火) 19:56:08 ID:pqDnlA5D0
wikipediaによると無花果田楽を食べる地域がある、
と書いてあるけどどんな味なんだろう……
イチジクってあの甘いのだよな?

429 :名無しより愛をこめて:2010/06/22(火) 21:53:43 ID:TCbWj9x30
夏といえば土用の丑の日もあるけど
あれいつだったかな?
総司が上物の鰻を仕入れてくるだろうけど。

430 :名無しより愛をこめて:2010/06/22(火) 22:30:47 ID:Oq+iIBbwO
脱線も気がつけば本線にしちゃうようなスレだからなここは

>>夏至
あれだよシャイニングフォームの活動が一番活発になる日だよ


431 :名無しより愛をこめて:2010/06/22(火) 22:34:12 ID:pqDnlA5D0
家庭菜園をものすごい勢いで手入れする翔一か……

432 :名無しより愛をこめて:2010/06/23(水) 16:01:54 ID:jvnEgtT40
動き出してるー(野菜の成長が)未来をとめられないー(熟成する野菜の未来)
なわけですね、わかります

433 :名無しより愛をこめて:2010/06/23(水) 18:11:04 ID:5cIWuRUl0
ってことは兄弟+ご近所さんで野菜を取り入れないと手が回らないかもね。
最初はみんなでせっせと真面目にやってるけど、段々どっかで色々勃発しそう。
良太郎が蔓系の植物に足をとらわれて転んだり、
取り込んだ野菜を大樹に捕られて警察組や士が追いかけることになったり、
草加が「モグラにかまれたのは乾巧のせい」と言い出したり。

434 :名無しより愛をこめて:2010/06/24(木) 20:12:01 ID:qZnsU3UA0
最終的には成長しすぎた野菜が巨大化・暴走を始めて兄弟で
刈りいれという名の戦いが始まるといいな




そして勝因は橘さん

435 :家族のキズナ1/10:2010/06/24(木) 20:18:08 ID:L3BfkY930
過去スレを見ていて、翔一が家に来たときのことはなかった気がしたので考えてみた。
番組終了後ぐらいの時期で、雪菜も生きかえってます。血が繋がった兄弟設定。


「まさか翔一君にお兄さんがいたなんて…。」
「うん、俺も最初姉さんから聞いたとき、びっくりしたよ。一応姉さんは、父さんと母さんが死んじゃってから定期的に連絡していたらしいけどさ。なんか、他にも兄弟がいるらしいよ。」
太陽が空高く昇り燦々と地上を照らす中、バイクを押している翔一と並んで歩きながら呟いた真魚の言葉に、翔一は笑顔で応えた。
全てが終わった後、雪菜から翔一に連絡があり、他に兄弟がいて、家があるということを聞かされたのだ。その際に、長兄だというヒビキと名乗る男の人にも会い、その家までの地図と家の写真を渡された。
「やっぱりこの写真の家って、なんだか見たことがあるような気がするんだけどなぁ…。」
「でも翔一君はこの辺り来たこと無いんでしょ?気のせいだよ。」
「うん、きっとそうだよね。それにしても、雪菜姉さんには先に行っててくれって言われたけどさ、ヒビキさんからもらったこの地図、なんだか分かりづらいんだよね…。何でも、ヒビキさんは家にいないらしいし…。参ったなぁ…。」
渡された地図はかなり大雑把で分かりづらかった。この地図で本当にたどり着けるのかはかなり怪しい。その時間は家にヒビキ兄さんという人はいないが、下の兄がいるのだと聞いている。だが、初対面の相手ではお互いに分かることは難しいだろう。
「こうなったら、家の写真で捜すしかないかもしれませんね。」
「それはそうですけど…。なんで氷川さんや葦原さんまで来るんですか?」
大雑把な地図を覗き込みながら話しかけてきた氷川に訝しげな顔を向けながら言った。それに、後ろで同じようにバイクを押しながら進んでいた葦原が先に口を開いた。
「あのお前の兄だという男は、どこか変わった独特の雰囲気を持っていた。それで興味がわいた…。それだけだ。」
「僕は、一条さんから少し話を聞いたのですが、一条さんは津上さんのお兄さんと知り合いなんだそうです。その人は2000の技を持つ人で、変身する力も持っていると聞いたので。とにかく凄い人だから一度会ってみるといいとすすめられたんです。それで…。」
2人はそれぞれの理由があり、ついてきたようだ。


436 :名無しより愛をこめて:2010/06/24(木) 20:18:45 ID:1v4j7AwE0
そこになぞの男が現れて、橘さんを洗脳して
野菜を奪っていく

437 :家族のキズナ2/10:2010/06/24(木) 20:19:34 ID:L3BfkY930
「じゃあ、翔一君のお兄さんもアギトなの?」
真魚は気になってそう尋ねたが、翔一はうなってから言った。
「うーん、なんだか違うらしいんだよね…。どんな人なのかなぁ。―そうだ!アギトだけじゃなく、その兄さんも入れるように「平和を守る会」でも作ろうかな?氷川さんもどうです?」
「いえ、それは既に警察があるじゃないですか…。そんなものを新しく作ってどうするんです。」
「えーと…。週に一回俺のレストランで、みんなに俺の料理でもごちそうしましょうか?」
「作るのなら勝手に作れ。俺は絶対に入らないからな。とにかく、馬鹿なことを言っていないでさっさと家を探せ。」
「葦原さん、そんなにカリカリしてたら早く老けちゃいますよ。もっとゆったり生きましょう。えーと、とりあえず聞けそうな人は…。あ、すいませーん、そこの人。この家がどこにあるか知りませんか?多分近くだと思うんですけど、迷っちゃって。」
翔一の言葉で顔つきが険しくなった葦原を無視して、翔一はちょうど反対側から来たリュックを背負った青年に話しかけた。
「…迷っただと?(写真を見て)!この写真は…!では、哲也兄さん…いや、今は翔一兄さんか。全く、ヒビキ兄さんも困りものだな。こんな分かりづらい地図しか渡せないのか…。こっちだ。」
青年はきびすを返し、勝手に進みだした。思わず唖然としていた翔一達は我に返り、その青年の後を追った。
「ちょっと待ってくださいよ。今、俺のことを翔一兄さんって言いましたよね?あなたは誰なんですか?」
「俺の名は天道総司。翔一兄さんの弟だ。まあ、弟と言っても歳は同じだがな。ヒビキ兄さんはその辺りのことも話していないのか?後でしっかり言っておかなければな。」
慌てて追いながら翔一が尋ねると、青年はちらりと目線だけで振り返って言った。その青年…総司は言い終わるとすぐにまた歩き始めたので、翔一達は謎を抱えたまま後に続いた。
「待ってください!その辺りのこととは、何です?結局あなたは何者なんですか?答えてください!」
「(ハァ…。)翔一兄さんの弟だと言ったはずだ。聞こえなかったのか?…そんなことより、翔一兄さんは料理や掃除などの家事は出来るのか?」
しばらく進んだところで耐えきれなくなり、氷川が前に回り、総司に問いつめた。すると総司はため息をつきながら答えたが、全く答えになっていなかった。


438 :家族のキズナ3/10:2010/06/24(木) 20:24:41 ID:L3BfkY930
その答えを聞いて「そんなこととは何ですか!」と怒っている氷川を背景に、総司は翔一にそう尋ねてきた。翔一は少しきょとんとした後、満面の笑みで答えた。
「え?俺ですか?得意ですよ〜。なんか、こう、俺が作った物を食べた人が笑顔になってくれたときなんかはやっぱりすごく嬉しいですね〜。」
「翔一君はレストラン経営してるしね。家の家事は完璧だったし…。」
「そうか…。俺もそうだな。食事の時間は天使が降りてくる神聖な時間だ。大切にしなければな。―とりあえず、これで家はましになりそうだな…。あと、敬語は使わなくていいと思うが…。一応俺の方が弟だからな。」
翔一の答えと真魚のつぶやきを聞いて、総司は心底ほっとした表情になった。後ろで無視された氷川が「ちょっと!聞いてるんですか!」と騒ぎだし、葦原に「うるさいぞ。お前はいい加減黙れ!」と(無理矢理)黙らされた。

それから家に向かうまでの間に、兄弟について様々なことを総司から聞いた。
翔一や雪菜には、翔一に地図を渡したヒビキさんという人や、今家で待っているという兄さん(五代雄介というらしい)、総司以外にも何人も兄弟姉妹がいると言うこと、
今はまだ、会うこともできないが、『その時』が来れば一緒に暮らすことが出来るようになるだろうと言うこと。
また、兄さん2人は両方が変身する力を持っていること等も聞くことが出来た。
「では、津上さんのお兄さんは、2人ともアギトなのですか?」
「いや、鬼とクウガだ。まあ、詳しいことは本人から聞き出すことだな。説明が面倒だ。」
変身する力を持っているという話を聞いた氷川は総司に尋ねたが、よく分からない答えが返ってきただけだった。

「なるほどな…。道理でどこか変わった雰囲気を持っていたわけだ。なぜ気になったのかやっと分かった。…津上、お前にしては珍しく黙り込んでいるが、どうかしたのか?」
葦原は疑問が解消され、納得したが、話の途中から黙り込んでしまった翔一が気になり、話しかけた。すると、翔一は少し俯いていた顔をすっと上げ、まじめな顔で総司に尋ねた。



439 :家族のキズナ4/10:2010/06/24(木) 20:30:33 ID:L3BfkY930
「総司さん。なんで兄弟がバラバラに暮らさなきゃダメなんですか?」
「…例え今はバラバラでも、『その時』が来れば一緒に暮らすことが出来るだろうと言ったはずだが?あと、さんは付けなくてもいい。」
「なぜ『その時』を待つ必要があるんです?」
真魚達ははっとなった。総司のいかにも当然のことだ、と言うような言い方や態度のせいで気付けなかったが、よく考えればおかしな事だ。だが、総司は顔色一つ変えなかった。
「俺、この間まで兄弟がいるなんて全く知りませんでした。肉親は姉さんと俺、2人きりだと思ってたんです。もっと早くにその事を知っていれば、もっと早く会いに行くことが出来た筈です!なのになぜ、もっと早く教えてもらえなかったんですか?」
それは翔一が、最初に雪菜やヒビキから兄弟がいる、と聞いたときから気になっていたことだった。総司の話を聞いている間も、どうしても気になっていた。
黙ってにらみ合う2人の横で、真魚達はかける言葉を見つけることが出来ず、見ていることしかできなかった。しばらくの間総司と翔一はにらみ合っていたが、やがて総司の方が視線を逸らし、ため息をついてまた歩き出した。
「待ってくださいよ!まだ話は…」
「…俺達の安全のためだな。」
説明も無しに歩き出した総司に翔一が怒って続けようとすると、ぼそっと話し出した。翔一達は黙って総司の話に耳を傾けた。
「全員が一緒に暮らすことは危険だった。その為、子供達の命が最優先と考えた父さんが、俺やヒビキ兄さん、雄介兄さん、翔一兄さんを含め、あちこちに子供達を里子に出した…。」
「…何がそんなに危険だったんだ?」
葦原が口を開き、先を促した。総司は一呼吸置いてから再び話し始めた。
「俺達の父さんは…ある巨大な悪の組織と戦っていた。その敵からすれば、父さんはとても大きな障害になる人物だった。
もし子供がいるとしれれば、その敵にとって格好の人質で、研究材料になってしまう。それを避けるために、気付かれないように里子に出したんだ。俺達を争いに巻き込ませないために、な…。
だから、ある程度成長して自分で自分を守れるような力を身につけるまで、お互いもその事を知らないようにしたんだ。そうすれば危険がおよぶこともないからな。ま、俺は勝手に調べたが。」


440 :家族のキズナ5/10:2010/06/24(木) 20:33:02 ID:L3BfkY930
総司の話が終わった後も、しばらく誰も話さなかった。まず目を輝かせながら話し出したのは氷川だった。氷川はかなり興奮していた。
「津上さんのお父さんは立派な方だったんですね…!なんだか僕、感動しました!ぜひ一度、その人とお会いしてみたいものです…。」
「父さんは俺達が力を手に入れて戦うことを嫌っているがな。」
「…なぜですか?家族で暮らすことに反対なんですか?」
「―恐らく、自分の子供が自分と同じように、戦いに巻き込まれるのがいやだったんじゃないのか?ずっと戦い続けるという事は、余程しっかりとした信念がないと辛いだけだからな…。」
「…よくわかったな。確かに父さんは自分が戦っているからといって、俺の背中を追ったりしなくていいと言っていた。」
興奮している氷川に水をさすような総司の言葉に、真魚が不思議に思って尋ねると、葦原が代わりに答え、総司が葦原を見直したように見つめた。そこへ普段の調子に戻った翔一が軽く笑いながら言った。
「兄さん2人は鬼とクウガ、でしたっけ?それで総司は何なんですか?」
「「「は?」」」
翔一の突然なよく分からない質問に、真魚達は唖然とした。
「あれ?だって俺がアギトで、兄さん2人は鬼とクウガ。それで総司は何になるのかなって思ったんだけど。…なんかおかしかったかな?」
「津上さん、なんであなたはそう考えが飛ぶんです?そんな何人も変身できる人は居ませんよ。今でも十分多くいるじゃないですか。」
「翔一君、それはちょっと…。なんでそんな考えが出てくるのか分からないんだけど…。」
「津上、お前はもうちょっと常識というものをその頭に詰め込んだらどうだ?」
「…俺にはまだ『その時』が来ていない。恐らく時が来れば分かることだ。それまで待つしかないな。」
あはは、と笑いながら頭をかく翔一にそれぞれが突っ込んだが、最後の総司の一言で全員が瞠目して翔一から総司へと視線を移した。
「あー!やっぱりそうなんだ。ちょっとー、出し惜しみなんかしないでくださいよ。一度見せて貰えません?」
「さっきも言ったが、俺にはまだ『その時』が来ていない。だからまだ変身することは出来ない。」
「そう、ですか…。」


441 :家族のキズナ6/10:2010/06/24(木) 20:36:13 ID:L3BfkY930
それを聞いて嬉しそうな翔一に、総司はさっきと同じような事を繰り返し、それで翔一は少ししょげて「見たかったのになー」とかブツブツ呟いた。真魚達3人はそれぞれ言いたいことがあったが、それを口に出す前に総司は急に立ち止まって言った。
「この道の2番目の角を右に曲がれば、左手の方に家が見えてくる。まあ、色々と凄いことになっているから分かりやすいと思うがな。じゃあな。」
「あれ?帰らないんですか?」
「何度言わせれば気が済むんだ?俺にはまだ『その時』が来ていない。だからまだあの家には帰らない。だが、そう遠くない内にあの家に帰れるだろう。それと、あいつらはそれほど悪い奴らではないが、襲ってくるようならとりあえず叩きのめしてやれ。」
翔一は立ち去ろうとしている総司の背中にそう呼びかけたが、意味不明な言葉を残したまま去っていってしまった。

「なんなの、これ…。」
総司と別れた後、翔一達は家のすぐ側まで来ていた。そこまで近づいて初めて総司の言葉の意味を理解した気がした。家は写真通り、こぎれいな感じの家だった。だが、家の周りには写真には無かった者達がいた。
「ババ ババ ジャスバパ クウガ(クウガはなかなかやるな。)」わいわい
「ゴバブビ ダダバデデ ギスバ(互角に戦っているな。)」がやがや
「ガギショパ ゴセビ ラベデギダ ブゲビ…(最初は俺に負けていた癖に…。)」ぼそり
家の周囲を見たこともない怪人達がすっぽりと囲んでいた。余りの多さに葦原や氷川でさえ呆然としていた。おまけに全く分からない言葉でわいわいと話している。
「うーん…。俺の兄さんってどこにいるのかなぁ?すいません、ちょっと失礼しますね。」
3人がそろって呆然としている中、翔一は一人だけ怪人…グロンギ達の群れの間に入り、群れをかきわけながら中心へと向かった。真魚達が我に返ったときには、既に翔一はグロンギの群れの中にいた。
そのとき、グロンギ達がすっと間を開けたかと思うと、バラのタトゥーをした女が翔一の前に出てきて話しかけてきた。
「ゴラゲグ ゴドグドン クウガ?(お前がクウガの弟?)」
「えーと…。何言ってるのかよく分からないんですけど…。」
話しかけられた翔一が少し居心地が悪そうに頬を掻きながら答えると、相手の女は翔一を見つめたまま今度は人間の言葉で言い直した。


442 :家族のキズナ7/10:2010/06/24(木) 20:39:00 ID:L3BfkY930
「お前がクウガの弟か?と聞いた。」
「あ、たぶんそうです。俺はまだ会ったこと無いですけど…。」
「そうか。ならついてこい。」
「あ、はい!ほら、真魚ちゃん、氷川さん、葦原さんも!早く早く!」
「え?ちょ、ちょっと翔一君!?」「ま、待ってください、津上さん!怪しすぎます!」
「何をする、津上!危険だ!」
「いいからいいから。行きますよ。」
女は翔一の答えを聞くとすっと背を向け歩き出し、それを見たグロンギ達がさっと道を空けた。翔一も真魚達3人に呼びかけ、それでも動かない3人を無理矢理引っ張ってついていった。

グロンギを抜けると広い庭があり、その中心で2つの人影が戦っていた。
「クウガ、待っていたお前の弟が来たようだぞ。」
「あ、ありがとうバルバさん!じゃ、今日はここまでと言うことで!(サムズアップ)」
「ふむ、仕方ないですね。最初からそういうルールでしたから。」
先案内をしていた女が声をかけると、2人は戦いをやめ、片方は赤に、もう片方は白い服を着た青年に姿を変え、赤い方が翔一達の方へ近づいてきた。
氷川と芦川が真魚を庇って前に出たが、翔一は不思議な気分で赤い人を見ていた。翔一の変身するアギトと似通った姿をしていたからだった。
「君が翔一だね!俺は五代雄介!よろしく!」(サムズアップ)
「あ、どうも!今のがあなたの力なんですか?すごいなあ。なんかちょっと俺のと似てましたね。詳しいこと教えてくださいよ!」
「あ、ちょっと後でもいいかな?ところで後ろの人達って翔一君の友達?そんなに構えなくても良いと思うけどな。こいつら(グロンギをさしながら)、今はそんなに悪い事してないし。あ、俺、こういう者です。よろしく!」
その人は目の前で人間の姿に戻ると、グッと親指を前にだしながら笑顔でそう言った。
翔一も負けず劣らずな笑顔で返して聞いてみたが、雄介は翔一の後ろで警戒している真魚達の方が気になったようで、にこやかに3人に「夢を追う男」「2000の技を持つ男」「五代雄介」と書いてある非常に怪しい名刺を渡していた。
2人は戸惑いながら一応受け取ったが、葦原だけは「お前、ふざけているのか!?」と言って詰め寄りそうになっていた。


443 :家族のキズナ8/10:2010/06/24(木) 20:44:18 ID:L3BfkY930
「まあまあ、とりあえずお茶でもどうかな?あ、ダグバさんもいります?」
「一応もらうよ。」
「あ!じゃあ俺手伝いますよ〜。」
そう言いながら翔一とダグバと雄介の3人が家の中に入ってしまったので、仕方なく真魚達も続いて家へと入っていった。

家の中で落ち着いてから、雄介からやっと詳しいことを聞くことが出来た。
かつて敵の大将だというのに、互いに落ち着いてお茶をすすっているというのはかなりおかしな事だとは思ったが、真魚達はもうその事について言及するだけの気力がなくなっていた。それだけ常識からかけ離れた人物達だった。
「この兄あってあの弟あり、と言ったところか…。」
葦原は思わずため息をつきながらそう呟いたが、当の兄弟は、居間に飾ってある魔よけのお面について氷川に説明(「これはある民族の人からもらった物で…。」)していたり、
なぜか会ったばかりのグロンギ達と楽しそうに話し込んで(「ぜひ一度俺のレストランに来てみてくださいよ。ごちそうしますよ!」)いたりしていて全く耳に届いていなかった。
真魚が苦笑しながら口を開こうとしたとき、玄関からドガッシャーーン!ともの凄い音を立て、怪人のような姿の者が「雄ちゃん!着替え、ある?」と言いながら入ってきたので、真魚は思わず悲鳴をあげて後ずさった。すると相手は突然おろおろとしだした。

「ヒビキ兄さん、今回は仕方ないよ。真魚ちゃんも初対面で何も知らなかったんだし…。」
「うぅ…。俺、やっぱり恐いのかぁ…。」
「ごめんなさい!その…ちょっとびっくりしちゃって…。」
あの後、真魚の悲鳴で気が付いた雄介がおろおろしていた人物ににこやかに話しかけ、その人物がどうやらマカモウ退治から帰ってきたヒビキであることが分かったが、真魚に悲鳴をあげられたことがよほどショックだったらしく、ヒビキは酷く落ち込んでしまった。
真魚は必死で謝っているのだが、そんなことではなかなか浮かび上がることが出来ないらしい。グロンギ達はゲゲルがどうのこうの言っていなくなり、葦原と氷川も仕事があるらしく、先に帰ってしまった。
「俺が初めて変身してみせたときも、たっくんと良ちゃんにも泣かれたし…。かわいい弟達に泣かれるって、本当に辛いことだよ…?」
「あの時はねぇ…。2人ともまだ1つだったし…。」


444 :家族のキズナ8/10:2010/06/24(木) 20:49:08 ID:L3BfkY930
「あれ?弟達って…。」
「ああ、昔は兄弟全員で一緒に暮らしてたんだよ。」
昔を思い出し更に落ち込んでいるヒビキと、それを慰めている雄介の言葉の中に引っかかりを感じた翔一が首を傾げながらそう呟くと、雄介が少し寂しそうに笑って言った。
「総司からは危険が及ばないように全員里子に出したって聞いてたんですけど…。」
「父さんは最初、里子に出そうとなんかしてなかったよ。むしろ全員を一緒に育てようとしてたんだけどさ…。とうとうある時に、父さんの隙を衝いて一番年下だった巧がさらわれちゃってね…。
当然すぐに取り戻して、ついでに相手の基地も潰してやったらしいけど。そんなことがあったから、手元で育てるよりも安全を考えて全員里子に出したんだよ。
本当に小さかった頃だから覚えて無くても仕方ないと思うよ。あ、雪菜ちゃんは覚えていたから連絡は取りあっていたけどね。」
「そう、だったんだ…。」
恐らく翔一がこの家の写真を見たときにどこかで見た気がしたのは、小さな頃の記憶が微かにでも残っていたからだろう。

「あの…。その俺の他の兄弟って、まだ一緒に暮らすことはできないんですか?」
雄介の話で少ししんみりとしてしまったが、翔一は少し遠慮しながら聞いてみた。すると少し浮かんできたらしいヒビキが少し笑いながらこう言った。
「今年中にね、真ちゃんがこの家に来るよ。少しは仕事も慣れてきたからって連絡があったよ。何人かは今でもそうやって連絡しあうことがあるしね。きっと、みんな少しずつ集まって来るんじゃないかな?翔ちゃんだって来たでしょ?」
「ああ、真司もやっと来るんだ。真司は翔一の2つ上の兄さんだよ。雑誌の記者をやっているんだ。一番元気があるんだよねー。」
ヒビキの言葉に雄介は嬉しそうに頷いてから、翔一に笑顔で説明をしてくれた。翔一も同じように笑って言った。
「へー、俺の兄さんですかー。俺に弟はいないんですか?」
「うちは兄弟が凄く多いからね。ちゃんといるよ。だから、この家にいつ帰ってきてもいいようにしないとね。」


445 :家族のキズナ10/10:2010/06/24(木) 20:52:25 ID:L3BfkY930
「でも、みんなが帰ってこれるって決まっているわけじゃないですよね?もしかしたらこのまま会えないかもしれないって、思ったりしないんですか?だって、お互いに知らないんじゃ、そういうことだってあり得るじゃないですか…。」
真魚は翔一達兄弟の話を黙って聞いていたが、どうしても押さえきれずにそう言った。翔一のように全く知らない事もあるのに、どうやってその事を知るというのか。それに、突然兄弟だと言われても戸惑うかもしれない。なのに、なぜそう言う風に言えるのか。
「確かにそうかもしれないけどね…。俺は、やっぱりみんなこの家に帰って来るんじゃないかって思うよ。だって、どんなに離れていても、どんなに時間が経っても、間違いなく兄弟でしょ?例え見えなくても、そこには確かに絆があると思う、いや、そう思いたい。」
俯いていた真魚の耳に、ヒビキの静かな声が届いた。顔を上げると、穏やかに微笑んでいるヒビキの顔が見えた。続いて雄介も笑いながら言った。
「そうだね。総司なんかは、まだ小さかったから絶対覚えてないと思っていたのに、どこからか俺達のことを調べだしちゃったからなぁ。―だからきっと、みんなどこかで繋がってるんだよ。…それにしてもどこから知ったんだろ?」
「あははは。それが絆じゃないかな?とにかく、いい加減お昼にしようか?かなりお腹減ってきたし、翔ちゃんが帰ってきた記念に俺が特製シチューを作るよ!」
「だめだよ、ヒビキ兄さん。翔一、ヒビキ兄さんには機械を触らせない、料理を作らせないって覚えておかないと危ないから、ちゃんと覚えて置いてよ。」
「ちょっと雄ちゃん、ひどいじゃない。」
「あ、じゃあせっかくですから俺の料理をごちそうしましょうか?俺調理師学校へ行ってたんですよー。」
「あの、わたしはそろそろ帰ります。おじさんも心配しているかもしれないし。」
首を傾げる雄介を見て笑ったヒビキの言葉を合図のように、翔一は料理を作るために台所へ向かい、雄介は暴走しそうなヒビキを押しとどめ、真魚は一度礼をして、玄関から出ていった。
空は雲一つなく晴れ渡り、どこよりも明るい日差しが、後に『ライダーハウス』と呼ばれるようになる家に、まんべんなく降り注いでいた。


446 :名無しより愛をこめて:2010/06/24(木) 21:40:02 ID:TD3o2jnw0
GJ!
そうか、カレーか野生っぽい料理かの2択か……
2人とも家事はあんまり得意じゃなさそうだしねぇ、最初のころは苦労してそうだw

っていうか何やってんだグロンギ達……


それから、すごく細かいけど「しかたありませんね」って言ったのってダグバ?そこだけ違和感あった

447 :家族のキズナ おまけ:2010/06/24(木) 21:48:00 ID:L3BfkY930
しまったぁぁぁ!油断した…orz
後ろの8/10は9/10だと思ってください…
ダグバさんはなんだか書きづらいですね。難しい…。
過去のネタを幾らか利用させていただきました。長文の上に駄文ですみませんでした…。
兄弟はみんな、自分よりも他の人のことを優先するタイプだと思うけど、この3人は特にのほほんとした、人がいい人達じゃないかと思う。


翔一「ささっどうぞ。これ、雄介兄さんのおみやげの、金色のカボチャで作ってみたんですよ。きれいな色でしょ?」(といいながら皿の羊羹を差し出す)
闇の青年「なぜわたしがここにいなければならないのです…。」(といいつつも食べる)
翔一「いやぁ、神さまなんだったらやっぱり神棚かなーと思って。住み心地、どうです?」
葦原「…おい津上。何をしているんだ?そいつは俺達を滅ぼそうとしたやつだぞ!?」
翔一「やだなあ葦原さん。何をそんなに怒ってるんです?あ、大丈夫ですよ。葦原さんの分も、ほら、こうしてちゃーんと置いてありますから。心配ないです。」
葦原「そんなことを言っているんじゃない!俺が言っているのは…」
雄介「翔一、ちゃんと神さまに真っ先にお供えした?あ、ついでに俺、願い事しておく。(手を打つ)(これからもみんなが笑顔でいられますように…。)」
ヒビキ「お、雄ちゃん神さまにお願い事してるの?じゃあ俺もしとこうかな。(同じように手を打つ)(弟たちが元気で暮らしていけますように。例えこのまま会えなかったとしても…。)」
翔一「あ、兄さん達いいなー。それなら俺も。(同じく手を打つ)(みんなが、自分の居場所を見つけられますように。)」
闇の青年「……。」


448 :名無しより愛をこめて:2010/06/24(木) 22:04:15 ID:TD3o2jnw0
>>447
ダグバは「さん」より「くん」な感じだなぁ
少年っぽいっていうか……北崎みたいな?ちょっと違うけど

便乗

真司「そうそう、俺が来たばっかの時とかも大変だったんだぞ!」
翔一「真司兄さん、いっつも困った顔してたねー」
真司「だって翔一兄さんは天然だろ?それで雄介兄さんやヒビキ兄さんも仕事や旅もしてたし……」
総司「突っ込み不足、か」
真司「俺がこう……場をなごませよーとか思っていったギャグに素面でさらにギャグを乗せられてさー……」
巧「……だったら、ツッコミ側の苦労も考えてくれよ」

449 :名無しより愛をこめて:2010/06/24(木) 22:05:13 ID:TD3o2jnw0
あぁー!?なんで両方兄さん呼びしてんだ……
真司の「翔一兄さん」発言は「翔一」呼びです。すいません

450 :名無しより愛をこめて:2010/06/25(金) 01:31:51 ID:kXVLiiv80
また素敵な過去が読めてGJっした!
グロンギさんが押し寄せる一般家屋は恐怖と言うかカオスだろうなあwww

451 :名無しより愛をこめて:2010/06/25(金) 01:40:21 ID:IFAzCbPo0
GJっした!

>>450
世間を震わせた殺戮集団である彼らがどうやって更正したのかちょっと気になる。

452 :名無しより愛をこめて:2010/06/25(金) 01:50:10 ID:5qGJcteK0
>>434
光太郎「野菜が巨大化?ゴルゴムの仕業だ!」
草加「野菜が暴走したのも乾巧ってやつの仕業なんだ」
鳴滝「野菜の世界も破壊されてしまった。おのれディケイド!」
シュラウド「野菜と戦うなんて……どこまで私の予測を裏切るの左翔太郎!」


453 :名無しより愛をこめて:2010/06/25(金) 18:37:46 ID:IUYfDhrb0
翔一の話GJ!てかお前らwww>>452

なんかうまく言えないけど、冴子さんと士を絡ませてみたい。何かが似てる気がする。
あと名前繋がりで海老姉さんとも。

454 :名無しより愛をこめて:2010/06/25(金) 21:32:39 ID:80CAwPYj0
>>452
マリバロン「ゴルゴム?いいや、私達はクライシスだ!
おんのぅれ南光太郎!」

巧「草加ぁ!だから俺はかんけぇねぇっつってんだろ!」

士「鳴滝!いい加減うるさいぞ!あまり何かいってるとお前も破壊してやる!
覚えておけ!」

翔太郎「だぁあああっ!いい加減お前もW終盤なんだからおとなしくしやがれ!」

455 :名無しより愛をこめて:2010/06/25(金) 21:38:29 ID:HCGU75BsO
GJ!
翔一メインの話はクオリティ高いのばっかだな

456 :名無しより愛をこめて:2010/06/26(土) 02:01:01 ID:T3XTMu5RO
真倉「ヒーリングプリンセス終わっちゃったなぁ……」
刃野「若菜姫……」
氷川「そんなお二人に朗報です!今日から新番組が始まるんですよ!」
陶子「須藤刑事が新しくパーソナリティーに選ばれたらしいわね」
尾室「すごい、一言だけなのに癒しの要素が全く感じらないですね」
小沢「ちょうどここにラジオがあるわ」
藍「(出来すぎている気がするわ)」
一条「(ネタスレなんてそんなものです)」

『本日から始まりました、須藤雅史のイーティング・プリンス。
お相手は私須藤雅史と北條「助けてー!」……さんの予定でしたが
早速イーティングされてしまったので一端CMです』

真倉「開始一分で放送事故かよ!?」
小沢「このCM明けるのかしらね」
※残りの放送時間は全てスマートブレイン社のCMでした

457 :名無しより愛をこめて:2010/06/26(土) 08:39:48 ID:QEXLH9Kr0
>>456

イーティングプリンスにワロタ

458 :名無しより愛をこめて:2010/06/26(土) 09:46:37 ID:tyVTILG40
良太郎「士兄さんと渡兄さん、脚長いよね。うらやましい。」
渡「そう・・・・かな?」
士「俺は破壊者だからな。短足野郎の心も木っ端微塵だぜ。」
巧「遠まわしに良太郎を短足野郎にするな!っていうか本当に脚長!!」
良太郎「生身でバイク乗るとき、すっと脚を流すように伸ばす。
    これ、僕がやろうとすると転んじゃう。」
刃野「それって、まさかこういう格好、か?」
渡「わあ、リアルなディラン・マッケイ。たっくん、これすごい!!」
巧「たっくん言うなって。でも、20歳コンビの生身バイクライド。
  まさしくこんな感じだぞ。」
士「くっそ!かぶりやがった。渡兄、俺らで新しいバイクライドフォーム
  考えるぞ!来い!!」
渡「あれえええええ。そんなに引っ張らないで。うわああ。」
翔太郎「それより刃さん助けろ!!無理な姿勢で意識うしな・・・。」
良太郎「およおおおおおおおお。」
巧「遅かったようだな。良太郎が巻き添え食らった。」
翔太郎「すまん!!!!」



459 :名無しより愛をこめて:2010/06/26(土) 21:27:22 ID:Ytz2euejO
刃さんwwww
確かに二十歳コンビは足なげーよなあ…。

460 :夏至と野菜とライダーと1/6:2010/06/27(日) 03:00:18 ID:eWI5702x0
>>459
>「わあ、リアルなディラン・マッケイ」
麦茶吹いたぞw

ところで上にあった夏至ネタ、がんばって考えてみた。題名はテケトーです。


一年の間で太陽が出ている時間がもっとも長くなるという夏至の朝、ライダー兄弟の家庭菜園の中央には、アギトシャイニングフォームが光を浴びて仁王立ちしていました。
アギト「はああああ〜!!」
シュンシュンシュン…
菜園にはトマト、ピーマン、とうもろこしなどたくさんの野菜が植えられています。アギトが深呼吸するたびに、野菜の葉っぱも動いているようです。
そこにライダー兄弟の末っ子コンビ、巧と良太郎がやってきました。
良太郎「おはよう翔一兄さん。朝食用のトマトをもらいにきたよ」
巧「朝っぱらからなにやってんだ…?」
アギト「二人ともおはよう!いやー、今日はなんだか身体がうずうずしてさー。力がみなぎってくるっていうかさ…はああ〜!!」
良太郎「ううっ、なんかいつもより眩しい…」
巧「つーかさっきから気になってるんだが…菜園の野菜、変じゃないか?」
アギト「え?」
そうです。なんと、シャイニングフォームの力で菜園の野菜が巨大化していたのです!
巧「あほか!つーかほかの野菜みんなかよ!?」
良太郎「うわ、見て巧。きゅうりがゴーヤみたいになってるよ」
アギト「こういうのはたいがい味は良くないんだけど…(ムシャムシャ)うん、美味しい。大丈夫だ!」
良太郎「その姿でも食べられるんだ…」
アギト「でも困ったな。これじゃ全部取り入れないと、すぐ駄目になっちゃうよ」
良太郎「とりあえず家のみんなを呼んでくるよ。それから、モモタロスたちも…ご近所さんにおすそわけすれば無駄にならないと思うし」
アギト「そうだね…あれ、巧?たっくん〜?どうしたのあらぬ方向なんて見て」
巧「……アレ」
と、巧が指差した先には…


巨大なカブが転がっていました。

461 :夏至と野菜とライダーと2/6:2010/06/27(日) 03:04:25 ID:eWI5702x0
翔太郎「いやいやいや、ありえねえから。いくらなんでもリボルギャリー並にでかいカブなんて…ってなんじゃこりゃあ!?」
フィリップ「興味深い…」
真司「すっげー、でけえ〜!な、な、これ写真撮らせてくれよ!『都会にあらわれた巨大なカブ』、ぜったい記事にするべきだって」
雄介「旅をしていて大きな野菜とか植物はたくさん見たけど、これは別格だなあ」
菜園に集まってきた兄弟たち、思い思いに感想を述べます。
士「絵本の『大きなカブ』だな、まるで」
翔一「そう、それ!というわけで引き抜きたいと思うんだけど」
ヒビキ「それで俺に音叉を持って来いって言ったわけね。それじゃあいっちょ鬼の力を見せますか!」
総司「その前に服は脱いでくれ、兄さん」

響鬼「はあぁっ!はあっ!」

たくましい鬼の姿に変身すると、長男(34)はカブの茎をがっしりとつかみました。しかし、しかしです。いくら引いてもカブはびくともしません。
響鬼「はあはあはあ…これは相当やっかいだわ…ちょっとみんなも手を貸してくれない?」
総司「ヒビキ兄さんの力でも無理とは…わかった俺が加わろう」
しかし結果は同じです。
真司「俺も手伝う!」 一真「俺も手を貸すぞ!」 雄介「さすがに俺はいらないかな…?」
しかし結果は(ry
渡「ぼくも!キバット、行くよ!」 士「やれやれ、仕方ない…手を貸すか」 翔太郎「俺たちも行くぜ相棒!」
こうしてさらにアギト、ファイズ、電王が加わり、ライダー兄弟全員でカブの引き抜きが始まりました。
その姿はまさに士の言った通り『大きなカブ』の世界。息を合わせてえんやこーら、リズムをつけてえんやこーら。これだけの力が合わされば、それこそ地球も動かせるのではないかと思われました。
…が。
ファイズ「う、うそだ、ろ…これで動かないとか…」
龍騎「これホントにカブなのかよ?カブの形をしたモンスターとかじゃないのか?」
カブト「悔しいが、俺たちだけでは無理のようだな…」
ブレイド「俺、お隣に応援を頼みに行ってくる!(キングフォーム!)空を飛べばすぐだ!」

さてさてカブは抜けるのでしょうか?

462 :夏至と野菜とライダーと3/6:2010/06/27(日) 03:08:07 ID:eWI5702x0
改行規制ってこんなに厳しかったっけか…?orz


ブレイド「2号家のみんなに来てもらったよ!」

加賀美「うおお本当にでけえ!天道、応援に来てやったぞ!」
照井「くだらんことに俺を呼ぶな…」
名護「くっ…こういう野性的な場所は俺にそぐわない…泥がつく、泥が!」
イブキ「ぼくでお役に立つなら…」
侑斗「俺は別に…来たくて来たんじゃねえ!デネブがうっさいから…」
橘「これか、剣崎…カブのアンデッドというのは」
氷川「大丈夫です、ぼくにだってこれくらいのお手伝い…(バキ!ベキ!ととうもろこしを折り倒す)」
蓮「ほお、これか。…勘違いするな、見に来ただけだ。手伝ってほしいなら借金を払ってから頼むんだな」
草加「どうして俺が君たちのために手を汚さなければならないんだい?おもしろそうだから見学しに来たのさ…ファイズが泥にまみれる姿をな!」
海東「ふふっ、士、ライダー兄弟の諸君!この伝説のお宝『天道総司の包丁』はいただいていくよ!」

巧・翔太郎「役にたたねー!!!何しに来た特に後半!」

さあさあカブは抜けるのでしょうか?

463 :夏至と野菜とライダーと4/6:2010/06/27(日) 03:10:04 ID:eWI5702x0
ディエンド「ははは、士、つかまえてごらん!」(インビジブル!)
ディケイド「まて〜ルパ…じゃない、海東!くそっ、厄介な…」
カブト「光太郎叔父さんが言っていた…『ゆ゛る゛さ゛ん゛』!」(クロックアップ!)

ギャレン「そこをどけ、剣崎!お前はだまされている!そんな風に野菜が巨大化するなど何かの罠にきまっている!」
ブレイド「だから話を聞いてください!アギトの光の力が成長を促進したんですってば!」
ギャレン「そんなおとぎ話信じられるか!」

アクセル「啓介…お前は手伝わんのか」
名護「俺は現場監督として力いっぱい応援することに決めた。見ていてやるのでみんな気兼ねなく泥にまみれ草の汁で身体を汚しなさい」
威吹鬼「訳すと『見てるだけ』ってことですね」
ガタック「変身すらしないのかよ…」

ファイズ「手伝いどころかさらなる混沌が発生してるじゃねえか…良太郎、良太郎はどこだ?」
クウガ「良ちゃんなら氷川さんが転んだところに巻き込まれて埋まっちゃったよ。あれ、逆だったっけ?良ちゃんが転んだのを氷川さんが受け止めようとして埋まったんだっけかな?とにかくヒビキ兄さんが掘り出してるところだよ」
ファイズ「…龍騎とダブルは?」
クウガ「野良イダーズくんたちが来たとかで追いかけに行っちゃったよ。盗まなくてもちゃんと分けてあげるのにねえ」
ファイズ「人数も減ってるじゃねえか!」
ファイズの突っ込みがむなしく響いたとき、キバがひょっこりと姿をあらわしました。
キバ「兄さんたち、ちょっと…お客さんが来たんだ」
ファイズ「これ以上の混沌はいらねーぞ。帰ってもらえ」
キバ「それが、神様なんだ」
ファイズ「…ああ?」

464 :夏至と野菜とライダーと5/6:2010/06/27(日) 03:12:49 ID:eWI5702x0
そこにいたのは美しい顔をした青年…アギトに力をもたらした白い青年でした。
白ダミ「アギトの力が混乱を生んでいるようですね」
アギト「そーなんですよねー。このままじゃカブが腐っちゃいます」
ファイズ「そういう問題か…?」
アギト「どうすればカブが抜けるんですか?」
アギトがたずねると、白い青年は驚くべき説明をしました。
白ダミ「このカブは成長が促進されるとともに心も発生したようです。その心が抵抗するためにライダーの力をもってしても動かすことができないのです」
キバ「カブは食べられるのが嫌なんですか…」
白ダミ「そうではありません。乱暴に引き抜かれることに怯えているのです。知性が芽生えたのであればそういうこともあるでしょうが…」
クウガ「そうか…俺たちが力を合わせるだけじゃなくて、カブとも力を合わせないといけなかったんだ。力任せじゃ駄目だったんだ」
アギト「そうだよねえ。乱暴されたら嫌だもんね。悪いことしたなあ」
白ダミ「さあもう一度引き抜いてみなさい。今度こそ出来るはずです」
そう言うと白い青年はふっと姿を消してしまいました。アギトたちは顔を見合わせてうなずきました。
クウガ「もう一度だ!」
キバ「ぼく、ヴァイオリンを弾くよ。野菜たちが穏やかになれるように…」
ファイズ「馬鹿馬鹿しい…と言いたいとこだが、ま、付き合うぜ」
アギト「ようし…みんなー!集まってー!!!」

465 :夏至と野菜とライダーと6/6:2010/06/27(日) 03:18:19 ID:eWI5702x0
ディケイド「本当に俺たち兄弟だけで大丈夫なのか?さっきと何も変わらないように見えるが…」
アギト「今度は優しくやればいいんだよ。ところで包丁は取り返せたの?」
カブト「なんとかな…まったくEPISODE YELLOWを観ていなければディケイドメテオをぶつけているところだ」
電王「結局2号家のみんなはなんだったんだろう…」
ファイズ「良太郎、それを言うと身も蓋もないぞ」
キバ「それじゃあ曲を流すね。みんな、気持ちが落ち着いたらいっせいに引き抜くんだよ」
岩をも砕くキバの指、しかし今は弓を握り弦を抑え、美しく繊細に動きます。ほどなくヴァイオリンから穏やかな音色が流れ始めました。
先頭の響鬼が号令をかけました。
響鬼「それじゃあ『いっせーのーせ』で引き抜くぞ。用意はいいな?」
龍騎「いつでもいけるぜ!」

「いっせーのーせ!!!」

12人の声が重なった瞬間、大きなカブが土から勢いよく飛び出しました。

ブレイド「やったー!!」
ダブル(翔)「やれやれ…抜けるときは呆気ないもんだな」
ダブル(フ)「それにしても見事なカブだね。本当にリボルギャリーくらいありそうだ」
クウガ「食べきるのは大変そうだねえ…切り分けておすそわけにしようか?」
腕組みをして聞いていたカブトが声を張り上げました。
カブト「いいや…カブパーティーだ!カブの煮つけ、カブの味噌汁、カブのステーキ…翔一、準備するぞ」
どうやら料理人の魂に火が点いてしまったようです。カブトとアギトの二人はカブを空き地に転がしていきます。
しかしまだまだ取り入れなければならない野菜はたくさんあります。氷川や野良イダーズが荒らしたところも直さなければなりません。
「俺たちの戦いはこれからだ!」
休息はまだ先。兄弟たちはそれぞれ畑に散って行きました。

ファイズ「大騒ぎしてもまだ続きがあるのかよ…来年からは、翔一兄は夏至に畑仕事は禁止だからな!」

終わる。

466 :名無しより愛をこめて:2010/06/27(日) 09:12:04 ID:8kagbU8u0
>>465
それで>>61につながるわけですね、わかります

467 :名無しより愛をこめて:2010/06/27(日) 09:29:44 ID:U+diAHmf0
>>465
GJ!
というかアギトは無限に進化する可能性だからそのうち
RXに進化しかねんな・・・・

468 :名無しより愛をこめて:2010/06/27(日) 12:17:06 ID:1tfOO6J50
GJ!
>一年の間で太陽が出ている時間がもっとも長くなるという夏至の朝、ライダー兄弟の家庭菜園の中央には、アギトシャイニングフォームが光を浴びて仁王立ちしていました。
想像するととてもシュールな光景だwww

469 :名無しより愛をこめて:2010/06/28(月) 00:41:27 ID:hxNjcu+80
>>465
カオスというか敢えて日本語で「混沌」と呼びたい光景だw

夏至と言えば兄弟はキャンドルナイトはやんないのかな
最近流行ってるけど

470 :名無しより愛をこめて:2010/06/28(月) 00:47:32 ID:5RFg9/pG0
翔太郎「…orz」
雄介「…まあ、元気出してよ。そのうちいい事があるよ、きっと…」

真司「あれ、どうしたんだ二人とも?おーい!」
総司「今はそっとしておいてやれ、真司兄さん。人には触れられたくない事もある。」
巧「しかし、翔太郎兄はともかく、何で雄介兄まで凹んでんだ?」
良太郎「いつも元気な雄介兄さんが、珍しいね。」
ヒビキ「…ああ、雄ちゃんにも似たようなトラウマがあるからね…」
総司「物理的なダメージはもとより、精神的ダメージも大きかっただろうからな。」

ベミウやバラ姉さんみたいな美女怪人ならともかく
男にキスされて死んだ被害者や五代は当時マジで可哀相と思ったもんだ
あんな死因は嫌過ぎる、一番殺されたくないグロンギだ

471 :名無しより愛をこめて:2010/06/28(月) 00:53:38 ID:Jx5Xy+pEO
>>468
ヤバイwなんかじわじわくるw

472 :名無しより愛をこめて:2010/06/28(月) 03:30:16 ID:07FdYfll0
逆に一年で最も夜が長い冬至の朝は、
天を指差し仁王立ちするカブトが見られるんだなw

473 :名無しより愛をこめて:2010/06/28(月) 18:22:51 ID:ZKjTqgC00
>>472
深夜はキバがカッコ良いポーズで見栄切ってる訳ですねわかります

474 :名無しより愛をこめて:2010/06/28(月) 23:38:34 ID:FFRQZioj0
>>472
風の強い日は屋根の上でWがマフラーをなびかせてるんだな

475 :名無しより愛をこめて:2010/06/29(火) 14:03:14 ID:LBI9XHT+0
>>472->>474
それをうらやましがった真司が
自分も鏡の中に入ってポーズを決めようとするのを
巧と翔太郎が必死で止めているところを幻視した。
「これ以上つっこみの手間を増やさないでくれ!」とか言いながら。


476 :名無しより愛をこめて:2010/06/29(火) 14:43:02 ID:WEuF5Egl0
>>473
いやきっと通常の夜はファイズが誘蛾灯代わりで
キバは、月に一度の満月の夜にだけ見られるレアキャラ。

477 :名無しより愛をこめて:2010/06/29(火) 16:09:37 ID:0SFDSwTk0
>>475
巧が朝起きて顔を洗い、ふと鏡を見ると
龍騎がポーズを決めているシーンが浮かんだ。

478 :名無しより愛をこめて:2010/06/29(火) 16:12:24 ID:CXXfj9vZ0
>>472
電王は……真夜中の遮断機を通る電車の
窓のところでポーズしてるとか?

479 :名無しより愛をこめて:2010/06/29(火) 16:56:06 ID:Zz6tSVjk0
そういえば今日はユウスケの誕生日で昨日は剣崎の誕生日だったっけ?
剣崎祝いたかったが間に合わなかったorz

480 :名無しより愛をこめて:2010/06/29(火) 23:12:19 ID:NDQWG9DO0
あぁ中のひt……おやどこからか電子音が

481 :名無しより愛をこめて:2010/07/01(木) 08:39:37 ID:+60u0E5QO
照井の

『絶望が俺のゴールだ…』

ここの前スレで確か見かけたな。
先週のWを見て思い出してにやけてしまった。

以前のスレで、誤爆で投下されたプリキュア話といい、何故照井はギャグが似合うのやら。

482 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 09:06:57 ID:GovPmanU0
手塚「ガイアが俺に……もっと占えと囁いている……」
蓮 「おい、そういうことを言うと」
総司「中の人など い な い !」
蓮 「……ほらな」
真司「あ、そーだよそろそろリフォームの準備しなきゃ!」
手塚「今年は比較的楽にすむ」
総司「去年は二人分+地下室で大変だったからな」
真司「一昨年は暗室、その前は渡の工房って、最近大きい工事多かったもんな。そのぶん家が崩壊するのはなくなったけどさ」
蓮 「また騒がしくなるのか……」
真司「そういうなよ〜」

ボルキャンサー「(あたらしいけいじはふえるかな?)」
須藤「さあ、どうでしょうね?」

483 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 14:52:19 ID:p8v/fqUrO
詳しいことは書かないが










新しい兄弟加入で三つ子になるらしいな

484 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 19:00:23 ID:8sX03BiA0
微ネタバレ







新しい兄弟、総司からのお説教が絶えなそうだな……
今から楽しみだw

485 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 20:44:16 ID:6yIbYXcX0
下げた方が良いみたいだな







次の兄弟もう公式出来てるんだな
成る程確かにこの年齢は3人目かw

結局翔太郎だけが不明か

486 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 21:16:14 ID:mSxK28qJ0
流れも読まず投下

グロンギの新しいゲゲル(5)
1 :ラ・バルバ・デ:2010/07/06(日) 07:00:21 ID: vnBara/c0
全員に伝えたとおり、これより新たなゲゲルを開始する。このスレで今日中に1000をとった者が勝者となる。
ただし、ゲゲルやリント等の特定のものをさす言葉を除きグロンギの言葉を使った者、
このスレに一度も書き込みがなかった者、書き込んでいても名を明らかにしていない者は失格とする。
なお、このスレにはリント達も書き込むことがある上に、難易度を上げるためにクウガにも教えてある。
もし、リントやクウガに1000をとられた場合は全員失格となる。
結果は次のスレで発表する。

2:ズ・ザイン・ダ:2010/07/06(日) 07:01:24 ID: mx/sa1kl0
ゴセグバグドザ! ゾグザビラン!

3:ズ・ゴオマ・グ:2010/07/06(日) 07:03:12 ID: h2komri/0
センゾグバ ゲゲルザ

4:ラ・バルバ・デ:2010/07/06(日) 07:06:47 ID: vnBara/c0
>>2、>>3
ここではリントの言葉で書き込め!
両方失格だ。

5:メ・ビラン・ギ:2010/07/06(日) 07:08:31 ID: df/sakna0
<<2
早速脱落か。相変わらずだな、ザイン。能なしが。


487 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 21:17:16 ID:mSxK28qJ0
6:突然だがゲゲルを開始する:2010/07/06(日) 07:10:25 ID: hsidw/1j0
まさか本当にやっていたとは…。まあ、危険はなさそうだな。

7:クウガ:2010/07/06(日) 07:15:54 ID: Cz/5daiA0
みんながんばれ!これなら楽しそうで良いね!

8:ゴ・バダー・バ:2010/07/06(日) 07:20:36 ID: ye/batta0
。。7
クウガ、貴様には1000は渡さんぞ!
ゴ集団である、脅威のライダー ゴ・バダー・バがもらう!

9:クウガ:2010/07/06(日) 07:23:40 ID: Cz/5daiA0
>>8
いや、邪魔する気はないからがんばってよ!俺応援するよ!

10:突然だがゲゲルを開始する:2010/07/06(日) 07:25:56 ID: Takkn/ns0
やるのはいいが、お前らガンバライドはどうしたんだ?

11:ラ・バルバ・デ:2010/07/06(日) 07:28:19 ID: vnBara/c0
>>9
たまには別のゲゲルもしたいという意見があり、スレと日にちと時間だけを決めてある。
この機械を使いこなせなければ参加することすら出来ない。
非常に難易度の高いゲゲルだ。

12:突然だがゲゲルを開始する:2010/07/06(日) 07:33:38 ID: dI/girus0
お前達アンカーが使いこなせてないぞ
もっと練習してからの方が良かったんじゃないのか?


488 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 21:20:12 ID:mSxK28qJ0
〜中略〜
998:メ・ギイガ・ギ:2010/07/06(日) 15:38:49 ID: Grog/ika0
1000は白銀の殺戮者 メ・ギイガ・ギがもらった!

999:ズ・バヅー・バ:2010/07/06(日) 15:38:51 ID: U7hBatta/0
脅威のジャンパー ズ・バヅー・バが勝者だ!

1000:天才の登場:2010/07/06(日) 15:38:55 ID: afO108/k0
グロンギ共よ、1000は世紀の天才・紅音也がもらった!
やはり俺は天才だな。


489 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 21:27:49 ID:mSxK28qJ0
1001:1001:Over 1000 Thread
               / : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : ヽ 次のスレまで振り切るぜ!
               /: : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
                / : : : : : : : : : : : : : : /ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :',
              i : : : : : : : : : : : : : : /  ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
|: : : : : : : : : : : : : /   ',: : : : : ',: : : : : : : : : : : : | なぜ俺が1001なのかって?
                  |: : : : : : : : : : : :/       ',: : : : : ',: : : : : : : : : : : |
             |: : : : : : : : : :イミ≡ュュュ,,,,,, ',: : : : : ',: : : : : : : : : : |
                 |: : : ,イ: : /    ,,....,,_`"" ',: : : : |: : : : : : : : : : |
              ',: : |<〇> i   <◯_>   ',: : : :|,: : : : : i""'i :!
"'.,|    /             `、: :|', : : : : { )ノ/ 俺に質問するなぁああ!
                 |   /             ',リ ',: : : / //
                ',  ,(     `ゝ、         冫ソ´: : :i
                 ヽ i `ー´"'''´   ` 、          ソ: : : :ん
                 `、'ヽーi‐‐--ュ .、 `、       /リ、: : : リ` 、
                      `、 ',ー''"""´  ) i       /  i;,;ノ8i  `'- 、..,,_
                    ', ', ソ、  ノノ  !     /       8 |     `、 `'''‐-
                   ,. ', 弋"'"'"ソ  '   /         8 |      ',
                ,. -''" . ', ` ''' ´    /           8  |        ',
               /      `、     ,. '"、       θ  ハ        ',


490 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 21:39:34 ID:mSxK28qJ0
雄介「……」
巧 「雄介兄、どうかしたのか?」
雄介「いや、俺は最後の方は遠慮して書き込まなかったけど、1000を音也さんがとっちゃったみたいだ…。」
巧 「ああ、これか。それにしてもこれはまずいな…。下手すりゃこっちにまでとばっちり来るぞ。」
雄介「次のスレは(ギイガとバヅーの)怒りのコメントで埋まっちゃってたからなあ…。
しかも1000一回しか書き込んでいないし…」
巧「渡を通じて一応忠告しとくかな…。この家まで来るんj」
どんどんがんがん!「「音也というやつがいるなら今すぐ引き出せぇぇぇぇ!」」
雄介・巧「もう来た!?」


ズレたぁぁぁぁぁぁ!最後のAA盛大にズレたぁぁぁぁ!すいませんでした!!


491 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 22:15:47 ID:qVdgmNLK0
音也ww
予想外でフイタw

492 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 23:04:35 ID:mSxK28qJ0
補足
なお、省略された中には
・ なぜかバダーと涼がバイク論議で白熱
・ 草加がグロンギに巧暗殺を依頼→天道に征伐される
・ メビオがローマ字入力の状態でひらがなのつもりで打って暗号に
・ 小沢とザジオが科学者同士意気投合
などがあった模様です


493 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 23:25:09 ID:GB1UTJXO0
>>490
こういうのもおもしろいねw















新ライダー、自分も年齢見たとき三つ子だと思ったw
19か22ならなんか新しい世界が開けた気がするのになぁ〜
というか何気に主役に19歳が居ないw
18と20と21は二人ずついるのに。

494 :名無しより愛をこめて:2010/07/02(金) 23:38:47 ID:L97Kygiv0
ネタバレあり










>>493
中の人は18なんだけどなぁ。
まあ実年齢と違う役をやるのはよくあることではあるが。

>>485
一人だけ年齢不詳なのもちょっと居心地悪いよな。
次回で翔太郎の過去が語られるみたいだけど、明言されなくても年齢割り出せるよな感じだったら良いな。

495 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 01:18:23 ID:pb+iEvvB0
中の人ネタ&ネタバレあり







新ライダー中の人は某ケータイドラマで小夜の相手役やってたなぁ

496 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 07:23:26 ID:UGHAGjsLO
>>486
音也www
あと何気に付き合いの良い雄介にクソワロタww













>>494
中の人の年齢見た時、ついに良太郎永遠の末っ子脱出かと思ったのに…w

497 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 10:44:26 ID:7T/H1onf0
>>496



でもさ、主人公としてフィリップいれたら良太郎すでに脱出だぞ?
すまん、俺は主人公に入れる派だ…フィリップも主人公だし。

498 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 11:51:37 ID:7rFD4FORO
497

フィリップを兄弟に入れる時は姉二人も姉妹に入れることになるのかな・・・?
太牙兄さんみたいに別枠扱いか。

499 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 12:06:49 ID:Os3G21dg0
>>498





フィリップ「僕を兄弟とするなら、冴子姉さんと若菜姉さんもみんなの姉妹になる。
      みんなはそれでいいのかい?」
樹花「若菜姫がお姉さんになるの?樹花、大ファンなんだ、嬉しい!」
雪菜「冴子さんてたぶん私より年上よね?私も嬉しいわ〜、お姉さんができるのは初めてだもの」
ヒビキ「雪ちゃんいいなあ!俺もお兄ちゃん欲しいなあ〜。新しい兄弟も弟だもんな〜。
    翔太ちゃん、俺のお兄ちゃんにならない?」
翔太郎「いやそれは無理だろ…」
巧「翔太兄…!(ジーン)」
渡「冴子さんも若菜さんもディガルコーポレーションの社長さんなんだよね?
  太牙兄さんもきっと話したがると思うよ」
真司「おお、ライダー社長の会会員追加だな!」
総司「…そういうことだ。気にする人間などこの家には誰もいない」
士「なんたってショッカー大首領を兄弟に迎えたくらいだからな」
フィリップ「…みんな。ありがとう」

500 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 12:27:06 ID:5KjZt1LI0
社長か
サノマン、高見沢、555の三代社長達、風見シロウ
太牙ニーサン、ハジメ社長、カズマ、冴子ネーサンか?

501 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 14:45:46 ID:MTmrUBt30
ミサキーヌってなんかやってなかったっけ?
ディスカビル家再興のために云々ってやつ。

502 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 16:35:29 ID:3HqKoYSFO
>>501
このスレだと、剣も生きてるから、二人でがんばってそうだよな。
暴走がちな剣とじいやさんをコントロールするのが大変そうだけど、ミサキーヌがんばれw

503 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 21:21:32 ID:T+6DHpaf0
>>501
風間とかも、ライダー会社所属のメイク師としてやってるんだろうなぁ・・・

504 :名無しより愛をこめて:2010/07/03(土) 21:25:48 ID:SUoieQhJ0
ネタバレ








新しい兄弟は楽しみだし、公式設定だから文句言うつもりは全くないんだが
そっくり双子が崩れるのがちょっと寂しい気もする
…と思ったら、中の人の身長体重、双子と一緒なのなww

505 :名無しより愛をこめて:2010/07/04(日) 11:56:29 ID:gzhDJUi60
>499

個人的には若菜姫はともかく、冴子さんはちょっとなぁ〜って感じ
それは決して反対ではなく“全く想像がつかない”という意味で

まぁ、この町(某ガンダム主人公が日登町なら、こっちは東映町か?)
にはかつて敵だった人達が今はほのぼのと、兄弟一家ともよろしくやってる
から冴子さんも一緒にというのは分かるんだが、彼女自身がそれを望む姿が
一切、微塵も浮かばないんだよな(他の奴等もそうだろ!というツッコミOK)


今後の本編における展開として“本当は家族と仲良くやっていきたかった”
見たいな描写が出れば、こっちでツンデレな態度で暮らしていくのもアリかと
思うんだけど、むしろそれは若菜姫がそうなりそうな予感がするんだよね

冴子さんはあくまで“(自分の存在を)お父様に証明したい”というのが本音だろうしな

506 :名無しより愛をこめて:2010/07/04(日) 20:32:26 ID:1xgS27GQ0
>>497
主人公に入れるかと兄弟に入れるかは別問題だと思うぞ

「主人公に入れるかどうか」ならほとんどの奴が主人公には入れてるだろ
ただ俺は兄弟には入れない派
死んでる人が生きているとか、番組を超えてキャラが交流するのはこのスレの好きなところだが
番組の中で描かれている関係にまで手を入れるのには抵抗があるからなんだが

507 :名無しより愛をこめて:2010/07/04(日) 21:25:20 ID:XnEVClBB0
あんま細けぇことは気にスンナ!
ここの基本は「主人公」が「兄弟」であることだからな

個人的にはその他の設定は書き手さんに任せるよ

508 :499:2010/07/04(日) 21:25:24 ID:u0WoNfp60
>>505
冴子さんについては『別に家庭を持ってる』でいいと思った
旦那が霧彦か井坂かは書き手次第だと思うけどw
505も言ってる通り、他の敵たちだって主人公とほのぼのなんて望んではいないだろうけど
それを書けるのがこのスレの醍醐味だし

>>506
それは>>2にあるとおり書き手に任せるでいいと思うな
主人公かつ兄弟でもいいし主人公だけど居候でもいい
ネタを書いた人が書きやすい設定でいい

あんまりがちがちに考えると投稿しにくくなるよ

ちなみに俺は『居候だけど兄弟扱い』派

509 :名無しより愛をこめて:2010/07/04(日) 21:28:48 ID:u0WoNfp60
>>507
リロしそこねた…orz

510 :名無しより愛をこめて:2010/07/04(日) 21:29:44 ID:Nr4BBDJg0
「あ、USOだ!?」
「なに!?」
「残念ドルギランだ」
「なん・・・だと」

511 :名無しより愛をこめて:2010/07/06(火) 19:57:53 ID:Lv6CGjw30
某携帯電話のCM中のやり取りから思いついたネタ。
言葉遣いが違ったらスマソ。
ただこれがやりたかっただけ・・・w

一真 「尊敬するライダーとして一言いいですか?橘さん食べすぎですよ?」
橘  「なんで剣崎がそんなこと・・・」
一真 「ライダーですよ!四六時中ともに戦ってる仲間ですよ。もしあなたの健康のこt・・」
橘   「これ食ってもいいかな?」
一真  「ウェ!?」

誰か続きを・・・w


512 :名無しより愛をこめて:2010/07/06(火) 23:17:29 ID:2Y2WjUm80
新ライダーネタ注意…なのか?



士「仮面ライダー000か、次の兄さんが誰なのか大体分かった。」
一真「それにしても驚いたな、彼が俺達の兄弟、巧のお兄さんだったなんて!」
フィリップ「って事は…彼も21歳、翔一さんと総司さんと三人で三つ子だったんだね。」
長田「…って事は、近いうちにこの部屋を出てライダーハウスに行っちゃうんですね…」
海堂「さ、寂しいなんて思ってねーぞ!たまには遊びに来いよな!」
翔太郎「今まで友達として接してきたんだ、巧もちょっと複雑な心境なんじゃないか?」
渡「大丈夫だよ、僕も太牙兄さんとは最初友達だったけど、すぐに兄弟として接する事ができるようになったし。」
翔一「じゃあ、歓迎会では張り切ってご馳走作っちゃおうかな!」
雄介「俺、特製カレー作るよ!」
真司「おおっ、じゃあ俺も特製ギョウザ作るぞー!」
ヒビキ「それじゃ俺は特製シチューで…」
愛理「それなら私も特製ジュース作っちゃおうかしら。」
良太郎「Σええっ」
雄介「そうだ、結花ちゃんと海堂君もおいでよ。」
長田「え、いいんですか?」
海堂「いいんだよいいんだよ、俺達にとっちゃ大事な仲間の送別会って事なんだからな!」
翔一「あ、そうだ巧、歓迎会までに彼の好物聞いてきてね!」

巧「…おい、皆何か勘違いしてねえか?」
木場「うん、俺はオーガだし…それも劇場版だけだし…」
総司「木場、お前からちゃんと話した方がいいんじゃないのか?」
木場「でも皆すごく盛り上がってるね。何だか言いにくいなぁ…」


21歳の仮面ライダー000(オー●)と聞いて木場しか思いつかなかった奴は多いはず

513 :名無しより愛をこめて:2010/07/06(火) 23:45:02 ID:+EPrhMHd0
>>512
木場さんも21かよw
紛らわしいなオイ

514 :名無しより愛をこめて:2010/07/07(水) 22:45:50 ID:v1ejN28a0
今日はなんか手塚と剣崎思い出す日だな…
剣崎はなんだろう、最終回みてから一年に一回しか会えない気がして困る。
不思議だよなぁ、兄弟スレでいっつもあってんのに。
手塚は今日命日だし…。
スレチでごめん、でも皆に忘れないでいてほしいんだ…

515 :名無しより愛をこめて:2010/07/07(水) 22:55:28 ID:H2wdpW/30
>>514
デネブ「あと、七夕といえば彦星、彦星といえば桜井侑斗!侑斗もよろしく!」
侑斗「デネブーッ!余計な茶々入れんな!」

516 :名無しより愛をこめて:2010/07/07(水) 23:35:48 ID:SuB26ET10
真司くんと蓮を忘れないでね

517 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 10:51:49 ID:msu5jKm20
>>504
ちなみに、誕生日の間隔が1年未満という年子、
つまり双子以外で同い年の兄弟は存在する。

518 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 12:06:52 ID:yQS5w4R30
それ生まれたらまたすぐにコトに及んじゃったってことだよなぁ。
せわしない。

519 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:44:12 ID:AiKt7ehk0
某CM小ネタ。


(チューハイ飲みながら晩酌中の雄介と総司)
総司「なぁ兄さん、“ほろよい”って何だ?」
雄介「うーん。素直になれる、一番心が素直になる瞬間、かな」
良太郎「離れた場所にいても、気持ちが繋がる時間のことかも。
    あ、兄さん達。そのお酒もいいけど、白いのもお勧めだよ!」
雄介・総司「「良太郎!!?」」


良太郎がお酒のCMやってることに凄く違和感あるんだよなぁ。
中の人の年齢的には問題ないのにww

520 :フレンドパーク 1/2:2010/07/13(火) 00:43:14 ID:oiM+KJTG0
中の人ネタ。



ヒビキ「たっくんお疲れ!どう、初めてのフレンドパーク楽しかった?」
巧「まぁ、あんなもんじゃねえか?思ったより楽しめたよ」
樹花「あの変なスカーフ付けてたおじさん、フーティックアイドルの
   審査員長さんに似てたね。ゼーーーット!!っていっぱい叫んでて面白かった!」
良太郎「スペースカウボーイは大活躍だったね、4つもボール入れて」
翔太郎「俺とフィリップみたいに、2人の呼吸を合わせないといけないゲームだしな」
フィリップ「クイズはさすがの全問正解。歌謡曲問題の即答は僕にも適わないよ」
渡「これが、16万円のヘッドホン……。オーケストラのCDも迫力出そうだね」
小夜「商品貰えてよかったね、巧お兄ちゃん。今度小夜にもヘッドホン貸してね!」

総司「いいや……。この結果で満足しているようでは、ライダーの名が廃るぞ!」
みのり「どしたの総司、急に父さん達みたいなこと言って」
総司「まずウォールクラッシュ。25・25は女性の平均値だ。
   62歳の錦野氏に負けて恥ずかしくないのか?」
翔一「でも当たってるだけましだよ。俺先週も行ったけど、また見事に0点だったし」
雪菜「始めはどうなるかと思ったけど、アギトの力覚醒でグランドスラム直前まで行ったわよね」
総司「翔一のことはさておき…次はデリソバデラックスだ」
愛理「あら、でもあのゲームはたっくん頑張ってたじゃない。前半のおじ様方がちょっと遅かったけど」
士「いや、文句があるのはこいつみたいだぞ」

521 :フレンドパーク 2/2:2010/07/13(火) 00:44:28 ID:oiM+KJTG0
バジン「ピピピ、ピピピピッ!!」
ひより「えっと…『相棒の僕の名前を言わずに、お父さんのバイクの名前を言うなんて信じられない!』だって」
巧「いやだって、そこはお前より親父のバイクの方が有名だから……」
バジン「ピピピー!!」
ひより「『巧なんて嫌いだー!!』」
巧「おい!…行っちまった」
雄介「今度お詫びに洗車してあげないとね」
総司「ハイパーホッケーは守備も攻撃もままならず、挙句ダーツは大外れ。
   ライダー兄弟の一員としてふがいないと思わないのか!?」
樹花「まあまあお兄ちゃん、そんなに怒らなくてもいいじゃん。ゲームは楽しんだ者勝ちだよ!」
総司「う……まあそうだが。しかしこの結果は納得いかない。
   そこで巧、次の出場までに肉体改造だ。まず当分ビル見物も歌謡曲鑑賞も禁止だ」
巧「はあ!?何でそこまでされなきゃなんねーんだよ!!」

真司「……いいよなぁ、遂に巧までフレンドパーク行っちゃってさぁ」
一真「特にヒビキ兄さん以降のライダーは、渡まで順当に出てるしなぁ……」
キバット「でも、士や翔太郎兄ちゃん、フィリップはまだ出てないだろ?」
真司「その3人はここ1・2年のライダーだし、今までの流れで行けば可能性高いんだよ」
一真「フィリップなんか、今高校で潜入捜査してるだろ?
   下手すりゃ9月頃行けちゃうかもしれないし……どうせ俺達なんか……」
雄介「2人とも大丈夫、俺も行ったことないし!(サムズアップ)」
真司・一真「「……いや、雄介兄さんは次元が違うだろ……」」

522 :名無しより愛をこめて:2010/07/13(火) 20:45:20 ID:s/vi9WP+0
なんか言い返してやろうと思って総司っぽい人の来園記録を
検索したら、ふつうに完璧すぎて吹いたw

523 :名無しより愛をこめて:2010/07/14(水) 17:11:46 ID:yCHypwwA0
前にも言われてたが天道や神崎や名護さんのやってたことは時間警察の取り締まり
対象になるのだろうか?G電王が何人いても捕まえられそうにないがw

524 :名無しより愛をこめて:2010/07/14(水) 18:52:37 ID:4gLyPcWd0
歴史改変か………。

神崎は劇中で4回は最低でもやってるよな。
総司はウンメイノーがあるし、753もだけど劇場版に限って言えば音也とゆりだって改変してる。

でも、753以外、G電王に勝ち目がある気がしないのは確かだな。

525 :名無しより愛をこめて:2010/07/14(水) 19:05:42 ID:V7RAjUGW0
正確に言うと753じゃなくてキバットや次狼さん達ドラン組だね

526 :名無しより愛をこめて:2010/07/14(水) 19:56:30 ID:fPirJT9Q0
>523
時効警察と読み間違えた俺サムズアップ

527 :名無しより愛をこめて:2010/07/14(水) 22:26:04 ID:yX2O2TQN0
洋「唐突だが、久しぶりに空を飛ぶ者による空襲…もとい講習会だ」
巧「俺達に関しては」総司「もう突っ込まれるのはごめんだ」
剣崎「あ、あの時は大変だったもんなぁ…」
洋「今回は少し拡大解釈しておくぞ。まず、真司と雄介」
真司「ドラグレッダーと」雄介「ゴウラムの事、ですか?」
洋「うむ。異種でありながら共に闘うその心意気…俺は感心しているぞ。次に、翔一」
翔一「あー、トルネイダーのことですか?」
洋「そうだ。バイクを相棒として戦うのもいいが、お前はある意味では俺の後継者だ。頑張ってくれ」
翔一「?」
洋「良太郎は、仲間と心を一つにして飛べるようになったらしいな。偉いぞ」
良太郎「ま、まあ、そうですね…(たまたまジークが混ざっただけとは言えないなぁ…)」
洋「渡は…己の成長、親子の愛が為す業か。俺の涙腺が緩みっぱなしだ…」
渡「う、うん…(色々と複雑だけどとりあえず納得してるならいいかな)」
洋「翔太郎は面白いな。ガンナーとビッカーシールドの応用、あれには驚かされた」
翔太郎「ま、俺にかかればざっとあんなもんでs「居残り決定だ」んなぁぁーーっ!?」
洋「ヒビキは欠席か。さて、最後に士だが…」
士「洋叔父さん、俺が空を飛べるのを確かめるために飛んでくれないか?」
洋「相変わらず口は悪いが、良いだろう。セイリーング、ジャーンプッ!」
士「・・・・・・(ブォン)」


ファイナルアタックライドゥ ディディディディケーイド



茂「何か聞こえないか?」
一也「飛行機でも通ってるんじゃないか…ん?あれは…」

「「スカイライダーッ!?」」

528 :名無しより愛をこめて:2010/07/14(水) 23:35:27 ID:Uu0bosiP0
>>527
冬の陣のアレかwwwなんという破壊者www
GJ!!


529 :名無しより愛をこめて:2010/07/15(木) 00:46:55 ID:Igck492e0
亀だが>>499
テラーが「お近づきのしるしに、ディナーでもご一緒しませんかな?」
といいつつ家じゅうをテラー汁で満たしてるところまで想像した

530 :名無しより愛をこめて:2010/07/15(木) 04:37:54 ID:qbeWojRG0
http://gendai.net/articles/view/kenko/125135
10年生まれの男子に「ケイスケ」ブームが巻き起こる!?

渡「名護さんは最高です!」
翔太郎「…いや絶対ブームの原因違うだろ」
良太郎「へぇ、同じ名前でも漢字によって運勢が違うんだね」
士「俺の旅先はカタカナ名前の奴ばかりだったけどな」
フィリップ「名前の漢字か、じつに興味深い」

敬介「…今、誰か俺を笑ったか?」
大介「気のせい、気のせい」

531 :名無しより愛をこめて:2010/07/15(木) 20:14:38 ID:Timklssm0
>>528
ガンバライドでもあのキックはしっかり再現されてる。
蹴りが当たった瞬間に「メメタァ」と聞こえてきそうだ

532 :夏映画・嘘予告1:2010/07/15(木) 21:16:35 ID:5spOEn2R0
――風都・都内で頻発する異変――

――それは悪夢のほんの予兆に過ぎなかった――

山奥の洞窟。別の山に雷が落ちるのが見える。
ダグバ「…あいつが…目覚めたみたいだね」
ガミオ「奴か…もう一人の『ン』…」

また別の山奥。血まみれで地に伏す黒ダミ。
黒ダミ「お前は…目覚めるべきではない…」

ミラーワールド。モンスターにオーディンが一撃で倒される。
神崎「オーディンを越えるモンスターだと!?馬鹿な!」

スマートブレイン地下、王が眠る研究室。侵入者を相手に怯える影山冴子。
影山冴子「王に…何の用かしら!?」

都内某所。
栞「このアンデッドサーチャーの反応…アンデッドでもジョーカーでもない…?」


533 :夏映画・嘘予告2:2010/07/15(木) 21:18:17 ID:5spOEn2R0
――次々と起こる破壊の現象――

甘味所たちばな。魔化魍の資料をめくる勢次郎。目的の物を探し当てて。
勢次郎「あれは…伝説ではなかったのか…」


警視庁、総監室。新ワーム出現の報を聞き愕然とする陸。
陸「新、総司君…世界を…救ってくれ…」

デンライナー。先へ進むべき線路が消えている。
ハナ「時間が…消えていく…このままじゃ!」

またまた別の山奥。隠遁生活中の過去キングに人影が迫る。
過去キング「お前は…先々代のキング!?…生きていたのか!」

都内某所。怪人に追い回される鳴滝。
鳴滝「おのれディケイドォ〜〜〜〜〜」

ミュージアム。琉兵衛と若菜が深刻な面持ちで会話。
琉兵衛「あのメモリが…それは厄介だなぁ」

――そして暗躍する謎の人物――

フィリップ「まさか…全ての黒幕は君だったのか!?」


534 :夏映画・嘘予告3:2010/07/15(木) 21:19:39 ID:5spOEn2R0
――世界を襲う未曾有の危機に、ライダー兄弟と怪人達が立ち上がる!――

並び立つ兄弟と、本編ラスボス怪人達。
兄弟全員「変身!!」

???「世界は、我々が貰った!」
W「させるかよ!」

兄弟全員「ううぉぉぉぉぉ!!!」

――劇場版仮面ライダーW×ライダー兄弟
Rの絆/超・ライダー大戦――


真司「なんだこれ?」
総司「俺が東○に送ったこの夏の映画の予告編の企画書だ…
塚○Pに没にされたが…」
翔太郎「たりめーだ!」
良太郎「兄さん…凄く良いんだけどこれじゃ
上映時間がどれだけあっても足りないよ…」
総司「仕方あるまい。かくなるうえは俺が監督としてこの映画を撮る」
巧「ちょっと待て、話を聞け」


こうして映画撮影が始まった。上映されるかどうかは…分からない。


535 :名無しより愛をこめて:2010/07/15(木) 22:21:10 ID:D8DkFrf90
>>534
これはおもしろそうだ。ぜひみたい。
誰か映像化してくれ


536 :名無しより愛をこめて:2010/07/15(木) 22:36:22 ID:8SkAinOXO
毎年やるつもりなのか総司www

537 :名無しより愛をこめて:2010/07/15(木) 22:54:02 ID:N8rPfGr10
鳴滝「おのれディケイドォ〜〜〜〜〜」にワロタw

538 :名無しより愛をこめて:2010/07/16(金) 22:12:05 ID:L5qpcR8T0
自分も同じく、一人だけシリアスになりきれてない鳴滝さんワロタww

539 :名無しより愛をこめて:2010/07/17(土) 15:21:41 ID:WjHsI4KM0
ちょwwwwwwwろだの人文字兄弟wwwwwwww
555まではなんとか耐えられたけど、ブレイドのポーズがなんかだめだったww
GJ!!いいものを見た

540 :名無しより愛をこめて:2010/07/17(土) 16:32:11 ID:TO6kO1LX0
ろだ見てきたwwスゲェwww
龍騎とプラット頑張りすぎwwそして総司はミラクルなまでにいつものポーズwww
超GJ!!

541 :名無しより愛をこめて:2010/07/18(日) 09:23:41 ID:GaUMwFsm0
今日の放送ネタ

士「翔太郎兄さんが…老化した!?」
真司「あのドーパント、グレイトフルデッド(※)そっくりだ…
   もしかしたら氷で冷やせば老化を抑制できるかも!」


良太郎「…………」
巧「どうしたんだ?」
良太郎「シュラウドさんが言ってた『サイクロンアクセルエクストリーム』を想像してみたんだけど…かっこいいよね?」
一同『…………』


※ジョジョの奇妙な冒険・第五部に登場するスタンド。
 真司だったら全巻揃えてそうなイメージがあったので


542 :名無しより愛をこめて:2010/07/18(日) 20:28:47 ID:8Kb/kw6G0
同じく今日のWネタ


――2010年7月18日、ターミナル
幸太郎「この前は爺ちゃん達に世話になったし、折角だからこの時代の爺ちゃん家に行ってみるか」
テディ「デンライナーも整備でしばらく動かないからな。こうなることを見越して、菓子折りを買っておいた」
幸太郎「バカ、この時代の爺ちゃん達はまだ若いんだぞ。ケーキとかの方が喜ぶだろ」

――ライダーハウス
幸太郎「(インターホンを鳴らす)……おかしいな、総司爺ちゃんももいないのか?」
テディ「裏の畑にいるのかもしれない」

幸太郎「畑にも誰もいないな。しょうがない、お土産は縁側にでも置いて……ん?」
テディ「窓が開いてる……居間で誰か寝ているな」
幸太郎「あの帽子は、若い翔太郎爺ちゃんだな。おーい、翔太郎爺ちゃーん!」
老翔太郎「ほぇえ?……誰か今、わしの名前を呼んだかのぉ……?」
幸太郎「翔太郎爺ちゃん、皆にお土産……え??」
老翔太郎「おーおー、幸太郎じゃないか。良太郎なら愛理の店じゃぞ」
幸太郎「……は?……えぇ!?」
老翔太郎「おぉ、菓子折りじゃないか。渋いお茶が合いそうじゃ」
テディ「……あ、私がお淹れしましょう」
老翔太郎「おぉ、助かるのぅ」

幸太郎(……今、俺がいる時代は、2010年だよな?…だけど、翔太郎爺ちゃんがいる…一体どうなってんだ……!??)

543 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 09:55:51 ID:nqLvjbBO0
最新話ネタGJ
氷を老翔太郎にぶっかける真司とか、兄弟の誰かが帰ってくるまで混乱状態の幸太郎を受信w

544 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 11:19:38 ID:t9xKcr3C0
光太郎:「おお、幸太郎じゃないか、どうした?遊びにきたのか?あいにく今は
翔太郎以外で払っているが・・・」

幸太郎;「あ、光太郎じいちゃんびっくり今は2010年だよな!?」

光太郎:「あ・・あぁ、そうだが・・・どうした?そんなにあわてて・・・」

幸太郎:「大変なんだよ!翔太郎じいちゃんが・・・翔太郎じいちゃんが!」

光太郎:「何!?翔太郎がどうかしたのか!?」

テディ;「お茶を入れてきました・・・」

翔太郎(爺):「おぉ・・・すまんのぅテディ・・・」

テディ:「い・・・いいえ・・・・」

光太郎:「翔太郎!?翔太郎!何があったんだ!?」

翔太郎:「おぉ・・・光太郎叔父さんじゃないか・・・」

幸太郎:「じいちゃん・・・」

光太郎:「これは・・・ゴルゴムの仕業に違いない!おのれゴルゴム!
ゆ゛る゛さ゛ん゛!変゛身゛!トゥァ!」

545 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 11:21:30 ID:t9xKcr3C0
あ、上から2行目の幸太郎の文章が「光太郎じいちゃんびっくり」に
なってるorz

そこの部分は「光太郎じいちゃん!」に脳内変換してくださいorz

546 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 12:39:27 ID:hFFvJIbkO
老太郎ネタGJ!
なんか太郎だらけだなww

他のみんなが年取ったらどうなるんだろう。
総司だけは変わらないような気もするがw天の道を行き総てを司るジジイ見てぇww

あと、来週までの間に翔太郎の代わりに探偵事務所を手伝いに行く兄弟達とか考えてみた。
士辺りはソツなく熟しそうだけど、翔一くんだと主夫探偵とか事件モノ2時間ドラマ的な雰囲気になりそうだw

547 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 14:42:53 ID:5YeR1gKi0
>>546
>探偵事務所を手伝いに行く兄弟達
前にあった兄弟を推理ドラマにあてはめたネタ思い出したw
総司や士だと俺は天の(ryとだいたいわかったでスピード解決しそうだ

548 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 18:51:12 ID:cM0C+cxs0
門矢士の声が納谷ボイス

549 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 22:25:07 ID:t9xKcr3C0
>>546
まぁ・・・翔一の中の人は刑事ものやってるしな・・・w

550 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 23:37:46 ID:qSQs2+AQ0
>>549
士は今鑑識官だしね。

551 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 23:45:36 ID:+3+/cpgu0
>>547
探偵業も完璧にできる総司とか士を見て
亜樹子は「もう翔太郎くん要らないね!!」とか
「このまま探偵にならない??」とか言っちゃうんだろうねw

552 :名無しより愛をこめて:2010/07/20(火) 23:57:04 ID:t9xKcr3C0
たしか木場さんも鑑識やってたはず

553 :名無しより愛をこめて:2010/07/21(水) 08:23:13 ID:Oaz4BTse0
>>546
総爺「…お爺ちゃんが言っている!麺つゆは嫁に飲ますな、と」

テディ(言葉の意味はわからないが、とにかくすごい説得力だ。)

554 :名無しより愛をこめて:2010/07/21(水) 21:50:49 ID:+okJmaXD0
>>552
科捜研の女の世界だな
しかも名前は「乾」w

555 :名無しより愛をこめて:2010/07/21(水) 22:44:34 ID:Xxxi6r5a0
>>552
木場さん(乾君)は鑑識じゃなくて科捜研の所員だよ
なので警察官ではないんだそうだ

556 :名無しより愛をこめて:2010/07/22(木) 23:44:58 ID:Wfc5pGjjO
科捜研は、土門さんの部下の刑事役が地味に特撮枠だよな。
たっくん、啓太郎→始→チーフと来てる。

たっくんと啓太郎が出てたシリーズ見たかったなぁ。

557 :名無しより愛をこめて:2010/07/23(金) 21:04:26 ID:aMnyAiov0
>>549そういや翔一とヒビキ兄さん(の中の人)は同じ署だったね

558 :名無しより愛をこめて:2010/07/23(金) 21:22:53 ID:vzASM17C0
総司「流れが落ち着いている今のうちに言っておこう…中の人などいないぞ」

559 :名無しより愛をこめて:2010/07/23(金) 21:29:36 ID:8aCFAHTq0
総兄も月9で警察してたじゃないか

560 :名無しより愛をこめて:2010/07/23(金) 21:35:16 ID:c81ulAfg0
そういえば、そろそろ暑さ我慢大会の季節なのでは


561 :名無しより愛をこめて:2010/07/23(金) 21:36:42 ID:7Og7rjK50
兄弟の中で刑事や警官やったことがあるのは、

・ヒビキ兄さん(白バイ警官)
・雄介兄さん
・翔一
・総司
・士(鑑識官)

くらい?

562 :名無しより愛をこめて:2010/07/23(金) 21:48:38 ID:ApZ1/sAA0
>561
たっくんも科捜研で刑事役やった

563 :名無しより愛をこめて:2010/07/23(金) 23:08:58 ID:rFaww7IZO
>>561
モモ「誰か忘れちゃいねーか?」

電キバ…

564 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 01:40:23 ID:6dane3raO
ちなみにヒビキさん(の中の人)は探偵役もやったことある。
まんま翔太郎のおやっさんぽい感じでw

他にもいた気がするけど思い出せない…。

565 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 08:26:19 ID:7hMS0k2IO
>>560

フィリップ「我慢大会…?ゾクゾクするねぇ…」

566 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 11:19:38 ID:XaIyqs5r0
あまりいってると
本業の翔太郎がそろそろ「どうせ俺なんて・・・」とか言い出して
地獄兄弟に入りかねんぞw

567 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 12:46:22 ID:vHgOoz4UO
今更老化ネタ

老雄介「老いたとしても、ほれ!これが634番目の技じゃ」
老翔一「ど〜も薄味になってしまうの〜」
老真司「翔一や、餃子は儂に任せてくれんかの」
老巧「全く、周りの連中は老けてもマイペースじゃ…」
老ヒビキ「鍛えておれば、歳は大した問題じゃなかろ?」
老総司「おばあちゃんが言っていた…むぅ、儂のお祖母さんと言うべきかのう」
老良太郎「幸太郎、何じゃその目は?」
老士「夏みかーん、お茶を入れてくれんかのー!」
老翔太郎「マッキーや(ry」

剣崎「なんか、俺達だけ老けないのも違和感あるな…」
渡「うん…」

568 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 13:33:24 ID:kSPUzjjLO
剣崎はもちろん、渡も確実に老けるの遅いはずだからなw
ハーフだし、みんながおじいちゃんの時にようやくおっさん一歩手前ぐらいとか?

569 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 14:08:15 ID:6dane3raO
>>567
たっくんも普通におじいちゃんになってることに何だか泣けてきた…

まぁ、寿命短い云々は花形のじいちゃんが勝手に言ってただけだから、案外その辺の年齢まで生きてるかもw

570 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 16:17:23 ID:QKp8UGLq0
>>567
ってことは、オールドにとって一真は天敵なのか?
アンデッド(不死)だから死なないだろうし。歳も取らない(?)し。
渡は一応老けるから微妙。

571 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 16:19:33 ID:FW9U/f1Q0
ニーサンも幼少時代合ったし
未央さんとか見たいに覚醒したら不老不死になるとか?

ただオチが素晴らしい物ばかりとはいえ一真が未来で孤独ってネタも沢山合ったし
渡が一緒なら少し嬉しいかも

572 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 16:54:22 ID:dUsYwu1kO
伸びてると思ったら規制解除されたのか!
避難所あるとはいえ、久々に賑わってて嬉しいなー
とか考えたら、兄弟が規制解除で喜ぶ中、インターネット使わないからよく分からず一人ぽかーんなヒビキ兄さんを受信した


573 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 19:48:41 ID:vQ1MUGkj0
それこそ中の人になれば(ry

574 :名無しより愛をこめて:2010/07/24(土) 21:44:49 ID:XaIyqs5r0
>>570
そうするとマネーも危険かもしれない
魂を吸うから普通の人と同じ反応かもしれんが、
場合によっちゃあそのままあの魂を吸う円形状のあれ
がどんどん膨らみ続ける

575 :名無しより愛をこめて:2010/07/25(日) 08:43:58 ID:3gTAUUX30
真司「ひとまず今回の事件も無事解決か…」
北岡「今回の一件は…アレに似てるね」
真司「あれ?」
北岡「老化したから老化されて、老化されたから老化して…
    まるでナチュラルとコーディネイターの対立そのままだよ」
真司「憎しみの連鎖をガンダムで例えるのはちょっと…」

576 :名無しより愛をこめて:2010/07/25(日) 19:34:20 ID:BU+mGe+kO
タイガ「老化を防ぐと言って」
レンゲル「せっかく呼ばれたのに」
凍鬼「出番無しなんて」
レイ「酷いじゃないか」

士「漫画の読みすぎだろ」
大樹「漫画は誰かにとっては大切なお宝なのさ、士」

577 :今更だが、544の続きを考えてみた:2010/07/25(日) 21:02:26 ID:9q94ubtdO
光太郎:「これは・・・ゴルゴムの仕業に違いない!おのれゴルゴム!
ゆ゛る゛さ゛ん゛!変゛身゛!トゥァ!」

RX「翔太郎、今元に戻してやるぞ!キングストーンフラァッ!!」

ビカビカビカァッ!!

RX「………」
幸太郎「………こ、光太郎じいちゃん、翔太郎じいちゃんが…翔太郎じいちゃんが…赤ん坊になっちゃってるよ!」
翔太郎(赤ん坊)「オギャーオギャーオギャー」
RX「………おのれゴルゴム!!」
光太郎「いや、違うでしょ!!」





このあと、赤ん坊になった翔太郎をめぐって一悶着あったらしい……




中途半端なネタだと思います。
だが、私は(略)

578 :名無しより愛をこめて:2010/07/25(日) 22:15:49 ID:qgJkrU5P0
>>577
その赤ん坊の翔太郎は信彦のシャドーフラッシュでまたおじいさんになりましたとさ

579 :兄弟血縁絆アリで :2010/07/26(月) 00:15:30 ID:o8lqOuYzO
ーー「………俺も泣いていいかなあ…?」

まさにサイレンのごとく泣き続ける相手に、本来ポジティブシンキングの塊である信司も、まさにお手上げだった。

現在、秘密基地…もといライダーハウスの中には、珍しく彼しかいない。
正確に言うなら、腕の中で顔を真っ赤にして泣いている赤ん坊と、台所にミルクを作りにいった彼の相棒がいるはずなのだが…。
そもそも、泣き始めた理由がミルクかどうかもわからない。

神崎のイヤミ攻撃にも耐えてきた信司の心は、いままさに折れる寸前だった…


とかいう長文を書きたいので、頑張ってくる。
規制解除されてるといいんだが…

580 :名無しより愛をこめて:2010/07/26(月) 00:17:35 ID:YQyhOwgaO
>>579
信司じゃなくて真司な。

581 :名無しより愛をこめて:2010/07/26(月) 17:45:28 ID:BKazCpcD0
丸一日乗り遅れた・・・翔太郎元に戻れてよかったね!というわけで即興で投下

良太郎「翔太郎兄さん、一時はどうなるかと思ったけど元に戻れてよかったね。」
翔太郎「本当に酷い目にあったぜ…変身するとき上手くガイアメモリ挿せねぇし戦ってる途中で眠くなってくるし」
雄介「カードやメモリを使って変身しようとすると、お爺さんになったら難しいんだね。何はともあれお疲れ様。」

真司「そういえばあのドーパント倒す時に、アクセルが足止めした後なんでエクストリームになって斬りつけたんだ?」
一真「確かに。ジョーカーエクストリームでメモリブレイクしちゃえばよかったのに」
 渡「それやっちゃうと、たぶん危なかったのかも…」
総司「翔太郎兄さんが老化しているあの状態でジョーカーエクストリームを使っても、まず威力が足りなかっただろう」
真司「あ、それもそうか・・・」
ヒビキ「それにもししょーちゃんがキックしてる途中で寝ちゃったら、そのまま落っこちちゃいそうだしねぇ」
 士「なるほど、だいたいわかった。半分こに割れたまま地面で寝てる翔太郎兄さんか・・・中々シュールなもんだな」
 巧「ヒビキ兄さんも士兄もさらっと怖いこと言うなよ!」
翔一「二つに割れた状態から元に戻るの大変そうだよね。重ねたらくっつくのかな?」
フィリップ「結論から言うと、照井竜がここ最近エンジンブレードを有効活用していなかったからその見せ場を作r(ry」
翔太郎「フィリップ、それは結論じゃねぇ、メタ視点だ!」

582 :名無しより愛をこめて:2010/07/26(月) 21:40:34 ID:0PmD9Jkp0
半分のまま寝てるジョーカーwww
シュールっつかホラーですな。
どうやってサイクロン側とくっつけるんだろう。


翔一「氷川さんがもしその場にいて手伝ったら……」
巧「そりゃ大惨事だろ……」

583 :名無しより愛をこめて:2010/07/26(月) 22:32:40 ID:LJA9zRZI0
>>582
家族で解決するなら・・・
・光太郎のキングストンフラッシュ
・ディケイドがそのままFFRして割れてるところから生やす
とかがあるな

584 :名無しより愛をこめて:2010/07/26(月) 22:45:27 ID:WlRKDnl70
一真にスペードの8、マグネットを使わせるという手もあるなあ。劇中では未使用だけど。

585 :名無しより愛をこめて:2010/07/31(土) 00:09:34 ID:K7Mys8/e0
ここ数日の間書き込みが無かったのは乾巧の仕業なんだ

586 :名無しより愛をこめて:2010/07/31(土) 02:41:08 ID:j2UvSrYV0
八代姉妹の中の人が映画でヘアヌードだそうだが、DCD家の約2名は大丈夫かww

587 :名無しより愛をこめて:2010/08/01(日) 10:27:19 ID:XTYT7KBk0
全ジャンルキャラ・妄想を現実化&同一世界化させるスレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1279335275/l50
妄想・ネタがあればこちらでもお願いします

588 :信じる力 支える者 1/2:2010/08/01(日) 13:46:39 ID:MaFludm20
今日のWネタ。戦隊ネタもあり。


――ライダーハウス 居間
渡「雪菜姉さん、翔太郎兄さんの様子は?」
雪菜「相変わらず、毛布を被って部屋の隅で震えているわ。テラーによる影響もあるけど、それ以上に…」
みのり「無理もないよ、ずっと一緒にいた相棒が…既に死んでいたなんて」
ひより「僕も…何となく、そんな気はしていたけど」
樹花「かわいそう…フィリップ君も、翔太郎お兄ちゃんも」
真司「なあ…何でも良いから、俺達にできることないのか?ほら、恐怖といったら、やっぱり伊坂のもずk(ry」
総司「真司兄さん、それは逆効果だ。橘が身を持って証明しただろう。
   それと、正式名称はシュトルケスナー藻だ」
一真「とにかく!何があっても、俺達は見守ることしかできない…毎年通ってきた道だろ?」
真司「そうだけど…何か、歯がゆくってさぁ。力を貸してあげられないってのが…」

小夜「…ねぇ。戦いには関われなくても…小夜達なりに翔太郎お兄ちゃんを励ますことはできるよね。
   音楽演奏するとか、夕飯はお兄ちゃんの好きな物にするとか…」
士「小夜、いいアイディアだな!さすが俺の妹だ。…よし。渡、ヴァイオリン持ってこい。
  小夜はキーボードを。翔太兄さんの部屋の前で特別リサイタルだ」
翔一「よぉし、今日はガッチガチのゆで卵を使ったハードボイルドフルコースにしよう!」
愛理「栄養が付くものもたっぷり入れなくちゃね!」
雄介「うん、やっぱりうちはこうでなくっちゃ!(サムズアップ)…あれ、そう言えば巧は?」
良太郎「さっき出かけたよ。…色々気持ち整理したいだろうしね」

589 :信じる力 支える者 2/2:2010/08/01(日) 13:47:29 ID:MaFludm20
――公園
木場「…そっか、フィリップ君が…」
巧「何か、薄々そうじゃないかって気はしてたけどな。いざそうやって明かされると…」
木場「…辛いよね。望んでないのに、特別な力を手にするって」
巧「俺、何度か考えたことがあるんだ。力を得たことで苦しむなら、
  いっそあの時死んでた方が楽だったんじゃないか、ってな」
木場「乾君…」
巧「でも、真理や啓太郎、兄貴達に出会って…俺が生き長らえた意味を見つけられたような気がするんだ」
木場「うん…皆、良い人達ばかりだしね」

巧「ここに来る前、凌駕に会ったんだ。何でも、アラタ達がアバレヘッダーとかいう奴らと仲間になって、
  新たな力を手に入れたとか…。そのヘッダーは、己の力を制御できず、周りを傷つけるのが怖くて泣いてたって」
木場「へぇ……何だか、僕達みたいだ」
巧「信じてくれる仲間がいたから新しい力を引き出せたんだって、凌駕が言ってた。
  俺も、皆と出会ったことで、本当の意味で自分の力を受け入れられるようになったんじゃねぇかな」
木場「…幸せ者だよ。君も、フィリップ君も。真実を知っても、ずっと支えてくれる仲間がいる」
巧「あいつが帰ってきたら、ちゃんと受け止めてやんねぇとな」
木場「そうだね。君なら彼の心の支えになれるよ」

ヒビキ「お、たっくんここにいたんだ。木場君も久し振り!(シュッ)」
木場「こんにちはヒビキさん」
巧「ヒビ兄、聞いたか?フィリップが…」
ヒビキ「うん、総ちゃんから聞いたよ。おやっさんに頼んで早めに手伝い切り上げさせてもらった」
巧「ヒビ兄…あいつ、帰ってくるのか?」
ヒビキ「…心配しないで。今はフィーちゃんを信じて待とう。俺達だって、フィーちゃんの兄弟なんだから」
巧「…あぁ、そうだな…」

590 :名無しより愛をこめて:2010/08/02(月) 00:38:45 ID:pV+gAmJZ0
GJ!
そうだよな、たっくんたちも一度死んでるからなんとなくフィリップの驚愕と悲しみがわかるよな。
つか、もずく……。

591 :名無しより愛をこめて:2010/08/02(月) 21:51:39 ID:t0KpWVzg0
オルフェノク以外にも、一度や二度死んだことのある奴はけっこういるはず。
死亡経験がある奴らでゾンビの会を作ればいいよ。

死ねない一真がひがむかもしれないが、アンデッドの会で慰めてもらえ。

592 :名無しより愛をこめて:2010/08/02(月) 22:25:08 ID:0jTUbCTV0
>>591
龍騎はみんな繰り返しの中で一度は死んでるし、
真理は二回死んでるし、
侑斗は死んではいないけど消滅したことあるし、
おとーやんも死んでるし…ぱっと思い出しただけでも多いな

593 :名無しより愛をこめて:2010/08/03(火) 00:06:09 ID:bLbPv4Zg0
そういえば死神博士からのお中元が来る季節だけど
今年はどんなのが来るんだろうか・・・
ショッカー秘密基地までの地図が載ったナビとか・・・
あ、向こうからカブトムシが・・・

594 :名無しより愛をこめて:2010/08/03(火) 00:36:47 ID:07CgYTeq0
最近流行りの食べるラー油とかを死神博士お手製で送ってくるかもしれない。
ショッカー印で例のごとく売り出す予定の試食品とか。

595 :588:2010/08/03(火) 06:08:27 ID:7caYnibx0
>>591
死んだことがあるというより、“本編開始以前に”死んだという点で巧に語らせたんだが、
それにしても自覚してるか否かの違いがあるし、同じ状況とは言えなかったな。
ネタ投下が止まっててちょっと焦ってたし…

ま、何書いても言い訳にしかならんよな、スレ汚しすまんorz

以下、避難所に投下されてたネタをコピペ↓

596 :1/3:2010/08/03(火) 06:09:22 ID:7caYnibx0
W45話ネタで一号家と二号家。なんか書いているうちによくわからないギャグになったが、
そこは本編がシリアスでもほのぼのできるこのスレだからということで。


ある日のライダーハウス。翔太郎とフィリップを除く兄弟達が居間に集まって何か話しています。
一真「はあー。翔太郎兄さんはテラーの影響受けちゃってるし、フィリップも沈んでるし…」
真司「毎年のことだけど、見守るだけってのは辛いよな。戦う力がないわけじゃないのに」
総司「そういうな、兄さん達。俺達だってそうやってもらって乗り越えてきたんだ」
雄介「うん。だから俺達は二人が安心して帰ってこられるようにしないとね」
翔一「だよね。よーし、じゃあ俺は栄養たっぷりの料理作ろうかな!」
ガシャン!ガタガタッ!
蓮『落ち着けお前達!』
ドーン!バキバキッ!ガタン!!
イブキ『そうですよ、僕達が行ってもうわあっ?!』
真司「な、なんだ今の?!」
渡「お隣りから…だよね」
巧「あいつら今度は何やったんだよ…」
突然の大きな音にみんなが驚いていると、玄関が開く音がして、隣に住む侑斗と新が慌てた様子で飛び込んできました。
侑斗「野上、いるか?!」
新「すまん天道、手伝ってくれ!」
良太郎「侑斗に加賀美さん!一体どうしたの?」
侑斗「いや、昨日の放送見たうちの兄貴達がテラー倒しに行くとか言い出して」
真司「テラーを!?」
一真「な、なんでまたそんなこと…」
ヒビキ「あ、もしかして竜くんがテラーにやられちゃったからそれで?」
侑斗「ああ。あれ見た啓介兄と雅人兄が、竜兄に喧嘩売るならうち全員に喧嘩売ったのと同じとか言い出したんだ」
新「相手が大きいからってパワードイクサーとサイドバッシャーまで出動させててさ…」
居間の窓から新が指差した方を見ると大きなロボットのようなものが二台見えました。周りには二人を止めようと
変身した二号家の面々がいます。
総司「さっきの轟音はそれか。全く、また面倒なことを…」
翔一「でも、普段は喧嘩が多くてもやっぱり家族なんだね。なんか微笑ましいなあ」
巧「こういう事態にならなきゃもっと微笑ましいんだけどな」

597 :2/3:2010/08/03(火) 06:10:33 ID:7caYnibx0
加賀美「兄さん達が足止めしてるけど、俺達だけじゃ周りに被害も出そうだしさ。悪いんだけど手伝ってくれないか?」
総司「うちの前でライダー大戦を始められても困るからな。仕方あるま…」
兄弟を代表して総司がそう言おうとしたそのときです。
ナイト『今だ誠、取り抑えろ!』
G3-X『はい!雅人、大人しく…(ポチッ)って、あれ?』
カイザ『!兄さん、そのスイッチは…!』
ディエンド『もう面倒だからパワードイクサーの操縦部分壊しちゃえばいいんじゃないかな?』
カリス『待て大樹!それはまず』
ファイナルアタックライド ディディディディエーン!
イクサ『大樹、やめなさい!ん?操縦がきかない…?』
G-3Xが間違って押してしまったサイドバッシャーのミサイル砲と、ディエンドが撃ったせいで変に動作したパワードイクサーの
アームが掴んだイクサポッドが、ライダーハウスめがけて飛んでいきます。
自分たちに向かって飛んでくるミサイル砲とイクサポッドを見て、ヒビキが「みんな、変身して!」と叫びます。兄弟達が慌てて
それぞれのベルトを取り出し、変身!とかけ声が聞こえるか聞こえないかのうちに、ドーーーン!!とものすごい音がしました。
翔太郎「おい、何だよ今の音!まさかミュージアムの襲撃か!?」
フィリップ「すごい爆発音がしたけど何事だい!って、うわ…」
翔太郎「な、何があったんだ…?」
突然の爆発音に翔太郎とフィリップが駆け付けると、ライダーハウスの居間は天井に大穴が開き、爆発で家具がボロボロに
なっていました。あんな攻撃を受けたのにこの程度で済んだのはZECT以下略の技術の賜物です。
何が起こったのか分からない二人が目を白黒させていると、壊れた家具の下から変身した兄弟達が出てきました。
クウガ「よいしょっと…皆、大丈夫?」
龍騎「へ、変身間に合わないかと思った…」
アギト「真司兄さんは鏡必要だもんね。うわ、あちこちボロボロだ」
翔太郎「おい、一体何があったんだ?」
響鬼「いやー、実はお隣りさんがね」
響鬼がこれまでのことを説明しようとしたとき、不穏な空気を纏ったカブトとディケイドが家具の残骸の下から立ち上がりました。
変身した状態ですが二人の目が据わっているのが分かります。

598 :3/3:2010/08/03(火) 06:12:19 ID:7caYnibx0
カブト「近所でライダー大戦勃発では飽き足らず、うちにまで攻撃してくるとはいい度胸だ…」
ディケイド「海東の奴、相変わらずふざけた真似しやがって…!」
いつの間にかカブトの手にはハイパーゼクターが握られ、ディケイドはいつもと目の形が違ってきています。
ガタック「おお落ち着け天道!確かに悪かったけどハイパーゼクター持ち出すな!」
ファイズ「気持ちはものすごく分かるが落ち着け士兄!激情態はやめろ!」
キバ「翔太郎兄さん、フィリップ、士達止めるの手伝って!」
翔太郎「お、おう!よく分からねえが、行くぞフィリップ!」
フィリップ「了解だよ翔太郎。この状態で倒れると危ないから、最初からエクストリームでいいかい?」
キバに促され、翔太郎とフィリップがそれぞれのメモリを手に構えます。
翔太郎・フィリップ「「変身!」」

結局プチライダー大戦によって更にあたりが破壊され、警察がかけつけることになりました。
二号家の二人は帰宅した恵と巧が呼んだ真理に怒られ、総司と士も妹たちに大人げないと怒られたそうです。

照井「左、フィリップ、俺がいなかった間に何があったんだ・・・?」
左「あー、家族を思いやるのも度を弁えろって話だ」
フィリップ「結局家具は全部買い替えになったからね、うち」

599 :名無しより愛をこめて:2010/08/03(火) 15:21:50 ID:kyGiXMIl0
>>591
確かに「死んだ人でも生き返る」のがこのスレとはいえ、
オルフェノクsとか、流星塾勢、龍騎勢、斬鬼さんと劇中の時点で死んでるやつ多いな。

600 :名無しより愛をこめて:2010/08/03(火) 23:36:16 ID:tDyJB/Be0
橘「夏休みということもあって、資金集めの為にお化け屋敷を作った」
村上社長「因みに例によって例のごとく、ZEC(略)の提供でお送りします」
小沢「ちびっ子から大人まで楽しめるアトラクションになってるわ」
巧「で、一真兄と真司兄がモニターやらされてんのか」

一真「ひぃぃぃ!鏡の中からコートを着た陰気そうな男が覗いてる!」
真司「ぎゃー!上下に別れた砂の化物ー!」
一真「うわぁぁぁ半魚人だぁぁぁぁ!」
真司「片袖の無い二人組が追いかけてくるぅぅぅ!」
一真「草加が出たー!」
真司「名護さんは最高ですー!」

小沢「お化け役は友情出演の方々よ」
翔太郎「明らかにお化けじゃない奴が混ざってたぞ!」
須藤「人間が一番怖いっていうじゃないですか」
巧「そういう意味じゃねぇだろ!」

601 :名無しより愛をこめて:2010/08/04(水) 00:49:51 ID:gzW40FFh0
>>596
変身後の電王がいない・・・やはり間に合わなかったか・・・

602 :名無しより愛をこめて:2010/08/04(水) 03:06:12 ID:3hyRFK/y0
>>601
きっと良太郎のことだから変身できても瓦礫に埋まっちゃってて
「およぉぉぉ、だ、誰か助けて・・・」と救助を待っているに違いない

603 :名無しより愛をこめて:2010/08/04(水) 05:31:58 ID:rnovp7Bo0
>>600

バッシャー(だよな?)あたりまでは確かに演出次第で怪談的に怖いが地獄兄弟は違う怖さだwww
下2人に関してはもはや正体知った上での恐ろしさw

……イマジンたちやアームドモンスターは出演交渉できそうでも、残りにどう持ちかけたのか気になるな
真に恐るべきはZEC(ryかも知れない

604 :名無しより愛をこめて:2010/08/04(水) 21:47:44 ID:pAMoRA5O0
つーか一真もあの姿なら十分化け……ゲフンゲフン

605 :名無しより愛をこめて:2010/08/04(水) 21:59:50 ID:USSbJ7MB0
一真の一が見えなくて真おじさんに見えたけど内容的に間違ってない


あ、やめて引っこ抜かないで!

606 :名無しより愛をこめて:2010/08/05(木) 02:01:47 ID:IQD179TB0
>>604
つまり

一真「ギャー!ってあっ興奮しすぎてジョーカーの姿に」
北条「まったくなんで私がこんな……と、きたようですねってギャアアアアアアアアアア!」
一真「(悲鳴に驚いて)ウワアアアアアア!?」
琢磨「いったい何がってウワアアアアアアアアアア!」

こうなるのか

607 :名無しより愛をこめて:2010/08/05(木) 09:40:59 ID:0eKRNBMy0
>>606
想像して思わず吹き出したじゃないか!

608 :名無しより愛をこめて:2010/08/05(木) 23:51:00 ID:EvLi/8pn0
で、そして所長に「なに驚かす側が驚いてんねん!」とスリッパで突っ込みを入れられるんだな
もちろん一真はジョーカーの姿のままでついでにポコっと一発w

609 :名無しより愛をこめて:2010/08/05(木) 23:53:32 ID:fAvCJM540
一瞬烏丸所長の方かと思ってしまった。

だが私は謝らない。この想像力を共有して、君が笑ってくれると信じているからな。

610 :名無しより愛をこめて:2010/08/06(金) 19:37:06 ID:2EEp2/wq0
中の人ネタ
ttp://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2010/abt_prs_id000576.html
父さんと良太郎が叔父さんと甥の関係にw

611 :明日は映画!:2010/08/06(金) 21:42:57 ID:z5Tdy4rt0
総司「いよいよ明日だな…」
加賀美「ああ、そうだな!」

総司「翔太郎兄さんとフィリップの映画」加賀美「高校野球開幕!!!」
総司・加賀美「……………」

総司「加賀美…良い度胸だな」
加賀美「いっいや〜これはちょっとしたジョークで…あっちゃんと俺も見に行くからさ!」

フィリップ「そういえば彼は野球少年だったね」
巧「冷静に言ってないで今にも変身しそうな総兄止めるぞ」
アラタ「なんとかなるなる!」
巧「ならないだろ!!」

良太郎「そんな事言ってる間に加賀美さんが大変な事に…」
エリ「大丈夫だって!2人共仲良しなんだし!」
ハイド「成程、喧嘩する程仲が良いという事だな!」
翔太郎「いや、なんか違うだろ」

雄介「なんにせよ明日が楽しみだな!」

612 :1/4:2010/08/06(金) 23:27:47 ID:ORCSPJNi0
避難所から。
--------------

ロダの人文字が出来るまでを考えてみた。

ある昼下がり、めずらしく兄弟姉妹たちが揃ってリビングでくつろいでいるときに、その話は始まりました。
真司「はぁ?人文字が見たい?」
フィリップ「そうだよ、真司さん。人の体のみを使い、ポーズの限界に挑んで表現する、芸術的行動だよ!」
目をキラキラさせながら語るフィリップに、周りは困惑するばかりです。
巧「そんな高尚なもんだったか?」
一真「人文字って言ったら、“命っ!”をおもいだすなー」
翔一「そういえば、最近はやってないのかな?」

真司「今、俺がやればいいのか?っても、あんま難しいのは無理だぜ〜」
士「大体わかった。柔軟性に難有りなんだな。真司兄さんは」
真司「うるへー。さ、フィリップ。何にする?」
フィリップ「それじゃダメだ!僕はみんなでやってみたいんだ!!」

「ええーーーーーーーーーーーーーっ!?」

613 :2/4:2010/08/06(金) 23:28:54 ID:ORCSPJNi0
翔太郎「お前はなんでこう、話を大げさにするかなあ!」
フィリップ「団体で行う人文字は、結束が重要だと書いてあったんだ。僕は皆なら最高の人文字が見れると思ったんだ。違うかい?」
翔太郎「フィリップ……」
ヒビキ「フィーくんいいこと言うねぇ!」
雄介「そこまで言われたら、やらないわけにはいかないよね」
渡「うん、そうだね、雄介兄さん」
良太郎「かっこいいの作りたいなあ」
巧「あっという間にやる流れか……」
総司「ちょうどいいな」
一真「いきなり、何がちょうど良いんだ?総司」
総司「もうすぐ翔太郎兄さん達がきて一年になるだろう。新しい兄弟が来る前に、記念撮影をと思っていたところだ。人文字の写真もたまにはおもしろいかもしれん」
翔太郎「俺達の一年のあかしが人文字なのかよ!」
フィリップ「いいじゃないか翔太郎。みんなでやればいい思い出になるじゃないか」
翔太郎「元凶のお前が言うなーーーーーーーーーーーー!!!!」
巧「いいツッコミだ……」

614 :3/4:2010/08/06(金) 23:31:25 ID:ORCSPJNi0
そんな感じで、兄弟たちは人文字撮影会をすることになりました。姉妹たちはお手伝いです。


龍騎「この……破壊者めーーーーーー!わざとだろ、わざとなんだろー?」
ディケイド「何の話だ。真司兄さん」
龍騎「なんの文字をやるかも、順番も、さらっとお前が言いだしたことじゃないかー!いっててて……」
ディケイド「だが決めたのは皆の総意だからな。しかたないだろ?」
龍騎「ううー。総司!お前もお兄様を差し置いて、一番楽&いつもの決めポーズってどういうことだよ!」
カブト「天の道をゆく俺には、常に超然としていろという天の導きだな」
龍騎「ああもう……俺、今なら鳴滝さんの気持ちわかるぜ。『おのれ、ディケイドーーーーーーーーーーーー!!』」
ディケイド「それはやめろ!」

615 :4/4:2010/08/06(金) 23:32:10 ID:ORCSPJNi0
響鬼「はいはい二人ともそこまで。早いとこ撮らないと、良ちゃんが大変だからね」
キバ「大丈夫…?良太郎」
電王「う、うん。なんとか……あ、足がつりそう!およぉぉ〜」
龍騎「わりぃ、良太郎!」
ディケイド「すぐ戻るからな!」

みのり「じゃあ、撮るわよ!」
雪菜「後ろの幕も準備OKよ」
小夜「こっちも大丈夫だよ!」
樹花「お兄ちゃんたち、スマイル、スマイル!」
ひより「変身してるからわからないと思う…」
愛理「こういうことは気持ちだから。ね、ひよりちゃん」
みのり「はい、チーズ!」

数ヶ月後、男性が一枚のパノラマ写真を見て、わけがわからないという顔をしてました。
???「これって、一体なんだ?」
真司「まあ一言でいうなら“絆”だな」
一真「そうそう!来年は一緒に撮ろうな!」

616 :1/2:2010/08/07(土) 22:13:07 ID:5AqV6k9b0
映画見てきたぞ翔太郎ぉぉぉ!かっこよかったじゃねーか畜生!
(以下若干ネタバレ注意)

ヒビキ「しょーちゃん、お疲れ様。大変だったねぇ」
翔太郎「俺達のガイアメモリが無力化されちまった時は焦ったぜ・・・」
真司「でも凄かったな!仮面ライダージョーカー!」
渡「まさか父さん達と同じ技を使うとは思わなかったな。」
良太郎「変身のしかたもちょっと父さん達に似てたよね。それにしても、仮面ライダーオーズだっけ。かっこよかったなぁ…」
翔太郎「いきなり出てくるもんだからこっちは驚いたぜ。まぁおかげで助かったけどな」
士「そうか、あそこでスタンバってオーロラ出す準備しといたのはやはり正解だったか。」
翔太郎「いきなりだと思ったら士、お前の仕業かよ!」

雄介「次の兄弟かー、俺も一度会ってみたかったなぁ。」
翔一「士は一足先に会ってるんだよね。どんな感じの人だった?」
士「いや?俺は会ってない。あいつが通りかかったところにオーロラ出して突っ込ませた。」
翔太郎「半分誘拐みたいなもんじゃねーかそれ!」
巧「士兄も相変わらず手荒だな・・・(ツッコミする回数が減るとやっぱ楽だな)」
翔太郎「そういや、総司と良太郎はこの前何相談してたんだ?お前ら2人って珍しいな」
総司「俺と良太郎にもまた別の戦いがあるってことだ、翔太郎兄さん。そうだろう良太郎?」
良太郎「う、うん。まだ秘密だけどね」
総司「さて良太郎、さっそくもう一度打ち合わせだ。」
良太郎「え”っ、き、今日はそろそろ休もうyっておよぉぉぉぉ」(ズルズル)

617 :2/2:2010/08/07(土) 22:14:52 ID:5AqV6k9b0
一真「・・・」
翔太郎「ん、なんだよ一真、さっきから黙り込んでるみたいだけどよ」
一真「いや、なんだか翔太郎兄さんにものすごい親近感が湧いてさ、ほらあのすがt」
亜樹子「はいそこストォォォォォーップゥ!!!」(すぱこーん!)
一真「ヴェッ!?」
翔太郎「おま、どこからでてきた亜樹子ォ!」
亜樹子「ネタバレ防止ってやつよ!知りたい人は映画館でね♪」
翔太郎「馬鹿やってないでさっさと帰るぞ!」
亜樹子「にゅぉぉぉ、はーなーせぇぇぇ!」(ズルズル)
巧「ったく、相変わらず騒がしいな・・・」
ヒビキ「しょーちゃんたちはあのくらい賑やかな方が楽しくていいと思うけどね」

何故一真なのかは映画を見ればわかるから、皆映画見に行こうぜ!
オチが思いつかないが、これもすべてディケイドの仕業なんだ!
士「おい、そりゃお前の発想力が貧困なだけで俺は関係ないだろ」
鳴滝「おのれディケイド!」
士「お前も湧いてくるな!」

618 :永遠の切り札 1/7:2010/08/10(火) 21:08:51 ID:ZpzNQNKP0
剣脚本家會川氏の先月のツイートと、次回のWの「身内の依頼」ネタを見て思いついた。
※捏造あり。未来ネタ・捏造が嫌な人はIDかタイトルのNG指定願います。


「剣崎、これ食ってもいいかな?」
お昼時、橘朔也がいつものようにいきなりライダーハウスに上がり込んだ。
「橘さん!?…あぁ、俺の海老フライが…折角残しておいたのに…」
割りを食うのは大抵一真だ。食事当番の総司、依頼が無く家でのんびりしていた
翔太郎とフィリップの目の前で、まるで飢えた獣の様に橘はご飯を掻き込んでいく。
「今日はまたやけに食べるな」
「あぁ…ホント井坂並みだな」
次々空になっていく皿を眺めながら、総司と翔太郎が呆れたように言った。
「今日は重要な研究があるんだ。腹ごしなえをしておかないとな」
「どんな研究なんだい?人類基盤史研究はとても興味深い検索対象だ」
「まぁ、ちょっと色々とな。外部の人間には言えないんだ」

「最近BOARDは何の研究してるんです?俺は部外者じゃないから言えますよね、橘さん!」
笑顔で問い掛けた一真に対し、橘は若干表情を曇らせた。
「プロジェクトチーム以外の人間には言えない。剣崎、お前には特に」
「何でですかー!水臭いなぁ橘さんも。教えてくれたっていいじゃないですか!」
一真は軽く拗ねながら橘の肩を叩いた。何の気無しにとった行動だったのだが…
「うっ……!」
橘は肩を押さえて顔を歪めた。
「だ、大丈夫ですか橘さん!?俺、そんなに強く叩いちゃったかな…?」
「……いや、大したことない。実は昨日、研究所で資料を探している時、台を踏み外して肩を打ったんだ」
「えぇ!?ホントに大丈夫なんですか!?」
何気なく会話を交わす2人だったが、居合わせた兄弟達は橘の様子がどこかおかしい事に気付いた。
「ごっそさん」
空の皿を積み上げて、橘はいそいそと立ち去った。

619 :永遠の切り札 2/7:2010/08/10(火) 21:10:55 ID:ZpzNQNKP0
「……何か、変じゃなかったか?橘」
「恐怖心の再来、かな?」
「それは乗り越えた筈だろう。他に何か訳がありそうだな」
総司達の会話を聞きながら、一真の胸に不安が募った。
自分の知らない所で、彼は一体何をしているのだろう…。
「翔太郎兄さん…探偵の依頼をしたいんだけど」
一真の言葉に、翔太郎は驚いて目を見開いた。
「どうした一真?…やっぱ、橘の事が気になるのか?」
「橘さん、結構頑固だから、自分からは言わないと思うんだ。…なあ兄さん。
 橘さんが何を隠しているのか探ってくれないかな。もし危険な事をしているなら…俺はそれを止めたい」
一真の真剣な様子に、翔太郎は応えた。
「……分かった。俺達が必ず秘密を突き止めてやる」
「あ、依頼料なんだけど、預金残高が殆ど無くて…」
「いらねぇよ。家族から金を取るようじゃあ、男が廃るぜ」
「ありがとう、兄さん…やっぱ兄さんはハーフボイルドだなぁ!」
「僕達なんか足元にも及ばない…だろ?」
「ある意味ハーフボイルドの頂点を極めているからな」
「っおい!お前らいい加減にしろ!」

一真の依頼を受けた翔太郎は、亜樹子と共に調査を始めた。

620 :永遠の切り札 2/7:2010/08/10(火) 21:12:23 ID:ZpzNQNKP0
「橘さん?最近うちには来ないけど…」
自宅にやってきた翔太郎達の質問に、虎太郎は首を傾げた。
「何か変った様子はありませんでしたか?急にもずくや辛味噌を大量消費するようになったとか」
「それ、ある意味いつもの橘さんっていうか…いやそれもおかしいけど」
「どんだけ偏食やねんっ!」
亜樹子のツッコミをよそに、栞が思い出したように手を叩いた。
「そういえば、最近よく研究室に遅くまで篭っていることが多いわ、橘さん」
「広瀬さん、橘のプロジェクトチームに参加しているんですか?」
「プロジェクトチーム?そんなの作ってないわ。ここ数年は人々の生活に
 直接関わる機器の研究をしているし…ほら、ZECTとか他の企業との共同開発で」
「あぁ…噂に聞いてる、例の『ZECT以下略の皆さん』ね!いつも翔太郎君達がお世話になってるっていう」
亜樹子は少々目を輝かせ、翔太郎は眉根を寄せて亜樹子を小突いた。
「ただ……剣崎君が今の状態になっちゃった頃からかな。橘さん、一人だけで何か研究し始めたの」
話しながら、栞の表情は徐々に曇っていった。
「特にこの頃、ろくに眠れてないみたい。体もあちこち庇うようにしているし…。
 それに、研究室の様子も時々変なことがあって」
「それって、一体…?」
亜樹子が尋ね、栞は徐に続けた。
「壁や机が変に歪んでたり、穴が開いていたり…。
 橘さんはただの研究だって言い張ってるけど、絶対何か危険なことをしているわ」

621 :永遠の切り札 4/7:2010/08/10(火) 21:13:49 ID:ZpzNQNKP0
「どうしたの爺ちゃん、急に呼び出して」
ターミナルにやってきた幸太郎とテディは、待合室で待っていた良太郎と総司に駆け寄った。
「ごめんね急に。総司兄さんが幸太郎に聞きたいことがあるからって」
「心配するな、オーナーには十分な見返りを渡しておいた」
「またレア物チャーハン対決用スプーンでも渡したんでしょ。オーナーご機嫌だったし」
少し談笑した後、総司は本題を切り出した。
「橘朔也に会ったことはあるか?」
「橘さん?あぁ、何度かあるよ。昔一真爺ちゃんの仲間だったって人だろ」
「その橘の印象…どんな感じだ?」
「どんなって…年の割には若いっつーか…いや、若すぎ?」
「それ、一体どういうこと?」
良太郎の質問に、テディが答えた。
「私がお見受けするに、彼は普通の人間とは違うのではないでしょうか」
「てか、あの人人間だったの?俺てっきり一真爺ちゃんと同じ種類の人かと思ってた」
「!?……どうして、そう思った?」
「だって、どう見たっていいとこ30代くらいにしか見えないんだよ。
 爺ちゃん達と同じ世代の人間なら、もっと老けてなきゃおかしいだろ?」
その言葉を聞いた瞬間、総司と良太郎の体が強張った。その様子に気付かず、幸太郎は続けた。
「それに、あの人言ってたぜ。…『切り札は、俺だけなんだ』って」

622 :永遠の切り札 5/7:2010/08/10(火) 21:14:59 ID:ZpzNQNKP0
「『研究』『危険』『怪我』……うーん。まだキーワードが足りないな」
集められたキーワードを元に、フィリップは地球の本棚で検索をしていた。
「…ねえ、兄さん達。僕、幸太郎の話を聞いてから、ずっと同じこと思ってるんだけど…」
「あぁ、お前だけじゃない。皆確信を持っている。ただ…」
総司が視線を向けた先には、固い表情をした一真がいた。
「一真…ほんとにいいのか?」
翔太郎の問いに、一真は頷いた。
「…分かった。フィリップ、キーワードを追加だ。『不老』、そして…」
「……『切り札』……」
一真が呟くと同時に、フィリップは本を開いた。
「絞れた。橘朔也は自らの体をアンデッド研究の実験台として使用している。
 研究室に残されていた跡は、実験の副作用で暴れた際にできたものと考えられる。
 未来の情報に関しては未確定だが、野上幸太郎の証言が事実ならば、
 不老不死であるアンデッドの特性を当てはめて説明できる。
 つまり彼の体は、実験によってアンデッドに非常に近い構造になりつつあると言える」
ホワイトボードに記された『UNDEAD』の文字に、兄弟達は重く溜め息を吐いた。
「…やっぱり、こんなのだめだ…」
一真は搾り出すように言い、両手を強く握り締めた。
「一真兄さん……」
「俺…橘さんを止めてくる!」
そう叫ぶなり、一真は部屋を飛び出した。兄弟達も慌てて一真の後を追った。

623 :名無しより愛をこめて:2010/08/10(火) 21:16:27 ID:ARAbD7qz0
しえん

624 :永遠の切り札 6/7:2010/08/10(火) 21:17:19 ID:ZpzNQNKP0
「橘さんっ!!」
鍵の掛かった研究室のドアを蹴破って、一真は中に入った。
カーテンは閉められ、周囲の機械の液晶が放つ緑色の光が不気味に部屋を照らしていた。
「…橘さん!!!しっかりしてください!!」
部屋の隅で倒れている橘を見つけ、一真は駆け寄って揺さぶった。
そこへ兄弟達が追いつき、総司が部屋の明かりを点けた。
「……うぅ……け、剣崎…なぜここに…?」
意識を取り戻した橘は、薄く目を開けて一真を見つめた。
「橘さんこそ、何してるんですか…黙って一人で、こんな実験を…」
「違うんだ、剣崎…うっ!」
起き上がろうとした橘は、鈍く呻いて腕を押さえた。切り傷ができていて、赤い血が滲んでいた。
それを見た一真は心持安堵した溜め息を吐いたが、すぐに険しい表情になった。
「橘さん…こんなことを続けたら、あんたは…」
「分かってる。全て承知の上だ」
「だったら何で!?分かっててどうして続けるんだよ!」
橘は一真の質問には答えず、口を噤んだ。
「……俺、あの時覚悟したんだ。始を…皆を救う為にジョーカーになろうと決めた時。
 苦しみは、全部俺が背負うって。そうすれば、始は孤独を感じることなく人々の中で生きていけるし、
 皆もアンデッドがもたらす恐怖から開放されて、平和に過ごしていける。
 俺一人が犠牲になることで、沢山の人々を救うことができた…だから…」
「苦しいのはお前だけじゃないんだ、剣崎!!」
橘の叫びに、一真は驚いて目を見開いた。

625 :永遠の切り札 7/7:2010/08/10(火) 21:18:32 ID:ZpzNQNKP0
「確かにあの時は、お前がああなる以外方法はなかった。しかし、そうせざるを得ない状況に追い込んでしまった
 俺達にも責任がある。俺は最初は恐怖心から逃げてばかりいたし、肝心な時に十分力を貸せなかった。
 だがお前は逃げるどころか、常に俺達を助けようとしてくれた。だから、今度は俺達がお前を救う番だ」
うっすら涙を滲ませる一真をまっすぐ見据えながら、橘は一真の肩をがっしり掴んだ。
「全部お前の為だ、剣崎」
「……橘さん……」
一真は顔を伏せ、背中を震わせて嗚咽した。

「未来の橘朔也が言ってた『切り札』とは、どういう意味なのかな?」
橘を医務室に運んだ後、フィリップがふと呟いた。
「多分、そのまんまの意味だろ。橘自身が一真や始を救い出す切り札だってこと」
翔太郎は言いながら、ジョーカーメモリを軽く掲げた。
「おばあちゃんが言っていた。人は世界を滅ぼすが、救うのもまた人なんだ、と」
総司がいつものポーズを取るのを横目で見ながら、良太郎が言った。
「橘さんは、一真兄さんと始さんを助けるまでは絶対に死なないつもりだと思うよ」
「あぁ、じゃなきゃあそこまで無茶しないよな…まぁ、橘さんらしいけど」
少し悲しそうに笑う一真に、翔太郎が歩み寄った。
「一真、今回の報告書のラストは書かないでおく。
 いつの日か、俺か俺の意思を継いだ奴が、お前の物語の結末を書けるようにする為にな」
「…翔太郎兄さん…!」
一真と翔太郎は微笑んで、互いに拳を突き合わせた。


途中ナンバリング間違えたすまんorz
>>623支援d

626 :名無しより愛をこめて:2010/08/10(火) 21:22:34 ID:ARAbD7qz0
GJ!
そういえばあの話では橘さん現役なんだよね……
人間をアンデッドにできるならアンデッドも人間にできるはず!ってことか
どちらにしろ、未来でもずいぶんと騒がしそうな3人だね……その「いつか」がかなうといいな

627 :名無しより愛をこめて:2010/08/10(火) 21:37:23 ID:GIDZJxNX0
おおおカッコイイ橘さんキター!
剣ライダーズは幸せになって欲しいよ

いいもん読ませてもらいました!ごっそさn

628 :名無しより愛をこめて:2010/08/10(火) 21:53:55 ID:eTXXgKix0
GJ!GJ!いい話だ・・・
おいしかったですよ。ごちそうさま。

629 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 02:26:09 ID:EPW27l370
映画ネタ(ちょいネタバレ注意)

一真「いや〜それにしても最後のパワーアップは格好良かったな」
渡「うんうん。また一人僕らの仲間が増えたね」
ユウスケ「俺も仲間の一人ですよね!?」
翔太郎「いや〜それほどでも…あるけどなっははは」
フィリップ「全く翔太郎は調子に乗って」
真司「皆の声援でって所が熱かったな〜!」
翔太郎「おいおいそれ以上言うとネタバレも度が過ぎるぜ。まあでもあの時は皆の想いがなんつーか胸に響いたっつーか」
フィリップ「自然に体に力が湧いてきたね」
海東「それにしてもオルフェノク君とは真逆のシチュエーションだったねw」
全員「!!!!!」
巧「……」

630 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 02:27:01 ID:EPW27l370
一真(そういえば巧は人類解放軍からも追い出されて)
渡(一万人の声援…いやブーイングの中で一人戦って)
真司(挙句の果てオルフェノクって事までばれちゃったんだよな…)
ユウスケ(な、なんて言ったら良いか…)
翔太郎「…巧、済まねえ。お前の気持ちも考えずに」
フィリップ「僕からも…」
巧「あー!余計な同情すんなよ、鬱陶しい!それに声援なんて味方だろうが敵だろうが喧しいだけだろ全く」
翔太郎「巧…」
巧「それに俺はあん時、真理の期待に答えなきゃいけなかったしな。木場とも決着付けなきゃいけなかったし、だから一人だって戦えたんだ…いやバジンが居たな二人か。正直あんときゃ周りのブーイングなんて聞こえて無かったぜ」
海東「良い台詞だ感動的だね」

631 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 02:27:50 ID:EPW27l370
巧「今は兄弟っつーのも出来ちまったしな。お陰で一人でいる時間もねーよ」
真司「ははっそりゃそうだ!」
巧「それに翔太郎兄とフィリップの活躍見てホッとしてるんだぜ?」
翔太郎&フィリップ「「え?」」
巧「たとえ孤独でも命ある限り戦う…それが俺達仮面ライダーなんだろうけどよ、偶には皆に応援されながら戦っても良いんだなって思えたからな」
翔太郎「巧…」
フィリップ「ふふっ。あれ、翔太郎泣いているのかい?」
翔太郎「ば、馬鹿野郎!これは心の汗だ!」
真司「うわあああん!巧いいい!」
一真「何か困った事があったら隠さず俺達に言うんだぞおおお!」
渡「いつでも助けに行くからね!」
巧「へいへい…。全く五月蝿い兄弟が出来て嬉しーよ」

end

632 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 03:15:44 ID:0Kqt6msc0
お化け屋敷も映画ネタも人文字も橘さんも全部まとめてGJ!
ここのところ投下が多くてGJが間に合わない・・・嬉しい悲鳴状態だ

以下、避難所の投下のコピペになります

633 :おまもりのはなし1/7:2010/08/11(水) 03:18:10 ID:0Kqt6msc0
・W46話直後くらいのイメージです。録画等で未見の方はご注意ください。
・フィリップは相棒で居候の設定
・特に触れてないけど兄弟は血がつながってる設定。
・46-47話間のイメージなので、琉兵衛さんは死亡したと思われています。
(兄弟スレは死んだ人も生きてるけど、生き返る=生きていることが判明するのは
本編終了後だと思ってます)

死んでる人がいる話が苦手な人はタイトルの「おまもりのはなし」かIDでNGしてください。
-----

おまもりのはなし

フィリップの実の父であり、ミュージアムの首魁であるテラードーパントこと
園咲琉兵衛は倒れた。
だが、フィリップのすぐ上の姉である若菜は焼け跡から見つからなかった。
つまり事件はまだ本当の意味では終わっていない。
それでも一連の事件について一区切りついたことには変わりなく、翔太郎は事務所で
事務処理に追われていた。

「翔太郎兄いるか?」
階段を駆け上がる音がしたので、誰か――呼び鈴の音はしなかったので
近しい誰かだ――来たことはわかっていたが、ドアを開けたのは少し意外な人物だった。
「どうした真司」
すぐ下の弟である真司は、OREジャーナルというネットニュースの記者だ。
職業柄いろんな場所に行くことはあるが、風都方面にはあまり縁がない。
「いや、取材で風都に来たからついでに差し入れでもって思って」
そういって差し出されたのは風花饅頭に浅川洋菓子店のスイーツセットにりんご飴。
どこかで見たような品ばかりである。
「どうしたんだこれ」
どれか一つならともかく複数となると、年がら年中金欠の真司だけが絡んでるとも思えない。

634 :おまもりのはなし2/7:2010/08/11(水) 03:19:00 ID:0Kqt6msc0
「いや、スイーツ特集ってことでいろいろ店を回ってたらさ、
なんかみんな翔太郎兄のこと心配してて、差し入れ行くなら持っててくれって言われたんだ。
俺の差し入れはこっち」
差し出されたのは、水饅頭だった。
「総司が張り切って作ってた。自慢の品だから、心して食えってさ。
あと、翔一が晩飯気合い入れて作るから今日は事務所のみんなつれて帰ってこいだと」
「わかった、今日は帰れるよう努力する」
ここのところ処理に追われて事務所に寝泊まりしていた翔太郎は食事担当である21才の
双子を思い出しながらため息をついた。

「ただいまーって、お客様?」
「左の弟か」
「あ、真司さんだ!」
「お、久しぶり竜君、亜樹ちゃん」
「「お久しぶりです」」
出かけていた亜樹子が照井と連れだって帰ってきた。もはや突っ込む気にもなれない。

「翔太郎兄には伝えたんだけど、翔一が気合い入れて晩飯作るから事務所の皆さんも
是非って言ってた。だから良ければ亜樹ちゃんも竜君も今夜うちにおいでよ」
「うわぁい、ごちそう?行きます行きます!」
「ふん、断る理由はないな」
「そう思うなら亜樹子ぉ、事務処理手伝え。俺一人じゃこれ夕方までに終わんねぇぞ」
「えー、量があるのは翔太郎君が普段さぼってるせいじゃん」
「いいから手伝え」

照井がコーヒーを入れ、それを亜樹子が差し出す。
いつの間にか"あたりまえ"になった光景。
「もう、しかたがないなあ。手伝うから書類こっちによこして。それから、ほら、コーヒー」
「おう、サンキュ」
「フィリップ君はガレージ?」

635 :おまもりのはなし3/7:2010/08/11(水) 03:20:08 ID:0Kqt6msc0
フィリップ専用のカップを持った亜樹子が首をかしげたとき、ガレージのドアから
フィリップが出てきた。
「ああ、亜樹ちゃんおかえり。真司さんと照井竜も来ていたのか、いらっしゃい」
「フィリップ、大丈夫か?」
「僕は平気だよ、翔太郎。それより水饅頭とはなんだい?興味深い」
「はいはい、検索するのは後にして先に食べよ?」
検索を始めようとしたフィリップを亜樹子が遮ってカップを渡す。
これもまた"いつも"の光景。

コーヒーを飲みながら作業を進めていると、いつの間にかデスクの脇に
移動していた真司と目があった。
「ちょっとほっとした」
つぶやく様な弟の言葉に、翔太郎は仕草だけで続きを促す。
「完璧じゃなくても、ちゃんと"いつも"に戻ってるみたいだから」
「そうか……ありがとう」
何をとは言わなかったが、通じているだろう。

おそらくは、かつて自分たちも通った道だからだろう。
きっちり見守ってくれているくせに、必要以上に干渉しようとしない
兄弟達の心配りがありがたかった。

636 :おまもりのはなし4/7:2010/08/11(水) 03:20:53 ID:0Kqt6msc0
「あ、そうだ。総司に言われたことがあったんだった」
「ん?」
そういって差し出されたのはA4くらのサイズの白い紙。
「この紙に名前書いてくれ」
「なんで4枚もあるんだよ、ていうかこれ何だ?」
「総司に言われただけだから俺も知らない」
「真司」
「いいからいいから、あ、フィリップ君も亜樹ちゃんも竜君も書いてね」
あんまり大きく書くなよーと言われるままに書いたものの、釈然としない。

「変なことにつかうんじゃねーだろな、それ」
「大丈夫、大丈夫。んじゃ、あんまり長居しても悪いし、俺はそろそろ帰る。
翔太郎兄たちもできるだけ早く帰ってこいよー」
結局その紙を何に使うかを告げることなく、真司は事務所を去っていった。

「もしかして……」
「ん?何か心当たりがあるのかフィリップ」
「いや、気のせいだろう。たぶん」
「そうか。じゃあ、とっとと事務処理すませちまうぞ」

何故か照井も手伝ってくれたので、事務処理は意外と早くおわった。

637 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 03:56:22 ID:nGu6T4kf0
しえん

638 :おまもりのはなし5/7:2010/08/11(水) 04:05:48 ID:0Kqt6msc0
家に帰ると、気合いを入れて作るというだけあって食卓の上には所狭しと料理が並んでいた。

「また、随分と気合いをいれたんだな」
「翔太郎兄さん達の戦いも一区切りついたからね。暑気払いと気合い入れだよ」
「まだ、終わったわけじゃね−ぞ?」
「それでも一区切りついたのは確かだろう?
おばあちゃんが言っていた。『体力をつけねば戦い抜ける戦いも戦い抜けない』と」
「そうそう、お日様いっぱい浴びて大地からたっぷり力をもらった野菜を食べて、
いつでも全力だせるようにしなきゃね」
「そうそう!体が資本だよ!」
「ヒビキ兄(さん)お帰り」
あまりの量に唖然とした鳴海事務所組が21才双子コンビと話をしていると後ろから声が掛けられた。
長兄のヒビキ兄だ。
シュッといつものポーズを決めると、ヒビキ兄はなにやら胸元からとりだして
翔太郎達に渡してくる。
「これは翔太郎ちゃん、これはフィーちゃん、これが竜君のでこれは亜樹ちゃん」
渡されたものは手のひらに握り込めてしまえるほどの大きさの、布の小袋だった。
見た目は神社で売っている"おまもり"に近い。
だが、いかにも手作りのような雰囲気で翔太郎とフィリップのものにはWの顔をかたどった刺繍が、
竜のものにはアクセルの顔をかたどった刺繍が、亜樹子のものにはスリッパの刺繍がしてある。

「これは……」
「えへへ、びっくりした?」
うれしそうにリュウタロスがくるくると回る。お前が提案したわけじゃねーだろとモモタロスに
こづかれているが気にする様子は無い。
騒いでるイマジン達を尻目に良太郎が笑いながら説明する。
「ずっと家族が一緒にいられますようにって、おまもり」
その言葉にあるものを思い出す。翔太郎はフィリップの方を伺ったが、影になっていて
表情はよく見えなかった。
「本当は雄介兄さんのお土産コレクションにあれに似たようなのあったからそれをって思ったんだけど」
「さすがにスペースが足りなかった」
20才の双子が口々に言う。

639 :おまもりのはなし6/7:2010/08/11(水) 04:07:00 ID:0Kqt6msc0
「まず事務所のメンバーが竜君も入れて4人、で翔太郎とフィリップ君除いて兄弟が10人、
姉妹が6人、父さんとおじさん達で11人、従兄弟達が3人で親戚が4人、良太郎のイマジン達が5人で、
幸太郎とテディの2人、で、竜君に渡すのに俺たちが書かなくてどうすると騒いだ2号家9人とデネブ、
ついでにその場にいて勢いで書いた人5人の計60人」
「まあ、刷毛じゃ普通にたりねーな」
「で、刷毛の代わりに紙に名前を書いてお守り袋に入れたらどうだろうって、
千人針じゃないけど、袋も一針ずつ糸をいれたんだ」
雄介の説明に巧と一真が補足を入れる。

渡された物を呆然と見つめながら、翔太郎はあることに思い当たる。
「じゃあ真司が事務所に来たのは」
「黙っててこごめん。メインの目的はあの紙に名前書いてもらうことだったんだ
まあ、取材も差し入れも本当だけどな」
「やはりそうだったか」
「フィリップ、お前気づいてたんなら」
「別に悪いことではないだろう?」
「まあ、そうだけどよ」

なにやら釈然としないが、兄弟達……そしてその回りにいる人たちが自分たちのことを
本当に心配していることだけはわかった。わからないはずがない。

「まあ、気休めにしかならないとは思う」
「それでも4人が最後まで戦い抜けますように、
家族みんながずっと一緒に居られますようにって願いを込めた。」
「だから、できれば、持っててくれるとうれしいな。」

「……ありがとう。みんな」
それ以外に言うべき言葉が見つからない。

640 :おまもりのはなし7/7:2010/08/11(水) 04:09:25 ID:0Kqt6msc0
「よし、じゃあご飯にしようか」

そうして普通に晩ご飯を食べ始めたはずなのに、いつの間にやら宴会が始まっている。
これも"いつもの光景"ではあるのだけれど。

やれやれと首を振り、縁側に出る。
視線を感じ、ふとそちらを見れば、いつもよりほんの少しだけ
真剣な顔をしたフィリップがこちらを見ていた。

「翔太郎」
「ん?」
「最後まで……悪魔と相乗りしてくれるかい?」
「あたりまえだろ」

最後まで一緒に戦って、そして笑ってこの家に帰ってくるのだ――相棒と一緒に。
これはそのための祈り。
ぎゅっと渡されたおまもりを握りしめた。


それは、最後の戦いが始まる少し前、まだ穏やかな日常の中に居られた夜のはなし。




------
46話のイーヴィルテイルの真実を見て、兄弟達なら自分たちも…ってやりそうだなーと思ったんです。
んで、兄弟達がそういうことを始めると父さん達やら2号家やらは黙ってないだろうと…。
でいろいろいじくり回したらこういう話になっていました。

641 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 04:11:24 ID:0Kqt6msc0
以上です。
5/7が改行ひっかかったので、一か所二行になってた文を一行に変えさせてもらった。
あと>>637ありがとう!

642 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 09:06:36 ID:8s62KnxcO
たしか「たそがれ」だっけ?未見なんだがネタはよかった!
剣ライダーズの幸せはほんとにいつも願いたくなるなー。
今は翔太郎たちが一番気になるけど

643 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 09:10:31 ID:XOyDps9B0
最初から最後までGJだったぜ!
あー…もう目から熱い汗が出やがる
最終回まで頑張ってほしいなW組

644 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 09:43:52 ID:8s62KnxcO
>>633
GJ!兄弟たちならきっとやる。そして60人って半端ないなーw

645 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 10:43:41 ID:2A9tneFnO
夏だけど、避難所のクリスマスカラーネタも良いぞ。

CAXがまさかそこに被るとはっ!

646 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 17:34:15 ID:jYYnWDz10
>>633
GJ!!
でも幸太郎とテディ入れるなら正夫やキバットも入れてやってくれw

ところで映画ネタって1ヶ月は自粛だったように思うんだけど…変わった?
個人的に「それ匂わせちゃっていいの?」っていうような事まで書かれてるように思うんだが…

647 :1/4:2010/08/11(水) 20:18:28 ID:gdNS38U20
屋敷の窓から炎が噴き出す。
あちこちから火の手が上がる豪奢な部屋。階段。食堂。
風都で絶大な権勢を誇った園咲家の、その終末の空間で琉兵衛は楽しげに笑っていた。

ははは!若菜は地球の巫女になった!
わが人生に悔いはない。さあ、踊ろう母さん

文音の手をとり、優雅に踊る。
なんて楽しいのだろう、今日は最良の日だ!さあ、冴子も若菜も来人も来なさい。一緒に踊ろう。

…幻想の文音の手が離れても、琉兵衛は心から笑いながら踊り続ける。

648 :2/4:2010/08/11(水) 20:19:28 ID:gdNS38U20
「楽しそうですな」
 その声は、唐突に琉兵衛の空間に割り込んできた。
 ぴたりと動きを止めて、声のほうを見やる。炎で形を覆われた扉のそばに、ひとりの男が立っていた。
 年齢は、琉兵衛と同じくらいか。中年というには余りに老獪な目、老人というには余りにしたたかな立ち姿。
「…これはこれは、加賀美警視総監殿。お招きした覚えはありませんが、何用ですかな?」
 琉兵衛はすっと両腕を後ろに回して、突然の招かねざる客――加賀美陸に向き直った。そして、部屋中が燃え盛り、
天井や壁が崩れ落ちる様をぐるりと見回しながら、
「見ての通り、今はお茶をもてなすには少々騒がしい。さらに、私は人生最高の喜びの中で、君にかまけている暇など
ないのだよ。出直してもらえないかね」
 その横柄ともとれる言葉にも、陸は薄い笑みを浮かべたまま、部屋の中に歩いてきた。
 琉兵衛の前で足を止め、同じように部屋を見回す。
「ああ。取り込んでいるようだ。…だが、お構いなく。私の用はすぐ終わる」
 二人が対峙する、すぐそばで小さな爆風が起き、シャンデリアの一部が床に落ちて砕けた。男たちは動かなかった。

「……まさかとは思うが…君は私を逮捕しようというのではあるまいね?」
「とんでもない」
「そうか。君が警視総監に就任した時に感じたとおり…無粋な男ではないようだ」
 満足げにうなずく琉兵衛に、陸も小さくうなずきを返して言った。
「私が今ここに来たのは、貴方に忘れ物を届るためだ」
「忘れ物?」
「…これだよ」
 陸は背広の内ポケットに手を入れ、掴んだものを琉兵衛に差し出した。

 イーヴィルテイル。

 園咲の家族の名前が書かれた、黒い刷毛。

649 :3/4:2010/08/11(水) 20:20:10 ID:gdNS38U20
「な…」
 琉兵衛は一瞬絶句し、驚きに満ちた目で陸を見る。
「…なぜ、これを…」
「良く見なさい。本物だよ。…かなり古びているが、正真正銘のイーヴィルテイル。園咲の…いや、貴方の、宝だ」
 陸は普段と変わらない、どこか皮肉めいた、それでいて妙に情を感じさせる声音で言いながら、硬直した琉兵衛の手に
その黒い刷毛を握らせて言った。
「かなりの未来から持ってきたものだから、もう今にも崩れ朽ちてしまいそうだが…貴方には、最期までこれを持つ
責任がある」
 そして、くるりと背を向けて扉に向かって歩き出す。
「未来…責任…?どういうことだ」
 渡された刷毛を茫然と見つめながら、琉兵衛は問うた。
 ……持ち手はぼろぼろに欠け、毛先は抜け落ち、色もずいぶん褪せてしまっているが、間違いない。
 琉兵衛。文音。冴子。わかな。らいと。何度も手に取った感触、何度も見た文字。
 間違いなく、本物だ。
「こ、これを、一体どこで手に……!?」
 我に返って、声を張り上げた時は、陸はもう部屋からいなくなってしまっていた。
「りゅうべえ…ふみね…さえこ…わかな…らいと」
 朽ちた刷毛に目を落とし、消えかけた文字を声に出して読む。
 炎は勢いを増している。
「……」
 琉兵衛の最期の言葉は、ごうっという轟音にかき消された。

650 :4/4:2010/08/11(水) 20:21:13 ID:gdNS38U20
「…あれで…良かったのかな…」
 うつむき加減でつぶやく良太郎に、隣を歩いていた大樹がひょいと肩をすくめた。
「さあねえ。…それにしても陸父さんには参ったね。この僕が、他人に頼まれてお宝を盗むことになるなんて」
 屈辱だよ、と、それでもさして悔しそうでもない風情で言葉を続ける大樹に、良太郎は顔を向けて
「僕も驚いた。デンライナーで何十年も未来に行って、あの刷毛を持ってきてほしい、なんて…新さんのお父さん、
どうしてそんなことを」
「さてね、あまり興味はないね、そんなこと。それより、陸父さんがオーナーとあんなに仲が良いことに驚いたよ、僕は」
 大樹にしては珍しい、あっけにとられた表情を思い出してしまい、良太郎は思わず笑いながら答えた。
「実はね、チャーハン勝負仲間、なんだ。よく駅長たちとも勝負しているみたいだよ」
 その言葉に、しばらく無言だった大樹が、大きな溜息をついて両手を肩の高さに挙げて言った。
「……まいったね」

 それから、二人はしばらく無言で歩いていたが、良太郎がぽつりと言った。
「…ほんの少しだけでも、救いたかったのかな…」
 大樹は、おや?という顔で良太郎をみてから、正面を向いて答えた。
「さあねえ。ほんの少しだけでも罰を与えたかったのかもしれないよ」
 …そして、また無言で歩く。


 とある部屋。
 かつて大事なものを喪い、また、大事なものをその目的のために犠牲に差し出さねばならなかった男が、ひとりピアノに向かっていた。
 ほんの少し、歯車が狂えば、あれは自分だったかもしれないと思いながら。
 彼の望みが、一体何のためだったのか。それがわかる時が来るかもしれないし、永遠にわからないままなのかもしれない。
 
 男が奏でるピアノ曲は、モーツァルトの「死者のためのミサ曲」。

651 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 20:32:39 ID:XOyDps9B0
まさかのお父さん達…泣いたGJGJ!
来人も加賀美も一度死んで二度目の命で生きてるんだよな
琉兵衛は本当に最後まで夢の中に居た人っぽくて悲しい終わりだったけど
加賀美の親父も息子をガタックにするのに一度見殺しにしてるんだよなぁと思うと深い話だった


652 :それぞれの居場所1/13:2010/08/11(水) 21:08:29 ID:BOqj5H+z0
全てGJ!
今だ…。この良作ラッシュにこの駄文を混ぜ込めば良作のおかげで目立たない…。
時期も考えずに、突然思い浮かんだネタを書いてみた。たっくんのライダーハウス入り。
オルフェノクだって事がみんなにばれたが受け入れられた辺り?
長文注意。無駄に長くてすいません…。


よく晴れたある日のことだった。
「たっく〜ん。これお願い!」(洗濯物がドサッと)
「たっくんゆうな!ったく…仕方ねぇな…。」
巧が啓太郎に渡された洗濯物を抱え、店の奥へ向かおうとしたとき、誰かが店に駆け込んできたかと思うと、
勢い余ってそのまま背を向けていた巧にぶつかった。
「いってぇ!なにすんだおまえ!」
「あ、悪い!わざとじゃないんだ!ところで俺、ここに乾巧って人が働いているって聞いて来たんだけどさ、いる?」
少しよろめいて洗濯物を取り落とした巧が怒ってぶつかってきた誰かを振り返ると、その誰かは慌てて謝ってからそう聞いてきた。
そこで啓太郎が
「ちゃっとたっくん、大丈夫?君も駆け込むのは危ないから、気を付けなきゃダメじゃない。
誰かに怪我させちゃったらどうするんだよ。」
と声をかけてきて、ぶつかってきた相手はきょとんとして「たっくん?」と呟いた。
「たっくんが乾巧だよ。ね、たっくん。」
「たっくんいうな!」
笑顔な啓太郎の言葉で、ぶつかってきた相手は巧の方を見て
「それ、本当なのか?」
と首を傾げながら聞いてきた。
「ああ、そうだよ。だけど俺はお前なんか見たこともないぞ。俺に何のようだ?」
ぶすっとしながら巧が答えると、相手は目を輝かせて「そっか!」というと、突然ガバッと巧に抱きついて言った。
「捜したぞ!俺の弟!」
「はぁ!?っていうか抱きつくな!離れろ!」


653 :それぞれの居場所2/13:2010/08/11(水) 21:10:22 ID:BOqj5H+z0
そうやってごたごたがあった後、ぶつかってきた青年(城戸真司というらしい。)は奥へ上がり、そこで話をすることになった。
真理と啓太郎も気になるので一緒に話を聞くことになった。真司はものすっごくニコニコしながら言った。
「お前見つけるの大変だったぞ!昔暮らしてた筈のところに行ってみたらなんか誰もいないし。
近所の人に聞いても知らないって言われるしさ。何かあったんじゃないかと心配してたんだよな。
いやー、見つかって本当によかった!」
「……だからどういうことだ?」
「いや、だから俺は巧の兄ちゃんだって。」
「俺は兄弟がいた覚えなんか無いぞ。どういうつもりだ。何がねらいなんだ?」
「ねらいも何も、俺は巧が弟だから捜してたんだよ。」
どうも会話していてもどこかずれた答えしか返ってこない。そのやりとりを黙って聞いていた真理と啓太郎は少し笑ってそれぞれ言った。
「でもよかった。これでたっくんも寂しくないんじゃない?少し安心したよ。」
「たっくんのお兄さんにしては愛想がいいじゃない。少しは見習ったら?」
「俺はまだ納得してねぇんだ!」
なかなか進まない話に苛立った巧が声を荒げると、真司は突然「あ、そうだ!」と言って
「とりあえず、家に移動しよう!まだヒビキ兄さんや雄介兄さん、翔一には巧を見つけたこと知らせてないんだ。
急に連れていったら驚くだろうけど、きっと喜ぶ!すぐ行こう!」
そう言うなり立ち上がり、すぐにでも飛びだそうとする真司を啓太郎が慌てて引き留めた。
「もうちょっと僕らにも説明してからにしてよ!このままじゃよく分からない。」
「えっ?じゃあ、歩きながらでもいいか?俺、なるべく早く行きたいんだけど。」
真司はそれ以上聞きいれそうになかったので、仕方なく家に着くまでに説明してもらうことになった。


654 :それぞれの居場所3/13:2010/08/11(水) 21:11:47 ID:BOqj5H+z0
「えーとな、今家にいるのは俺と翔一と雄介兄さんの3人かな。雄介兄さんはしょっちゅう旅に出ていていないことが多いけど。
あと、まだ一緒に暮らしていないけど、ヒビキ兄さんと総司、一真も時々家に来るなぁ…。」
「……ちょっと待て、おまえの言葉を信じるにしても、今挙げただけで兄弟6人もいるじゃねぇか!
いくら何でも多すぎだろ!おまえ、嘘ついてるんじゃないのか?」
「『おまえ』じゃなくて『兄さん』って呼んでくれよ!それじゃあ他人みたいじゃないか!
あと、雪菜姉さんとみのりちゃんを加えたら8人だな〜。あ、樹花ちゃんもいるんだ。ってことは9人か。」
指を折りながら数える真司に巧が突っ込むと、真司は尚も両手を使って数えながら答えた。
「うわあ、賑やかでなんだか楽しそうだね。」
啓太郎がどこか嬉しそうにそう言った。
「……まだはっきりと聞いてないぞ。何度も言うが、俺は兄弟なんかいた覚えはない。」
巧がむすっとしたままそういうと、真司はうーんとうなってから答えた。
「そういうところの説明、ややこしいから俺苦手なんだよ…。後で雄介兄さんとかヒビキ兄さんに聞いてくれない?」
「おまえな…。大まかな説明くらい出来ないのかよ?」
「とりあえず簡単に言うと、まあ色々とあって俺達兄弟全員をあちこちバラバラに養子に出した、かな?
それである程度の年齢になって危険が少なくなったから集まりだした?」
巧がやや呆れながらいうと、真司は首をひねりながらそう言ったが、最後は疑問系だった。
「まあいいんじゃないか?俺達が兄弟だって事は確かなんだし。それだけで十分だ!」
「よくないだろ!」
「い、意外と適当なんだ…。」
真司の軽い言い方に巧は突っ込み、啓太郎ですら顔を引きつらせていた。

真司の説明にならない説明を聞いている内に、真司が角を曲がったところで
「ほら、あの家!あの家が俺達の家!」
と言って一軒の家を指さした。真司が走って家の玄関に辿り着くと、すぐさま扉をぐいっと引っ張って…ガチャリ。
「あれ?開かない……もしかして翔一、買い出しに行ってるのかなぁ…。参ったなあ。」
真司はそう言いながらもなんとかして開かないかと扉を引っ張ったりノブをひねったりといじっていた。


655 :それぞれの居場所4/13:2010/08/11(水) 21:14:38 ID:BOqj5H+z0
「おまえ…、この家がおまえの家なら合い鍵とか持ってるんじゃないのか?」
「俺はすぐに鍵を無くすからって言って持たせてくれないんだよな〜。こういうとき不便なのになあ。
むしろ雄介兄さんには鍵は要らないと思うのに。なんでだよ…。」
扉とノブをガチャガチャといじり続ける真司を見かねた巧がそう声をかけると、真司はなんだか情けない声でそう答えた。
真司がどうしようかと頭を抱えた時、遠くからサイレンの音が近づいてきたかと思うと、
真司達の家の前に覆面パトカーが止まり、一人の青年が話しながら降りて来た。
「津上さん、今日はご協力ありがとうございました。おかげで助かりましたよ。
これで新しい武器のデータが取れたと、小沢さんも喜んでいました。」
「いえいえ!とんでもないです。それにしても本当に警察って大変そうですねぇ…。氷川さんも頑張ってくださいね!」
「ええ。まあ、心配ないとは思いますが、津上さんも念のために気を付けておいてください。では、失礼します。」
降りてきた青年は去ってゆく車を見送ると、家の方に向き直って、真司達に気が付いて笑顔で声をかけてきた。
「あ、真司兄さん帰ってきてたんだ。早かったなぁ。どう?巧は見つかった?」
「もちろん!ところで翔一はパトカーに乗ってどこ行ってたんだ?それと玄関早く開けてくれよー!
ちょうど入れなくて困ってたところ。」
「あはははは。ごめんねー、真司兄さん。ちょっと氷川さん達がG5の新しい武器のデータ作成するのに協力してたんだ。
―ところで後ろの子達は?」
「よくぞ聞いてくれました!ほらこっちが新しくうちに来る巧!後ろの2人は巧の友達だってさ!」
「…!おい、この家に住むなんて俺は一言も…」
「へぇ、そっかぁー!じゃあ俺も張り切って腕を振るって料理を作るからね!ちょうど今お昼時でしょ?すぐに作るから少し待っててよ!」
親しそうに言葉を交わす2人の雰囲気に呑み込まれていた3人の中で巧は慌てて突っ込みを入れたが、
天然2人組に流されて気が付けばリビングのようなところに座らされ、翔一にお茶を勧められていた。
そこの壁には変な仮面や何かのマークが入ったTシャツなどが飾られていた。

656 :それぞれの居場所5/13:2010/08/11(水) 21:16:49 ID:BOqj5H+z0
「たっくんのお兄さんって…、なんていうか、変わっているよね……。」
「今回は私もそう思う…。別に悪い人じゃないんだろうけど…。」
「じゃーん!今日のお茶菓子は翔一お手製の芋羊羹!翔一はレストランを経営してるし、味は保証できるぜ!」
真理と啓太郎も流石に少し対応に困っていた。そこへ真司が来て満面の笑みで芋羊羹を差し出してきた。
真司の肩越しに翔一が芋羊羹を神棚に供えているのが見えた。

「結局まだ聞けてないぞ。この家は一体どうなっているんだ?」
翔一が出してくれた昼ご飯のオムカレーライスを食べながら巧は言った。
ちなみに「熱いものは食べられない」と伝えるとわざわざ冷ましたものを出してくれた。冷めてもなかなか美味しかった。
真理と啓太郎も美味しいと何度も言いながらおかわりをもらったりしていた。
「それは色々とややこしいことになっていてさ。簡単に言うと…」
「『色々とあって兄弟全員をあちこちに養子に出した』って話ならさっき聞いたぞ。」
「じゃあそれだけだと思うんだけどなぁ…。他に何かあったかな?」
翔一はうーん、と唸りながら首を傾げていた。
巧が更に聞こうとしたとき、玄関の方からドガシャァァーーン!と大きな音がして翔一を除く全員が飛び上がった。真司は
「な、何だ!何が起こったんだ?」
と言いながら慌てて玄関に走っていき、巧、真理、啓太郎と後に続いた。翔一は一人のんびりと後からついてきた。


657 :それぞれの居場所6/13:2010/08/11(水) 21:19:40 ID:BOqj5H+z0
「雄介兄さん、前はちゃんと確認するように言っただろう!帰ってきたばかりで何をやっている!」
「いやあ、ごめんごめん。ちょっと疲れてたからさあ。でも無事で良かったよ。」サムズアップ
「…俺の目が正しいのなら、これを無事とは言わない。立派な惨事だ。」
玄関の方へ行くと扉がボロボロに壊れてぶら下がっており、外では2人の青年が言葉を交わしていた。
ただ、片方はとてつもなく大きなクワガタムシのようなものに乗っていた。その2人を目にした真司は嬉しそうな声をあげた。
「総司、雄介兄さん!うわあ、久しぶりだな!」
「真司!元気だった?おみやげもあるよ!」
「雄介兄さん、逃げるな!まだ話は終わっていない!」
雄介が真司に近寄るととてつもなく大きなクワガタムシのようなものはどこかへと飛んでいった。
総司は雄介を捕まえると懇々と説教を始めた。
「あちゃー。扉壊れちゃってる…。直さないとなあ…。でもこれ、直せるかなぁ?」
そこへ遅れて翔一が出てきて、扉の残骸を残念そうに眺めていた。

雄介と総司もとりあえず家の中に上がって巧と真理と啓太郎の説明を聞いた。
だが、啓太郎の自己紹介の時、雄介が「菊池」と「洗濯屋」という言葉に反応した。
「菊池…と洗濯…。あのさ、もしかして君ってアフリカかどっかで洗濯をしているご夫婦の息子さん?」
「あれ?父さんと母さんのこと、知ってるんですか?」
「うん、まあね。俺は世界中色んなところに行くんだけどさ、確かアフリカかどっかで出会ったご夫婦と仲良くなったんだけど、
その時に日本に息子がいるって言ってたから。もしかしてって思ったんだけど、やっぱりそうだったんだ。」
意外なところで接点が見つかったことで2人は意気投合し、そこからは雄介の冒険話や2000の技の話を聞いていたが、
雄介が壊した責任をとって扉を直すことになり、真司と啓太郎もついていった。
更に真理も翔一が昼ご飯の片づけをするのに手伝いをしに言ってしまい、巧は総司という自分の兄らしい青年と2人きりになった。


658 :それぞれの居場所7/13:2010/08/11(水) 21:22:04 ID:BOqj5H+z0
「さて。とりあえず巧にはようこそ、とでも言っておこうか?意外と早く来たな。
年からしてもっと来るのは遅いと思っていたのだが。無事に見つかったようでよかった。
俺はまだこの家には住めないが、兄さん達をよろしく頼む。とりあえずお茶でもどうだ?」
総司はしゃべりながらもお茶を入れて巧に差し出してきた。
「待て。俺は一度もこの家に住むなんて話はしてねぇぞ!」
「ひとつ聞くが、巧がこの家に住むことを拒んでいる理由は一体何なんだ?」
総司は腕組みをしたままそう聞いてきた。
「だから俺は…。」
「少なくとも『自分は兄弟ではないのでは』とかを気にしているわけではないだろう。一度言って見ろ。」
巧の言葉を遮りながら総司は眉をひそめ、巧の目をまっすぐに見たままそう言った。
巧が言葉に詰まっている間も心の奥を覗き込むかのような視線で見つめていた。
「悪いけど俺は……人間じゃない。もしかすると厄介なことに巻き込んでしまうかもしれない…。
だからこの家に住むことは出来ない。住むつもりもない。」
巧はやっとの思いで絞り出すように俯いたままそう言った。
「なんだ、その程度のことなのか?」
ところが、それを聞いた総司は事も無げにそう言った。
「その程度…?」
その言葉に巧が驚いて顔を上げると、総司は穏やかな表情で巧を見つめていた。
「まず、巧が気にしているのが、『自分が人間ではないこと』なら、兄さん達はそんなことを気にする人間じゃないな。
第一、オルフェノクは元々人間なのだろう?」
「!?…おまえ…知って、いるのか?」
巧がそのまま呆然としていると、総司はそのまま言葉を続けた。
「ついでに言うと、この家には人外の者が大量に出入りしていてな。
その代表が3,4年前に東京周辺の人々を恐怖に陥れていた未確認とかいう奴らだ。
俺や兄さん達もそういうやつらと関わることが多い。だから、並のことで動揺するやつはこの家にはいない!」
「例えそうだろうが、俺はこの家に住むわけにはいかねぇ!万が一、俺が我を忘れておまえ達を襲ってしまっても同じ事を言えるのかよ!」


659 :それぞれの居場所8/13:2010/08/11(水) 21:30:33 ID:BOqj5H+z0
「ふっ。そんなことはたわいもない。」
総司はどこか得意そうに断言した。巧はそれでも食い下がり、怒鳴ったが、総司は鼻で笑ってこう返してきた。
「兄さん達も全員、普通の人間ではないぞ。
ヒビキ兄さんは、マカモウという自然発生するやつと戦うのが仕事で、大きな敵や力の強い敵とも戦い慣れていてな。
雄介兄さんは、のグロンギとずっと戦い抜いてきた猛者だ。翔一兄さんはアギトといって、人類の進化系の一人だな。
真司兄さんは…まあ、置いておくとしよう。兄さん達、特にヒビキ兄さんと雄介兄さんはそんじょそこらのやつでは倒せない。
だから、そんなことを気にする必要はない。まあ、どうしてもここに住みたくないのであれば、仕方ないが…。」
「……。」

巧が黙って俯いていると、突然部屋の外からバタバタと賑やかな声が聞こえてきた。
「ねえ、巧帰ってきたって?巧、どこ?その話聞いて、慌てて帰ってきたんだよ〜。」
「ヒビキ兄さん、帰ってきたのか。巧ならこの部屋にいるぞ。」
総司が部屋の外にそう声をかけると、「えっ本当?」という声と、ダダダダダダッと走る音がして、
かなり年上の男がひょこっと顔を覗かせた。そして巧と目が合うと、目を輝かせて話しかけてきた。
「おっ巧〜。久しぶり!しばらく見ない間に立派になっちゃって!
元気にしてた?って巧はまだ小さかったから俺のことまで覚えてないか?…まあ、とにかく会いたかったんだよ〜!」
「うおっ!なっ…。」
「ヒビキ兄さん、巧が困っているぞ。兄さんは巧をかわいがっていたから、気持ちは分かるが…。」
ヒビキというらしい男性に突然真司と同じように抱きつかれて、巧は慌てた。
その様子を見かねた総司が話しながら引き剥がしてくれたので巧はほっと息をついた。
「なにするの総司。せっかく久しぶりにかわいい弟に会えたのに。」

660 :それぞれの居場所9/13:2010/08/11(水) 21:36:17 ID:BOqj5H+z0
「ヒビキ兄さんはそろそろ弟離れしてくれ…。それではまだ来ていない良太郎にも嫌われてしまうぞ。」
「え〜!?かわいい弟に嫌われるのは嫌だなぁ…。」
「なら、もっとさっきみたいなことは控えてくれ…。」
なんだか兄弟で漫才のようなことをしている。ヒビキはすぐに巧に向き直るとこう言った。
「まあとりあえず、巧、おかえり!いろいろ大変だったでしょ?
オルフェノクになっちゃうし、突然オルフェノクに襲われるわ、犯人に間違えられるわ…」
「待て!なんでそんなことまで知っているんだ?」
巧が慌てて突っ込むと、総司がのんびりとお茶を飲みながら言った。
「言い忘れていたが、全員、おまえがオルフェノクだということを知っているぞ。
そういえば真司兄さんと一真兄さんが巧のオルフェノク姿を楽しみにしていたな。
時間があれば後で見せてやると2人とも喜ぶと思うぞ。」
「無茶苦茶だ…。」
巧は思わず絶句したまま次の言葉が出てこなかった。

そうしている内に、まず後かたづけをしていた翔一と、その手伝いをしていた真理が戻ってきて、次に扉の修理をしていた雄介、真司、啓太郎が戻ってきた。
その後ろには知らない青年がついてきていた。
「たっくん、この人たっくんのお兄さんで一真さんって言うんだって!人を救うための仕事をしてるんだって。すごいなあ…。」
「いや、確かにそうなんだけど…。なんか少し違うような…?」
啓太郎にきらきらした目で見つめられている青年は少し首を傾げながらそう言った。啓太郎はどこか興奮したままで続けた。
「たっくんのお兄さん達はみんな凄いよ!みんな人を助けるために動いているんだ!」
「誰かが泣いてたりするところを見るのは辛いからねー。できればみんな笑っていて欲しいし。」
「そうだよねー。周りの人が悲しんでるところを見るのは辛いよね…。」
「やっぱり困ってる人って見過ごせないよな!」
啓太郎の言葉に雄介、翔一、真司が答える。少し啓太郎は誤解していそうな雰囲気だが。


661 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 21:39:05 ID:p4dtYDBG0
しえん

662 :それぞれの居場所10/13:2010/08/11(水) 21:41:02 ID:BOqj5H+z0
そこで真司がはっと気が付いたように言った。
「そうだ!巧はどの部屋にするんだ?まだ一階と二階両方とも余ってるから好きなところを選べるぞ!自分で見て決めてきたらどうだ?」
真司は期待のこもった目で巧を見ていた。巧が居づらそうにもぞもぞとすると、総司が気を使ったのか一言だけ言った。
「真司兄さんが期待しているところ悪いが、巧はここに住む気はないらしいぞ。」
すると啓太郎と真理が目を丸くして、兄弟達(の一部)が騒ぎ出した。
「たっくん、どうして?みんなこんなにいい人達なのに。」
「ここの方が楽しそうなのに、あんた変わってる。」
「えぇ〜!?一緒に住めると楽しみにしてたんだぜ!」
「俺は今すぐにでもここに住みたいけど、まだライダーシステムが落ち着いてないから引っ越せないのに!」
「巧〜。何が不満なのさ?…もしかしてお兄ちゃんのことが嫌い、とか…。」(ずぅぅぅぅぅぅぅん…。)
真司と一真は目に見えてがっかりして騒いでいたが、ヒビキの沈み具合はもの凄かった。
まるでヒビキの周りだけ夜が来たように暗かった。逆に翔一と雄介、総司は比較的落ち着いていた。
「まあ、本人が嫌なんだったら仕方ないねぇ…。」(苦笑)
「だけど、もし困ったときには家に来るんだよ?いつでも美味しい料理、ご馳走してあげるから!」(笑顔)
「ヒビキ兄さん、沈みすぎだ…。それに、本人が嫌だといっているところを無理強いするのはよくないだろう?」(真顔)
巧はそれらの様子を見ていて、なぜだが心がふっと軽くなった気がした。そして気が付けば口からこんな言葉がこぼれ出ていた。
「いや、やっぱり俺もここに住むことにする…。」
その途端、真司と一真が目を輝かせて身を乗り出してきた。
この2人は姿はそれほど似ていないが、性格はだいぶ似通っている気がする。
ヒビキもその言葉が聞こえたのか、周囲の色が夜から明け方ぐらいの明るさになっていた。
「例えここに住まないと言っても、おまえらなら毎日毎日啓太郎のところまで押し掛けてきそうだからな!その方が迷惑だ。」

663 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 22:09:48 ID:qBwNfxJh0
しえん

664 :それぞれの居場所11/13:2010/08/11(水) 22:14:57 ID:BOqj5H+z0
規制に引っかかったので遅くなりました…。


巧がそう言いきると、真司と一真とヒビキが「巧〜!」といいながら抱きついてきた。
「っおまえら抱きつくな!うっとしい!」
「いやぁ〜よかったよかった。」
「おい。見てないで剥がすの手伝え!」
「しばらくそのままにしてやってくれ。」
「おまえら暑苦しい!離れろ!」

「それにしても、そんな人外の奴らが出入りしていてこの家は大丈夫なのか?」
「近所の方々は雄介兄さん、翔一兄さん、真司兄さんの普段の人畜無害っぷりが効いているうえに、あまりに色々なことが起こるので慣れたようだな。」
3人をやっと引き剥がした巧がぶすっとしたままそういうと、当然のように総司が答えた。
「そいつらは本当に危険はないのか?」
「そ、そういえば未確認ってたしか、何千人もの犠牲者が出たんじゃなかったっけ…。」
巧がの言葉に啓太郎が震えながら同調した。
「グロンギなら問題はないんじゃない?なんたって雄ちゃんがいるしね。」
「雄介兄さんはクウガだからな!」
「「「クウガ…?」」」
それに対してヒビキと真司が軽く答えたが、巧、真理、啓太郎の3人には聞き覚えのない単語が出てきて分からなくなった。
その様子を見ていた総司が簡単に説明をしてくれた。
「言い忘れていたが、雄介兄さんはクウガ……世間で言う4号だ。」
「それって…。確か、工場だかどこかを吹き飛ばしたって新聞に載ってた…。」
「流石に俺も、半径3キロを吹き飛ばすなんて大きな事は出来ないよ〜。すごいよね!」
真理が恐る恐る言うと翔一が嬉しそうにしゃべった。
(((本当にとんでもない…。)))
兄弟が楽しそうにその話で盛り上がる中、巧、真理、啓太郎は3人とも背中にひやりとしたものを感じていた…。


665 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 22:17:01 ID:L1EIrn7f0
しえん

666 :それぞれの居場所11/13:2010/08/11(水) 22:22:41 ID:BOqj5H+z0
いつの間にか話の話題が雄介から巧に移り、翔一が話し出した。
「でもさ、オルフェノクもある意味人間の進化系の一つでしょ?
なら、俺も同じ様なものだし、何も気にすることないと思うけどなぁ。
あ、そうだ!よかったら『復活した人の会』に入らない?
今のところは雄介兄さんと津上さん、葦原さん、真司兄さん、それと真司兄さんの知り合いの人達が会員で、
俺と姉さん、木野さんが準会員なんだけど。」
「そんなふざけた会に誰が入るか!第一何でそんなに会員がいるんだよ!」
「あぁ、あと『人外の会』もあったね!メンバーはグロンギの人達と神さまと、アンノウンの人達と、翔一達アギトの人達と。
一応俺は準会員。巧も入る?」
「おまえらなんて会を作ってんだ!なんかメンバーが恐ろしすぎて入る気もしねぇよ!おまえらの場合、少しは恐れを知れ!」
「「「「「え?何かおかしいか(なぁ)?」」」」」
「…もう、いい…。疲れた…。」
続けざまに突っ込みをした巧だが、兄たちののほほんとした雰囲気で疲れ切り、突っ込みきる気力を無くしてしまった。
だが、巧はそんな中でも心が不思議とどこか安らいでいることを感じていた。
(ここは……俺の居場所…)
(俺はここにいてもいいんだ…。)

――現在――
「真司兄さん…一真兄さん…。そこで何をしている?」(ゴゴゴゴゴゴ…)
「わ、わるい!これはちょっと色々と事情が…。」
「そ、総司…おまえ、オーラがなんか恐い!ちょっと落ち着いて話を聞いてくれ!」
「問答無用!」
「「ウ、ウワアアァァァァァァァァァ……」」
「またやってるのか…。」
家の中から聞こえてくる悲鳴とドタドタという足音を縁側で聞きながら巧は呆れていた。
本当にあの2人はいつまでたっても落ち着きがない。

667 :それぞれの居場所13/13:2010/08/11(水) 22:26:11 ID:BOqj5H+z0
あれから何年も過ぎた。あれから毎年毎年、新しく兄弟が増えてきた。
兄弟が増えるたびに家の中が騒がしくなって、家の中が落ち着くことなどない。それでも、不思議とこの家は気が落ち着く。
前に雄介と話がをしたことがあるが、その時に言っていたことがある。
『俺はさ、旅をするのは好きだけど、それはこの家とみんなが居るから好きでいられるんだよね。
だっていつ帰ってきても、誰かがここにいてくれて、「おかえり」って言ってくれる。帰りを待っていてくれる。
だから俺は旅に出れるんだ。』
相変わらずあちこちを飛び回っていて、あまり一ヶ所にとどまることはないが、どんなに離れていても兄であることは変わらず、
とても頼りがいがある兄だ。

「巧兄さーん。翔一兄さんがご飯出来たって…。」
そうしている内に良太郎が呼びに来ていた。巧はそれを聞いて立ち上がりながらまた新しく来るはずの兄弟に思いを馳せた。
果たして、今度来る兄弟はどんな人間なのか。
(できれば突っ込みだといいが…。ボケに対して突っ込みの数が少なすぎる…。)
なぜ兄弟にこんなにボケが多いのかと考えていると、更に巧を呼ぶ声が聞こえてきた。
巧は今度こそ家の奥へと戻っていった。吹き抜ける風から、微かに秋の匂いがし始めていた。


668 :それぞれの居場所<終>:2010/08/11(水) 22:28:30 ID:BOqj5H+z0
しまった!最後でドジった…。
結構兄弟には人畜無害な雰囲気の人間が多いと思う。(総司、士、巧、翔太郎除く)
なんかぞれぞれの口調がおかしいような、おかしくないような…。
良作の後に駄文・長文失礼しました。


669 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 23:02:56 ID:PY9WeauFO
GJ!
555視聴当時を思い出したよ。

670 :名無しより愛をこめて:2010/08/11(水) 23:14:46 ID:qBwNfxJh0
GJ!笑えて、最後には感動できた!

最近の神作ラッシュは素晴しい…

671 :名無しより愛をこめて:2010/08/12(木) 05:57:59 ID:r38JQQnl0
真司「ジョーカーが翔太郎なのか、翔太郎がジョーカーなのか?」
翔太郎「は?」
真司「いやだって、シュラウドさんが言ってたろ。切り札は翔太郎兄だって」
翔太郎「お、おう」
真司「でもジョーカーメモリが切り札であって、翔太郎兄自身が切り札じゃないよな?」
翔太郎「い、いや、あの場合は俺が切り札でいいんじゃねーのか」
一真「誰か俺呼んだ?」
真司「でも翔太郎兄が切り札だとジョーカーメモリはなんなんだよ!」
翔太郎「なんなんだよ、ってジョーカーメモリは切り札だっての!」
真司「じゃあ翔太郎兄は切り札じゃないのか!?」
翔太郎「いや、俺が切り札だし。映画じゃ仮面ライダージョーカーにもなるしな」
一真「ジョーカーは俺だって」
士「だいたい分かった。アイツが俺で俺がアイツで、だな」
真司「えーー!?翔太郎兄ってガイアメモリだったのか!?」
翔太郎「なんでそうなるっ!」
真司「じゃあ翔太郎兄が切り札だとして、ジョーカーメモリは実は切り札じゃないんじゃないだろうか!?」
一真「なんだってキバヤ…真司兄さん!それは本当なのか!」
士「電王ロッドフォームだと思って入れたカードがガタックだった!みたいなもんか」
フィリップ「実に興味深い。ジョーカーメモリが切り札の記憶じゃないとすれば、いったい何の記憶なんだい?」
翔太郎「フィリップ、お前まで!?」
真司「そりゃ翔太郎=ジョーカーってぐらいだから、翔太郎を象徴するような記憶じゃないか?」
士「なるほど、半人前の記憶か」
一真「切り札は奇跡の記憶だと思うけどなぁ……」



672 :名無しより愛をこめて:2010/08/12(木) 05:58:52 ID:r38JQQnl0
ヒビキ「じゃあ、コレ。あ、ペアであがり」
雄介「2000の技の一つ、くじ運!」
巧「くじ運は技じゃねーだろ」
良太郎「ああ、これでババ抜き4連敗だよ……」


士「わかったぞ、兄さん達。ジョーカーはトランプにおいてペアが存在しない
  つまりジョーカーは常に一人。ジョーカーはモテない男の記憶だったんだ!」
真司「なんだってー!? くそ、確かに凄い説得力だ!」
フリップ「そういえば照井竜は異性に好感をよく持たれているが、君はサッパリだ」
翔太郎「るせー」
一真「そうか……ブレイドにヒロインが居なかったのは俺がジョーカーだったからッ!」
翔太郎「いいか、言っとくが、俺はモテないんじゃなねぇ。女を近づけないだけだ。
     探偵ってのは危険な職業だ。一緒にいたらその人を傷つけてしまうからな」
渡「でもハードボイルド探偵にはいろんな女性が登場して探偵といい仲になるのがお決まりだよね。
  それに翔太郎兄さんの尊敬している鳴海荘吉って人も結婚して亜樹子さんっていう子供がいるんでしょ?」
翔太郎「うぐっ…」
フィリップ「彼の言うとおりだ、翔太郎。君はハードボイルドになりきれてない、ハーフボイルドなのさ」
シュラウド「おのれ左翔太郎!!……よければコレ、お見合い写真……」
翔太郎「挨拶代わりに人を罵るんじゃねぇ!塩どこだ、塩!あ、写真は置いていけよ!」


総司「ジョーカーメモリは切り札の記憶。その特性は身体能力の向上と技の継承
    技……つまり仮面ライダー1号の記憶だ。俺達の父さんが切り札なのは当然だろう」
翔太郎「そう!それだよ、総司!」
一真「ウェ!?所長!?」
亜樹子「呼んだ?」
翔太郎「神出鬼没かっ!」
巧(ジョーカー=ツッコミの記憶じゃなかったのか……)


673 :名無しより愛をこめて:2010/08/12(木) 18:39:19 ID:y9HFxKhS0
>>671-672
罵ったあとにお見合い写真差し出すシュラウドさんとか、
盛大にボケる翔太郎以外の兄弟達とか、どっからつっこめばいいんだこれwww
とりあえず一真は広瀬さんに謝っておけw


674 :名無しより愛をこめて:2010/08/13(金) 14:32:45 ID:q+aT+CoL0
おい、巧ババ抜きしてないで仕事しろw

675 :名無しより愛をこめて:2010/08/13(金) 20:08:32 ID:498EB/wDO
やばいシュラウドさんかわいいw

676 :贈る言葉1/2:2010/08/15(日) 14:56:04 ID:ErMOxHRt0
今日のネタです。
・兄弟は血がつながってる設定。
・フィリップは相棒で居候。だけど兄弟扱い。


------
真司「ふぐ…、う…、うぅ…」
巧「何も真司兄がそんなに泣くことねえだろ」
真司「んなこと言って、たっくんだって目真っ赤じゃねえか。
   …あいつまだ17なのに、しかもずっと閉じこめられてて楽しいこととか嬉しいこととかなくて、
   これからやっと楽しいことも嬉しいこともいっぱいあるのに…、
   なんで消えなきゃなんねえんだよ…!」
一真「できることなら代わりに戦ってやりたいけど…」
総司「…それは、できない。あれはあの二人の戦いだ。俺達にできるのは見守ることだけだ…」
雄介「毎年のことだけど、辛いよね…」
翔一「戦う力がないわけじゃないのに…」
フィリップ「…みんな」
「「「「「「「「「フィリップ(くん)!」」」」」」」」」
巧「おい、フィリップ。…お前、大丈夫なのか?」
フィリップ「僕は問題ないよ。それより、みんなにお願いがあって来たんだ」
士「なんだ? 言ってみろ」
フィリップ「…ヒビキ兄さん。雄介兄さん。真司兄さん。一真兄さん。翔一兄さん。総司兄さん。渡兄さん。士兄さん。巧兄さん。良太郎兄さん」
渡「ど、どうしたの、いきなり改まって」
フィリップ「…どうか、この先翔太郎を支えてあげてほしい」
一同「!」

677 :贈る言葉2/3:2010/08/15(日) 14:57:05 ID:ErMOxHRt0
フィリップ「翔太郎は優しいから、僕が消えたら自分のせいだと思って自分を責めるのだと思う。
      その時に、翔太郎の力になってあげてほしいんだ。
      亜樹ちゃんも照井竜もいるけど、きっと一番力になれるのは家族だと思うから…」
ヒビキ「…そんなの、当たり前でしょ。兄弟だもの。もちろんフィーちゃんだって俺達の兄弟だよ」
フィリップ「…うん。僕の本当の家族はバラバラになってしまったけど、僕にはもう一つ家族があるんだね。
      それをくれたのは翔太郎だ。だから、彼には幸せになってほしい。
      もちろん、みんなにも」
真司「…(ドバーッ!)」
フィリップ「あ、それから、もうすぐ来る新しい兄弟によろしくと伝えてほしい。
      会うことは出来ないけれど、君の戦いを心から応援していると」
総司「…解った。翔太郎兄さんのことは任せろ。
   だが、新しい兄弟への伝言は、お前の口から伝えるんだ。いいな」
フィリップ「総司兄さん…。そう、できたらいいと思うよ」
真司「総司、それって」
一真「シッ!」
フィリップ「あ…もう行かないと」
良太郎「フィリップくん!
    …『憶えていればそれはなくならない』。そのことを、忘れないで!」
フィリップ「…ありがとう、良太郎兄さん。じゃあ」
(走り去っていくフィリップ)

678 :贈る言葉3/3:2010/08/15(日) 14:58:02 ID:ErMOxHRt0
士「あいつ…笑ってたな」
渡「あんな風に笑えるんだね…」
良太郎「…ねえ。僕達は信じようよ。フィリップくんはきっと帰ってくるって。
    僕達の――翔太郎兄さんのところへ必ず帰ってくるって。
    だって僕達は兄弟で…仮面ライダーなんだから…!」
???「良太郎の言うとおりだ」
一同「父さん!」
猛「仮面ライダーは死なない。人々のために戦い続ける限り。
  あの子も仮面ライダーで、私の息子だ。
  あの子達を信じて、戦いを見守ろう」
雄介「そうだね…、父さんの言うとおりだ。
   翔太郎とフィリップを信じて、みんなで待とうよ」
「ああ!」「うん!」

猛(必ず帰って来るんだぞ、フィリップ…。私の――12番目の息子よ…)



------
レス番間違った。
フィリップが無事に戻ってきたら、
フィリップが猛に「父さん」と呼びかけるネタを書きたいと思います。
…ていうか書かせてくれ。

679 :名無しより愛をこめて:2010/08/15(日) 16:08:26 ID:0zuGrtgV0
今日の放送と相乗効果で滝涙で泣いた…GJすぎる!

680 :名無しより愛をこめて:2010/08/15(日) 17:28:50 ID:saQXDBuRO
真司の「まだ17歳なのに」のくだりで地味に悲しくなってきた…
いよいよ番宣が始まった彼を出迎える時には、兄弟に混じってフィリップもいてくれれば一番なんだが
良太郎の言葉が救いになるといいなあ

あとGJ

681 :名無しより愛をこめて:2010/08/15(日) 22:47:23 ID:LQuLigvBO
まずい…涙腺崩壊した…GJGJ!
フィリップにもう一人父親ができるのを祈ってるぞ

あんまり関係ないが、今日の話でフィリップが初めて「照井!」と竜くんを呼び捨てにしたのが印象に残った

682 :名無しより愛をこめて:2010/08/15(日) 23:27:49 ID:v1lngFLQ0
W開始当時、フィリップの居候(非血縁者)設定は
人外の可能性があることやそれによって実年齢が定まらないことから暫定で取り入れられたものだったが、
実際に本編で園咲家の悲劇を見せつけられた今はなかなか泣かせるな・・・

683 :名無しより愛をこめて:2010/08/16(月) 01:48:43 ID:JeODn/kB0
本編とこのネタで俺の涙腺はボドボドタだ・・・
死んだ人も生きているこのスレだけど、今回ばかりはそれが適用されないでほしいよ・・・

>・フィリップは相棒で居候。だけど兄弟扱い
なんかぐっときた。フィリップがみんなを兄さんって呼ぶくだりが好きだ

684 :名無しより愛をこめて:2010/08/17(火) 22:27:01 ID:PasQYAXe0
避難所も本スレもイイハナシバカリダナー

ここで気がかりな事が一つ。
次回加頭はウォッチャマン達風都イレギュラーズを襲うらしいが
このスレだと兄弟達もターゲットに入ってそう。
ユートピア・ドーパントを相手に歴戦の勇士である兄弟達が負けるなんて信じたくはないけど…

685 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 09:10:02 ID:jVUktX54O
むしろW組を応援したくとも参戦できない兄弟たちのフラストレーションがここぞとばかりに爆発して返り討ちにされそうだと思った

686 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 18:53:27 ID:cMJY2cXjO
フィリップを追い詰めるためにフィリップの周りの人達を傷つける?
兄弟全員からフルボッコどころじゃすまないな得に似たような事をされたことがある兄弟には何をされるか・・・

687 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 19:28:02 ID:2XMVVF2x0
ライダー兄弟に、父さんと叔父さん達に、お隣の二号家に……
絶対どっかでユートピア・ドーパントが力尽きる気がする。

688 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 21:22:05 ID:flXHrD0r0
ライダー兄弟何人抜きできるかな大会みたいになりそうw
で、もし加藤が勝ち進めてもハイパークロップアップですね。わかります。

689 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 21:41:37 ID:y5ASayZgO
加藤じゃなくて加頭(かず)。
しかしなんでこんな間違い安い名前にしたんだろうな。
園咲家は磯野家から名前付けたらいしが、こいつもそうなのか?
三河屋のサブちゃんあたりか?

690 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 21:56:16 ID:9qE/gWIK0
しかし、前回に続いて今回も竜くんがとんでもない目に遭ったけど
二号家は大丈夫だろうか…

691 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 21:58:45 ID:GIAkNCf8O
>>689 テレビ雑誌あらすじの加頭の振り仮名が「かとう」だったから信じてしまっている人はいるかもね
ややこしすぎる

692 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 22:26:46 ID:BH7fRM4JO
>>685
加頭「来人君に悲しんでもらうには、親しい人を傷つけるのが一番ですね。
   まずはライダー兄弟の皆さんに協力していただきましょうか」

ライダー兄弟「ドドド」
(いつでもかかってこいとばかりに、効果音まで出してる兄弟達+α)

ボトリ
加頭「……彼らはよしておきましょうか」
こんな感じになりそうw

693 :名無しより愛をこめて:2010/08/18(水) 22:35:19 ID:aDcW/V66O
戦国鍋TVはすごいですね。DCDユウスケとシンケン青が武将アイドルユニットとして歌って踊っているし、名護嫁がキャバクラ嬢してるし、大牙がおかまバーで働いているし。

自分には文才がないから文が書けなくて悔しいです。


694 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 01:27:23 ID:5HJISFwcO
>>690
一号家以上の効果音(殺気?)を出しながら、一号家から逃げる加頭を挟み撃ちにするんじゃなかろうかw

695 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 07:40:31 ID:uuoWrhKd0
駄目だ、加頭には死亡フラグしか見えないw
一号家と二号家同時に敵に回して生き残れる奴なんているのか?

696 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 09:31:09 ID:XUQ/K3byO
いや、無理だろ……と言いたかったが、避難所のネタみたく変身を封じられちゃうとなあ。
生身でも対抗できそうな人はどれくらいいたかな?

697 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 09:57:35 ID:DCNYsfUB0
>>696
一真と始はジョーカーだから対抗できそうだが
あとはオルフェノクのたっくんに渡、鍛えてるヒビキとか?

698 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 12:42:56 ID:QAJ9p9SeO
父さん、叔父さんズや従兄弟連中は変身せずとも対抗出来そうな気がする。

699 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 16:32:10 ID:DsZmRKq/0
変身出来なくても、戦力になってくれるだろう相棒がいる兄弟もいる。
イマジンズとかドラグレッターとか。
勝てずとも追っ払ってはくれるんじゃなかろうか。

たっくんは変身封じられてもウルフオルフェノク化とオートバジンの援護があるから
十分対抗できるんじゃないか?

700 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 17:27:00 ID:wBH22dqb0
>>685フィリップと同じような経験をしている(一度死んでいる・いずれは消える運命)
たっくんあたりが「いくら毎年のこと、暗黙のルールとはいえ酷過ぎるだろうが!
たとえ兄貴たちが止めようと俺は闘ってフィリップを助ける!それが罪だというなら俺は背負ってやるよ!」
とか言って突撃→それを総司あたりが「止めろ巧。手を出してはいけない俺達がそんなことしたらどうなるか分からないぞ」
と止める→ライダー大戦勃発→ユートピアドーパント「あなたたちは私を無視するのですか。そんな余裕があるのですか」
一同「うるさい!静かにしてて」 ユートピア「 ぽつーん (゜д゜)」

って流れになればある意味平和・・・でもないな。でも熱くライダー大戦をしている兄弟にユートピアが勝てる気がしない

701 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 18:28:33 ID:67jBo1Db0
>700
そこで加頭が「おのれディケイド!」って言うようになるんですねw

702 :名無しより愛をこめて:2010/08/19(木) 20:21:35 ID:h9/IjUnWO
しまった…なにげに覗いて 地元が放送遅れてるのに気付いたorz

ところでゆうちょのサイトのCMメイキング見るためのクイズで
藤岡氏の問題にニヤリッとしてしまった…

703 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 05:28:36 ID:JobETvkxO
緊張感のないネタですが。

ヒビキ「さて、恒例の増築の時期がやって参りました!」
雄介「毎回楽しみだよねえ」
翔太郎「どこにどう部屋を増やすかとかは考えないほうが良いのか…?」真司「こまけえことは(ryってね!つーか、ウチの機能また増えんのかな?」
一真「(説明書見つつ)今あるのが…耐震、耐火、耐水、耐電、耐斬撃、耐打撃…!?」
翔一「他にも、耐音撃、耐灰化、耐時間、耐ミサイル、耐ビームとかもあるよ!」
総司「渡が来てからは『耐あなたの夜が来る』、士の時は『耐カメンライド』等が追加されたな」渡「いつの間に…」
士「大体わかった。何でもありという事だな」
巧「(もう俺は何も言わん)」
良太郎「巧…。言いたい事は言った方が良いと思うよ…(じゃないと巧の胃に穴が空くんじゃ…)」


フィリップ「検索を終了した。つまり、この家は一言に纏めると『チート』という事でいいんだね?」


巧「(突っ込むなよ、俺…ッ!)」

704 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 05:33:57 ID:JobETvkxO
改行ミスった。
ちょっくらナオミちゃんにコーヒー貰ってきますorz

705 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 08:08:56 ID:RPfreaED0
>>703
耐あなたの夜が来るってみおさんと真夜じゃねーかw

706 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 08:49:45 ID:BeEDfBDji
さすがに「耐キングスワールドエンド」じゃないんだなw

707 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 13:30:55 ID:d85NCS5pO
GJ!
台風くらいじゃびくともしないだろうが、ここまで万能とはw
今年の経験を生かして、耐メモりブレイクとか、耐テラー汁とかもどうだろう?

708 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 14:34:19 ID:/3nRoyJT0
>>707
>耐メモりブレイク
メモろうとする人の邪魔をする何かがあるのかと思った
いや「ブレイク」に対抗してるわけだから
メモを邪魔しようとする何かを食い止める何かがあると言う事になるのか

709 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 14:39:55 ID:d85NCS5pO
>>708
ひらがな混じった!罪を数えようかと思ったら、考察されてるしw
ちょっと腹筋痛いww


710 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 14:41:21 ID:d85NCS5pO
sageと名前欄間違えた……

711 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 15:06:34 ID:Z38mwmBp0
お茶目さんめ

712 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 16:42:21 ID:xYPcnUcmO
>>710
光太郎「ゴルゴムの仕業だ!!」

713 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 17:14:44 ID:mpY78gCx0
>>707
>耐テラー汁とかもどうだろう?
当然完備じゃね?
でないと、園咲パパがいつ何時に"お茶のお誘い"にでてくるかわからん。
「オールド」とかテラー汁と同じような
わけのわからないドロドロでテレポするタイプのドーパントとかもいたことだし。

714 :世界の何処か、とあるバーにて 1:2010/08/21(土) 19:51:13 ID:5Rgj6rZx0
だいぶ遅くなってしまったけど、避難所からコピペ。その1
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「ふぅ……気だるい夜だぜ……」
手に持ったグラスの中の氷がカランと音をたてる。閉店時間は疾うに過ぎ、客は荘吉しかいない。
そこに、来客を告げるベルが鳴った。無口なマスターは何も言わない。
どうやらこの客の正体はマスターも俺も知っている人物だ、と荘吉は推理した。
その来客は荘吉の隣に座った。どうやら当たりらしい。
「久しいな、荘吉君」
その客の正体は、本郷猛。荘吉がスカルの力を手に入れたばかりの頃の恩人である。
「本郷の旦那……」
マスターは本郷の前に黙ってグラスを置いた。
「ここに居たとはな……捜したぞ」
「旦那には敵わないな」
二人は暫く黙って酒を酌み交わした。
「やはり翔太郎を君に預けたのは正解だった。有難う」
唐突に本郷は言った。
「俺は何もしてませんよ」
「いや。あの子は優しすぎるから心配していたんだが、今や男として、ライダーとして立派に成長した。
これも君という本物の男、本物の仮面ライダーの下で修行したからだよ」
「いや、俺もまだまだ旦那の領域には届きません」
――やれやれ、この人の前だけは翔太郎のいう『ハードボイルド』の仮面を剥がされちまう――
壮吉は内心で苦笑いする。

715 :世界の何処か、とあるバーにて 2:2010/08/21(土) 19:52:56 ID:5Rgj6rZx0
「……弟子をとった事なんてなかったから随分悩みましたよ」
荘吉は今まで弟子に見せたこともないような表情を作った。
「探偵ってのは人の心の闇を覗く職業ですから気が滅入ることも多くてね……でもそんなとき、
アイツの真っ直ぐさに俺が救われてたのかもしれませんね。だから旦那と翔太郎には感謝してますよ」
本郷は一瞬意外そうな顔をしたが、すぐ微笑んだ。
「じゃあ俺は行くよ。奥さん随分心配してたぞ。
翔太郎やフィリップ、亜樹子ちゃんなんか君が死んだと思ってる」
壮吉は一瞬顔をしかめた。本郷にはそう感じられた。
「亜樹子は元気にしてますか?」
「亜樹子ちゃんは心配ないよ。強い子だから」
照井竜の事を言うのはやめた。こうみえて壮吉は娘を溺愛しているからだ。
「じゃあ、この戦いが終わったら、向こうへ帰りますよ……二人の戦いが終わったら」
「……そうだな、それが良い」
本郷はそう言うと一万円札を置き、マスターに礼を言ってバーを後にした。

716 :祈り 1/3:2010/08/21(土) 19:54:46 ID:5Rgj6rZx0
引き続き避難所から。その2
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「来人・・・・・・。私にはもうあなたを救うことはできない・・・・・・」

翔太郎の前から去ったあとも、シュラウドは一人森に立ち尽くす。

息子を救うためにあらゆる手段を尽くしてきたが、夫の野望は最悪の結果を生み出してしまった。
利用しようとしたアクセルが許しを与えてくれたが、自分自身が自分を許せるはずがなかった。
あまつさえ左翔太郎に酷な事を頼んでしまうなど、どれだけ自分は愚かなのだろう。

シュラウドは帽子を脱ぎ捨て、サングラスと面布をするするとはずすと、静かにマグナムを構える。
左手にはBOMBのメモリを握り締めて。

「さようなら、子供たち・・・・・・」

銃口が彼女の頭を捕らえた瞬間、不意に森の闇が濃くなった。
シュラウドが驚き仰ぎ見ると、空は夜空に変わり月が一筋細く浮かんでいた。

「あなたの夜が来る・・・・・・」

闇の中から現れたのは、闇と同化してもおかしくない漆黒のドレスをまとった女性だった。
彼女はシュラウドの前まで来ると、微笑を浮かべた。

「何者?この場所はそう簡単に来れる場所では・・・・・・」
「ふふ、ちょっとあなたと話がしたかったから、翔太郎さんのあとを付いてきたの」

717 :祈り 2/3:2010/08/21(土) 19:55:42 ID:5Rgj6rZx0
反応できないシュラウドに女性は話し続ける。

「あなた今、夜に落ちようとしていたのかしら」
「えっ?」
「その手にしているもの、どう見ても銃よね。それであなたは死ぬつもりだったのかしら」
「・・・・・・そうよ。私は取り返しの付かないところに来てしまった。
やれるべきことももう無い、誰にあわせられる顔も無い。
だからもういいの。自分の決着は自分でつけるわ」

シュラウドは自棄になり、見ず知らずの人物の前にもかかわらず、己の感情を吐き出した。
これも何かの縁なら、自分が消えるのを見届けてくれればいい。
そう考えながら再び銃を構える。

「あなた、人間の母親なのよね?」
「?」
「私はファンガイア。人間とは異なった愛を持つ種族だったわ。
そんな私でも、息子と離れるのはとても耐え難いことだと思った。
人間は私よりももっと子供への愛があるものではないの?」
「愛・・・愛ならあったわ。出来ることを全てあたえてもいいくらいに。
それでも、届かなかったの!私ができることはもう、本当に無いのよ!!」

シュラウドはその場で崩れ落ち、嗚咽を漏らした。
女性はシュラウドの前で屈み、彼女をそっと見つめた。

718 :祈り 3/3:2010/08/21(土) 19:56:53 ID:5Rgj6rZx0
「私は敵に追われていたことがあった。それで、息子を巻き込まぬよう離れることにしたの。
もう、二度と会わないことを誓ってね。だけど、それでも私は死ぬことはできなかった。
だって、息子は生きているんですもの」
「どういう意味・・・?」
「息子が幸せであるように祈り続けるためによ」
「あなたは、息子さんに会うことができないのに?」
「だからって、祈っていけない理由は無いでしょ。会えなくても、何もできなくても
私は息子に幸せになってほしい。だから祈り続けたわ」
「何も、できなくても・・・いい?」

つぶやくシュラウドに、女性はすっと頷く。

「私は、来人と若菜と冴子の幸せを・・・。家族の幸せを願うことができる・・・?」
「ええ、出来るわ。母親ですもの」

そう答えると、女性は立ち上がり闇に向かって歩みだす。

「あの!あなたと息子さんは・・・?」
シュラウドが問いかけると、女性は振り返り初めと同じように微笑んでそして去っていった。

闇が急速に晴れた。
変わらぬ場所で佇むシュラウドの元に、風が花びらを数枚よこしてきた。
黒い薔薇の花びらだ。
地に落ちたその一枚を拾い上げ手の中にしまいこむと、シュラウドは歩き始めた。
その場に、サングラスと面布を残したまま・・・・・・。

719 :1/11:2010/08/21(土) 23:47:58 ID:5Rgj6rZx0
避難所から(ry これで最後
※ユートピア・ドーパントの能力に一部捏造あり
※最後のオチは、兄弟達の強さや本編の流れを尊重する為の対処です

翔太郎とフィリップが園咲琉兵衛を倒してから暫く経ったある日。
ライダーハウスには珍しく女性陣しかいなかった。

「たっだいま〜!」
「樹花ちゃんお帰り、早かったわね」
「今日は部活早く終わったから」
いつも通り元気よく帰ってきた樹花は、台所に立つ愛理に返事した。
「お、この材料はもしかして、カレー?」
「あぁ。サルの新しいメニューを考えてたんだけど、総司兄さんがうちで作ってみろって」
ひよりは材料を刻みながら笑みを浮かべた。
「そっかぁ。ん〜もう今から楽しみ!あれ、そう言えば総司お兄ちゃんは?」
「総司ならお豆腐買いに行ったよ。サラダの材料にするからって」
居間から顔を除かせたみのりが答え、樹花の手を引いた。
「それよりお腹空いたでしょ。おやつ用意してるよ」
居間では雪菜と小夜が風花饅頭を食べていた。
「わーい!風都のお饅頭だ!」
樹花が勢いよく居間に上がって饅頭に手を伸ばしかけると、雪菜が制止した。
「ちょっと待った。樹花ちゃん、ちゃんと手洗いうがいした?」
「あ、やっばー!してないや」
「でしょ。ちゃんと洗ってきてから食べてね」
「はぁい」
樹花が洗面所に行こうとすると、愛理が呼び止めた。
「樹花ちゃん、ちょっとお願いなんだけど、畑からトマト持ってきてくれないかな?サラダに使うから」
「え、いいけど…私のお饅頭がぁ…」
若干ぐずる樹花に、小夜が言った。
「小夜も一緒に行くよ。おやつ食べたし、二人の方が早く終わるよ」
「小夜お姉ちゃん、ありがとう!じゃ行ってきまーす!」
樹花と小夜は籠を手にし、庭の畑へ向かった。

720 :2/11:2010/08/21(土) 23:49:39 ID:5Rgj6rZx0
「翔太郎お兄ちゃん達、大丈夫かな?」
「小夜お姉ちゃん、心配なの?」
トマトをもぎながら、小さな姉妹は会話する。小夜は少し不安げな表情を浮かべた。
「士お兄ちゃんの時も心配だったけど、またこういう気持ちになるなんて…」
「…そっか、小夜お姉ちゃんは初めてだもんね、他のお兄ちゃんの戦い見るの」
にっこり笑う樹花に、小夜は問い掛けた。
「樹花ちゃんは心配じゃないの?」
「心配だよ、すっごく。でも、信じてるから」
「信じてる?」
樹花は大きく頷いて続けた。
「私達はこうして見守ることしかできないし、危ない時はいつも守ってもらってる。
 でも、お兄ちゃん達のこと信じてるから、絶対大丈夫だって思うんだ。
 翔太郎お兄ちゃんもフィリップ君も、竜お兄ちゃんや亜樹子ちゃん達も、絶対大丈夫」
「そっか…そうだね」
小夜は微笑んで、再びトマトに手を伸ばした。

ガタン!――突然二人の後ろで音がした。振り向くと、真っ白な衣装に身を包んだ男が立っていた。
「失礼。美味しそうなトマトですね」
「あの…どちら様、ですか?」
抑揚なく無感情で話す男に、二人は警戒心を強める。
「こちら、左翔太郎さんのご実家でよろしいですか?」
「翔太郎お兄ちゃんならいません。何の用ですか?」
小夜の言葉に、男は口の端だけで笑った。
「最終的に用はありますが、今はあなた方に用があります」
男はそう言って、懐からガイアメモリを取り出した――

721 :3/11:2010/08/21(土) 23:50:46 ID:5Rgj6rZx0
「キャーッ!!」
突然の叫び声に、雪菜達はハッと振り返った。
「今の…樹花ちゃんと小夜ちゃん!?」
縁側に出た姉妹達は、その光景に目を疑った。
「やめて、降ろしてー!!」
叫び声を上げる樹花と小夜は、背中合わせになって空中に浮いている。
その下では、金色のドーパントが手にした杖で二人を操っていた。
「お前…樹花達に何をした!?」
「ご心配なく、ちょっと浮かせているだけですよ」
ドーパントは軽く言いながら、二人を上下左右に動かした。
「やめろ……僕の妹に手を出すな!!」
逆上したひよりはシシーラワームに変身して、ドーパントに向かった。
それを見たドーパントは、宙に浮かせた二人をひよりに向かって投げ付けた。
「危ないっ!!」
雪菜は咄嗟にアギトに変身し、飛んできた小夜を受け止めた。
「樹花…大丈夫か…?」
「ひよりお姉ちゃん…」
ひよりに受け止められた樹花は、ひよりにすがって啜り泣いた。
「さすが精鋭なるライダー一家の姉妹…なかなかのものですね」
ドーパントは手を後ろに組みながら、ゆっくりと近付いてくる。
雪菜は必死に思考を巡らせ、あることを思い出した。

***

「ヒビキ兄さん、何してるの?」
部屋で何やら作業するヒビキに、通りかかった雪菜は問いかけた。
「あぁ雪ちゃん、丁度よかった」
ヒビキの目の前の箱にはDAが並べられていた。

722 :4/11:2010/08/21(土) 23:52:05 ID:5Rgj6rZx0
「みどりに新しく作ってもらった、緊急用のDAと音叉だよ」
ヒビキは雪菜に音叉を渡した。
「え?これ…」
「大丈夫。この音叉は鬼以外の人にも扱えるから。ちょっと試してみて」
雪菜は恐る恐る音叉を鳴らし、DAの上を滑らせた。すると箱の中からアカネタカが勢いよく飛び出した。
「わぁ、凄い!」
「よし、上手くいった」
ヒビキは満足げに笑って、雪菜の肩に手をかけた。
「もし俺達が誰もいない時に何かあったら、これを使って皆を呼んでね」

***

「みのり、愛理…ヒビキ兄さん達を呼んで!」
縁側で立ち尽くす二人に、雪菜が叫んだ。
「で…でも、どうやって…」
「ヒビキ兄さんの部屋に緊急用のDAがあるから、それを皆の所に飛ばして!その間、私達がこいつを食い止める!」
「…分かったわ…。みのりちゃん!」
愛理はみのりの手を引いて二階に上がり、ヒビキの部屋に駆け込んだ。
「どこにあるの、DA!?」
部屋の中を見渡し、みのりがベッドの下を覗き込んだ。
「あった!」
箱を取り出し蓋を開けると、蓋の裏側に音叉が取り付けられ、中にDAが並べられていた。
愛理が窓を開けて目配せすると、みのりは音叉を取り外し、それを鳴らしてDAの上を滑らせた。
「お願い、ヒビキ兄さん達を呼んできて!!」
アカネタカは窓から飛び出すと、方々に飛んでいった。
「素晴らしい技術ですね。ぜひとも我が財団の研究用に扱いたいものです」
振り返ると、部屋の入り口にドーパントが佇んでいた。
息を呑む二人に近付きながら、ドーパントは呟いた。
「わざわざ私の方から皆さんを呼び寄せる手間が省けました」

723 :5/11:2010/08/21(土) 23:53:17 ID:5Rgj6rZx0
アカネタカは一匹ずつ、兄弟達の元へ飛んでいった。
「…ん?」
豆腐の入ったボウルを手に帰路についていた総司の頭上に、アカネタカが旋回しながら舞い降りてきた。
「…!?…まさか、ひより達が……」
総司はボウルを投げ捨て、アカネタカに続いて家へと駆け出した。

「ひより!樹花!?」
総司は玄関を開けるなり呼びかけたが、中は閑散として人気がなかった。
「雪菜姉さん、みのり姉さん、愛理姉さん、小夜…どこにいる!?」
家中をぐるぐると巡りながら、総司は自責の念に囚われた。
ほんの少しの間でも、家に姉妹だけを残してはいけなかった……
「バカな…俺が油断するなんて…」
カレーの材料がそのまま放置された台所で、総司は深く項垂れた。
「お早いお戻りですね、総司さん」
背後からの声にハッと振り向くと、見慣れない白服の男が佇んでいた。
「貴様……財団Xのエージェントか?」
「さすが、天の道を行くお方…何でもよくご存知で」
男は特に動揺した様子もなく、真顔で続けた。
「申し遅れました、私は加頭と申します。
 ガイアメモリ流通組織ミュージアムのトップ、園咲冴子さんとビジネス提携をしているものです」
「ミュージアムのトップは園咲若菜のはずだろう。それに、ミュージアムは組織としては崩壊したと聞いた」
「いいえ、ミュージアムはまだ生きています。そして、組織の女王は若菜さんではなく、冴子さんです」
「……今はそんなことはどうでもいい。ひより達をどこへやった!?」
「ご安心下さい、ちょっと気絶しているだけですから」
加頭はすっと手を挙げて、庭の外を指し示した。
総司が慌てて飛び出すと、庭先に植わった木の幹に、口を塞がれて項垂れた姉妹達が縛られているのが見えた。

724 :名無しより愛をこめて:2010/08/21(土) 23:55:38 ID:pHBz5ES5O
(連投規制防止に書き込みます)

725 :6/11:2010/08/21(土) 23:55:52 ID:5Rgj6rZx0
「貴様……俺の家族に手を出すと、どうなるか分かっているのか…?」
総司が呟くと、上空からカブトゼクターが現れた。総司はゼクターを掴み、ぎりぎりと握り締めた。
「まあそう焦らずに。じきにご兄弟が揃われますから」
「何だと……?」
加頭が言った直後、複数のバイクのエンジン音が辺りに響いた。
徐々に音は家に近付き、程なくして家の前で止まった。
「雪ちゃん、皆!大丈夫!?」「誰もいない…皆どこに行ったんだ…!?」
家の周囲から兄弟達の声が聞こえてくる。
「あ、総司!一体何が……」
翔一は総司に駆け寄ろうとして、その先に縛られた姉妹達を見つけた。
「……雪菜姉さんっ!!!」
翔一の叫び声に、兄弟達が一斉に庭にやってきた。
「みのり!!」「愛理姉さん!!」「小夜!!」
雄介、良太郎、士が駆け寄ろうとした時、加頭が静かに制止した。
「皆さん。お姉さんや妹さん方を傷付けたくないなら、そのままにした方が賢明ですよ」
「…何なんだよ、お前…こんなことしやがって…」
真司が拳を握り締めながら、搾り出すように言った。
「総司兄さん…一体どういうこと?」
渡の問いに、総司は苦々しく答えた。
「俺のせいだ…俺が出かけた隙に、こいつがひより達を…」
「総ちゃんのせいじゃない!翔君達が大変な時に、家を空けていた俺達もいけないんだ」
兄弟達は総司の元に集まり、加頭と対峙した。
「集まったのは翔太郎さんとフィリップ君を除く十人…好都合です」
加頭は不適に笑い、ガイアメモリを取り出した。
\ユートピア!/

726 :7/11:2010/08/21(土) 23:57:52 ID:5Rgj6rZx0
その音声と共に、兄弟達の体が浮き上がった。
「うわっ!何だよこれ、どうなってんだ!?」
戸惑う兄弟達を見上げ、加頭は張り付いた笑顔のままユートピア・ドーパントに変身した。
その瞬間爆風が起こり、兄弟達は数メートル吹き飛ばされた。
「うわぁっ!」「くっ…!!」
呻き声を上げる兄弟達に、ドーパントはゆっくり近付きながら言った。
「私の言った通りでしょう。あのまま妹さん方の縄を解いていたら、
 今頃あなた方と同じように飛ばされている所でした」
「ふざけるな!何の痛みも感じずに皆を傷付けて…絶対に許さない!!」
一真の叫びに、兄弟達は立ち上がって身構えた。
「皆…いくよ!」
雄介の合図に、全員が変身ツールを取り出した。
「……なるほど……」
ドーパントの呟きには気付かず、兄弟達は変身ポーズをとった。
「「「「「「「「「変身!!!」」」」」」」」」
変身した兄弟達は一斉にドーパントに向かって駆け出した。
武器が振り下ろされる直前、ドーパントは杖を構えて攻撃を封じた。
「!?…どういうことだ、攻撃が届かない…」
ディケイドの言葉に、ドーパントは冷静に言い返した。
「あなた方は絶対に、私を攻撃することはできません。…傷一つ付けられやしない」
ドーパントが杖を振ると、ライダー達は吹き飛ばされた。
「くそっ!一斉に行っても無理だ…」
ファイズは拳を地面に叩きつけた。
「ここは皆で連携しないと!」
電王(ライナーフォーム)の提案に、ライダー達はすばやく動いた。

727 :8/11:2010/08/21(土) 23:59:02 ID:5Rgj6rZx0
キバはガルルモードにフォームチェンジし、響鬼と共に切り込む。
後方からは、デンカメンソードをリュウガンにセットした電王と、
ディケイドブッカーをガンモードにしたディケイドがそれぞれ光弾を放つ。
ドーパントは即座に反応し、ガルルセイバーと音撃棒の攻撃を軽くあしらいつつ、光弾を身軽に避けていく。
そこへ、龍騎がアドベントで呼び出したドラグレッダーが、ドーパントの視界を遮るように舞い降る。
ドーパントはすかさずドラグレッダーを殴打する。
視界が開けると、前方頭上からファイズがグランインパクトを、
後方頭上から剣ジャックフォームがライトニングスラッシュを、
左方からハイパーカブトがライダースティングを仕掛ける。
ドーパントはカブトの攻撃を弾き返し、ファイズと剣の攻撃を直前で受け止め、吹き飛ばす。
間髪置かず、ライダーキックを放とうとするクウガとアギトが両脇から迫る。

兄弟達は、これで決まると確信した。しかし……

ドーパントは地面に杖を突き刺し、地面を盛り上げて防護壁を作った。
「何っ!?」
攻撃を防がれたクウガとアギトはそのまま吹き飛ばされ、変身が解除された。
「雄介兄さん!翔一!」
地面に伏して悶える雄介と翔一を、ドーパントは杖を用いて持ち上げ、そのまま家の二階の外壁に貼り付けた。
上空から迫ってきたドラグレッダーに、ドーパントは杖先から炎を噴出させて攻撃した。
ドラグレッダーは全身炎に包まれ、苦しげに咆哮する。
ドーパントは杖でドラグレッダーを操り、ライダー達に向かって投げつけた。

728 :9/11:2010/08/21(土) 23:59:44 ID:5Rgj6rZx0
「うあぁーー!!!」
ドラグレッダーが直撃した兄弟達は地面に叩きつけられ、変身が解除された。
ドーパントが杖を振ると、変身ベルトやツールが浮上し、ドーパントの元に集まった。
「貴様…最初からこれが狙いで……」
低く呻く総司に、ドーパントはこともなげに言った。
「あなた方の変身時に、システムを大方把握しました。雄介さんと翔一さんのベルトは、
 皆さんとは違い体内に直接埋められている。お二人の身動きを取れなくしてしまいさえすれば後は簡単。
 皆さんの変身を強制解除させてツールを奪えば、皆さんは変身すらできません」
「……畜生……!!」
悶える兄弟達の元に、ドーパントがゆっくりと迫る。
「さて…どのようにいたぶるのが最も効果的でしょうか…」
ドーパントは大仰に杖を振り上げた。
「お喜び下さい。あなた方は地球の未来の為、尊い犠牲となるのです…」
兄弟達が覚悟を決めた――その時。

729 :10/11:2010/08/22(日) 00:00:40 ID:r5Ol9uM80
「そこまでだ、加頭!!」
ドーパントが振り向くと、翔太郎とフィリップが庭に駆け込んできた。
「やっと来てくれましたね」
あっさりと言い放つドーパントに、翔太郎とフィリップは怒りを募らせた。
「加頭……てめぇ……」
「もうやめてくれ……僕の大事な仲間を…家族を傷付けるのはやめろ!!」
「勘違いされては困ります、フィリップ君。私はただ単純に彼らを傷付けようとしているのではありません。
 若菜さんの能力を最大限に増幅し、ガイアインパクトを確実に成功させるために行っているのです。
 ガイアインパクトが成功すれば、君は勿論、ご家族も一番の功労者になるのですよ」
「ふざけんな!そんなこと、俺達が…絶対にさせない…もう誰も傷付かせない為に!!」
翔太郎とフィリップはメモリを掲げた。

「翔太郎……覚悟はできてるね」
「あぁ…相棒……俺達Wの、最後の……!!」

「「変身!!!」」

二人の体は光に包まれ、強風が吹き荒れた。
風に煽られ強さを増した炎が揺らめく中、Wがユートピア・ドーパントに正面から向かっていった――

730 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 00:02:04 ID:pHBz5ES5O
(規制防止)

731 :11/11:2010/08/22(日) 00:13:42 ID:9c0gPKb/O
***
「うわあぁーー!!…………はぁ……はぁ………」
雄介はうなされて飛び起きた。部屋の外からは薄明かりが差している。まだ明け方のようだ。
「……夢、だったのか……」
重く混乱する頭を抱えながら、雄介は階下に降りた。
「雄兄…起きたか」
居間には既に巧と士と雪菜がいた。その脇で翔太郎が横になっていた。
「翔太郎…!」
「シッ!…さっき寝付いた所なの」
よく見ると翔太郎の体には毛布がかけられ、顔の横から猫の頭が覗いていた。
「一晩中街を探し回って、やっと見つけたんだとさ」
士がシャッターを切ると、ミックは煩わしそうに一声鳴いた。
「そうか…フィリップのために、翔太郎はミックを…」
雄介は一瞬微笑んだが、すぐに雪菜に問いかけた。
「他の皆は?それにフィリップは?」
「フィリップは亜樹子と一緒に事務所に匿ってるらしい。今の所心配ない」
「私達も雄介兄さんと同じ、変な夢を見てうなされて起きたの。樹花ちゃんや小夜ちゃんは特に怖がって、
 みのり達や総司が一緒に付き添ってる。他の皆も寝直したり、気分転換に外に出たりしてるわ」
「俺もうなされて起きた所で、翔太郎兄と出くわした。
 その後皆次々起きてくるし、寝られそうになかったからここに残った」
「じゃあ、翔太郎は俺達の夢のことは……」
「えぇ、私達が悪夢を見たことは知ってるわ。でも、あえて内容は伝えなかった。
 余計な心配をかけて、戦いに影響するといけないから」
「そうか。…俺達は俺達で、ちゃんと自衛しないといけないね」
翔太郎の毛布からミックが抜け出した。乱れた毛布をかけ直しながら、雄介は呟いた。
「どんなに辛くても、立ち向かうんだよ……翔太郎」


732 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 00:18:30 ID:9c0gPKb/O
ID変わってるけど>>719-730をコピペしてた者です。コピペは以上になります。
結局連投規制引っ掛かってしまったので最後だけ携帯から投下しました…。


733 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 00:56:37 ID:xoJ+p8HPO
>>732乙です!
てかいつの間に規制解除されてたんだ…
スレ見てたのに気付かず支援できずすまん

734 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 11:54:18 ID:0Lde6zb00
お父さん、お母さん、兄弟それぞれの視点からのWのクライマックス・・・
各々が最終決戦を前に何を思っているのか、がとてもらしくて良かったです
お父さん&お母さんサイドは人選もぐっとくるなあ

735 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 11:56:48 ID:0Lde6zb00
言い忘れてた
ロイヤル・ストレート・コピペフラッシュ乙!

736 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 13:21:42 ID:QTVXMpIEO
次回のWが1年後の設定だから、ひょっとして新兄弟の引越しもこのスレでは1年後になるのかな?


737 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 15:20:38 ID:6A5J9ZOSO
>>735
自分は一年間フィリップが登場する話が書けないのかと思った。
新兄弟はやっぱり2010年だと思うし。
でも、死んだ&いなくなった人も普通にいるわけだから、書いてもいいのかな。話の練り方に工夫がいりそうだけど。

738 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 15:23:14 ID:FYO9ydS5O
736
ここの時間は季節は流れても
歳は取らないサザエさん方針だから、一年後とか意識しなくてもいいんじゃないかな。

739 :名無しより愛をこめて:2010/08/22(日) 23:09:08 ID:fnIPPsxF0
若菜やミックはこのスレ的にはしばらくはライダー家で引き取られる事になるのだろうか。

740 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 00:01:53 ID:DB9kx0MU0
48話でフィリップが仲間達にプレゼントを贈ってたけど、
このスレなら兄弟姉妹にも贈りそうだね…。
何贈るんだろうな。

雄介に冒険グッズ、翔一に家庭菜園セット、良太郎に幸運のお守り、渡に音楽関係だと思うけど
他が思いつかん。


741 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 00:21:28 ID:JamYheb10
なんとなくだけど、フィリップは物じゃなくて行動で語りそう。
朝起きてきたら、全ての皿がピカピカに磨かれていたとか
ニスの原料や人間の身体を取り戻す為の情報が、ホワイトボード中に残されていたり
自分の部屋に戻ってみたら、壁の色とか家具の配置が開運の相になっていたとか

742 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 08:40:55 ID:roe9uzD20
物だったら、これからくる映司になにか残していくかもしれないな、なんて思ったり

743 :Eternal Memory named Family・0/17:2010/08/24(火) 20:15:15 ID:jP8OgsYM0
※注意※
無駄に長いです。
本当は今週の放送が入る前に前半だけを単発として書き上げるつもりでしたが、結局間に合わなんだ。
でもって今週の放送を見てさらに書かずにいられなかったのが後半の方です。
なので若干話が飛んでいたり前後で食い違いが垣間見えることは否定しない。
そして、普通に本スレの「死んだ&いなくなった人もいる」原則を無視してます。
救いのあるような無いような微妙な話です。
フィリップは居候でも兄弟でもどちらの想定でもオッケー。
それでもよろしければどうぞ。


744 :Eternal Memory named Family・1/17:2010/08/24(火) 20:16:35 ID:jP8OgsYM0
夏といえども涼やかになった夜風に、街を彩る風車の羽根がくるくると回る。
その最中を、1台のバイクの駆動音が颯爽と駆け抜け、テールランプが闇の中に暖色の軌跡を描いた。
そしてそれは、「鳴海探偵事務所」の看板が掲げられた、年代を感じさせる2階建ての建物の前で終点となる。
前後の座席に跨っていた二人がバイクを降り、ヘルメットを脱ぐと、明るい茶の猫っ毛と、少しぼさついた黒髪が顔を出した。
二人は無言で目の前の建物を一瞥する。二階の窓からは、薄い光が漏れていた。
ほんの数瞬、顔を見合わせると、確信を得たように頷いて、階段を駆け上がっていく。

扉を開けると、錆びついた蝶番が耳障りな音を立てた。
その音は幾度か事務所を訪問した二人にとっては慣れたものだったが、普段とは一変した内装に、ぎょっ、と動きを止めた。
スタンドの電灯が点けっぱなしの机の上には、山のようなファイルが積み上げられ、雪崩の如く崩壊し、挟んでいた写真や資料が天板と椅子と周囲の床とを無秩序に埋め尽くしていた。
客を迎えるための低いテーブルにも、無数の本がジャンルを滅茶苦茶にして無造作に広げられ、ベッドの上もまた同じく書類が白黒の海を作っている。
一見すれば、不審者が侵入して家探しをしたとしか思えないような光景だ。
事務所に押し入った黒髪の方――良太郎はそれを危惧して、「た、巧…!」と茶髪の連れの服の裾を引っ張る。
しかし、彼――巧は至って冷静な顔と声で、「…大丈夫だ、そんなんじゃねえだろ」と双子の片割れの憂慮を否定した。
床に散らばった書類やファイルを踏まないよう、隙間と隙間を繋ぐように足を伸ばして、帽子の引っ掛けられた奥のドアへ向かう。


745 :Eternal Memory named Family・2/17:2010/08/24(火) 20:17:45 ID:jP8OgsYM0
何の躊躇もなくそのドアを開ければ、特大のホワイトボードがいくつも掲げられた薄暗いガレージが待っていた。
出番を今かと待つようにリボルギャリーが中央に鎮座し、それを囲むように足元がどこか不安定なキャットウォークがめぐらされている。
そのさらに奥、休憩兼待機用のソファでノートパソコンを広げ、巧と良太郎が目的とした人物が座っていた。
しかし、キーボードに乗せられた指が動く様子はなく、瞼は閉じられ口は半開き。
いつも絶妙な角度を保っているはずの帽子も、かぶっているというより、髪の毛にどうにかしがみついているかのような所までずり落ちていた。
挙句に、首はしきりにかくりかくりと舟を漕いでいる。
かんかん、とキャットウォークを堂々と鳴らしながら近づいても、反応は無い。
パソコンはバッテリーが切れたのか、画面がブラックアウトしていた。
「……寝てる」と、戸惑った様子の良太郎。
「……見りゃ分かる」と、呆れた表情を禁じ得ない巧。
どうしよう、と判断に悩む良太郎を差し置いて、巧は大股でその男に近づき、がっしとその肩を掴み、
「起きろ太郎兄ィ!!」
容赦の欠片もなく揺り動かして大声で怒鳴った。
途端、男――翔太郎は「おおぉう!?」と素っ頓狂な声を上げて跳ね起き、勢いで帽子が床へと落下する。
辛うじて膝の上に乗せていたノートパソコンを落とすのだけは免れると、翔太郎はほっと息をつき、ようやく目の前の弟二人の存在に気付いた。
「な…なんだよ、お前らか…おどかすなっての」
寝癖のついた栗毛を掻いて、気怠そうにこめかみを押さえる。
薄暗い中にも見て取れる、目の下の隈が、今の翔太郎の生活ぶりを物語っていた。
ソファの目の前のテーブルには、記録用のディスクやフロッピー、USBメモリなどがいくつも散らばっている。


746 :Eternal Memory named Family・3/17:2010/08/24(火) 20:18:52 ID:jP8OgsYM0
事務所の方の惨状と照らし合わせれば、ここ数日ライダーハウスにも顔を見せず、事務所に籠りっきりの彼が、何をしていたのかは想像がつく。
それが分かっていて、巧は言った。
「……連絡もしねーで、何やってんだよ。そろそろ総司兄の逆鱗に触れるぞ」
「……仕方ないだろ。時間を惜しみでもしなきゃ、見つからないんだ」
巧の言葉に、翔太郎は素っ気なく返した。
パソコンを立ち上がらせようとして、バッテリー切れに気付き舌打ちをする。
「…フィリップ君が、消えずに済む方法?」
翔太郎が"何を"見つけようとしているのか。
静かに言い当てた良太郎に、翔太郎の表情が一瞬、ぎくりと硬直した。
「――きっと、どこかにヒントがあるはずなんだ」
しかしすぐに冷静な声音を保ち、引っ張り出した電源コードをパソコンに繋いで、ディスクの山の中から発掘した1枚をセットする。
「フィリップの消滅を食い止めるヒントが…。こんなこと言いたかねえけど、今のあいつもガイアメモリも、同じ地球の記憶から出来てる。
 だったら、今まで扱ったドーパントの事件の中に、きっと手がかりがあるはずだ」
「…で、事務所に缶詰めになって洗いざらい探してるってか」
眉間にしわを寄せて、巧は山積みの記録媒体を眺めた。
――これは総て、翔太郎が扱ってきたドーパント事件の詳細を書き込んだ資料だ。事務所に広げられていた書類や写真も同じ類だろう。
翔太郎は膨大な量の資料を片っ端から引き出し、読み通していたのだ。
寝る間も惜しみ、家にも帰らず、たった一人で。
下手をしたら、食事もそっちのけになっているかもしれない。
「翔太郎兄さん…」と呼びかける良太郎の顔が、切なげに歪んだ。
一方で巧は、やってられないとばかりに腕組みをする。
「…今、親父が帰ってきてる」
巧の言葉に、パソコンを操作していた翔太郎の手が、とうとう止まった。

747 :Eternal Memory named Family・4/17:2010/08/24(火) 20:20:27 ID:jP8OgsYM0
「明日、誕生日なんだよ。それで、翔一兄なんかは食事豪華にしてパーティやろうってはしゃいでやがる。
他の兄貴共も便乗して……雄兄とヒビキ兄も帰ってくるって。フィリップも参加したいって言った」
「…フィリップが?」
「今日、愛理姉や樹花に付き合ってもらって、プレゼント買いに行った」
フィリップの名前にも反応を示したが、それっきり翔太郎は黙り込んでしまった。
「分かるよな?もう意地張ってる場合じゃないぜ。一日だけでいい、家帰ってこい。でもって、親父と兄貴とフィリップに顔見せて安心させてやれ。一日っていうだけでも、かなり譲歩してんだからな」
諭す巧の物言いは、まるで翔太郎との立場が逆転しているようだ、と良太郎は思った。
しかし、同時に理解していた。
巧の言う「譲歩」とは、"一日だけ"の部分に留まらないことを。本当はこんなふうに言い聞かせるのではなく、無理やりにでも引きずり出して家に強制連行したいくらいなのだということを。
だが――
「……悪いけど、まだ帰れねえ」
心のどこかで予想していた答えに、巧の眉間の皺が深くなった。
「今の俺には、そんなことにかまけてるより、やらなきゃならない大事なことがあるんだ」
「……そんなこと?」
翔太郎の台詞を静かに反芻し。
そこからは、良太郎が止める間も無かった。
巧は不意に腕を伸ばし、翔太郎が操作していたパソコンを掴み上げた。そして、思い切り放り投げる。
「おま、なにすんッ――――」
薄っぺらいノートパソコンは大きく弧を描き、キャットウォークで派手な音を鳴らしてバウンドしてから、さらに下のコンクリートの床へと墜落した。
薄闇の中で、火花と煙が小さく爆ぜる。
「おい!あの中にはおやっさんから引き継いだ依頼の記録が…!!」
「うるせえッ!!」

748 :Eternal Memory named Family・5/17:2010/08/24(火) 20:21:30 ID:jP8OgsYM0
怒った翔太郎が掴みかかったが、逆に凄まじい剣幕で巧に頬を殴り飛ばされた。
だん!とホワイトボードに叩きつけられた翔太郎が、痛みと驚愕と混乱でしばし硬直し、ずるずるとへたりこむ。
「ふざけんな!そんなこと、だと?勝手にてめえ一人で抱え込んで卑屈になってんじゃねえよ!!あいつが消えるって分かって、どうにかしたいって思ってんのは、あんた一人だけじゃねえんだよ…!」
「――ふざけてんのはそっちだろ…!!」
怒鳴る巧に対して、翔太郎は低い声で切り返した。乱れた前髪の下から、睨むような眼差しが覗く。
「こんな時に…フィリップが消えるかもしれねえって時にパーティだって?亜樹子にしたってそうだ、あいつが消えることを当たり前に受け入れやがって、思い出作りとか言って……
 なんで誰も、どうにかなるって言わないんだ。あいつに、いなくなるなって言わないんだ。必死に抗ってる俺がバカみたいじゃねえか!!」
「どうにかなるって言わないのは、いくら希望を持とうとしたってただの気休めで、何の救いにもならないって知ってるからだ!フィリップにいなくなるなって言わないのは、それがあいつを余計に惨めにさせるだけだからだ!!
 そんなことも分かんねえならてめえは本物のバカ野郎だ!いい加減大人になれよ、得意のハードボイルドはどこ行った!!」
「都合のいい時だけハードボイルドって持ち出してんじゃねえよ…!俺よりガキのくせに、何もかも知ったふうな口利くな!!」
「なんだと……!?」
「ちょ、まっ…二人とも、やめてってば!!」
ただの罵り合いにエスカレートし始めた翔太郎と巧に、良太郎は慌てて間に入った。
「落ち着いてよ、巧も兄さんも…!そんな事言ってる場合じゃないでしょ!?」

749 :Eternal Memory named Family・6/17:2010/08/24(火) 20:23:49 ID:jP8OgsYM0
良太郎の冷静な指摘に、二人は僅かながら落ち着きを取り戻す。
苛立たしげに、だがどこかばつが悪そうに、深く息を吐く。
座り込んだままの翔太郎の傍へ寄り、良太郎は膝を折って視線を合わせた。
「翔太郎兄さん……僕は、兄さんの気持ち、少しだけ分かるよ」
穏やかで、真摯な声音に、翔太郎は胡乱げに眉を顰める。
「今までずっと一緒にいた仲間が、突然消えるかもしれないって分かったら、びっくりするよね。……なんとかしなきゃ、どうにかならないか、って思っても、当たり前だよね」
そう語る良太郎は、ほんの一瞬だけ遠い目を見せた。
「僕もそうだった。僕が電王として戦い続ければ、いつかイマジンとの戦いに決着をつけてしまったら、モモタロス達も消えなきゃいけないんだって…モモタロス達を消してでも、僕は戦わなきゃいけないんだって……
 そう知った時、落ち着いてなんかいられなかった。どうしたらいいか、分からなかった。
 戦わなきゃいけないのは分かってる。でも、仲間を消す為に戦いたくなんてない。消えるって分かってるのに、『戦え』って言うモモタロス達の力を借りるなんてしたくない。
 だから、無茶なのに自分一人だけで戦いに行って、余計に咎められたりして」
ふっ、と口の端に浮かんだ自嘲にも似た笑み。それは自分の末弟にひどく似合わない、と翔太郎はぼんやり思う。
「……でもね、それってただ単に結果を先延ばしにしてただけだったんだよ。何の解決にもならないし、なによりモモタロス達がそんなこと望んでなかった。
 ――モモタロス、言ってたんだ。『消えるとか消えないのは後の話だ。守りたいのは今なんだ、だから戦わせてくれ』って」
良太郎の告げた台詞に、えも言えぬ既視感を覚えてて、翔太郎は思わず唇を噛んだ。


750 :Eternal Memory named Family・7/17:2010/08/24(火) 20:24:53 ID:jP8OgsYM0
「…フィリップ君も、多分そうなんじゃないかな。この街の…風都の、"これから"を守るために、たとえ自分が消えるとしても、"今"戦わなくちゃいけないって。立ち止まって、目をそらしてる場合じゃないってことを知ってるんじゃないかな。
 ――兄さんが、本当にフィリップ君の相棒なら、それに応えなきゃ。辛くて、別れるのが嫌でも……そうしなきゃ、仲間も、街も、何も守れないんだよ…フィリップ君が消えなかったとしても、守れなかったら、何の意味もないんだよ…!」
言いながら、良太郎の手がきつく握りしめられるのを巧は見た。
翔太郎も、静かだった弟の言葉がどこか熱っぽくなったのを感じ取ったのだろう。もう何の反論もしなかった。
「……太郎兄」
巧が、呼びかける。
「……平気じゃねえのは、俺達や太郎兄や…周りにいる人間だけじゃない。フィリップだって、そうだ。
 自分がいずれ消えるって分かってて、何とも思わないはずがないだろ。そんな簡単に割り切れるほど、太郎兄や、俺達と過ごした時間は薄っぺらじゃなかった。――それでも、フィリップは…太郎兄と最後までライダーとして戦うことを望んだんだ」
言いながら、ポケットに手を突っ込んでみれば、伝わるファイズフォンの冷たい感触。
「それがどれだけ覚悟の要ることで…どういうことか、よく考えてみろよ。それさえ分かってれば…"そんなこと"なんて、馬鹿には出来ないはずだぜ」
突き放すような、それでいて宥めすかすような口調。良太郎のように、具体的に言い切ることが出来ないのは自分の弱さだ、と巧は痛感する。
翔太郎は無言で、頭を抱え「…悪い」とだけ呟いた。
「…それでも俺は…考えられない。考えたくもねえんだ、あいつがいない事務所も、家も。
 無駄骨でも、どうにかしたいんだ……どうにかできるって、思いたいんだよ……」
絞り出すような言葉が、震えていた。
巧と良太郎はそんな兄を、ただ見つめるしかできない。
「…悪い……父さんに、謝っといてくれ」
それが、翔太郎の答えだった。

751 :Eternal Memory named Family・8/17:2010/08/24(火) 20:27:45 ID:jP8OgsYM0


事務所を降りて、停めていたバイクを巧が押して歩き、その横に良太郎が並んで先を進む。
ひゅううぅ、と夏風が二人の沈んだ表情を無遠慮に撫でた。
「……総司兄、キレるだろうな」
ここ数日、いつにも増してぴりぴりした空気を纏う六番目の兄の反応を想像して、巧は溜息を吐く。
「…そうならないように、僕たちがちゃんと伝えよう。翔太郎兄さんも本当は分かってるから、もう少し待ってあげて…って」
苦笑しながら良太郎がそう返した。
「悔しいよね。毎年毎年、僕たち自身も同じような思いをしたはずなのに…全然力になれないから。時々、何のための兄弟なんだろうって思っちゃうよ」
「……お前らしくもねー言葉だな」
巧のぼやいた感想に、「そうかな」と良太郎は軽く首をかしげた。
「…まあ、なんとかなんだろ。頼りねーけど、腐っても俺達の兄貴だからな」
「……うん」
「とにかく俺たちは、とっとと家に帰って、フィリップが退屈しないように居てやるだけだ」
「…うん。そうだね」
巧はバイクを一度停めると、ハンドルに引っ掛けていたスペアのヘルメットを手渡す。
良太郎はそれを受け取って、頭から被った。
巧も同じようにヘルメットを着けてシートに跨り、エンジンを吹かす。良太郎はその後ろに座る。
そして、一瞬だけ来た道を振り返って、その先にある事務所の事を思ったが、すぐに振り切るように再びテールランプの軌跡を描いていった。


――焦げ跡の残った、恩師の形見の帽子を被った翔太郎が満身創痍で一人帰宅したのは、その翌々日のことだった。

752 :Eternal Memory named Family・9/17:2010/08/24(火) 20:30:54 ID:jP8OgsYM0
いつもは賑やかな一号家が、水を打ったように静まり返っていた。
居間には長兄から末弟まで、兄弟全員が揃っている。
真ん中のテーブルには、メモリのスロットが片側だけに配された――ロストドライバー。
フィリップが最期に遺していった、相棒へのプレゼント。
全員の視線が、そのドライバーに注がれている。
「…………ふっ、く…ッ」
不意に嗚咽が、沈黙を破った。
ソファに座って、ドライバーを眺めていた真司が、とうとうこらえきれずに涙を流していたのだ。
「……真司」
「…分かってる、分かってるよ…!おれだって、できるなら笑顔で送りたいけど、でもさぁっ……!」
隣に座っていた雄介が肩を叩くと、真司の涙腺はさらに緩み、あとは脇目もふらず泣き崩れるしかなかった。
雄介は困ったような笑みを浮かべて、背中をさすったが、その頬にはやはり、涙が一筋落ちていた。
ソファの背もたれの後ろに立っている翔一も、何も言わずに涙をこぼしている。
一真もまた、涙が一滴落ちるたび、必死に隠すかのように袖で何度も拭っていた。
渡は自分の体を抱きしめるように俯き、黙りこくっていたが、肩が震え、しきりにしゃくり上げている。
士と総司は泣かなかった。まるで自分の犯した失態を自責するかのように唇をきつく噛み締め、手のひらもぎりぎりと音がしそうなほど強く握っている。
巧は壁に寄りかかり、照明しかない天井を見上げてゆっくりとまばたきをしていた。滴り落ちそうな涙を抑えているのだと、見破れる人間は数少ないだろう。
「……もどって、こなかったんだね」
ぽつり、と良太郎が呟く。
「……モモタロス達は、消えても、戻ってきたのに。なんでフィリップ君は……翔太郎兄さんや、みんなとの思い出は、いっぱいあったのに、なんで…なんで、なんでっ……!」
首を左右に振りながら、涙声で訴える。

753 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 20:39:28 ID:zVjro36G0
支援したほうがいいか?

754 :Eternal Memory named Family・10/17:2010/08/24(火) 21:50:58 ID:jP8OgsYM0
>>753 ありがとうございます…でもさるさんはなかなかやっかいでした。
お待たせしました、続きです。

それは誰もが心のどこかに抱いていた、淡い希望だった。だがそれは実際叶わず、ただ『フィリップが消えた』という事実だけが横たわっている。
「良ちゃん」
「おかしいよっ……だって、僕、嬉しかったんだ、フィリップ君が来たとき……僕も、お兄さんになれるって、がんばって、守ってあげなくちゃって、なのに、どうしてっ……」
「うん。分かってる、分かってるよ良ちゃん」
横に腰かけたヒビキが答えにならない言葉をかけながら、良太郎の頭を撫でる。
そのまま「なんで」「どうして」をひたすら繰り返し、良太郎はぼろぼろと壊れたように涙を流した。
ヒビキは鼻を啜りながら、良太郎の言葉に頷き続けた。
広い居間はしばし、涙一色に染まった。聞こえるのは嗚咽と、縁側の外のヒグラシの鳴き声だけだった。


どれくらいの時間が過ぎたのか。
ドライバーを手に取り、口火を切ったのは、ダブルとしての最後の戦いを兄弟たちに語った、他ならぬ翔太郎だった。
「――フィリップは、いなくなってなんかいない」
今までにも増して、静かで、落ち着いた声に、兄弟たちは未だ涙に濡れた目を向けた。
翔太郎はこの中でただ一人、泣くこともなく、無表情でドライバーを見つめていた。
最早すべてを吹っ切ってしまったかのように。むしろ年相応の爽やかさすら漂わせる風情で。
「あいつは言ってた……この地球が無くならない限り、俺達は、永遠の相棒だって」
言いながら、懐から取り出したのは、黒く煌めく切り札の記憶だ。
「……あいつは、会ったばかりの頃…ガイアメモリと、その犯罪で侵されていく風都の事にてんで無関心だった。それどころか、『買って使う方が悪い』なんて開き直る始末だ。でも最後に、風都を『僕の好きだった街』と、言ってくれたんだ。
 俺は、これからも戦う。俺と…フィリップの、街を守るために…仮面ライダーとして」

755 :Eternal Memory named Family・11/17:2010/08/24(火) 21:52:01 ID:jP8OgsYM0
「……でも、一人なんだよね?」
泣き腫らした目で、顔を上げた渡が問うたが、翔太郎はさして傷ついた様子も見せず、まるで悪戯っ子のように微笑んだ。
「言ったろ?地球が無くならない限り、俺とフィリップは永遠の相棒だって。…あいつの体は、確かに消えちまった。探しても見つけることはできない。けれど、あいつは確かに居るんだ。風都にも、この家にも。
 ――だから、一人じゃない。…まあ、今までに比べて向かい風は強いだろうけどな」
ぎゅっ、と包み込むようにメモリを握り締め、翔太郎は断言した。
「……大人になったね、たろちゃん」
迷いのない眼差しを放つ弟の横顔に、長兄がそう告げた。
穏やかに頬を緩ませたヒビキは、良太郎とは逆隣に座った翔太郎の頭へ手を伸ばし、くしゃりと撫でる。
髪に手を乗せられた瞬間、驚いたように体が硬直したが、意外にも振り払う気配もなく、されるがままになっていた。普段だったら「いい歳こいてよせよ」と逃げているところだ。
「……さて、では行くとするか」
いつもの冷静な態度を取り戻した総司が、改まったように言った。
すると、涙を収めた兄弟たちが、それを合図に立ち上がる。
「……行く?どこにだよ」
ただ一人、言葉の意味を理解できない翔太郎が訝ると、かしゃ、というシャッター音が返事をした。
見れば、横に立っていた士がレンズを向けてトイカメラを覗き込んでいる。
ますます訝る翔太郎の姿に、士は何故か楽しそうな笑みをたたえて、口を開いた。
「――フィリップの部屋だ」

756 :Eternal Memory named Family・12/17:2010/08/24(火) 21:54:05 ID:jP8OgsYM0


一号家へ転がり込んだ時、特別に作られたフィリップの為の『検索部屋』。
事務所のガレージと同じように、そこは幅広のホワイトボードで壁を覆われ、簡素な椅子とテーブル、ボードの高い位置でも筆記を可能にするための脚立が置かれている。
少し前までは、書き殴られた文字や図解でびっしりと埋め尽くされていたボードだったが、今やその情報は全てまっさらに拭き取られ、白く艶やかな盤面が光を無感動に反射しているだけだ。
この家で過ごした最後の日、フィリップ自らの手で時間をかけて消していったのであろうことは想像に難くない。
しかし、新しい知識への興奮にあふれた筆圧は、ただ拭き取るだけでは完全には消しきれない。
顔を近づけてよく見れば、ボードのあちこちに、僅かなインクや、ペン先の軌跡がうっすらと残っている。
――どんなに律儀に消したとしても、フィリップの存在証明は確かに、はっきりと、そこに刻み付けられていた。
「……こんなに広かったんだな、この部屋」
一真がぽつりと呟く。
住人の数が多いこの家で、孤独になることはまず有り得ない。
フィリップが夢中で知識を綴っている間も、必ずと言っていいほど兄弟の誰かがここに出入りし、そんな彼を眺めたり、話しかけたり、ボードの余白に落書きをしていた。
部屋の主がいなくなったというだけで、がらんとした空気が身に染みる。
兄弟全員が入室しても、その空気が薄くなることはなかった。
「……あいつが、ここに帰ってくることは、もう無いんだな」
指先でペンの跡をなぞりながら、巧が言った。
「――でも、ここはちゃんと残しとかなきゃ。ここはフィリップ君の居場所だから……フィリップ君は、どこにでもいるから。だよね?翔太郎兄さん」
先刻の悲涙とは打って変わって、にこにこと笑いながら翔一が尋ねると、翔太郎は「…ああ」と頷いた。

757 :Eternal Memory named Family・13/17:2010/08/24(火) 21:55:26 ID:jP8OgsYM0
「……翔太郎兄さん」
「ん?」
「実は……この部屋に、置かせてほしい物があるんだ」
おずおずと歩み寄った良太郎が差し出したのは、一冊の分厚いアルバム。
翔太郎は不審そうな顔をしたが、良太郎の目に映った必死さに、思わずそれを受け取った。
ずしり、とした重み。
サイズ自体はそんなに大きくない。ただ、並大抵ではない容量がその重厚感を醸し出している。
翔太郎が兄弟たちの反応をうかがうと、皆一様に微笑をたたえている。まるで「見てみて」と言うかのように。
翔太郎はアルバムを見直してから、その表紙を、ゆっくりと開いた。
――写真が、並べられていた。
去年の今頃、家族総出で半ば満員電車状態になりながらもフレームに収まった、翔太郎とフィリップの歓迎パーティの記念写真。
そのパーティの最中、出された豆腐ハンバーグを穴が開くほど見つめているフィリップと、それを満足そうに眺める総司と、そのハンバーグを頬張っている翔太郎の写真。
椅子に座って考えこんでいるフィリップと、いつの間にか奪っていた帽子を勝手に被って駆け回る真司と、それを必死に追いかけている翔太郎の写真。
ページをめくれば、また違う日付の写真が揃っていた。
木を削ってバイオリンを修理する渡と、その背後でブラッディローズに手を伸ばそうとしているフィリップと、それに気付いて顔を引き攣らせている翔太郎の写真。
バイクを並べて、ツーリングに出かけようとしている翔太郎と一真と、ブルースペイダーを指で突いているフィリップの写真。
居間でガジェットとアニマルディスクたちを取り出して比べている翔太郎とフィリップとヒビキの写真。
屋根から降ってきた初雪に埋まった良太郎と、庇おうとして巻き添えを食った翔太郎と、縁側からそれを笑っている翔一とフィリップの写真。


758 :Eternal Memory named Family・14/17:2010/08/24(火) 21:56:57 ID:jP8OgsYM0
光写真館で栄次郎のコーヒーを嗜む士と、この頃やって来たばかりの竜と、翔太郎と、フィリップの写真。
ウルフェノクのもふもふに触りたいという亜樹子に迫られ、苦虫を噛み潰したような顔をしている巧と、そんな亜樹子の襟首を掴んで制止する翔太郎と、呆れた顔のフィリップの写真。
食事中、突然窓から帰ってきた雄介に驚いて、箸を落としかけている翔太郎と、いたって平然としているフィリップの写真。――
そうやって、写真が連続したページをめくっていると、不意にページのど真ん中に、アニマルディスクが貼り付けられていて瞠目する。
「ああ、これはね……」
ヒビキがそのディスクを剥がして、音角で叩いて再生すると、聞き覚えのある音声が流れだした。
…… Move it down your finger Finger on the Trigger わがままを解き放って ……
「これ、って……」
「うん。前にテレビでやってた、『仮面シンガー』の歌。録音したのがまだ残ってたんだよ」
くすりと笑う。
そうしている間にも、翔太郎のハードなラップをベースに、まだあどけなさの漂うフィリップの歌声がメロディーを奏でていく。
最後が観衆の拍手で締めくくられると、ディスクを外し、再びページに貼りつけた。
そこから何も言わずに、翔太郎はひたすらページを捲った。
街中で、ドーパントと対峙する翔太郎とフィリップの写真。
鮮やかな飛び蹴りを見舞う、サイクロンジョーカーのダブルの写真。
炎熱を纏ったシャフトを操る、ヒートメタルのダブルの写真。
銃口から金色の光弾を撃ち出す、ルナトリガーのダブルの写真。
獲物に飛びかかる寸前の獣のように身を低くして構える、ファングジョーカーのダブルの写真。


759 :Eternal Memory named Family・15/17:2010/08/24(火) 21:58:49 ID:jP8OgsYM0
リボルギャリーと並んで、ハードボイルダーを駆るダブルの写真。
プリズムビッカーで敵を斬り伏せる、サイクロンジョーカーエクストリームのダブルの写真。
ボロボロになりながらも立ち上がろうとする翔太郎と、苦笑しながら手を貸すフィリップの写真。
ウォッチャマンとサンタちゃんと刃野刑事と真倉刑事とクイーンとエリザベスと亜樹子と竜と共に、事務所の建物を背景に、そしてハードボイルダーに寄りかかるようにして並び、不敵に笑いながら写る、フィリップと翔太郎の写真。
そして、白紙の本を片手に、満面の笑顔を向ける、フィリップの写真――――
翔太郎はただ、言葉を失い、体を震わせ、最後のページに配されたそのフィリップの写真を食い入るように見つめていた。
いつ、どこで、どうやって、こんな写真を撮ってかき集めたのか知る由もない。
しかしそんなことはどうでもよかった。
そのアルバムには、総てが収まっていた。
何十、いや何百という枚数の写真とディスクを経て、この地球に残された、フィリップと翔太郎という『二人で一人の仮面ライダー』の記憶の総てが。
それは同時に、今の翔太郎の総てであり、かつてのフィリップの総てでもあった。
「――翔太郎兄。表紙を見てみろ」
溢れ出す感情に震えながらも、士に促されるままにアルバムを閉じ、表紙を見た。
表紙にはなんの装飾も施されておらず、真っ白だった。
フィリップがいつも抱えていた本のページのように。
「……ここにある"記憶"には、まだ名前が付いてない。翔太郎兄が、これから付けるからだ」
「……名前?」
問い返す翔太郎に、そうだ、と頷いたのは総司だ。
「兄さんには、その資格と、権利と、責任と、義務がある」
総司が翔太郎に淀みのない動作で差し出したのは、一本のサインペン。


760 :Eternal Memory named Family・16/17:2010/08/24(火) 21:59:33 ID:jP8OgsYM0
まだ小刻みに戦慄く指先で、それを受け取る。
「…………」
翔太郎は腹を括るように唇を一度噛み締めると、サインペンのキャップを外した。
ヒビキが、雄介が、真司が、一真が、翔一が、総司が、渡が、士が、巧が、良太郎がじっ…と視線を向ける中、翔太郎はその一文字一文字を、ゆっくりと綴った。
インクだけでなく、想いまでも刻み付けるように。
決してかすれたり、滲んだり、色あせたりなどしないように。
ずっとずっとずっとずっとずっと、忘れないように。
「――書いたぜ」
そう報告した時には、翔太郎はすでに落ち着いていた。
兄弟たちは拍子に書かれた…いや、刻印されたその名前を確かめると、示し合わせたように、壁のボードの一枚へと目を向けた。
翔太郎は彼らの視線に導かれるように、ホワイトボードへと歩み寄り、マーカーペンを置くために取り付けられた枠の所へ、そっと"記憶"を立て掛けた。
そのまま、翔太郎は表紙の文字をなぞってから、掌でその名前をぐっと覆い隠した。まるで自分自身にも、その名を写し取ろうとするかのように。
そこへ、華奢で薄い良太郎の掌が重なった。
そこへ、少しざらつく巧の掌が重なった。
そこへ、竹刀ダコのできた一真の掌が重なった。
そこへ、木材の匂いが残る渡の掌が重なった。
そこへ、カラフルなミサンガを着けた雄介の掌が重なった。
そこへ、ボールペンのメモが残った真司の掌が重なった。
そこへ、土と草と日の香りを纏う翔一の掌が重なった。
そこへ、指の長い士の掌が重なった。
そこへ、少し武骨で固いヒビキの掌が重なった。
そこへ、爪まで綺麗に磨き上げられた総司の掌が重なった。

761 :Eternal Memory named Family・17/17:2010/08/24(火) 22:00:49 ID:jP8OgsYM0
「…フィリップ君。きみがいた時間は、絶対に消えないから」
「…今度は検索ばっかしてねえで、何か夢でも探せよ、フィリップ」
「…戦えない人たちのためなら、次は俺も一緒に行くから。フィリップ」
「…フィリップ君、君の中の音楽…僕は、大好きだった」
「…いつか、世界中の人たちの笑顔に会いに、冒険しようね。フィリップ君」
「…フィリップ、同じ仮面ライダーとして、すっげー誇りに思うよ」
「…おいしいご飯はいつでも用意してるから、いつでも帰っておいで。フィリップ君」
「…フィリップ…お前の世界は、いつだってここにある」
「…フィーちゃん…俺はいつだって見守ってるから、フィーちゃんも俺たちの事見守ってて」
「…フィリップ。天の道を行くのは俺一人だが、お前になら、その道標を少しだけ見せたかった」

「……ありがとよ、フィリップ。永遠の、俺の相棒――俺たちの、家族」

そうして、一人、また一人と、重ねていた掌を離していく。
振り返る素振りもなく、部屋を後にしていく。

ホワイトボードには、ただ一冊の"記憶"だけが静かに鎮座していた。

PHILIP という名の、家族の記憶が。


762 :Eternal Memory named Family・あとがき:2010/08/24(火) 22:04:02 ID:jP8OgsYM0
よく見たら容量が溢れかけてて「ぉよぉぉ!?」でした。ごめんなさい次スレに持ち越すべきでした。
ちなみにタイトルは、自分としては「家族という名の永遠の記憶」てな意味合いで付けています。
文法的に間違ってても細けえことは(ry
お時間とスペースと支援ありがとうございました。

763 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 22:15:39 ID:qvPz//BO0
>>743
泣いた。GJなんて言葉じゃ足りねえよ!ありがとう。

ところでレス番のせいか>>753の支援が妙に輝いて見えるぜw

764 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 22:25:08 ID:BdckwpEc0
これはGJ!
先週放送を思い出して、涙腺がやばい…

それから、>>753は最高です!

765 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 22:27:36 ID:oPZE/bIF0
すごい…これは言葉では言い表せないけど…すごい

>>753は最高です!

766 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 22:38:22 ID:zVjro36G0
おのれ>>743!!初めての生遭遇がそんな感動大作だとか、どこまで俺の予想を超えるんだ!!
一文一文読む度に、その場面がくっきりと脳内に現れて、涙腺どころか精神までボドボドだぞこの野郎!!
なんかもう上手く表現出来ないが、とにかくGJ!!
そして>>763で気付いたが、俺ちゃっかり753とってたのなw
そんな作品に753で支援出来たことは誇りだ!!
このGJ、>>743に返すぜ!!

767 :名無しより愛をこめて:2010/08/24(火) 23:25:16 ID:u3iBSk+50
>>743
本当に泣ける。
素晴らしい、素敵だ、大好きだ!

それと>>753は最高です!

768 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 09:00:49 ID:1nJZs79M0
GJとしか言えん、すまぬ

しかし容量やばいんで次スレ挑戦してみる

769 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 09:09:06 ID:1nJZs79M0
うがー無理だった
496KBなんで次の人頼む

770 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 09:35:33 ID:w0WCuiFA0
よし、行ってくる!

771 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 09:37:12 ID:3RlTwu1g0
>>743超GJ!途中からボドボドになりながら読んだ

次スレたてたよー
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1282695966/

772 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 09:42:12 ID:w0WCuiFA0
重複・・・だと・・・
テンプレ全部貼ってあるから>>771の立ててくれた方を利用でいいかな
立ててしまったので削除依頼出してくる

773 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 09:59:35 ID:3RlTwu1g0
ごめん宣誓してから立てればよかったんだな
ちょっと所長にスリッパされてくる

774 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 10:48:10 ID:w0WCuiFA0
>>773
いやいや、乙でした

>>743
みんな言ってるがなんていえばこの感動を表せるか分からない
だがこれだけは言える、GJ!!大好きだ!!



775 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 15:46:37 ID:w0WCuiFA0
連投になってしまうが、16スレ以降のまとめって作ってる人いるかな?
いないようなら、最近の(16以降)まとめて作ってしまおうかと思うんだけど
作ってみたいって人がいたら分担して作りたい


776 :名無しより愛をこめて:2010/08/25(水) 15:48:38 ID:PKdCgjtI0
>>743 超GJ×GJ×GJ!良い話だ、感動的だ、とても有意義だ!
容量オーバーでスレが消費されるのは喜ばしいけど、いつも見たいに1000の願掛けができないのが残念。
多分、このスレ最後の書きこみにはならないとは思うけどせめて。

もしこのレスがこのスレ最後の書きこみなら、フィリップは(本編で)戻ってくる

777 :名無しより愛をこめて:2010/08/26(木) 21:44:05 ID:M768gyAs0
今日、パチンコの『CR仮面ライダー』を初めて打ってみたんですが。
1号のバトル演出とかが入ってリーチがかかる度に「お父さんがんばってえぇぇ!!」とふつーに応援しそうになった。
さすがに恥ずかしいので心のうちに納めましたが。
わかる人にしかわからない話ですみませんorz
将来平成ライダーもパチンコ化すればいいと思う。

778 :名無しより愛をこめて:2010/08/26(木) 22:10:38 ID:jvGIO81O0
仮面ライダーは子供たちと大きなお友達に夢を与える存在であって欲しいので
大人のお金儲けに使われるのは本気で嫌です…

779 :名無しより愛をこめて:2010/08/26(木) 22:38:09 ID:PTF4z4Ht0
スーパーやデパートのゲームコーナーに置いて子供から大人まで楽しめるような筐体ゲームなら…
ってガンバライドのことかww

780 :名無しより愛をこめて:2010/08/26(木) 22:44:59 ID:qklzWBxW0
ガンバライドもとうとうOOOが出てくるし、Wも最終回なのかぁって最終回前は毎年のことだが寂しいな。
興奮と心配でいっぱいだったが、先週の放送から良作が立て続けで泣けて泣けて仕方がない。
感動とうれし涙だけど。

しかし容量さんが案外頑張ってるなw
>>776も最後にならなかったがきっとフィリップは帰ってくるさ!

781 :名無しより愛をこめて:2010/08/27(金) 00:11:17 ID:Vl1YFOpz0
あれ、まだ埋まり切ってない?じゃあ…

>>781だったら>>776の願いが本当になる

782 :名無しより愛をこめて:2010/08/27(金) 00:21:54 ID:qZ/nUkRa0
ミック「ただいま。待たせたニャ…」

783 :名無しより愛をこめて:2010/08/27(金) 01:21:16 ID:Ak1REzf90
>>782
もう事務所にいたじゃねーか!!

>>783だったら>>776の願いが本当になる 梅




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